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三丁目の夕日の登場人物 - Wikipedia

三丁目の夕日の登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三丁目の夕日 > 三丁目の夕日の登場人物

三丁目の夕日の登場人物(さんちょうめのゆうひのとうじょうじんぶつ)では、西岸良平作の漫画である「三丁目の夕日(夕焼けの詩)」に登場する人物(動物や店舗なども含む)について説明する。

映画版はALWAYS 三丁目の夕日ALWAYS 続・三丁目の夕日を参照。

目次

[編集] 鈴木家

鈴木則文(すずき のりふみ)
鈴木オート社長。40歳。自動車修理工で心優しい父親。トモエに比べ、一平のやんちゃぶりには甘い方。ただ、スパルタ教育や収集趣味など、色々なものに影響されやすい。いとこと顔が似ている(いとこの奥さんは妻であるトモエに似ている)。太平洋戦争中は南方戦線に出向いた。映画版では原作とは逆に短気で本気で怒ると手が付けられなくなる設定。この鈴木オートは、後のスズキ株式会社(SUZUKI)と噂されているが、時代背景や(若干ズレはあるが)東京タワーが見える立地を考えると、港区三田にある鈴木自動車(メルセデス・ベンツ正規代理店)の、当時同区南青山にあった修理工場がモデルとなっていると思われる。
鈴木トモエ(すずき ともえ)
則文の夫人。鈴木オート副社長。31歳。美人。普段は専業主婦だが、夫の鈴木オートの仕事を手伝ったり、六さんが来てからは鈴木オートの経理などもする。婚約者がいたが戦争で生き別れ状態になり則文と結婚した。普段はやさしい女性だが、一平が起こすトラブルの度に一平の尻を叩くなど厳しく接している。昔は内職をしており、則文にオート三輪を買い与えるなど内助の功がある。
星野六郎(ほしの ろくろう)
鈴木オート従業員、東北から集団就職した。八人兄弟の六人目。特技欄に『自転車の整備』と書いたつもりが『自動車の整備』と字を間違えて書いた為、勘違いされて雇用された。則文は当初は一人前の自動車整備工にしようと厳しく指導していたが、その事が六郎を追い詰めていた事を知り、今は優しく教えている。真面目で温厚な働き者。長嶋茂雄のファン。救急車を修理したところ、偶然長嶋に見られていて、長嶋が来賓であった成人式で褒められている。年齢は20歳前後、ニックネームは「六さん」。髪の毛をあげると実はハンサム。
映画版では「六子ちゃん」という少女に変更されている。(雇用された原因も則文が読み間違えたことになっている)。
鈴木一平(すずき いっぺい)
則文とトモエの間の一人息子。小学生。基本的には彼が主人公だが、別のキャラクターが主人公となる話も多い。いたずらっ子だがリーダーシップがあり、学級委員もつとめる切れ者。作文そろばん、図画工作全般が得意だが数学や社会は苦手。動物好きで、これまでにジュウシマツ、ハツカネズミ、ウサギを飼育したことがある。
星野サクラ(ほしの さくら)
六郎の妹。八人兄弟の七人目。中学卒業後、東北から集団就職で入社した電機メーカー、松上電機工業に勤務。17歳前後。中学時代に県で2位になったほど習字が上手く、工場内の標語をしたため掲示していたが、初期に工場で製造ラインに勤めていた頃、その筆さばきを見た会社の会長に気に入られ、事務職に転職した。また、そろばん2級も持っている。体はあまり丈夫ではなく、特に乗り物酔いが激しい。夜は夜間高校に通い、通信教育で簿記を習うなど、勉強熱心である。

