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バイオハザード (ゲーム) - Wikipedia

バイオハザード (ゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バイオハザード
ジャンル サバイバルホラー
対応機種 プレイステーション
セガサターン
Microsoft Windows
ニンテンドーゲームキューブ
ニンテンドーDS
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア CD-ROM一枚組(PS、SS、Win)
ディスク二枚組(GC)
フラッシュメモリー(DS)
発売日

プレイステーション:
日本の旗 1996年3月22日
アメリカ合衆国の旗 1996年3月30日
欧州連合の旗 1996年8月1日
セガサターン:
日本の旗 1997年7月25日
アメリカ合衆国の旗 1997年8月31日
欧州連合の旗 1997年10月1日
Microsoft Windows:
日本の旗 1997年9月14日
欧州連合の旗 1997年9月17日
アメリカ合衆国の旗 1997年9月30日
プレイステーション(ディレクターズカット):
日本の旗 1997年9月25日
アメリカ合衆国の旗 1997年9月30日
欧州連合の旗 1997年12月10日
日本の旗 2006年11月22日 (ゲームアーカイブスPSP
日本の旗 2007年4月26日(ゲームアーカイブス、PS3
プレイステーション(ディレクターズカット + デュアルショック):
日本の旗 1998年8月6日
アメリカ合衆国の旗 1998年9月14日
ニンテンドーゲームキューブ:
日本の旗 2002年3月22日
アメリカ合衆国の旗 2002年4月30日
欧州連合の旗 2002年9月30日
ニンテンドーDS(Deadly Silence):
日本の旗 2006年1月19日
アメリカ合衆国の旗 2006年2月7日

欧州連合の旗 2006年3月31日
対象年齢 ESRB: Mature
CERO: D
BBFC: 15 (PCでは18)
PEGI: 16+
  

バイオハザードBIO HAZARD, 日本国外ではResident Evil)は1996年にカプコンより発売されたプレイステーションホラーアクションアドベンチャーゲーム。その後様々なプラットフォームに移植される。略称は『バイオ』『バイハザ』などである。BIOHAZARDは「生物災害」という意味があり、それを筋としストーリーが展開されている。日本国外のタイトルであるResident Evilは「邪悪なる居住者」という意味がある。邪悪なる居住者とは人間の奥底にいる悪の心であると言われており、その悪を引きずり出す引き金である生物兵器によってストーリーが展開されている。今作ではT-ウイルスが引き金となっている。

発売前、直後はそれほど注目されなかったが、口コミでじわじわと売れてミリオンセラーとなった、ゲームソフトとしては珍しい売れ方をしたソフトである。発売当初は販売店もさほど注目していなかったため入荷数をかなり抑えていたらしく、売り切れ店が続出した。本作のヒットにより、カプコンからは『バイオハザードシリーズ』としてシリーズ化され、他社からもホラーゲームが多数発売されるきっかけとなった。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ストーリー

時は1998年夏。場所はアメリカ中西部にある四方を山々に囲まれた小さな街ラクーンシティ。その郊外に位置するアークレイ山地では最近、孤立した民家が10人前後のグループに襲われ住民が食い殺されるという猟奇事件が多発していた。異常性が突き抜けたケースにもかかわらず犯人の特定はなされず、事態を重く見たラクーン市警は特殊作戦部隊S.T.A.R.S.(Special Tactics And Rescue Service)に出動を要請。そして7月23日の夜に同部隊のブラヴォーチームがすぐさま現地へ向かうが、その後通信が途絶え、チームは消息不明になってしまう。翌日の夜、残るアルファチームがブラヴォーチームの捜索のため現場へと向かったが、捜索を開始した途端、謎の怪犬の群れに襲われて隊員の1人は死亡、ヘリで待機していたもう1人は恐れをなしてその場を飛び立ってしまう。残された隊員たちは追われるままに古びた洋館に逃げ込むしかなかった。そして、悪夢のような戦いが始まる……。

プレイヤーは、このS.T.A.R.S.アルファチームのクリス、(クリス編ではイベントでレベッカを操作する)もしくはジルを操作して、ゾンビをはじめとした様々な敵に対処しながら、アイテムを駆使して洋館から脱出することを目的とする。

[編集] システムの特徴・概要など

本作の続編にあたる『バイオハザード2』以降は、徐々にゾンビをさまざまな武器をつかって倒していく事や、やりこみ要素をふんだんに盛り込むことを重点においているが、『バイオハザード』では「純粋に恐怖感を追求した作品」を重点に置いてゲームを進めていく形をとっている。

プレイステーションが普及していた当時のCGでは十分な恐怖を演出できなかったため、オープニングやエンディングなどに実写ムービーを使用している。後のシリーズではポリゴンキャラクターによるCGムービーを使うようになったため、結果的に本作のみの要素となった。

本作では、プレイヤーが最初にどの部屋に行ったのかなどの、選択肢や行動でストーリーが分岐する。分岐によって後述のジルの特徴のようにバリーによる救済措置が入ることもある(つまり難易度が左右されることもある)。また脱出できたメンバーによってエンディングも分岐する。

クリスよりもジルの方が難易度が低めのバランスとされている。ただしジルは体力が極端に低く、ゾンビに3回攻撃された程度でも死ぬ事があり、戦闘に慣れないうちは却って難しいと感じるプレイヤーも存在する。また、登場する人物やストーリーにも違いがある。なお、主人公として選択しなかったキャラクターは序盤に行方不明になる。(ラストに救出できる)

