大型ゾイド
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大型ゾイド(おおがた-)は、タカラトミー(旧トミー)より発売されている『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。主に中型の電動モーター駆動キットのもの、およびこれに類する大きさのものを指す。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] ガンブラスター
ガンブラスター GUNBLUSTER |
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番号 | RPZ-11(旧) RZ-052(新) |
所属 | ヘリック共和国 |
分類 | アンキロサウルス型 |
全長 | 19.0m |
全高 | 8.1m |
全幅 | 9.3m |
重量 | 125.0t |
最高速度 | 120.0km/h |
乗員人数 | 1名 |
主な搭乗者 | ロイ・ジー・クルーガ少尉(旧) グラハム大尉(旧) エクス・プロイト大尉(新) バディター・ロウエン伍長(新) |
ZEP | 本体 攻撃力:18 防御力:15 合計:33 砲塔 攻撃力:19 防御力:1 合計:20 シールド 攻撃力:1 防御力:13 合計:14 総合力:67 |
武装 装備 |
エレクトロンバイトファング ハイパーローリングキャノン(ブレーザーキャノン×2/パルスガン×2/サンダーキャノン×1/連装加速ビーム砲×1/電磁砲×1/プラズマキャノン×1/連装パルスビーム砲×1/ビームキャノン×1/レールキャノン×1/ショットガン×1/加速衝撃砲×1/ビームライフル×2/三連速射砲×1)×1 超電磁シールドホーン×24 エネルギーチャージャー×1 3Dレーダー×1 冷却用放熱口×4 後方警戒レーダー×1 |
ヘリック共和国軍がガイロス帝国(暗黒軍)の強力なゾイドに対抗するために開発したアンキロサウルス型重砲ゾイド。第一次大陸間戦争において第二次暗黒大陸上陸作戦の際に実戦投入され、共和国軍の暗黒大陸上陸に貢献、ZAC2056年の惑星Zi大異変による戦争終結まで活躍した。
第二次大陸間戦争ではエレファンダーとの戦闘を教訓に、共和国技術部の手によって復活。ZAC2101年8月、ニクス大陸ウィグリド平原において鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)と遭遇し危機に陥った閃光師団(レイフォース)の増援に駆けつけ活躍した。
ハイパーローリングキャノンの砲撃は、各ビームの周波数を変更することでいかなるEシールドもすり抜ける。機体側面から突き出る24本の角から発生する超電磁シールドはジェノザウラー級の荷電粒子砲の直撃に10秒以上耐えることができ、また、グランチャーのジャミングウェーブに干渉することでその効果を半減させることが可能(超電磁シールドとEシールドの設定上の差異は不明)。
キットは、単三電池1本で駆動される。動力部は、歩行ギミック用の1軸のほか、上方に連動ギミック用の出力軸1つを持つ。歩行ギミックは、後脚のみが直接駆動され、前脚はこれに追随して往復運動をするだけという、ゼンマイゾイドと同様の単純なものだが、脚が短く這うような姿勢の本機にはこれで充分だともいえる。連動ギミックは、背部ローリングキャノンの回転(上部の3軸のみ)及び左前脚からのリンクにより駆動される(よって歩行と同周期の)下顎の開閉。手動ギミックは、頭部コクピットハッチの開閉のみ。
キットのカラーリングは、旧モデル(RPZ-11)では本体外装部が青と白、角と四肢の爪が銀、砲身が金めっきであったのに対し、新モデル(RZ-052)では本体外装部が濃淡二色の青、角と四肢の爪が金、砲身がジャーマングレイに変更されている。
かつてはデスザウラーの超重装甲をも撃ち抜いたが、シュトゥルムフューラーのアクティブシールドを撃ち抜けなかった事から、マッドサンダーのように弱体化してしまったという可能性もある。
[編集] アルトブラスター
新ゾイドバトルストーリーの改造機。二足歩行に改造されて機動性を上げてかつ、砲撃角度を大幅に変え、更に前足にゴジュラスの両腕を移植して格闘戦性能も向上させている。
[編集] グスタフ
グスタフ GUSTAV |
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番号 | RPZ-02(旧) Zi-025(グスタフMS) |
所属 | ヘリック共和国 ゼネバス帝国 ガイロス帝国 中立(グスタフMS) チーム・マッハストーム(フューザーズ) ディガルド武国(ジェネシス) ディガルド討伐軍(ジェネシス) |