[編集] 茶川家

茶川竜之介(ちゃがわ りゅうのすけ)
○○県遠井郡蛇口村(架空の地名)(映画版は長野県)出身。東京帝国大学(現東京大学文学部卒。映画版の主人公。実家は分家すじで貧しかったが、少年時代は頭がよく、「神童」と呼ばれていた。大学卒業後、家を継がなかったことから、資金援助をしてもらっていた本家すじの叔父さんから絶縁された。芥川賞に何度も落選(作中では29回連続落選と語られている)し、今は駄菓子屋主人。紙芝居の原作を執筆した後に子供向け小説を連載中(電人少年、銀河少年ミノル)。「人形砂吉」のペンネームで、カストリ雑誌官能小説を書き好評を得ている。故郷の村では地元の有名人として一目置かれている。東大文学部を出ていることから、通称、文学。名前は「芥川龍之介」をもじっている。原作では51歳となっているが、映画版では32歳。
石崎宏美(いしざき ひろみ)
淳之介を茶川に紹介した女性。元は茶川に恋文の代筆をしてもらうという形で知り合った。非常に明るいキャラだが男運が無い。容姿からベティ・ブープがモデルと思われる。名前は歌手の「岩崎宏美」に因むと思われる。水商売系を基本に様々な仕事と場所を転々としている。「ベティー朝岡」の芸名でピンク映画に出演したこともある(映画版ではこの名でストリッパーをしていた)。世間体などの都合で茶川の姪を名乗っている。母親は箱根湯本の芸者であった。淳之助の母、和子とは旧知の仲。一時、長野県の山奥で凍死したと思われ、過去の男達が駆けつけ葬式がおこなわれたこともあった。映画版では居酒屋「やまふじ」の店主を勤めているが、原作でも一度働いていた事があり、年間売上金額を1ヶ月で稼いだ(第45集収録)。
古行淳之介(ふるゆき じゅんのすけ)
小学生で、一平と同級生。訳あって茶川宅に居候。顔は茶川にそっくりで、本当は自分の子ではないか?と疑う内容の話がある。秀才で小説の才能もあり、小学生作文コンクールで特選を取ったこともある。彼のアイディアが茶川の少年冒険小説に使われたことも。名前は小説家の「吉行淳之介」をもじっている。映画版では川渕康成(川端康成がモチーフ)が実父とされている。
古行和子(ふるゆき かずこ)
淳之介の母。付き合う相手をくるくる変えるストリッパー。芸名は「ローズ」。いつも淳之介を連れて劇場で働いていたが、公然わいせつ罪逮捕され、宏美を通じて茶川に淳之介を預けることになる。釈放後は行方不明だったがいろいろな男と付き合っている。付き合っている男に対しては使えないとなると情け容赦なく見切りをつける、釈放後失踪して淳之介を一時的にとはいえ捨てるなど、非常に自己中心的で打算的な性格の持ち主。それでも淳之介に対してはそれなりに愛情はあり、時々会ったり手紙を出すこともあるが、淳之介自身が茶川に信頼を寄せていることから復縁は難しい状態である。名前は「吉行和子」をもじっている。映画版では原作と性格がやや異なり、どちらかというと原作の石崎宏美に近いものになっている。

[編集] その他主要人物

連載初期のみなど一時期だけ登場していた人物もいる。

[編集] 三丁目の店

三河屋酒店
酒や調味料を量り売りする酒店。千代子という娘がいて、中卒後すぐに店を継ぐ。
ナチュラル電気
電気店。ナショナルをもじったものと思われる。
松下さん(まつしたさん)
ナチュラル電器店店主。妻の父親が開いていた小さなラジオ修理屋を1件の電器店に拡張させた。かつては妻や義母に逆らえなかったが、同じ婿養子であった西郷さんの話を聞き、一家の主人としての地位を確立した。
テーラー森
誂え紳士服店。最初は軍服をスーツに仕立てていたが、巴里テーラー店の店主が居候したことで研究をし、店も繁盛する。
バーバー野村
理髪店。後に息子の義男が継ぐ。
八百銀商店
八百屋。妻がなぜかテレビ番組のオーディションに受かり出演。その影響で化粧が濃くなったことで一時期不人気になるが、化粧品のかぶれを患ってそれをやめてから、元の人気店に戻った。
松沼おもちゃ店
人気のおもちゃ店。
高木寫眞館
技術の高い写真館。
薄井文房具店
子供たちに人気の文房具店。子供たちに対し親切で丁寧なことが人気である。
薄井さん
薄井文房具店の若主人。子供たちに対し親切で丁寧な接客をする、真面目で働き者の好青年。山の手のお嬢さんとモールス信号を使って密かに交際している。
丸山精肉店
丸山さん(まるやまさん)
丸山精肉店の店主。いつも夫婦喧嘩をしていて、妻には頭が上がらない。たまに三丁目の商店経営主の面々を集めて、キャバレー競馬やブルーフィルム(現在の裏ビデオ)鑑賞会に繰り出すことがある。
スワン
昭和30年代には珍しく本格的なコーヒーを出す喫茶店。六さんが入り浸っていた時期もある。