クリス編の特徴
  • 初期装備はコンバットナイフと救急スプレーのみ。
  • 銃を構えるのが早い、体力がある。ナイフの攻撃力が高い。
  • アイテムは6つまでしか持てない。
  • グレネードガンが登場せず、ショットガンが基本装備になりがち。ショットガン自体は優秀な武器なのだが、ジルとは違い容易には手に入らない。また、ショットガンもボスキャラには効果が低い為、グレネードガンで弱点を突けるジルに比べ自ずと攻撃回数が増えてしまう。
  • また、クリス編のみ火炎放射器が登場する。(但し特定エリア内でしか使用できない)
  • 相方は新人隊員のレベッカ・チェンバース。指示の出し方によっては、クリスの体力回復に役立つ。
  • GC版ではライターが専用アイテムになる。
ジル編の特徴
  • 初期装備はコンバットナイフ、ベレッタ、マシンガン、救急スプレー。
  • 銃を構えるのが遅い、体力が低い。ナイフの攻撃力がクリスに比べ低い。
  • アイテムを8つまで持つことが出来る。
  • 手先が器用で、簡単な鍵を解錠できるキーピックを使用できる為、鍵の所有でアイテムブロックを消費するクリスより多くのアイテムを運用できる。
  • グレネードガンが手に入り、これによる弱点を突いた攻撃ができる為、ボス戦は比較的簡単(例:生物には硫酸・植物には火炎)。GC版では火炎弾を使用すると敵にダメージを与えることができると共にクリムゾンヘッド化を防ぐゾンビの焼却ができる。
  • クリスの場合と比べて、敵配置数が少ない。
  • 相方はベテラン隊員のバリー・バートン。窮地に陥っても分岐しだいではバリーによる救済措置がある。そのためにショットガンを入手しやすく、中盤までの弾薬に余裕が出る。

[編集] S.T.A.R.S. (Special Tactics And Rescue Service)

ラクーン市警察所属特殊作戦部隊の名称。各方面の分野で活躍する優秀な人材のみで構成されたエリート集団。略称はスターズ。特殊作戦(治安維持、人質救出等)を主な任務としている。当初は5マンセル×2班の10名構成を想定されていたが、現在は12名2班で構成されている。また、隊員にはそれぞれ役割を分担する配置が決められており、任務時にはPM及びBUMが前線に立つことが多いが、他の隊員たちも高い戦闘能力を有している。余談だが『バイオハザード2』のラクーン市警察のオフィスには隊員の集合写真が飾ってあり、レベッカを除く全員の姿を見ることが出来る。


LDR(リーダー)
指揮官の位置にあり戦術的な作戦決定を行うチームの核。
PM(ポイントマン)
チーム内では最も危険なポジション。最前線での戦闘を任務とするため、最も優秀な隊員が就く。
BUM(バックアップマン)
前衛の援護役。そのためPMとコンビで行動することが多い。
OM(オムニマン)
機器の操作や重火器の整備・運搬などが主な任務。後方での戦略的な行動が必要とされる。
RS(リア・セキュリティ)
ヘリの操縦や警護、後方警戒が主な任務。時には狙撃手にもなる。

[編集] 登場人物

[編集] S.T.A.R.S. ALPHA TEAM

アルバート・ウェスカー (Albert Wesker)
年齢:38 配置:LDR
S.T.A.R.S.隊長。生物工学のスペシャリストで元陸軍の技術将校。アンブレラ社からの派遣により就任した。高い戦闘能力と豊富な知識、鋭い洞察力を持つ。事件を裏で糸引く存在。『バイオハザード2』のウィリアムとはアンブレラ社の研究者時代の同期であり、一連の事件で共謀している。セガサターン版ではゾンビとなって登場することもある。
クリス・レッドフィールド (Chris Redfield)
年齢:25 配置:PM
主人公。元空軍所属の熱血漢。戦闘機ヘリの操縦に長けている。射撃技能など戦闘能力の高さはチーム内随一。身体能力も高く、精神的にも強靭なタフガイ。また楽譜が読めない、薬を扱えないなど設定はいかにも体育会系。オープニングでの逃走中にハンドガンを紛失するという迂闊な所や、そのままナイフだけで単独捜索を開始するという無鉄砲な所もある。タイラントを「究極の出来損ない」と呼ぶ。『バイオハザード2』のクレア・レッドフィールドの兄。ジル編ではオープニング後行方不明に。後に研究所に監禁された状態で再会する。
ジル・バレンタイン (Jill Valentine)
年齢:23 配置:RS
主人公。爆発物処理の専門家。ある程度の化学知識もあり薬品の調合などもこなす。手先が器用なため開錠術やトラップ処理などを得意とする。米陸軍特殊部隊デルタフォース訓練過程を修了している。クリス編ではウェスカーと共に行方不明になり、後に研究所に監禁された状態で再会する。ピアノは上手で、「月光」程度なら難なく弾いてしまう。正義感が強い。なお、隊員12名中唯一、防弾ベストを装備せず肩パッドのみを装着。
バリー・バートン (Barry Burton)
年齢:38 配置:BUM
ジル編パートナー。元S.W.A.T.。火器関係の知識が豊富で、隊内での火器の整備・補充を担当、その扱いにも優れている。『バイオハザード2』のS.T.A.R.S.オフィスにあるバリーの机を見ても分かるように、かなりのガン・兵器マニアで、本作でも私物として44マグナムや火炎放射器を携帯している。最強の武器であるロケットランチャーをヘリに積み込んだのも彼。モイラとポリーという二人の娘がおり、家族を大切にしている。クリス編ではオープニング以後登場しない。
ジョセフ・フロスト (Joseph Frost)
年齢:27 配置:OM
整備技師。危険物取り扱いなどの資格を持ち、車軸整備を担当。血の気が多く暴走気味な性格で、緊急時の行動には不安がある。オープニングでエドワードの手首を発見、続けざまケルベロスに襲われる。取り乱しながら携行していたショットガンを乱射するも喉笛を噛み千切られ死亡。ストーリー展開にもよるが、アルファチーム唯一の犠牲者。
ブラッド・ヴィッカース (Brad Vickers)
年齢:35 配置:RS
科学防護要員。通信機器関係の扱いに長けておりヘリ操縦免許も取得している。小心者で、プレッシャーに弱く長い物に巻かれるタイプ。今回の作戦ではヘリの操縦を担当、オープニングで他のアルファチーム隊員を残し飛び立ち、洋館の上空で連絡を待ち続けた。『バイオハザード2』ではゾンビとして登場するが、その経緯は続編である『バイオハザード3』にて明らかとなる。