分類 | 昆虫型 |
全長 | 14.76m(本体) 7.29m(トレーラー一基) |
全高 | 9.36m(本体) 2.5m(トレーラー一基) |
全幅 | 8.28m |
重量 | 68t(本体) 21t(トレーラー一基) |
最大牽引力 | 250t |
最高速度 | 135km/h(本体) 50km/h(最大重量積載時) |
乗員人数 | 1名 |
主な搭乗者 | ムンベイ(新、機獣新世紀・ZOIDS、ゾイド -ZOIDS-) ハルド(フューザーズ) スイート(フューザーズ) |
武装 装備 |
GPS複合センサー 耐衝撃シェルアーマー ランドマインディテクター×2 トラクションプラットホーム(トレーラー)×2 (以下トラクションプラットホーム上に設置) オペレーションアーム ウェルドアーム リフュエルタワー エレベータービークル キャリア |
頑丈な装甲と強力な牽引力を兼ね備えたゾイド。昆虫型と設定されているが、正確にはオカダンゴムシ。汎用性の高さから、様々な勢力や民間まで幅広く使用されている。
アニメ『ゾイド -ZOIDS-』では女運び屋ムンベイが赤い装甲のグスタフMS(ムンベイスペシャル)に搭乗。コックピットが複座、再生能力の強化、ビーム砲らしきものを装備したりと、改造が加えられている。以降のアニメでも、運送用ゾイドとしてグスタフが多く登場した。
キットは、レッドホーンと同型の単三電池1本で稼働する動力部を持ち、タイヤで走行する。連動ギミックは、前輪のカムから駆動される外殻の伸縮及び触覚の上下動、並びに動力部上面の出力軸によるアンテナの旋回。
キットはタイヤで走行しているため、非常に牽引力が強い。付属の台車に乗せればウルトラザウルスでも運ぶことができる。手動ギミックは頭部キャノピーの開閉のみ。
[編集] ケーニッヒウルフ
ケーニッヒウルフ KÖNIG WOLF |
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番号 | RZ-053 |
所属 | ヘリック共和国 |
分類 | オオカミ型 |
全長 | 21.24m |
全高 | 8.64m |
重量 | 90.5t |
最高速度 | 290.0km/h |
乗員人数 | 1名 |
主な搭乗者 | ロブ・ハーマン中佐 |
武装 装備 |
エレクトロンバイトファング エレクトロンストライククロー×4 ヘッドギア(暗視カメラ・精密射撃用デュアルスコープ) 2連装マルチディスチャージャー×2 |
必殺技 | エレクトリックファンガー |
ブレードライガーの三倍以上という高コスト機体ライガーゼロの代替策として開発された、ヘリック共和国軍のオオカミ型高速戦闘ゾイド。コマンドウルフよりも大型の西方大陸のオオカミ型野生ゾイドがベースとなっている。 野生本来の生命力を尊重した機体構成であり、パワーでもライガーゼロに引けを取らない。機体の全電磁エネルギーを牙に集中し敵を噛み砕くエレクトリックファンガーという必殺技を持つが、一時的な機能停止に陥る恐れがあるため多用できない。 期待の新型機であるにもかかわらず不安定な部分があるのは、開発を急いだ為に機体構造やコンバット・システムをコマンドウルフから転用している為であり、 それらの見直しによっては更なる性能向上も見込めるとされていた。 標準の状態では格闘武器しか持たないため、カスタマイズパーツとしてCP-22 デュアルスナイパーライフルとCP-23 AZ5連装ミサイルポッドセットが用意されている。
[編集] キット解説
製品は単四電池2本を使用する。
動力部には、減速機構にウォームギアとプロペラシャフトが用いられている。
連動ギミックは脚の内側のプレートと、背部冷却ファン。手動ギミックは、頭部コクピット、頭部・頚部・尻尾の上下動、爪、ヘッドギア、マルチディスチャージャー。
[編集] ヘビーアームズケーニッヒウルフ
ヘビーアームズケーニッヒウルフ HEAVY ARMS KÖNIG WOLF |
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番号 | RZ-53HA(DVDケース裏より) EST-02(キット箱表面より) |
所属 | ヘリック共和国 |
分類 | オオカミ型 |
全長 | 21.24m |
全高 | 11.1m |
重量 | 120.0t |
最高速度 | 260km/h |
乗員人数 | 1名 |
主な搭乗者 | バックス・スラスト准尉 |
武装 装備 |
エレクトロンバイトファング エレクトロンストライククロー×4 ヘッドギア(暗視カメラ・精密射撃用デュアルスコープ) 2連装マルチディスチャージャー×2 デュアルスナイパーライフル AZ5連装ミサイルポッド×4 |
