ゼニガメ (ポケモン)
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ゼニガメ | |
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全般 | |
英語名 | Squirtle |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | なし |
進化後 | カメール |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | かめのこポケモン |
タイプ | みず |
高さ | 0.5 m |
重さ | 9.0 kg |
特性 | げきりゅう |
ゼニガメは、ポケットモンスターシリーズに登場する492種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
なお、ゼニガメ(銭亀)という名前はクサガメやイシガメの子供をペットショップで販売する時の名称である。
目次 |
[編集] 特徴
カメをモチーフとしたポケモン。背中の丸い甲羅は単に身を守るだけでなく、表面の溝によって、水の抵抗を減らしつつ素早く泳ぐことができる。産まれたばかりのゼニガメは、誕生後しばらくすると背中の甲羅が次第に膨らみ始め、だんだんと硬くなっていくという。首を甲羅の中に引っ込めるとき、水を噴射する。
[編集] ゲームでのゼニガメ
『赤・緑・青』および『ファイアレッド・リーフグリーン』で最初にオーキド博士からもらえるポケモンのうちの1種。主人公がこのゼニガメを選んだ場合、ライバルはフシギダネを選ぶ事になる。また主人公がヒトカゲを選べば、ライバルがこのゼニガメを選ぶ。
『ピカチュウ』バージョンでは入手方法がやや異なり、クチバシティのジムリーダー・マチスに勝利した後、アニメに登場するジュンサーらしき人からゼニガメを譲り受けることとなる。
『金・銀・クリスタル』『ルビー・サファイア・エメラルド』『ダイヤモンド・パール』では他ソフトとの通信で入手する事が可能。
最初の3匹の中では「ぼうぎょ」「とくぼう」がやや高めのバランスの取れた能力を持ち、またじめんタイプ・こおりタイプの技を覚えさせることで苦手とするくさ・でんきタイプに対抗できるため、3匹の中では初心者向けと言える。レベル16以上でカメールに進化する。
『ポケモン不思議のダンジョン』では、主人公・パートナーの一匹として登場する。パートナーとして選択した場合、他のポケモンより若干砕けた口調で話す。一人称は「オイラ」。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』では新キャラクター・「ポケモントレーナー」の手持ちポケモンとして登場。フシギソウ、リザードンと使い分ける形で操作できる。声優はアニメのサトシのゼニガメと同じ愛河里花子。
俊敏でみずタイプということもあり炎の技に強いが、非常に軽く、草の技を使うフシギソウに対してはどうしようもなく弱い一面も持つ。必殺技「からにこもる」が甲羅にこもって突進攻撃をするというものになっており、攻撃ヒット時には「スーパーマリオブラザーズ」でノコノコの甲羅をヒットさせた時と同じ音がする。
[編集] アニメでのゼニガメ
主人公、サトシのポケモン。声優は愛河里花子。もとはトレーナーに捨てられたゼニガメ達によって構成された非行集団、「ゼニガメ団」のボスであったが、自分をロケット団の攻撃からかばったサトシに付いて行く。明るい性格で、ゼニガメ団を率いていたこともあってか、時には親分肌な一面も見せる。ピカチュウ、フシギダネとは昔からの付き合いもあってか親友である。ゼニガメ団時代に着用していたサングラスは甲羅の中に隠し持っている。
のちに、改心して消防団の一員となったゼニガメ団の仲間たちと再会、サトシのゼニガメも消防団に入団し、サトシの元を離れるが、ジョウトリーグの予選でキングラーが負傷した時に現れ、ピンチの状況を切り開いた。アドバンスジェネレーションではバトルピラミッド攻略の際、サトシに呼び寄せられそこで同じくサトシに呼ばれてきたフシギダネやリザードンと再会し、全員で山篭りをした。ジンダイとの戦闘ではテッカニンの素早さに翻弄されつつも「ロケットずつき」で何とかテッカニンを撃破するが、次のソルロック相手には技をことごとく破られ、ソルロックの「ソーラービーム」を受けて倒れる。