[編集] S.T.A.R.S. BRAVO TEAM

エンリコ・マリーニ (Enrico Marini)
年齢:41 配置:LDR
S.T.A.R.S.副隊長。サバイバル経験豊富のベテラン。チームからの信頼も強い。実績などを考慮すれば本来は隊長に推されるべき人物であったが、出資企業の介入によりウェスカーの下に甘んずる事となった。趣味はゴルフ。本作では唯一クリーチャーとは別の存在に殺害される人物。
ケネス・J・サリバン (Kenneth J.Sullivan)
年齢:45 配置:PM
化学兵器に対する対策・防護専門。偵察陣地確保といった危険を伴う任務につく。無口でチーム最年長、チームでは唯一の黒人系男性。ブラヴォーチームで一番最初に見つかる犠牲者で、初めて主人公が遭遇するゾンビの餌食となっていた。ケネスを喰らっていたゾンビがぬっと振り返るシーンは、本作のもっとも象徴的で有名なシーンであろう。趣味は園芸と犬の調教。
リチャード・エイケン (Richard Aiken)
年齢:23 配置:BUM
通信担当。陽気な好青年。人情の機微を読むことに長けており、年齢の近いレベッカの指導役。ルートによっては生存している状態で出会う事ができ、通信機を託される。PS版ではヨーンに襲われ、その噛み傷と毒により死亡する。ただしGC版ではプレイ次第で助けることができ、異なる死に方も用意されている。オリジナル版では立派な体格の持ち主であったが、GC版では比較的細めの体格となった。
フォレスト・スパイヤー (Forest Speyer)
年齢:29 配置:OM
電脳犯罪・整備担当。プロ意識が強く、隊内での信頼も厚い。射撃能力も高く、クリスと隊の1、2を争う程。クリスやジルとは入隊以前からの仲である。本作のグレネードガンは彼が携行していた物。クリーチャーとの戦いにより傷ついた体で洋館のテラスまで辿り着くも、クロウに襲われて死亡。GC版では最初は死体だが、エリアの奥に進むとゾンビ化し、襲い掛かってくる。このときの移動速度は、クリムゾン・ヘッドと同様非常に速い。
エドワード・デューイ (Edward Dewey)
年齢:26 配置:RS
チーム一の巨漢。ヘリ操縦担当。ライフル狙撃を得意とする。趣味はダンス。本作ではオープニングで手だけが登場(GC版では一切消息が明らかにならず)。『バイオハザード0』で明かされた通り、ブラヴォーチームでは唯一洋館にまで辿り着けなかった。
レベッカ・チェンバース (Rebecca Chambers)
年齢:18 配置:RS
クリス編パートナー。衛生担当。化学知識に優れ、大学も卒業済み。経験不足なくせに生意気でマイペースだが毒に犯されたクリスを助けるために血清を取りに行ったり、怪植物を退治するための薬品を調合したり、起爆装置を作動させたりとかなり役に立つキャラクター。楽譜は読めるようだが、ピアノはあまり上手ではない。因みに『バイオハザード2』では彼女の写真がファイルとして手に入る(タイトルは「期待のニューフェイス」。ある場所を徹底的に調べると見つかる)。なお「洋館事件」直前に配属され、今回の任務が初出動だった為、クリスとの面識はなかった。ジル編では登場しない。『バイオハザード0』を考慮して再設定されたリメイク版では、幾分落ち着いた性格となった。なお、「洋館事件」から生還したメンバーの中では唯一、その後の消息が明らかになっていない。

[編集] その他

ケビン・ドゥーリー (Kevin Dooley)
年齢:不明
GC版に登場。R.P.D.所属。ブラヴォーチームのパイロットで、今回の事件で一人だけS.T.A.R.S.以外の犠牲者。ヘリで待機中に怪物(恐らくケルベロス)に襲われ死亡。『バイオハザード0』のオープニングにも登場する。
なお、「アウトブレイク」に同名の警官が登場するが、同一人物ではない(アウトブレイク側はドゥーリーではなくライマン)。