ケーニッヒウルフにデュアルスナイパーライフルとAZ5連装ミサイルポッドを標準装備した機体。特殊工作師団の奇襲攻撃隊所属。夜間戦闘を想定し、カラーリングは白系統から青系統に変更されている。ゾイド公式ファンブック4巻のガイロス帝国帝都ヴァルハラにおける戦闘でその姿が確認できる。
初出はこのキット付属のDVD『ZOIDS妄想戦記特別編』。こちらでは、青い塗装は通電することによって一時的にアンチジャミングウェーブを発生させる簡易的な耐ジャミングウェーブ用装備となっている。ただしデザートライガーほど高度なシステムではなく、3分程度しかもたない。武装強化による重量の増加に伴い足回りが強化され、ノーマル機と変わらない運動性が確保されているとされるが、最高速度はノーマル機の290km/hに対し260km/hと30km/h落ちている。『ZOIDS妄想戦記特別編』劇中には、頭部装甲をキャノピー式にした複座機も登場している。
成型色を白から青に変更したケーニッヒウルフ及びカスタマイズパーツCP-22 デュアルスナイパーライフル、CP-23 AZ5連装ミサイルポッドセットを同梱したキットが、2003年08月30日、ネット通販サイト「ゾイドコア・ドットコム」にて定価3980円で限定発売された。
(注:機体諸元は『ゾイド・コア・ボックス』付属「プロイツェンの反逆」より。ケーニッヒウルフMKIIとの差異の理由は不明。)
[編集] ケーニッヒウルフMKII
ケーニッヒウルフMKII KÖNIG WOLF MKII |
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番号 | FZ-002 |
所属 | チーム・マッハストーム(フューザーズ) ディガルド討伐軍(ジェネシス) |
分類 | オオカミ型 |
全長 | 23.7m |
全高 | 10m |
重量 | 105.6t |
最高速度 | 279.0km/h |
乗員人数 | 1名 |
主な搭乗者 | エミー(フューザーズ) ダンブル(ジェネシス) |
武装 装備 |
エレクトロンバイトファング エレクトロンストライククロー×4 ヘッドギア(暗視カメラ・精密射撃用デュアルスコープ) 2連装マルチディスチャージャー×2 デュアルスナイパーライフル AZ5連装ミサイルポッド×4 |
格闘能力に優れたケーニッヒウルフにデュアルスナイパーライフルとミサイルポッドを装備し、砲撃戦にも対応させた機体。精密射撃用スコープを駆使し、精度の高い狙撃が可能となっている。アニメ『ゾイドフューザーズ』ではチーム・マッハストームのエミー、『ゾイドジェネシス』ではディガルド討伐軍のダンブルが搭乗。エミーの機体は、何故かデュアルスナイパーライフルがマシンガンのように連射できる。
成型色を白からメタリックカラーの銅色に変更したケーニッヒウルフ及びカスタマイズパーツCP-22 デュアルスナイパーライフル、CP-23 AZ5連装ミサイルポッドセット、新規シールを同梱したキットが2004年09月頃、定価3129円で発売された。
(注:「II」は、ローマ数字の2である。機体諸元のヘビーアームズケーニッヒウルフとの差異の理由は不明。)
[編集] アサルトケーニッヒウルフ
ゲームの『ZOIDS2ヘリック共和国VSガイロス帝国』に登場した機体。基本仕様はケーニッヒウルフMk-ⅱと同じだが、ミサイルポッドが片側側面だけという違いがある。
[編集] シールドライガー
詳細はシールドライガーを参照。
[編集] ジェノザウラー
詳細はジェノザウラーを参照。
[編集] ストームソーダー
ストームソーダー STORM SWORDER |
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番号 | RZ-029 |
所属 | ヘリック共和国 |
分類 | テラノドン型 |
全長 | 10.1m |
全高 | 12.9m |
重量 | 47.0t |
最高速度 | M3.2 |
乗員人数 | 1名 |
主な搭乗者 | マミ・ブリジット少尉 アーラ・バローネ(ゾイド -ZOIDS-) ロッソ ヴィオーラ |
武装 装備 |
ウイングソード×2 トップソード 2連装パルスレーザーガン×2/アイアンクロー×2 エンジンポッド |
ヘリック共和国軍のテラノドン(プテラノドン)型戦闘機ゾイド。元々はジェノザウラー開発の煽りを受けて開発が見送られたガイロス帝国軍の戦闘機ゾイドであったが、共和国情報部が設計図を奪取し、独自の技術を盛り込んで完成させた。限定的ながらオーガノイドシステムを搭載している。西方大陸戦争で共和国軍を勝利に導いた立役者である。レドラーと同様に空中での格闘戦主眼の設計だが、アニメでは翼にミサイルを搭載した機体も登場している。