[編集] 大人

朝田一郎(あさだ いちろう)
子供の頃から賭け事好きであり、賭けマージャンで生計を立てていた男。さくらと言う妹がいたが、白血病のため死去。一時期妹のために堅気になろうとタケオ(後述)の勤める金属加工の工場に勤めたが、溶接の火花が燃え移ったときに間違って洗浄用の石油をかけてしまい、工場を火事にしてしまった為にクビに。その後は賭博師に戻ってしまった。
浅田さくら(あさだ さくら)
朝田一郎の妹。兄の賭け事好きや借金に泣く人生を送る。その後白血病を患い、死去する。
大石キミ子(おおいし きみこ)
タケオと結婚した16歳の時に夕日町三丁目に引っ越してきた若夫婦。最初は右も左もわからない子供だったが次第に成長。後に娘のミヨ子も生まれ貧しいながらも幸せな日々を送っている。かなりの美人なので他の男にプロポーズされたり、水着コンテストで優勝したこともある。本人は子供っぽく見られる事を多少気にしている。一度大金持ちの令嬢と勘違いされたことがある。
大石タケオ(おおいし たけお)
キミ子と結婚した18歳の時に夕日町三丁目に引っ越してきた若夫婦。下田ハガネという板金工場に勤めており若いながらも働き者。キミ子とミヨ子を養う為に日々がんばっている。ただ暮らしが貧しいことを気にしすぎる面もある。
大田キン(おおた きん)
タバコ屋の元気なおばあちゃん。作中で喜寿を迎えていることから、年齢は77歳以上。夫に先立たれ、さらに息子を太平洋戦争で亡くしている(本人は生きていると信じてる)。貯金家で新しいもの好き。ケチでひねくれ物とも言われているが心優しい一面もある。自転車を難なく乗りこなす。おタケさんと呼ばれる日もある。
宅間史郎(たくま しろう)
内科・小児科の「宅間医院」を持つ医者戦争空襲で妻子を亡くす。貧しい家の人も無料で診療することから三丁目の人間に敬われているが、注射嫌いの子供からは「アクマ先生」と恐れられている。作中では、スクーター(ラビット)に乗っているシーンが多い。また『鎌倉ものがたり』にも登場している。
お富さん(おとみさん・本名不明)
居酒屋「やまふじ」を経営する女将。若干無愛想であるが、茶川など男性客のファンが多い。なお、映画版では石崎宏美が店主となっている。長谷川和夫の大ファン。
木下里子(きのした さとこ)
夫が病気の為内職で一家を支える主婦。買い物で相手がオマケしてくれる超能力を持っているが自覚はなく三丁目でしか効果がない。息子が二人いる。
西郷さん(さいごうさん)
三丁目に住む会社社長。婿養子で義父の会社を大きくした。家では亭主関白であるが趣味の最中では子供っぽい一面もある。
品川(しながわ)
同じ大学(アニメではヤセダ大学)に通う親友、細野と一緒に白雲館に下宿している苦学生。小説家を目指していたが、父の危篤の知らせにより故郷に帰ることになる。豪快で友情に厚い。
同じ容姿、性格をした登場人物、黒田の変名だと思われる。
細野(ほその)
同じ大学(ヤセダ大学)に通う親友、品川と一緒に白雲館に下宿している苦学生。線が細く丸眼鏡をかけている。アルバイトで三浦雄一郎の家で家庭教師をしている。後に念願かなって三友商事という大企業に就職が決まる。
同じ容姿、名前をした登場人物が多い。
相馬(そうま)
苦学生の一人で、T大生。三丁目に住む中学生、広岡陽一(後述)の家庭教師をしている。勉強には厳しくリアリスト的な発言が多いが、実際は友情に厚く心優しい好青年。過去に火事で両親を亡くし、親戚に財産を取られて一家離散の憂き目に遭った事がある。卒業後は故郷に帰り就職、兄弟を引き取って幸せに暮らしている。
吉田さん(よしださん)
吉田シゲルの父。元は姉の嫁ぎ先に一家で居候していたが、後に独立。仕事が見つからず、借金取りに追われる生活をしていたが、シゲルがラッキーを拾って以後、仕事が見つかり、以後の生活は安定している。礼儀正しい性格。吉田シゲルが大人になるころにはすでに故人となっている。生活がかかっているためか、パチンコは堅実に打ち、また腕はぴか一である。