[編集] 登場クリーチャー

ゾンビ (Zombie)
本来は活性死者と呼ばれる。外見がゾンビに酷似しているため、そう呼ばれるようになった。T-ウイルスに感染した人間の初期段階。症状が進行するとリッカーとなる。施設の職員である緑色の服を着ているものと研究者の白い色の服を着ているもの、感染が早かった為、筋肉組織がむき出しの「ゾンビ改」の3種類が存在する。ウイルスにより前頭葉が破壊され、思考力はほとんどない。従って、ただ三大欲求の一つである「食欲」を満たすため常に新鮮な肉を求めている存在である。健在時の習慣、記憶は多少残っているものの思考能力を失っているため、行動は自分に関わりのある場所を徘徊したり、ドアの開閉を行うことのみに止まっている。掴みかかって噛み付いてくるほか、消化液を吐いて攻撃してくる。消化液は強力な酸性の液体なので食物を摂取したとしてもすぐに消化してしまう。彼らが常に空腹でいるのはこのためである。這いずっているものには下段攻撃しか効かない。『ディレクターズカット』とDSでは足の速い「ハイパーゾンビ」(一部のバイオハザードファンからは高速ゾンビといわれている)やゾンビ化したフォレストが襲ってきたりもする。またGC版では手榴弾を体に巻いたゾンビ(素体はフォレスト。攻撃すると爆発してゲームオーバー)も登場する。
クロウ (Crow)
T-ウイルスに感染した生物の肉を食べる事で二次感染を起こしたハシブトガラス。外見はほとんど変わっていないが、人間に積極的に襲い掛かったり、窓ガラスを突き破って進入してくるなど凶暴性が非常に増している。一部ではこちらから刺激しないかぎり襲ってこない物もいるが、銃声などには敏感に反応し、攻撃してくる。
ケルベロス (Cerberus)
ドーベルマンをベースに作られたB.O.W.(Bio Organic Weapon“有機生命体兵器”の略)。コードはMA-39。後の作品で登場する『ゾンビ犬』は、T-ウイルスの蔓延によって生まれた偶然の産物であり、れっきとした生物兵器であるケルベロスとは異なる。施設内でのバイオハザードに伴い飼育場から脱走、付近の森で野生化していた。動物の実験体としては成功した部類で、ゾンビとは対照的に俊敏な動きを失っておらず、他の個体と連携して獲物に襲い掛かる。少々の体の大型化は見られるが、サイズは余り変わっていないため体重が軽く、拳銃による攻撃でも1発で転倒してしまう。徘徊しているタイプは出会っても歩いて移動すれば暫くは襲ってこない事もある。上級者には転倒させ、飛び掛られる前に間髪いれずナイフ攻撃をすることで弾薬を節約する者もいる。
GC版ではかなり強化されており、ハンドガンでは飛び掛る瞬間を狙わないと転倒させられない。また、ショットガンでも引き付けてから攻撃しないと転倒せず、攻撃直後のスキに反撃を受けてしまう。
モンスタープラント (Monster Plants)
温室にある観葉植物が、ウィルスに汚染された水を吸収して変異したもの。外敵に対して蔓で攻撃してくる。こちらからの攻撃は一切受け付けないが除草剤で枯らすことができる。
ヨーン (Yawn)
猛毒を持つ大蛇。鱗はなく、蛙のような皮膚をもつ。元は実験体であったが逃げ出した後にウイルスの影響で人間を丸呑みできるほどに巨大化しており、洋館内の通気管などを移動している。急激な変異のためか、太さに対する全長の割合が小さい奇怪な姿をしており、見るものにアンバランスな印象を与える。毒は強力で数分で死に至り、血清でしか消すことができないが、二度目の戦いでは毒は持っていない。硫酸弾が有効で、弱点は頭。中ボスとして登場、一度目は撃退されるに止まり、後にもう一度襲ってくる。なお、名前の「ヨーン」とは「あくび」という意味で、獲物を丸呑みにしようと大口を開いた姿がそれに見えることから研究者によって名付けられた。上記のように厄介な毒を持つことから作中ではなかなかの難敵だが、名前の「ヨーン」について「強いけど名前が笑える」などとネタにされることも多い。DS版ミニゲームボスでもある。
アダー (Adder)
森林地帯に住むクサリヘビが二次感染し凶暴化した物で、毒性が強くなっている。ゲーム中では無限に出現。GC版ではより悪性の毒をもつ赤色の変異種も存在し、これに咬まれた者は確実に毒に侵される。
ウェブスピナー (Webspinner)
蜘蛛をベースにした初期のB.O.W.だが、知能が著しく欠如しているため兵器としての実用性は乏しい。天井などに張り付き、毒液を吐く。炎による攻撃が有効で、それ以外の武器で倒すと腹部が弾けベビースパイダーが大量に出てくる。