機体サイズの問題からシステムが収まりきらず、背部のエンジンポッド等、一部を外付けすることになった。極端に生産数が少なく、ネオゼネバス帝国との戦いでは殆ど見られなくなった。だがこの時代に至っても最強の戦闘機型ゾイドである。
キットでは主翼の2連装パルスレーザーガンとアイアンクローが差し替え式となっているが、アニメではアイアンクローを畳むとレーザーガンが現れていた。エンジンポッドと本体の接続部にコネクターが設置されているが、これに対応するカスタマイズパーツは現在まで発売されていない(CP-16 ゾイドコントローラーには対応していない)。
[編集] 作中での活躍
ゾイド公式ファンブック2巻以降に登場。初陣は西方大陸の南方、ガリル遺跡での真オーガノイド争奪戦。ガンスナイパーを空輸後、上空警戒中にジェノザウラーが脱出のために発射した荷電粒子砲を受けて右翼を破損。ジェノザウラーの追跡を断念している。その後、ロブ基地防空戦ではレドラーを圧倒、制空権を確保した。
- アニメ『ゾイド -ZOIDS-』
仮面の二人組アーラ・バローネ(ロッソとヴィオーラ)が搭乗し、数々の戦果を挙げた。他、ブースターを装備したタイプと、ステルス装備を施し、動力機関の出力を上げたステルスタイプ(3S)も登場。前者はアーバインとトーマが搭乗し、成層圏まで上昇して、ハンマーカイザーを撃墜した。後者は主にヒルツの部下たちが使用している。
[編集] ストームソーダーステルスタイプ
アニメ『ゾイド -ZOIDS-』第45話に登場。ステルス仕様のストームソーダー。通称「3S(スリーエス)」。機体には電磁波の反射を完全にシャットアウトする特殊な黒色塗装が施され、背面のエンジンポッドの形状も通常機と異なる。和平の証としてヘリック共和国からガイロス帝国へ譲渡される予定だった二機が、ヒルツの配下となった元ガイロス帝国軍人のラルフ少佐とミューラーに奪取された。
[編集] ストームソーダー・ステルススペシャル(S4)
漫画『機獣新世紀・ZOIDS』に登場するオリジナル版。パイロットはロブ・ハーマン大尉。胴体にガトリング砲を格納している。
[編集] 風剣
フェンジャン
漫画『機獣新世紀・ZOIDS』3巻に登場。尾部にスクリューを設置し水中での活動に対応した改造ストームソーダー。
[編集] 雲剣
ユンジャン
漫画『機獣新世紀・ZOIDS』3巻に登場。腹部にコンテナを増設した輸送機仕様の改造ストームソーダー。
[編集] ストームソーダージェット
ストームソーダージェット STORM SWORDER JET |
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番号 | 設定なし |
所属 | テロリスト(フューザーズ) |
分類 | テラノドン型 |
全長 | 10.1m |
全高 | 12.9m |
重量 | 47.0t |
最高速度 | M3.4 |
乗員人数 | 1名 |
武装 装備 |
ウィングソード×2 トップソード 2連装パルスレーザーガン×2/アイアンクロー×2 エンジンポッド |
黒玉(ジェット)のような漆黒のカラーリングが施されたストームソーダー。新式のマグネッサーウイング、チューンナップされたメインエンジン、エンジンポッドのターボブーストを併用することで、最高速度は通常のストームソーダーを超えるマッハ3.4に達する。
アニメ『ゾイドフューザーズ』第17話にて、ホエールキング「ブルー号」を占拠したテロリストグループが四機編成で使用、ブルーシティ治安局のレイノスを撃墜している。
キットは2003年01月27日頃、トイズドリームプロジェクトより定価2520円で限定発売された。成型色とシールの変更以外、通常のストームソーダーのキットと同一の形状である。
[編集] ストームソーダーF
別武装を施したストームソーダー。ゲーム「ゾイドサーガ」シリーズに登場。
トップソードとパルスレーザー砲は無し。代わりにバルカン砲2門と、両足の後指の後部にアイアンクローを1本づつ装備。性能的には装甲面がやや低下し、積載量がアップしている。また、外見的な変化として、頭の角の上にトサカのようなものが付いている。
全長10.1m 重量50.2t 最大速度マッハ3.1。
[編集] ストームソーダーFX
次世代の技術を用いて試作されたストームソーダー。FXとは、"Future eXplorer"の略とされる。
ゲーム「ゾイドサーガ」シリーズに登場。外見・性能とも通常のストームソーダーとは大きく異なる。
武装は、腹部下に長距離キャノン1門、翼にビーム砲4門、ストームソーダーFと同じアイアンクロー、さらにハイパーEシールドジェネレーターを装備。他、胴体の両側に2つの大きなユニットを装備。詳細は不明だが、おそらく推進力を強化するものだと思われる。