山田さん(やまださん)
鈴木家の隣人。鈴木家にテレビが無かった頃は、よく自宅のテレビを見せていた。会社ではそれなりに優秀なサラリーマン。飛行機に乗ることを怖がっていた。妻のナミエさんとの間に男の子が一人いる。
山田ナミエ(やまだ なみえ)
山田さんの妻。主婦。現在は図々しい性格ともいえるが、昔はかなり繊細であった。
日真田大造(ひまだ だいぞう)
三丁目で探偵事務所を個人で経営している私立探偵。茶川ののぞき疑惑や親族の遺産探しなどそれほど仕事がないわけではない。たまに3人の探偵仲間と麻雀などをしている。九州出身。弟子として探偵にあこがれる小学生小林君がいる。
怪人X(かいじんX・本名不明)
町の外れの掘っ立て小屋に住んで、廃品回収や煙突掃除で生計を立てている正体不明の人物。30世紀の未来と関わりがあり、20世紀にやってきた未来人とも関わっている。「三丁目七不思議」の一つで、正体は元プロレスラーサンタクロース真空管が頭の部分に詰まっている等いろんな噂がある。
佐藤さん(さとうさん)
鈴木則文の友人。かつては出世頭でベンツにのっていたが、会社が倒産、その後道路工事で働いていたが、後に離婚してブラジルへ移住し、その後ハワイに移った。今は現地の人間と再婚しハワイの旅行会社で働いている。作品中では、数回鈴木家を訪れ、パイナップルや、コーヒー豆で作った醤油をお土産に持ってきている。
美空さん(みそらさん)
三丁目に住む気象庁職員。しかし気象庁では事務の仕事をしており予報官ではないのに、三丁目の住人からは天気を尋ねられることが多い。まれに天気予報が外れると文句を言われてしまう。独身だが、嫁いだ娘がいる。生活は非常に質素であることが伺える。
山本さん(やまもとさん)
三丁目に住む。保守的な性格で、長女の悦子とはよく反発し合う。長男の球児は甲子園の関東大会予選でベスト16まで進んだことがある。
竹矢部さん(たけやぶさん)
竹矢部総合病院の院長。助からない病気の患者には「ストレス性胃潰瘍」との診断結果を出すくせがあるらしい。相当な鉄道模型マニアで、西ドイツ(当時)のメルクリン社製の模型を多数所持。
お花さん(おはなさん)
三丁目の「幽霊屋敷」の主人のお婆さん。普段は息子夫婦と別の家で暮らしているが、たまに嫁と喧嘩して愛猫のタマとともに家に戻ることがある。家が荒れ放題なためか、子供達には勝手に死んだことにされている(故に、いるはずの無いお花さんの幽霊がいるという噂の遠因になった)。
榊原郁代(さかきばら いくよ)
夕日町がエリアのバス会社「マルワバス」の女性車掌。入社時は車内で転んだり乗り物酔いしていたが、その後改善。伊豆ゆきの貸切バスのバスガイドも務める。名前は榊原郁恵に因むと思われる。
某博士(ぼうはかせ)
何を研究しているかわからない博士。正体は謎。しかし職業の割に三丁目の安い住宅に住んでいて、安い食事をしているし、電気の契約も5アンペアである。スパイが調査しに来たが、へそで茶をわかす研究をしていたことがわかりあきれられた。スパイも気が付かなかったが、実は『蛙のへそで茶をわかす研究』はとてつもない大発明であるが、研究している博士も、その事はあまり理解していない様子。
木下捨子(きのした すてこ)
水商売をしている女性。最初は子供の「清一」に虐待を行っていたが、「弁当勉(べんとう つとむ)」先生という音楽家が清一の音楽の才能を見つけ、イタリアに連れて行く。最初は弁当先生を信じていなかったが、最近では評価している。
伊藤秋子
ポーロ化粧品(ポーラ化粧品がモデル)でセールスを勤める。夫とは離婚。双子の姉がいる。中学生の息子がいる。
園山田郁子(そのやまだ いくこ)
雑誌記者。いつも体重を気にしている。柔道3段で、ドラキュラを投げ飛ばしたこともある。
森田さん(もりたさん)
角丸商事という会社に勤めるサラリーマンで妻子とともに三丁目に住む。会社では営業成績ナンバー1。

