琴似駅 (JR北海道)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
琴似駅 | |
---|---|
イトーヨーカ堂から見た琴似駅 (2004年3月) |
|
ことに - Kotoni | |
◄S04 発寒中央 (1.5km)
(2.2km) 桑園 S02►
|
|
駅番号 | ○S03 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 282.5km(函館起点) |
所在地 | 北海道札幌市西区琴似2条1丁目 |
電報略号 | コト |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
10,790人/日(降車客含まず) -2006年- |
開業年月日 | 1880年(明治13年)11月28日 |
備考 | 社員配置駅 みどりの窓口 有 |
琴似駅(ことにえき)は、北海道札幌市西区琴似2条1丁目1にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅。駅番号はS03。電報略号はコト。
道内の途中駅では普通・快速列車の時間停車数が一番多い駅である。札幌市営地下鉄東西線の琴似駅は同じ駅名だが離れた位置にあり、徒歩10分程度を要する。
目次 |
[編集] 駅構造
- 高架駅で1面2線のホームがある。路線と駅は南東から北西に伸びる。
- 社員配置駅。みどりの窓口(営業時間5時30分~22時45分)、自動改札機設置。
- 駅の出口は南西側に開き、東口と西口がある。南の正面には駅前広場があり、右(西)に琴似タワー、正面(南西)にイトーヨーカ堂琴似店、5588(旧イトーヨーカ堂専門店館)がある。北方面には高架下をくぐって裏に回る。
1 | ■函館本線(上り) | 手稲・小樽・倶知安方面 |
---|---|---|
2 | ■函館本線(下り) | 札幌・江別・岩見沢・千歳・新千歳空港・苫小牧方面 |
[編集] 駅周辺
駅の南西側が商業地で、大型店としてイトーヨーカ堂琴似店、娯楽施設のスガイコトニがある。北海道道276号琴似停車場線(琴似栄町通)が、駅の南東で線路下をくぐり、北東から南西に走る。この通り沿いに、商店街が地下鉄琴似駅まで形成されている。周辺は住宅地で、高層マンションが林立し、中層の集合住宅も多い。
駅の北東側には商店が少ない。昭和初期に日本食品の缶詰工場と事務所、倉庫などの建築群が建てられ、21世紀初めまで、煉瓦造りの工場が喫茶店「レンガの館」 (サッポロ珈琲館が改称)、元倉庫が劇場「コンカリーニョ」として利用されていた。ザ・サッポロタワー琴似の建設にともない、喫茶店を残して取り壊された。
2002年に利用者増加と高層マンション「ヴェルビュタワー琴似」建設に対応した改修が行われた。バリアフリーに対応し、エスカレーター・エレベーターが設置された。2004年3月には、ヴェルビュタワー琴似、イトーヨーカ堂琴似店、スガイコトニ(娯楽施設)、コルテナI(複合商業施設)と駅が空中歩廊で結ばれ、外に出る事なく行き来することができるようになった。駅の北側には40階建て高層マンション「ザ・サッポロタワー琴似」が建設され、それにも空中歩廊が接続している。
[編集] 利用状況
北海道旅客鉄道によると、2006年度の1日平均の乗車人員は約10,790人である。JR北海道の駅の中で5番目に利用者数が多い駅である。
[編集] バス路線
南口ロータリー内
- 琴50 手稲営業所前 行
- 琴41 福井えん堤前 行
- 琴42 平和の滝入口 行
- 琴43 中洲橋 行
駅北側
- 52 札幌駅前 行
- 52 琴似工業高校前 行
駅南側・琴似栄町通沿い
- 琴40 地下鉄宮の沢駅前 行
- 琴46 麻生駅前 行
- 琴40・琴46 地下鉄琴似駅前 行
- 琴46 琴似営業所前 行
[編集] 歴史
付近に兵村を作っていた屯田兵の嘆願書をうけて、開業した。当初は乗客があるときだけ旗の合図で停車する簡易停車場(フラグ・ステーション)で、駅舎は5月に6坪のものが建てられた。戦後に札幌郊外の住宅地として発展するにつれて乗客が増加した。その後も発展し、現在では郊外というイメージはまるでない。
- 1880年(明治13年)11月28日 - 官営幌内鉄道の駅(フラグ・ステーション)として開業。貨客とも取扱い?
- 1883年(明治16年)?月?日 - 休止
- 1884年(明治17年)?月?日 - 営業再開。
- 1889年(明治22年)12月11日 - 北海道炭礦鉄道に譲渡。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道国有化。国有鉄道の駅となる。一般の駅に格上げ?
- 1965年3月 - 歩道橋設置。
- 1978年(昭和53年)10月2日 - 貨物取り扱い廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道に継承。
- 1988年(昭和63年)11月3日 - 高架開業。駅南側(琴似栄町通)の「開かずの踏切」問題が解消した。
- 2000年(平成12年)3月11日 - 快速列車(エアポート・いしかりライナー・ニセコライナー)が当駅に停車するようになる。利便性が格段に向上した。
- 2002年(平成14年) - 改修して現在の駅舎となる。
[編集] その他
「札幌市自転車等の放置の防止に関する条例」により、2007年7月1日から当駅周辺は自転車等放置禁止区域に指定された。当駅周辺で駐輪場以外に自転車を止めると撤去の対象となる。なおこれにともない、南口ロータリー内に駐輪場が新たに設置された。
[編集] 隣の駅
- 北海道旅客鉄道
- ■函館本線
[編集] 関連項目
[編集] 所属路線内の駅一覧
函館本線(小樽~旭川) |
---|
(長万部方面<<)小樽 - 南小樽 - 小樽築港 - 朝里 - 銭函 - ほしみ - 星置 - 稲穂 - 手稲 - 稲積公園 - 発寒 - 発寒中央 - 琴似 - 桑園 - 札幌 - 苗穂 - 白石(>>苫小牧・新千歳空港方面) - 厚別 - 森林公園 - 大麻 - 野幌 - 高砂 - 江別 - 豊幌 - 幌向 - 上幌向 - 岩見沢 - 峰延 - 光珠内 - 美唄 - 茶志内 - 奈井江 - 豊沼 - 砂川 - 滝川 - 江部乙 - 妹背牛 - 深川 - 納内 - 伊納 - 近文 - 旭川(>>網走・稚内方面) |