速度・装甲・センサー・エネルギー供給など、ほぼ全ての性能が向上。外見はストームソーダーより鋭角になり、共和国らしい、機械らしさが増している。
全長11.0m 重量48.5t 最大速度マッハ4.0。
[編集] セイバータイガー
詳細はセイバータイガーを参照。
[編集] ダークスパイナー
ダークスパイナー DARK SPINER |
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番号 | EZ-060(ネオゼネバス帝国) |
所属 | ネオゼネバス帝国 チーム・ドラールス(フューザーズ) |
分類 | スピノサウルス型 |
全長 | 22.3m |
全高 | 16.6m |
重量 | 118.0t |
最高速度 | 240.0km/h |
乗員人数 | 1名 |
主な搭乗者 | マロイ(フューザーズ) |
武装 装備 |
エレクトロンファング ストライクレーザークロー×2(前脚) ストライククロー×2(後脚) ジャミングブレード AZ144mmマシンガン×2 2連装キャノン(胸部) 2連装キャノン×2(背びれ後端) ストライクスマッシュテイル アンカー×2 |
ネオゼネバス帝国軍のスピノサウルス型電子戦ゾイド。ジャミングウェーブによってデジタル制御された敵ゾイドの計器と認識コードを狂わせてパイロットからゾイドの操縦権を奪い、そのゾイドを自分の支配下に置いてしまう。そのため、共和国軍はパニックに陥り、ゴジュラスギガが誕生するまでダークスパイナーは無敵時代を作り上げた。直接戦闘には向かない機体に思われがちだが、武装の条件が同じならばバーサークフューラーとも互角に戦うことが可能。
アニメ『ゾイドフューザーズ』ではチーム・ドラールスのマロイが搭乗。EZ仕様では背びれ後端に設置されていた2連装キャノンが、こちらでは尾部付け根に移設されている。ラトルの搭乗するキラードームとのZiユニゾン(合体)によってキラースパイナーとなる。ちなみに本作では本体最大の特徴であるジャミングウェーブは一切使用されていない。
キットはEZ版のほか、『ゾイドフューザーズ』での登場に際し、ダークスパイナー、キラードーム、新規シールを同梱した「FZ-011 キラースパイナー」が発売された。
[編集] キラースパイナー
キラースパイナー KILLER SPINER |
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番号 | FZ-011(フューザーズ) |
所属 | ネオゼネバス帝国 チーム・ドラールス(フューザーズ) |
分類 | スピノサウルス/カニ型 |
全長 | 22.3m |
全高 | 12.6m |
重量 | 148.0t |
最高速度 | 180.0km/h |
乗員人数 | 2名 |
主な搭乗者 | マロイ(フューザーズ) ラトル(フューザーズ) |
武装 装備 |
エレクトロンファング ストライクレーザークロー×2(前脚) ストライククロー×2(後脚) AZ144mmマシンガン×2 2連装キャノン(胸部) 2連装キャノン×2(尾部付け根) ストライクスマッシュテイル アンカー×2 ジャイアントグラブ×2 ガトリング砲×2 レーザーキャノン砲×2 AZパルスレーザー砲×8 3D電子式レーダー レーザーセンサー×4 |
ダークスパイナーのジャミングブレードを外してキラードームと合体した形態。本来は小型ゾイドとしての攻撃力しか持たないキラードームの武器だが、ダークスパイナーのエネルギーを受けて大型ゾイドをも破壊する火力を発揮する。これはアニメのみの設定と思われるがユニゾン時にはドームから全方位のEシールドを張ったり、ジャイアントクラブをロケットアンカーのように撃ち放ったりする事が出来る。
アニメ『ゾイドフューザーズ』においてはチーム・ドラールス所属のユニゾンゾイドとして第1話から登場。マロイの搭乗するダークスパイナーとラトルの搭乗するキラードームとがZiユニゾン(合体)を果たすことでその姿を現す。 初戦では三体のブレードライガーBIを単機で圧倒し、数と知略で攻めるマッハストームのRD達も追い詰めたがユニゾンの制限時間という弱点を突かれて引き分けになった。 しかし、第7話ではセイバータイガーホロテックになす術もなく倒されると言う意外な敗北を喫する事も。 ダークスパイナー、キラードーム、新規シールを同梱したキットとして2004年09月下旬頃、定価3150円で発売された。
[編集] キット
単四電池2本で動き、ネジ付きのバッテリーボックスがある腹部に入れる。