[編集] 女学生

水野竜子(みずの りゅうこ)
子どもの頃から男の子相手に喧嘩に明け暮れ、高校時代は他校の男子番長を打ち負かすほどのスケ番となり、通っていた高校の名前から「紅百合のお竜」の二つ名を持つに至る。一方で尊敬していた男性教諭の言葉に従い猛勉強をして卒業式の代表生徒となり、大学にも進む。大学では尊敬していた教諭が校長と教育に関することで対立して追放された経緯から学生運動の活動家となり、その指導者の男子学生に想いを寄せるも惨い形で裏切られ、さらに社会人となってからは…。
男に負けないように生きながらも、男に振り回される人生を送ってしまった人といえる。
この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

[編集] 中学、高校生

広岡陽一(ひろおかよういち)
中学生。三丁目では割としっかりした家庭に住んでいる。家庭教師に来た相馬に最初は困惑するものの、仲良くなり成績も上がる。
川崎啓造(かわさきけいぞう)
高校生。至って普通の高校生。太宰治に嵌った事もある。
山本(やまもと)
高校生。川崎啓造の親友。心優しい好青年。裕福な家の出で、教師のものまねでクラスの皆を笑わせる人気者である上に勉強がよくできるなど、恵まれていると思われていたが…。
この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

[編集] 千夜一夜劇場(7巻)の登場人物

当項目の登場人物は7巻のエピソードにスターシステム的に出演している。しかし、他のエピソードにも出演している登場人物もいる。

青木五郎(あおき ごろう)
主に主役で二枚目半の役どころを演じる。
ヨーコ
基本的にヒロイン格の役どころを演じる。
黒田(くろだ)
厳つく豪快な人物を演じる。主人公の友人役から単なる暴漢まで演じている。
4巻『コッペパンの日々』の品川(前述)に良く似ている。
細野(ほその)
丸眼鏡をかけた細面の青年。主人公の友人役から敵役まで演じている。
4巻『コッペパンの日々』の登場人物で三浦雄一郎(後述)の家庭教師でもある細野(前述)に良く似ている。

[編集] 夕日小学校

[編集] 夕日小学校の先生

校長先生
のびのび教育を実践する先生。2学期から転任した。東北で仕事をしていて、娘と一緒に東京に来ている。娘がかまくらを作っていたところなまはげに変装して子供たちをおどかした。
山村先生
4年3組の担任の女性の先生。
フランケン先生
理科の先生。第8集「フランケン先生」で初登場。本名は「稲葉」。市川雷蔵に似ている。フランケンシュタインの孫の孫という噂だった。北川美加があこがれる。
熊田先生
図工の先生。
桜井先生
家庭科の先生。戦争未亡人で、いつも陰膳を据えている。若手の先生に対し、やや冷たい。