サトシのライバル、シゲルもゼニガメを選んで旅立っている。サトシも最初のポケモンにゼニガメを選ぶつもりだったが、寝坊したために選ぶことが出来なかった。このゼニガメはジョウトリーグ・シロガネ大会でカメックスとして登場する。
また、ハルカも♀のゼニガメを連れていた。声優は半場友恵。ハルカがオーキド研究所にやってきた時になつかれ、そのままもらうことに。このゼニガメは最初は臆病だったが次第に解消され、コンテストで活躍するようになる。 中でも1次審査で活躍をして、ゼニガメのおかげで2次審査に進めたと言っても過言ではないほど。その後、DPではカメールに進化して登場した。 技は、泡や水鉄砲、体当たりやからにこもるや高速スピンなど、技を覚えるスピードが意外と速い。
ポケモン不思議のダンジョン 出動ポケモン救助隊ガンバルズ!では主人公で、人間の男の子がゼニガメとなってポケモンの世界で救助隊「ガンバルズ」のメンバーとして活躍する。声優は小林沙苗。
[編集] ポケモンカードでのゼニガメ
水タイプのたねポケモン。初登場は第1弾。進化形のカメール、カメックスと共に、構築済みデッキのメインとして収録されることも多い。
[編集] 映画でのゼニガメ
『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』で「アイツー」と仲良しのポケモン。体の表面には通常のゼニガメにない模様があるが、それはコピーされた「ゼニガメツー」だからである。ゆえに、正確に言えばこれはゼニガメではない。 最後は消滅してしまう。サトシのゼニガメとコピーゼニガメが戦うシーンもあるが、コピーゼニガメの「のしかかり」で苦戦する。
劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーションミュウと波導の勇者ルカリオとポケットモンスターアドバンスジェネレーションポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィで、ハルカのゼニガメが登場。
短編映画『ピカチュウのなつやすみ』では、ブルーとの背伸び対決で負け、マリルとの水泳対決でもトサキントの邪魔により負けてしまう。
[編集] その他におけるゼニガメ
漫画『ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』では主人公・マロンの幼馴染の少年・アーモンドに憧れるポケモンとして登場。礼儀正しく、やや気が弱い。カメール、カメックスの姉を持つ。 漫画『ポケットモンスター 4コマ大百科』のではアチャモと並んで中心キャラになる事が多い。なお、劇中でゼニガメの系統のポケモンは全て丁寧語でしゃべっている。
「ポケットモンスターSPECIAL」ではブルーがオーキド研究所で盗んだ個体が存在するが、初登場時はすでにカメールに進化していたため、本編での活躍の描写は全くなく、目次のイラストやオーキド博士の回想位でしか登場しない。
[編集] 関連項目
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マリオシリーズ | マリオ - ルイージ - ヨッシー - ピーチ - クッパ - ドクターマリオ - ワリオ |
ドンキーコングシリーズ | ドンキーコング - ディディーコング |
ゼルダの伝説シリーズ | リンク - ゼルダ / シーク - ガノンドロフ - こどもリンク - トゥーンリンク |
メトロイドシリーズ | サムス / ゼロスーツサムス |
星のカービィシリーズ | カービィ - メタナイト - デデデ |
スターフォックスシリーズ | フォックス - ファルコ - ウルフ |
ポケットモンスターシリーズ | ピカチュウ - プリン - ミュウツー - ピチュー - ポケモントレーナー(ゼニガメ・フシギソウ・リザードン) - ルカリオ |
F-ZEROシリーズ | キャプテン・ファルコン |
MOTHERシリーズ | ネス - リュカ |
ファイアーエムブレムシリーズ | マルス - ロイ - アイク |
その他の任天堂キャラクター | アイスクライマー - Mr.ゲーム&ウォッチ - ピット - ピクミン&オリマー - ロボット |
ゲストキャラクター | スネーク - ソニック |
オリジナルキャラクター | マスターハンド / クレイジーハンド - 謎のザコ敵軍団 - ギガクッパ - サンドバッグくん - 亜空軍 / タブー |