キットは歩行と背ビレのアクションがメインで、手を上下に動かし、口を開閉し、尾を左右に振りながら歩行するが、脚の関節部分に切り替えスイッチが入っており、一端スイッチを切り、脚の股関節を回転させると、歩行はしなくなるものの、変わりに背ビレを動かし、機体の最大の特徴であるジャミングウェーブ発射態勢を取る。尚、尾の上カバーを展開させることが出来る。
しかし、ディメトロドンに比べて、背ビレの動きが独立していても、干渉してぶつかる場合が多いので、ディメトロドンを知っているユーザーからは異論が別れている。
キラードームと合体し、キラースパイナーになった際には、キラードームのレドーム型の甲羅砲塔を回転させ、左右の鋏の開閉を行うアクションを見せる。
脚の関節スイッチによって、動作を変えるというギミックは、本機の無敵時代を終わらせたゴジュラスギガに受け継がれた。
[編集] ディメトロドン
ディメトロドン DIMETRODON |
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番号 | EPZ-004(ゼネバス帝国) EZ-065(ネオゼネバス帝国) |
所属 | ゼネバス帝国 ネオゼネバス帝国 |
分類 | 恐竜型(旧) ディメトロドン型(新) |
全長 | 22.3m |
全高 | 12.6m |
全幅 | 8.42m |
重量 | 156.0t |
最高速度 | 150.0km/h |
乗員人数 | 1名 |
武装 装備 |
全天候3Dレーダー 地対地ミサイルポッド 高圧濃硫酸噴射砲 赤外線レーザーサーチャー TEZ20mmリニアレーザーガン×2 チャフ・フレアディスペンサー×2 複合センサーユニット AEZ20mmリニアレーザーガン×2 |
中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国が暗黒大陸に亡命中に開発したディメトロドン型電子戦ゾイド。ZAC2041年のバレシア湾上陸作戦にて鮮烈な初陣を飾った。電子戦で共和国のゴルドスを凌ぐ威力を発揮した。
ネオゼネバス帝国建国後のZAC2101年、電子装備に近代化改修を施し第一線に復帰。強行偵察隊に配備され、ゲリラ活動を展開するヘリック共和国軍残党の拠点探索に大きく貢献した。
背中の巨大な背びれは超高感度レーダーアンテナになっており、そのレーダーとデータリンクした射撃管制装置(Fire Control System : FCS)は極めて正確に敵を狙い撃つことが出来る。また、強力な妨害電波を発して通信を遮断することも可能。ただし戦闘能力は低く、ゴジュラスやシールドライガーなど格闘戦を得意とするゾイドとの戦いは苦手である。
[編集] キット
動力は単三電池1本で、スイッチを入れるとそれぞれのヒレを独立させながら歩行する。ダークスパイナーの発売を機に、復刻希望が多かった本機も再販が決まり、2003年に再販したが、その時はバッテリーボックスにネジが付いている。 ダークスパイナーのようなヒレだけの独自のアクションは出来ないものの、低い姿勢と四つ足歩行の為、安定度ではディメトロドンの方が上。
[編集] ディメトロドンMk-Ⅱ
ディメトロドンにアイアンコングMkーⅱのビームランチャーを装備させ、火力をアップさせたもの。PSソフトの『ZOIDS2ヘリック共和国VSガイロス帝国』に登場。
[編集] デス・キャット
デス・キャット DESCAT |
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番号 | DPZ-25 |
所属 | ガイロス帝国 |
分類 | パンサー型 |
全長 | 18.4m |
全高 | 7.2m |
全幅 | 5.2m |
重量 | 85t |
最高速度 | 420km/h |
ZEP | 攻撃力:48 防御力:35 総合力:83 |
武装 装備 |
超重力弾砲 超電磁場発生アンテナ×2 二連装衝撃砲 エナジープロテクター×2 電磁牙 電磁クロー×4 超高速駆動機構 後方警戒3Dレーダー パワーコネクター |
ガイロス帝国軍(暗黒軍)の首都防衛用パンサー(ヒョウ)型ゾイド。旧シリーズ最後のゾイドである。超重力弾砲は小天体ほどの大質量、超密度の弾体を強力な磁気で包み込み発射、敵機の体内にブラックホール化現象を起こし内部から消滅させるという、このクラスの最強の兵器である。ハヤテライガーと並んで純粋な陸上ゾイドでは最速を誇り、最高速度は420km/hに達する。ZAC2056年の惑星Zi大異変で多くのゾイド同様、絶滅してしまったと思われる(ゾイドバトルカードには登場)。
[編集] 製品
単三電池一本で、口を開きながら歩行するものの、膝が曲がらないので、それまでのネコ科モチーフのゾイドに比べてぎこちない。価格は1980円。