[編集] 夕日小学校4年3組

全児童47人のクラス。担任は女性の山村先生。座敷わらしが出没したのか、出席を取ると48人の日があった。

鈴木一平・古行淳之介は上記を参照。
北島三郎(きたじま さぶろう)
男の子。通称「サブちゃん」。一番の親友。車に酔いやすい。体育は得意だが勉強は得意でない。運動会では裸足で参加し、毎年いろいろな種目に出場し賞品を取ることに燃えていた。おねしょが直っていない。北島家は男の子が一人なのに「三郎」なのは、長男の一郎が戦争中に空襲で死亡し、次郎は戦後栄養不足で病死してしまったから。名前は、「同名の歌手」に因むと思われる。
三浦雄一郎(みうら ゆういちろう)
男の子。通称「ユウちゃん」。親友。榎本美佐子に「一平の金魚のフン」と呼ばれ、一度一平に反発したことがあった。本人は知らないが、実は養子である。苦学生の細野を家庭教師をつけてもらっている。なお三浦家には、信一郎という利発な子供が元々いたが、小学2年のときに病気で亡くしていた。後に本当の母親が訪ねて来るが養父母に門前払いをされる。その後母親は病に倒れ入院したが、病床の元で最後に雄一郎と再会。自分が本当の母親だと雄一郎に告げぬまま息を引き取った。名前は同名のプロスキーヤーから取ったものと思われる。
矢沢健一(やざわ けんいち)
男の子。通称「ケンちゃん」。親友。ベーゴマの達人で、「ベーゴマ仮面」の異名を取る。かつて怪人Xに車をプレゼントされたためか、怪人Xの「サンタクロース説」を支持している。名前は谷沢健一から取ったと思われる。「谷沢健一」との表記をされている話もある。
大木戸ミチコ(おおきど みちこ)
女の子。通称「ミッちゃん」。第3集「ミッちゃんと凧」で初登場。父親は大木戸建具店を経営。2歳の頃、母親が亡くなったため、今は家事も行っている。父想い。母の日がくると不機嫌になる。デパートに行った事がなく、デパートでお子様ランチを食べるのが憧れだったが、父の見合いで達成。
松田よし子(まつだ よしこ)
女の子。第3集「ミッちゃんと凧」で初登場。父親は公務員、母親は弁護士。誰とでもすぐ友達になるが、思い込みでよく喧嘩やトラブルを起こす。ままごとで自分中心の行動をとることが嫌われることもある。最初期には「みどりちゃん」と呼ばれていたこともある。
勝男(かつお・苗字不明)
通称「勝ちゃん」。男の子。初期にはゴンちゃん勝彦(かつひこ)と呼ばれたこともあった(アニメでは勝彦としてのみ登場)。第3集「スカスカ人生」で初登場。4人兄弟であったが、父親が亡くなったため2人の弟は親戚養子として出され、今は母・妹との3人暮らし。初期は周りからは不良と呼ばれていたが徐々に避けられる事はなくなり、実際には母想いの優しい少年。が、その後、たまに、いじめっ子として出てくる時もある(例 狼少年)。家計を助けるため新聞配達もしている。
北川美加(きたがわ みか)
女の子。第6集「パパはお金持ち」で初登場。元は豪邸に住んでいたが、父親の事業失敗により三丁目に移り住む。当初はわがままだったが、ミッちゃんと知り合って以来変わり始めた。「光太郎」という弟が生まれたときはやきもちをやいている。極度の偏食だったが、大学に入って飲酒の習慣ができて改善。映画版では一平のはとこという設定になっている。(姓は鈴木)特技はピアノ演奏。鎌倉ものがたりでも「御馬背美加(おませ みか)」として登場している。
大原れい子(おおはら れいこ)
女の子。第10集「いたずら教室」で初登場。級長をしている。厳しいタイプだが級長の選挙ではいつも大原に票が入ってしまう。生真面目でがり勉なところから「ガリレオ」がニックネーム。強度の眼鏡をかけていて、眼鏡を取られると何もできない。突然結核にかかって療養することになる。名前は大原麗子に因むと思われる。
松本聖子(まつもと せいこ)
第14集「潮干狩り」で初登場。クラス一の美少女。足のやけどの痕を気にしていつもズボンを履いていたが、クラスメイトの男の子の近藤俊彦に励まされカミングアウト。近藤俊彦のことが好きになる。比較的裕福な家に住む。後に妹、伊代子(いよこ)が生まれる。名前は松本伊代松田聖子に因むと思われる。
近藤俊彦(こんどう としひこ)
男の子。第14集「潮干狩り」で初登場。最初は他の男子と一緒に松本聖子のことをいじめていたが、後に彼女をかばうようになり友達になった。名前は近藤真彦田原俊彦に因むと思われる。
倉田まり子(くらた まりこ)
女の子。第14集「お母さんのミシン」で初登場。一時期父が体の不調で入院したため、母が洋裁で家計を支えている。家庭が貧しいことや母親が洋裁が得意という理由で、子供の頃はつぎはぎの手製の洋服を着せられることが悩みである。箱庭好きの祖父がいた。中学→高校→信用金庫に就職→結婚→出産の話もある。名前はアイドルタレントであった倉田まり子に因むと思われる。
加藤ひろ子・ひろし(かとう ひろこ、ひろし)
(表向きは)双子の姉と弟。頭が良くて気が強いひろ子と基本的に普通の男の子のひろしの姉弟。第16集「一番星みつけた」で初登場。ひろ子は事故で父母を亡くし、誕生日が同じであるため、ひろしの二卵性双生児ということで姉の家にに引き取られた。一日中喧嘩ばかりしていたが、ひろしがひろ子の経緯を知った時から仲良くなった。ひろ子は中学→高校と成長した話もある。