ベビースパイダー(Baby Spider)
ウェブスピナー、ブラックタイガーを倒すと大量に出現する子蜘蛛。子蜘蛛といっても体長は20センチ程度に及ぶ。噛み付いて獲物に襲い掛かるが、毒性はない。
ブラックタイガー(Black Tiger)
逃げ出したウェブスピナーのうちの一体が更に巨大化し人間を襲うようになった固体で、黒く染まった体毛から研究者にその名で呼ばれ恐れられていた。中庭の地下を巣としており、一室に蜘蛛の巣を張り巡らせ侵入者を襲っている。
ワスプ (Wasp)
プラント42の花粉からT-ウイルスの二次感染を起こして巨大化したミツバチで、ウイルスの影響から凶暴になり毒性が高まっている。寄宿舎に異様に大きな巣を作っておりそこから無限に出てくる。倒し続けると通常より大きな物が登場するが強さは同じ。
ネプチューン (Neptune)
ホオジロザメのB.O.W.。T-ウイルスによる変化は比較的小さい。コードはFI-3。寄宿舎地下の大水槽エリアに登場。水中では無敵だが水がなければナイフ攻撃1回で倒せるほど弱い。大型の1匹と小型の2匹が存在する。自分より大きな相手には攻撃しないという習性を持つため、小型のものは攻撃してこない。GC版では寄宿舎地下が広大になっており、その分さらに巨大なクリーチャーになっている。また大型はある方法を使わなければ倒せない様になっている。
プラント42 (Plant42)
寄宿舎の職員が好奇心から植物にT-ウイルスを注射したところ、巨大化して人を襲うようになってしまった物。襲うといっても攻撃に対して反応しての“行動”である。実弾兵器での攻撃を二分の一の確率で無効化する。火炎が有効。対抗する手段としてアンブレラの研究員が「V-JOLT」という薬品を生み出しており、これを根に使用することでかなり弱体化する。余談だがジル編ではシナリオ進行によっては一定のダメージを与えた後にバリーが火炎放射器で倒してくれる。
ハンター (Hunter)
人間をベースに爬虫類などの遺伝子を取り込んで強力にしたB.O.W.。コードはMA-121。類人猿レベルではあるが知能を有しており、調教次第で十数種類のコマンドを理解し、他の個体との連携も可能。硬質な外皮を持ち、大型肉食獣と同等の筋力と反射速度を誇る。兵器としては完成の域に達しており、その後のシリーズにもこのクリーチャーの亜種が登場、本作でもいくつかのリメイク版ではティックスという亜種も存在している。首狩りという即死攻撃を持つ上に動作も速く後半以降は頻繁に出現するので多くのユーザーに恐れられた。硫酸弾が有効。
キメラ (Chimera)
人間をベースにハエの遺伝子を取り込んだB.O.W.。受精卵の段階で遺伝子操作をし、人間の女性に出産させるという、狂気的な方法で製造された。急速に成長を遂げ、羽化することで成体になる。天井を移動することができ、上から大きな爪で引き裂いてくる。倒すと周囲にウジがばら撒かれるが、触れてもダメージは受けず、こちらから攻撃することも出来ない。後にクローン量産が行われたが、それらの個体は天井を移動することが出来ない。戦闘能力は高くハンターと同等かそれ以上であるが、知能は昆虫並みのためB.O.W.としては失敗作である。
GC版では、より昆虫じみた姿や行動で気持ち悪さが大幅に上がったものの、危険度は格段に下がっており、ただ横を走り抜けるだけで簡単に回避できる。
タイラント (Tyrant)
洋館で行われていた実験の最終段階である、究極のB.O.W.。「暴君」の名を持つ。T-ウイルスに抗体を持つ成人男性をベースに肉体強化手術を施して完成した。コードはT-002。ゆっくりとプレイヤーに近づき、左手の爪で攻撃してくる。ちなみに(シナリオ展開によるが)、ジル編ではバリーが突き飛ばされるだけだが、クリス編ではウェスカーが刺し貫かれる。攻撃力は高いが機動性に欠けるため、距離を十分にとれば倒すのにさほど苦労はしない。研究所の起爆装置が作動するシナリオでは、肉体のダメージによりリミッターが外れ、回復能力、敏捷性、凶暴性などが向上した「スーパータイラント」と再び戦うことになる。鈍重に歩み寄るタイラントとは違い、突進して爪を振り回す迫力のあるクリーチャーになり、ロケットランチャー以外の武器では倒すことができない。更にリメイク版では一度だけロケットランチャーの弾を跳ね返すという荒技を見せ、プレイヤーを驚かせた。