身体の後端にあるパワーコネクターは本体の動力スイッチを兼ねており、動力をグレードアップパーツに伝える機能はない。隣に配置されたスイッチを操作すると背中のめっきパーツが展開し、ゼンマイにより砲が起き上がる。
旧ゾイド最後の製品。
[編集] デッド・ボーダー
デッド・ボーダー DEAD BORDER |
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番号 | DPZ-09 |
所属 | ガイロス帝国 |
分類 | 恐竜型 |
全長 | 19.6m |
全高 | 12.8m |
全幅 | 7.5m |
重量 | 92t |
最高速度 | 140km/h |
乗員人数 | 1名 |
武装 装備 |
重力砲(G-カノン)×2 火炎放射機 150mmカノン砲×2 二連ビーム砲 高圧希硝酸噴出口 レーザー砲×2 ミサイルポッド 熱線砲×3 ニードルガン×4 レーダーシールド フェルチューブ |
ガイロス帝国(暗黒軍)の恐竜(獣脚類でパッケージ裏のバトルストーリー解説にタルボサウルス型と説明されていた。)型重装機甲ゾイド。ヘルディガンナーと共にニカイドス島の戦いにおいて初登場した。暗黒大陸特有の鉱物「ディオハリコン」によって、機体の一部が薄緑色に発光している。デスザウラーの超重装甲をたやすく破る重力砲を装備し、これによってゼネバス皇帝搭乗のデスザウラーを撃破。事実上、ゼネバス帝国にとどめをさしたゾイドである。ZAC2056年の惑星Zi大異変で多くのゾイド同様、絶滅してしまったか、動力源であるディオハリコンが入手できなくなったため生産不可能になったと思われる。
俗に言う「デッド・ボーダー初号機」とは、小学館の学年誌に登場した槍を持ったデッド・ボーダーである。ワープ可能、投げた槍は空で重なった二機の飛行ゾイドを貫き、尚且つジャイアントスイングでウルトラザウルスを投げ飛ばすという滅茶苦茶な戦闘力を誇った。
漫画『特攻!!ゾイド少年隊』でも、死の商人ギルバート大佐の操るデッド・ボーダーは重力砲(漫画中ではハイパー・ビームキャノン)でマッドサンダーの玉砕覚悟の突進(ローリングサンダーアタック)を軽々と撃破するなど、当時はとんでもないゾイドとして描かれていた。
しかし、ストーリーが進むにつれてガンブラスターに蜂の巣にされて撃ち抜かれたり、マッドサンダーには真っ向勝負では勝てず、弱点の機体から露出したパイプを破壊されて戦闘力が低下して敗れていった部分から、ディオハリコン無しでは初号機のようなパワーを発揮することはできず、サイズ問題や、弱点を破壊されて戦闘力を低下するところから、実質的なゾイドとしての総合的なパワーではゴジュラスやアイアンコングに劣ると思われる。
アニメ『ゾイドフューザーズ』第21話には、全身緑色のデッド・ボーダーが登場している。
海外展開の際に発売された成形色変更版のデッドボーダー、「バトルレックス」と酷似しているが詳細は不明。
[編集] キット解説
キットは、本機専用の動力部を持ち、単三電池1本で稼働する。歩行ギミックは、後脚膝及び足首をリンク機構によって能動的に駆動するもので、連動ギミックとして、前脚の振り及び下顎の開閉を行う。手動ギミックは、頭部キャノピーの開閉と火器の旋回(背部重力砲の基部アームを含む)。ディオハリコン使用部位を再現するため、動力部及び眼は蓄光顔料を含むプラスチックで成型されており、暗所に持ち込むと緑色に光る。
トイズドリームプロジェクトよりキットが復刻、2005年12月22日頃、定価2500円で限定発売された。ただし蓄光素材の発光が旧製品よりも暗くなり、ボックスの蓋が安全の為、ネジ穴が設けられている。
[編集] 改造バリエーション
- フライングボーダー
- 空中戦にも対応できるように、背部に大型の主翼を装備し、背部Gカノンを両腕に装備。その為、格闘戦は不利だが、低空飛行時の旋回性に優れ、腕からのビーム砲でギルベイダー墜落を狙うマグネゴジュラスの妨害に成功した。
- ファイアーフロッグ
- ただ一機しか創られなかった実験的試作機で、特殊兵器開発室で生み出されたカエル型の局地戦用。
- 口から2万度の高熱火炎を吐き、地面をマグマに変え、ジャンプ力、機動性とも優れている。
- 頭部と脚に本機改造の名残が見られる。
- デッドベイダー
[編集] バーサークフューラー
詳細はバーサークフューラーを参照。
[編集] ブラストルタイガー
詳細はブラストルタイガーを参照。
[編集] ムラサメライガー
詳細はムラサメライガーを参照。
[編集] ライガーゼロ
詳細はライガーゼロを参照。
[編集] ライトニングサイクス
ライトニングサイクス LIGHTNING SAIX |