大蔵省太(おおくら しょうた)
男の子。クラスでも屈指の裕福な家庭に育ち、皆からも信頼されていたが…。
酒井陽子(さかい ようこ)
女の子。酒屋の娘。大蔵省太と仲が良かったが…。
菊池マリ子(きくち まりこ)
女の子。第18集「白いエプロン」で初登場。母親を亡くした後に父が再婚するも、新しい母親と中々馴染めずにいたが後に和解。料理が得意で、病気で入院して母親が不在の長江喜太郎の家に毎日晩ご飯を作りに行くなど優しい面もある。クラスの会計委員でもある。ちなみに初出の時の名字は岡田。
坂上やすこ(さかがみ やすこ)
女の子。第21集「おままごと」で初登場。おしゃべりで秘密の話までも喋ってしまう事から当初は「放送局」と言うあだ名だった。「きよこ」という妹がいる。姉妹なのに2人とも雛人形を買ってもらえないことが不満であった。すき焼きを作ってもらえないことが不満だったが、豚肉と野菜の多いすき焼きを作ってもらって満足。
榎本美佐子(えのもと みさこ)
女の子。第22集「植物標本」で初登場。現在は一平とともに学級委員をつとめる。至って真面目な性格。母と一緒に植物採集に出かけ、立派な植物標本を作ったことがある。父親は交通事故で死亡している。
岡部めぐみ(おかべ めぐみ)
女の子。第23集「優曇華の花」で初登場。お金持ちで裕福な家庭に育っており、以前北川家で差し押さえられたピアノはこの家に買い取られていた。自分では歌が上手いと思い込んでいたが、後にテープに録音された自分の歌声を聴いて音痴だと気づく。
山口太郎(やまぐち たろう)
男の子。第24集「雪合戦」で初登場。腕白で、がき大将や女の子と喧嘩になることもしばしば。しかし自分に原因がないのに親や先生に叱られてしまう。「男は泣くものでない」との考えから、弟の弱虫ぶりが気に入らず、いじめることもある。
堀チエミ(ほり ちえみ)
女の子。第26集「もがり笛」で初登場。父親が大酒飲みでロクに働かない為に母親が家出しており、給食費も払えないという非常に貧しい生活を強いられている可哀想な子。物覚えも悪く話すことも苦手だが実際は頭は良いらしく、作文では花丸を取ったりと時折隠れた才能を垣間見せることもある。名前は堀ちえみに因むと思われる。
チエ子(ちえこ)
女の子。苗字は不明。第28集「家においでよ」で初登場。一度岡部めぐみと互いの家に泊まったことがある。姉と弟二人がいる。祖母の臨終間際の誤解から、宅間先生を「人殺し」と勘違いしていた。
木下清一(きのしたせいいち)
男の子。水商売をしている母、捨子から虐待を受けていた。寝小便をする、運動から勉強に至るまで冴えないが、ハーモニカの腕前だけは認められていた。その才能を認められて弁当勉先生と一緒にイタリアに渡り、母と別れた。
南野洋子(みなみの ようこ)
女の子。第28集「切手」で初登場。父が船乗りだったが、沈没して行方不明になり、保存してあったエアメールの使用済み切手を手紙に貼って風船につけて飛ばす。名前は南野陽子に因むと思われる。
長江喜太郎(ながえ きたろう)
男の子。縁日や駄菓子屋のクジが大好きな勝負師。抜群のウデでよく1等や2等を引き当てるが、ハズレが続いてドツボにハマることもある。由美子という可愛い妹がいる。
吉田シゲル(よしだ しげる)
男の子。最初は失業していた父親があちこちを転々としており母子家庭だったが、捨て猫の「ラッキー」を拾ってから、父親の仕事が見つかり母親の質屋通いもなくなり円満な家庭となっている。一時ラッキーが知人に誘拐され不在となり不運が続いたが、数日でラッキーが戻り戻り持ち直した。飛行機模型の作成が得意であり、後にUコンの大会で優勝する。
木下慎太郎(きのした しんたろう)
里子の息子の一人で長男。家の食事が貧しいからか、給食好き。特に鯨カツが大好物。非常に弟想い。お菓子屋(茶川の経営する駄菓子屋とは別)限定で超能力を使えると思い込んでいる(実際は店主におまけしてもらっているだけ)。弟の名前が「裕二郎」であることから名前は石原慎太郎に因むと思われる。
結城令子(ゆうき れいこ)
女の子。生まれつき心臓が弱く、体育の時間も常に欠席し、色白なところから「ユーレイ」がニックネーム。隣の席のサブちゃんは思いやりに欠けていたが、野良犬を退治したことから思いやりができるといった効果をもたらした。
亀尾春子(かめお はるこ)
女の子。頭が悪くて運動神経が悪い上に暗いと言う理由で男子からいじめられ、女子からも無視されていた。ふとしたきっかけから勝男(勝ちゃん)と仲良くなるが…。心優しくしっかりした美人の姉がいる。
北霧鈴恵(きたきり すずえ)
女の子。貧しい家庭に住んでいるために何時も同じ服を着てくる為に周囲からからかわれていた。。着せ替え人形の服を作るのが趣味。
大杉戸ピー子(おおすぎと ぴーこ)
女の子。北霧鈴恵の親友。周囲からからかわれる鈴恵を常にかばい、本当はルックス、スタイルが良いことを評価している。後に大人となった姿が描かれており、そのときの姓は泉である。
桑原繭子(くわはら まゆこ)
女の子。夏休み前は男の子と変わらない格好をして一平や三郎たちと一緒に遊んだ仲だったが、夏休みが終わったあとは女の子らしい格好をし、立ち居振る舞いも女の子らしくなった。それ以降、一平たちとは遊ばなくなってしまった…。