[編集] 登場武器

コンバットナイフ
モデルはM9。近接戦専用の武器で、クリスはゲーム開始時はこれしか武器を所持していない。銃器に比べて威力は低く、攻撃するために敵に接近する必要があるため、戦闘に高い危険が伴う。使用回数に制限がないため、弾薬を節約したい時などに使う。通常相手にできるのは動きの遅いゾンビかより怯ませたケルベロスぐらいであるが、猛者はこのナイフによる戦闘を極め、銃器を一切使わずナイフ一本のみでゲームをクリアする。これが後のシリーズにまで受け継がれる「ナイフクリア」である。ただし、ラスボスであるスーパータイラントはナイフによるとどめが刺せないため、それのみ例外とするか、最後にスーパータイラントと戦わずに済む分岐を選択する必要がある。なお、一部ユーザーが使う業『スタートキャンセル』という業がPS版のみあり、攻撃時にスタートボタンを押し、もう一度押すと攻撃動作が強制終了しているというもの。これによりゾンビやいろいろな敵に攻撃をしかけ直ぐにスタートキャンセルという方法で先へ進めるユーザーもいる。この『スタートキャンセル』により、他のシリーズに比べ、「ナイフクリア」の難易度は比較的低い。
ベレッタ
ハンドガン「ベレッタM92FS」。9mmパラベラム弾を使用する。ジルの初期装備で、クリスがゲーム開始後に拾うことができるのもジルが所持していた物である。弾薬が最も多く手に入る武器だが、威力は銃器の中では最低。制止力も高くないため通常対応できるのは序盤に登場するクリーチャーぐらいである。攻撃のスキが少ないため、逃げ回りながら攻撃がしやすく、クロウなどの小型の敵には対抗しやすい。
後に武器・装備のモデルに協力した東京マルイのタイアップにより、S.T.A.R.S.専用という設定のジョウ・ケンドカスタムモデル「サムライエッジ」が作られ、GCリメイクには「クリス・レッドフィールドモデル」「ジル・バレンタインモデル」「バリー・バートンモデル」が登場する。また、作中には登場しないもののレベッカ・チェンバースモデル、アルバート・ウェスカーモデルなどの設定も存在する。
ショットガン
レミントンM870。散弾を発射する武器。洋館に飾られており、クリス編では取得するために仕掛けを解かなくてはならない。近距離で大きな威力を発揮する銃で、広範囲に弾をばら撒くため複数の敵を同時に攻撃できる。だが、裏を返せば、距離が開くほど威力が低下するということである。近距離からならほとんどのゾンビを一撃で倒せ、ハンターなどもダウンさせることができるので終盤まで使える頼もしい武器。ただし発射後のスキが大きいため、敵の攻撃には注意を払わなければならない。
コルトパイソン
高威力のマグナム銃。.357マグナム弾使用のリボルバーであり、ゾンビはおろかハンターも一撃で葬り去る。拾える弾が少ないので、主にボス戦などで使用される。バリーが私物として携行している銃もマグナムである。なお、PS版では実質的な威力はグレネードガンよりも低く、クリスではこの武器を使っても苦戦を強いられやすい。当初は44マグナム弾を使用する銃、コルト・アナコンダという設定だったが、同製品の知名度が低かったため、パイソンということにされた(両銃は銃身上のベンチレーション・リブという共通の外観的特徴がある。パイソンの特徴の一つをアナコンダに導入したものだが、アナコンダの中身はパイソンの廉価モデルである コルト・キングコブラをスケールアップしたもの)
グレネードガン
ジル編でのみ手に入る武器。フォレストが携行していた物で、テラスに落ちている。S.T.A.R.S.が保有している物。特殊な弾薬を発射するのに使用される。3種類の弾を使用できいずれも高威力であるが、弾道が放物線を描くので射程距離にクセがあり扱いづらい。
グレネード弾(正式名称 炸裂弾、榴弾)
ノーマルの弾で、着弾と同時に爆発する。有効な敵が多く、キメラも一撃で倒せる。
硫酸弾
着弾とともに硫酸が飛び散り、敵を溶解する。ヨーンやハンターなどに効果的である。
火炎弾(正式名称 焼夷弾)
着弾と同時に対象を燃やす炎を噴出す焼夷弾。プラント42、ウェブスピナーやブラックタイガーに効果的である。
火炎放射器
クリス編でのみ手に入る武器。ただしキーアイテムとして使用するため、中庭地下でしか使えない。弾薬ではなく燃料を消費し、連続的に炎を噴射するが、射程距離が短いため、敵の攻撃を受ける危険を伴う。同じ専用武器ではあるがグレネードガンとはとても釣り合わない。
ロケットランチャー
バリーが秘密裏にヘリに積み込んだ兵器で、形状としては「M202A1」に近い。スーパータイラント戦でブラッドが支援のために投げ落としてくれる物で、これを使わないとスーパータイラントにとどめが刺せない。また、3時間以内に本編をクリアすることで、次の周回から弾数が無限のロケットランチャーを使用することができるようになる。その威力は正に最強で、当たりさえすれば全ての敵を一撃の下に沈めることができるが、上下に向けることができないため、這いずっているゾンビなどの姿勢が低い一部の敵には当たらない。(わざと壁に当てて爆風で倒すという手もないことはない)

[編集] ディレクターズカット

「2」の開発が最初からやり直しになったため、1997年に新たな要素を加えてプレイステーションで開発された。DISC2には「2」の体験版が収録されている。変更点は以下の通り。

モードの追加
オリジナル版を収録した「オリジナルモード」とさらに弾丸の数が倍になった「ビギナーモード」、アイテム配置などを変更して難易度が格段に上がった「アレンジモード」、そして弾丸の数が倍になったアレンジモード(通称「イージーアレンジモード」)の4種がある。以下アレンジモードでの変更点について述べる。
敵配置・アイテム配置の変更
敵の数は格段に増えており、本来敵が登場しない部屋に敵が登場する。またアイテムの位置も変更されており、行く必要のある部屋が増えている(逆にオリジナル版では行かなければいけない部屋に行かなくてもよくなっている)。
足の速いゾンビの出現
従来のゾンビよりも足が速いゾンビが登場する。また、館の地下厨房に登場するこのタイプのゾンビはかなり強く、ショットガンで頭を吹き飛ばせない上にコルトパイソンを使っても3発の弾丸が必要である。これはディレクターの三上真司が強くするように頼んだとのこと。
ハンドガンの性能向上
オリジナルでは「ベレッタM92FSオートマチック」だが、アレンジではカスタムされた「ベレッタM92FSオートマチック ワン・オブ・サウザンド」となっている。外観が変化しており、時々クリティカルが出るようになっている。クリティカルが出るとゾンビは頭部が弾けて一撃で死亡する。
ベストエンディングで手に入るアイテムが変わった
オリジナル版ではクローゼットの鍵が手に入ったが、アレンジモードでは「無限コルトパイソン」が手に入る。そのためアレンジモードでは鎧の鍵だけでクローゼットに入ることができる。
クローゼットの内装が変更
部屋の構造、ドアの位置が変更されている。
エンディングが変更された
オリジナル版では無限ロケットランチャーを持ったデータで仲間を一人以上助けてクリアすればエンディングが残虐シーンの連続になるという通称「残虐エンディング」があったが、ディレクターズカットではモードにかかわらず見られなくなった。また、オリジナル版でスーパータイラントを倒して脱出するエンディングで演奏される渕上史貴のボーカル曲「夢で終わらせない…」が流れなくなった。
キャラクター選択の難易度表示がない
これは両方とも難しいからだとのこと。

