ホンダ・RA106
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ホンダ・RA106はホンダ・レーシング・F1チームが2006年のF1世界選手権に投入したマシンである。参戦ドライバーはルーベンス・バリチェロとジェンソン・バトン。 シーズン序盤は予選、決勝ともに素晴らしい活躍を見せた。第3戦オ-ストラリアGPでは予選でポール・ポジションを獲得する。しかしタイヤが思うように温まらず、その後は低迷を続けた。よって序盤2戦の好結果は、温暖な気候に助けられたものだった。
しかし第12戦ドイツGPごろからマシンの調子が上がり始め、続く第13戦ハンガリーGPではジェンソン・バトンが初優勝。終盤6戦の獲得ポイントはこの年の王者フェルナンド・アロンソやミハエル・シューマッハよりも多かった。
[編集] スペック
- 全長 4,675 mm
- 全幅 1,800 mm
- 全高 950 mm
- ホイールベース 3,140mm
- 前トレッド 1,460 mm
- 後トレッド 1,420 mm
- ブレーキキャリパー アルコン
- ブレーキパッド・ディスク ブレンボ・ヒトコ
- ホイール BBS
- エンジン RA806E
- 気筒数・角度 V型8気筒・90度
- スパークプラグ NGK
- 燃料・潤滑油 ENEOS
- 排気量 2,400cc
[編集] 記録
年 | シャーシー | エンジン | タイヤ | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | ポイント | ランキング |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006 | RA106 | ホンダ V8 | M | BHR | MAL | AUS | SMR | EUR | ESP | MON | GBR | CAN | USA | FRA | GER | HUN | TUR | ITA | CHN | JPN | BRA | 86 | 4位 | |
ルーベンス・バリチェロ | 15 | 10 | 7 | 10 | 5 | 7 | 4 | 10 | Ret | 6 | Ret | Ret | 4 | 8 | 6 | 6 | 12 | 7 | ||||||
ジェンソン・バトン | 4 | 3 | 10 | 7 | Ret | 6 | 11 | Ret | 9 | Ret | Ret | 4 | 1 | 4 | 5 | 4 | 4 | 3 |
- ドライバーズランキング
- ドライバーズランキング6位(ジェンソン・バトン)1勝 1PP
- ドライバーズランキング7位(ルーベンス・バリチェロ)
[編集] 関連リンク
http://www.honda.co.jp/F1/spcontents2006/ra106/
創設者 | 本田宗一郎 | |
現在のチーム首脳 | ロス・ブラウン | ニック・フライ | 中本修平 | |
チーム関係者 | 福井威夫 | ヨルグ・ザンダー | ロイック・ビゴワ | |
元チーム関係者 | 中村良夫 | 久米是志 | 川本信彦 | 入交昭一郎 | 桜井淑敏 | 後藤治 | ジル・ド・フェラン | ハーベイ・ポスルスウェイト | 和田康裕 | |
現在のドライバー | ジェンソン・バトン | ルーベンス・バリチェロ | アレクサンダー・ヴルツ| マイク・コンウェイ | |
過去のドライバー | ロニー・バックナム | リッチー・ギンサー | ジョン・サーティース | クリスチャン・クリエン | |
F1マシン | RA271 | RA272 | RA273 | RA300 | RA301 | RA302 | RC100 | RA099 | RA106 | RA107 | RA108 | |
チーム関連会社 | 本田技研工業 | M-TEC | ホンダ・レーシング・ディベロップメント | 鈴鹿サーキット | |
現在のスポンサー | セレラント・コンサルティング | セイコー | 新日本石油 | ブリヂストン |