[編集] その他の小学生

北野厚子(きたの あつこ)
女の子。4年3組の北野の妹。小さな頃からボーイッシュで、おてんば娘。小学校の頃は兄に嫌われていた。高校では陸上部、大学では大の飲兵衛。両親が九州に転勤したため、兄と一緒に住んでいる。そのため兄が保護者役。古い油でオムライスを作ってしまい、家族中が食中毒になってしまったことから料理が不安になっている。
山口二郎(やまぐち じろう)
男の子。4年3組の山口太郎の弟。兄とは対照的にやや気弱で臆病で泣き虫。その為にいつも兄から事あるごとにいじめられているが、それでも兄の後ろをついて歩いている。

[編集] 夕日小学校4年3組児童の関係者

[編集] 動物その他

甘党のネコ
三丁目に住み着いてるネコ。ネコのくせに魚嫌いのアレルギー体質でお菓子など甘い物が大好き。他の猫と違い酒も飲めない。
モモ
三丁目の長老猫の一匹で年齢は20歳、人語を話す魔力を持つ。
ミケ
飼われた家のおじいさんの影響で野鳥保護に協力している鳥の味方の変な猫。白黒なのになぜか名前はミケと言う。
ラッキー
飼い主に幸運を呼ぶ猫で貧乏だった吉田家を救う。一度母親の知人にさらわれるが、大損させ追い出されたため吉田家に戻った。
トラ猫大将(とらねこたいしょう)
三丁目の若い猫たちのリーダー格。北斎先生やモモの看病をしたこともある。元は流浪の野良猫で、三丁目で自分にそっくりな飼い猫と出会い、騙して自分が飼い猫の座に居座るが、後に再度野良猫となる。その後そのそっくりな猫とともに暮らしていたが、伊豆旅行の際に彼が現地の猫と恋に落ちたため、離別した。子供の頃からの練習により、ほんもののトラそっくりの吼え声を出すことが出来る。
影武者猫(かげむしゃねこ)
トラ猫大将そっくりのトラ猫。元は飼い猫であったが、トラ猫大将に騙されて住処を失う。後に命からがら帰ってきたときには、自分に成り代わっていたトラ猫大将も棄てられていた。そのため大将の弟分として、大将とともに三丁目で野良猫として生活を始める。伊豆旅行の際、現地の猫と恋に落ちたため、長年兄貴分だった大将と別れることとなった。
北斎先生
二まわり猫(24歳になる猫)。超能力が使える。世話になった家には小判を置く。
ロボ(ろぼ)
三丁目の元野良犬。三丁目の動物達で知らぬものはおらず猟師に飼われてからもその地位は変わっていないようだ。草野球の穴埋めメンバーとして活躍したこともある。
チップ
コタツ好きの犬。風邪を引いたときに同じ家の先輩格の飼い猫にコタツに入れてもらい、以後重度のコタツ中毒となったが、後に改善した。肉屋さんにのみおつかいに行ける。
コジロー
三丁目の森田さんちで飼われている犬。昔、ジローという利口な犬を飼っていたが死んでしまい、姿が似ているこの犬を拾った。しかしコジローはジローとは違い失敗ばかりしていたので「ドジロー」と言われていたこ事もあった。少しはマシになっているが思わぬ勘違いをする事もある。
狸たち
三丁目に住む狸は変身能力を持ち、特に満月の晩には人を化かすこともある。茶川先生に葛籠の幻覚を見せてゴミ箱をあさらせたり、人に化けて銭湯へ行ったり人家に上がりすき焼きを食べたりと、様々ないたずらをする。宅間先生は動物を無料で診療するため、狸たちもお世話になっている。「母と娘」、「父と息子と娘」、「父と母と子たち」、「狸の長老」など様々な家族が登場する。


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