[編集] デュアルショックver.

1998年に発売されたデュアルショック対応版。BGMを一新。

『バイオハザード』の日本語吹き替え版オープニングとエンディング、『バイオハザード1.5』(お蔵入りになった開発途中の『バイオハザード2』)の動画、及び、『バイオハザード』、『バイオハザード ディレクターズカット』、『バイオハザード2』、『バイオハザード2 デュアルショックver.』の、最初から強力な武器を持ったセーブデータ等を収録した「コンプリートディスク」が付属している。

『バイオハザード ディレクターズカット』用のセーブデータはデュアルショックver.での動作は保障されていないが、使うことはできるようだ。

[編集] ゲームキューブ版

2002年にグラフィックなどを大幅にリメイクされたゲームキューブ版が発売された。 ハードの性能の向上によりグラフィックが格段に向上した他、新しい敵や探索すべき場所の増加、数々の変更点などもあり、PS版よりも恐怖感と難易度が飛躍的に上昇した。

なお、オリジナルとリメイクを通しての設定としては、「洋館事件」からの生存者はクリス、ジル、バリー、レベッカ、ブラッドの5名であるが、このリメイク版でも5人全員が脱出するEDは用意されてはおらず、ベストEDでもオリジナル版同様にバリー或いはレベッカが欠けたEDのままである。

ちなみに本作はCEROの年齢区分マークが表示されていない。

オリジナル版との違いは以下の通り(これ以外にも様々な変更点がある)。

グラフィックが異なる
オリジナル版では全体的に明るかったがリメイク版では光源処理が施され、より暗くなっている。発売当時、圧倒的なグラフィックは話題になった。
キャラクターのコスチューム・容姿が異なる
変更点は多数あるのだが、レベッカのバンダナが無くなった、バリーが髭を剃ってすっきりした顔になった等がある。
マップが異なる
洋館が3階建てになったこと、中庭の追加、寄宿舎内部の水槽が2階建てになったことが挙げられる。
謎解きや罠についての変更
4つのクレストを使用する場所が変わったり、虎の像にはめ込む宝石の色が変わったりと、オリジナル版をプレイした人が引っかかりやすいように変更されている。
ストーリーの変更
大きな変更は無いが、キャラクターが死亡する場所が違ったり、ストーリー分岐点の変更等がされている。
新しい敵の登場
ゾンビを普通に倒すと、クリムゾン・ヘッドとして復活してくる他に、倒すことの出来ない敵としてリサ・トレヴァーが登場する。
なお、クリムゾン・ヘッドはゾンビを倒す際、グレネードランチャーの火炎弾で倒すか(倒した後に火炎弾を撃ち死体を焼却することでも可)、ショットガンなどで頭や足などの部位を吹き飛ばす、もしくは倒した後に各所に置かれている灯油(使用できる量に限りがある)とライターを使って焼却することで発生を防ぐことができる。しかし、すべてのゾンビにこうした処理することは難しく、いつ、どこで、どのゾンビに対して行うのか、またはゾンビを倒さないで逃げるのか、などの戦略も重要となる。
緊急回避アイテムの登場
ダガーナイフや閃光手榴弾、スタンガンが登場する。
新たな武器の登場
護身用拳銃やバリーの44マグナム、アサルトショットガンなどが使える。

[編集] 隠し難易度

クリア後の特典としてさらに高難易度のプレイが追加される。

リアルサバイバルモード
通常のモードとの違いとして、自動照準が働かない、難易度は強制的にHARD、アイテムBOX同士が繋がっていない、無限武器を使用できない。
細かい点を挙げれば、この難易度では、東の階段廊下(1F)と裏口への廊下をむすぶドアを何度でも通行できる。爆弾ゾンビが出現しない。
インビジブルモード
名前の通り、敵の姿が見えない(ただし、一部の場所や敵の種類によっては、敵の居場所を特定できる場合もある)。自動照準は働かず、無限武器も使用できない。しかし、難易度の選択やアイテムBOX同士の繋がりはある。
東の階段廊下(1F)のドアは通常と同じ。爆弾ゾンビは出現しない。