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番号 | EZ-035 |
所属 | ガイロス帝国 チーム・ライトニング(スラッシュゼロ) |
分類 | チーター型 |
全長 | 18.4m |
全高 | 8.8m |
重量 | 65t |
最高速度 | 325km/h |
乗員人数 | 1名 |
主な搭乗者 | アイン・ツェルカンプゥ少佐(バトルストーリー) アーバイン(ゾイド -ZOIDS-) チーム・ライトニング(スラッシュゼロ) ジャック・シスコ クリス・タスカー ケリー・タスカー レイラ・ターレス中尉(インフィニティ) |
武装 装備 |
パルスレーザーライフル×2 レーザーキラーファング×2 ストライクレーザークロー×4 2連バルカン砲 ブースターパック ウイングスタビライザー×2 バーティカルスタビライザー×2 |
ガイロス帝国軍のチーター型高速戦闘ゾイド。ZAC2100年ロールアウト。オーガノイドシステムを限定的に搭載しており、高い性能を持つ。
ヘルキャットの後継機として開発されたため、優れたステルス性を持つ。驚異的な運動性を持ち、ブレードライガー以上の速度で走行することが可能。 ブースターユニットと一体化されたパルスレーザーライフルは、射界が正面に限定されるのが欠点。
当初は補助的戦力として運用されたが、後にセイバータイガーに変わり高速部隊の主力機となった。
[編集] キット解説
キットは、電動ながらコマンドウルフと同程度の大きさにまとめられた独自のクラスに属する。動力部は中型ゼンマイキット用のHiパワーユニットと同じ寸法(よって中型ゼンマイゾイドの電動化改造に転用可能)であり、電源(単四電池2本使用)は外部から供給される。大きな特徴として、電流(=モーターの回転)方向を切り替えることによって出力軸の回転方向を保ったままギア比だけを変える変速機構を内蔵している。
本機の歩行ギミックは動力部から直接駆動されるのではなく、動力は胴体内右側面を占める最終減速ギアボックスを介して四肢に伝達される。各脚駆動軸基部の偏心部を基点とするリンク機構により膝を曲げながら歩行するが、足首はフリーの関節である。上記の変速機構は手動で上下する尻尾(上げて高速、下げて低速)を介して作動させられるが、電池ボックス内蔵の背部武装パックを外し、カスタマイズパーツCP-16 ゾイドコントローラーを接続することで、手許からの変速操作が可能になる。余談だが、膝の作動範囲が狭いため、高速歩行が地団駄を踏んでいるようにしか見えないと揶揄されることもあった。
連動ギミックはなし。手動ギミックは、頭部コクピットハッチの開閉、頭部・尻尾・臀部安定翼の上下動及び四肢の爪の展開・収納。
[編集] 劇中での活躍
- アニメ
第48話「黒い稲妻」で初登場。
帝国軍とドクターDが開発した新型ゾイド。
試験走行時、テストパイロットの失神が原因で発生した事故の影響で、メモリーバンクが損傷してしまった。解決策としてジェノブレイカーとの戦闘で大破したアーバインのコマンドウルフISのメモリーを移植する案が出された。当初アーバインはそれを拒否したものの、ムンベイの説得で了承。以後はコマンドウルフに代わりアーバインの愛機となった。
コマンドウルフのメモリーバンクを移植したため、キャノピーのカラーがノーマル機とは異なりオレンジである。
第5話「高速対決! -ゼロイエーガー-」にて初登場。チーム・ライトニング所属後は11話・23話・24話と登場。
ジャック・シスコ、タスカー姉妹が搭乗。 ジャックがチーム・チャンプに雇われた際の対戦ではゼロイエーガーに敗れたものの、チーム・ライトニング所属後の対戦では、独特の連携攻撃を駆使し、主人公の所属するチーム・ブリッツの連勝を止めている。 後のロイヤルカップにおける対戦では、イエーガーの奇襲によりジャックは敗れ、タスカー姉妹もそれぞれ敗れている。
なおタスカー姉妹の駆る機体は、脚部のカラーリングが異なる。
ライトニングサイクス・BS
ゾイド公式ファンブック2巻に掲載。EZ-035 ライトニングサイクスのテスト機体であり、量産機に比べて格闘性能で劣るものの、砲撃力ではむしろこちらの方が優っている。機体色は銀色。ガイロス帝国技術部所属のテストパイロット、バレット・ガッター中尉が搭乗。 試験運用中にブレードライガーKSと遭遇戦を行ったとされる。
全長18.4m、重量65.0t、最高速度310km/h(『ZOIDS SAGA』攻略本『ゾイドサーガ必勝攻略法』双葉社刊ISBN 978-4-575-16293-6より)。
[編集] レイズタイガー
詳細はレイズタイガーを参照。
[編集] レッドホーン
詳細はレッドホーンを参照。
[編集] ワイツタイガー
詳細はワイツタイガーを参照。