[編集] ゲームキューブ版での武器

ナイフ
基本的にはオリジナルと変わらないが、クリスの方が大振りで威力が高い。カーボンを使用しているようだ。なお、オリジナル版では出来た『スタートキャンセル』は不可能になっている。
ハンドガン
ベレッタM92FS。『サムライエッジ スタンダードモデル』というバージョンでスターズに配備されている。隙が小さく反動が少ない為ヒットアンドアウェイ(一撃離脱)に向いている。ただし威力は低く弾薬を消費しやすい。
ショットガン
ウィンチェスターM1897。至近距離からの威力は高い。但しオリジナル版と比べて少し反動が増したため、注意が必要。ゾンビの頭に向けて撃ち込めば一定確率で頭部を破壊出来る。
アサルトショットガン
ベネリM4。初登場。威力が若干高く、装弾数が増加。分岐によっては入手できない武器である。リチャードが使っていた武器。
バイオハザード4にもライオットガンの名で登場。
グレネードランチャー
3種の弾薬を使い分ける事が可能な武器。一発あたりの威力はショットガンよりも遥かに高い。また、オリジナル版と異なり、武器内に弾薬が残っていても他の弾薬に入れ替える事が出来る。但し放物線を描いて飛んでいくため扱いづらい。ジルのみ使用可。
火炎放射器
クリス専用。アンブレラ社製。ストーリー上必ず使うので、使用場所が限られており、射程も短い。
マグナムリボルバー
銃身にウエイトが付けられている競技用の銃。これを装備すると移動モーションが少し独特になり、移動速度が落ちる。弾薬も入手しづらいので、使う場所を考えないとすぐ弾切れになる。また、今回は敵のHPが上昇したのに比例し、威力も若干上がっている。だが、タイラント相手には少なくとも6発は撃ち込まなくてはならなくなっている。
護身用拳銃
レミントンデリンジャー。マグナムリボルバー並みの威力を持つ武器。ハンターも一撃で倒せる。但し、装弾数1発の上に予備弾薬が手に入らないので使いどころは難しい。入手しても一発しか撃てない、また威力が高くても弾切れになったら不用品になる為、最速クリアの場合入手しない人も多い。
バリーの44マグナム
バリー御用達の武器。タイラントを一撃で倒せるほど威力が高い上に扱いやすい。一定条件を満たすと入手可能。但し予備弾薬が無いので、6発撃ち尽くした後は使い捨てとなる。
ロケットランチャーA
スーパータイラントとの決戦の時に登場する。旧式だが威力は最高。
ロケットランチャーB
個人携帯用ロケットランチャー。35mmロケット弾を使用するタイプで、反動が小さいため連射が可能で上下にも撃つことができる。一定条件を満たせば弾数無制限で使用可能。
サムライエッジ バリーバージョン
バリー仕様のサムライエッジ。3点バースト機構を備えており、40S&W弾を使用する為、威力は高い。一定条件を満たせば弾数無制限で使用可能。

[編集] バイオハザード Deadly Silence

2006年1月19日ニンテンドーDS版が発売された。PS版の操作性を向上させたCLASSIC MODE(クラシックモード)と敵の出現バランスを変更し、DSの性能を活かしたREBIRTH MODE(リバースモード)の2つが収録されている。 オープニングでの変更点として

  • ジョセフが拾ったエドワードの手首が、完全に千切れているか分らない(断面が見えない)。
  • ジョセフがケルベロスに襲われるシーンで、ジョセフが一方的に殺される。
  • ジョセフが襲われるシーンが訂正されている(悲鳴とケルベロスの顔だけ)。
  • ジョセフの死体が写らない。
  • ケルベロスにS.T.A.R.S.隊員が攻撃するシーンで、被弾したケルベロスが写らない。
  • クリスの紹介で煙草に火をつけるシーンから、オープニングの映像をまじえたものに変更されている。

いずれも、実写による極度の残虐描写や教育に悪いものを控えたものとされる。


REBIRTH MODEの変更点は以下の通り。

ナイフバトルの追加
あるドアを通ると、ナイフバトルが発生するところがある。その際、タッチパネルが「ガンサバイバーシリーズ」のような主観視点の画面になる。タッチペンでナイフを動かし、ゾンビを切る事で攻撃できる。また、ゾンビが胃液を吐き出してきたときはマイクに息を吹く事により回避できる。
敵やアイテムの配置の変更
敵キャラクターの配置が大幅に変更されており、本来館に登場しなかったキメラが登場したり、食堂やホールに敵が登場するようになっている。なお、キメラの体力は大幅に増加している。また最後の書(上)の位置が寄宿舎に移されており、寄宿舎に2回行かなければならなくなった。その他ファイルの数も増えている。
ロード時間の短縮
媒体がディスクではないため、データロードが早くなっている。これによりドアを開けるシーンや一部のムービーがスキップできるようになった。
一部の武器の名前が変更
ベレッタ、コルトパイソンの名称が「ハンドガン」「マグナムリボルバー」に変更された。なお、ハンドガンでゾンビに攻撃すると低確率で頭部破壊を起こすクリティカルが発生するように設定されている。
4人までの通信プレイが可能になった
人数分のソフト、本体を用意すると通信プレイができる。協力モードと対戦モードが用意されている。
操作性の向上
  • ナイフは標準装備になり、Lボタンを押せばいつでも使えるようになった。
  • 武器を構えている時(Rボタンを押している時)にBボタンを押すとすぐにリロード(弾の補充)がされるようになった。
  • クイックターンができるようになった。
  • DSの上画面にマップ、体力、装備武器が常に表示される。

以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 外部リンク


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