ウルトラマンA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ウルトラマンA』(-エース)とは、1972年(昭和47年)4月7日から1973年(昭和48年)3月30日までTBS系で毎週金曜日19:00 - 19:30に全52話が放送された、円谷プロダクションが製作した特撮テレビ番組の名称、あるいはその劇中に登場する巨大変身ヒーローの呼び名である。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 内容
ウルトラシリーズ第5作であり、第2期ウルトラシリーズの第2作にあたる。異次元人ヤプールが送りだす超獣と戦うウルトラマンAおよびTACチームの活躍を描く。男女(北斗星司・南夕子)合体による変身など多くの新機軸が盛り込まれた。
重厚な人間ドラマを強調した名編が目白押しだった前作『帰ってきたウルトラマン』とは打って変わって娯楽性が強調され、より子供向けに徹した作品とはいいながら、他のウルトラシリーズと比較して、現実性が強く人間が心の奥底に持つ卑しさや汚い心などの醜悪なエゴイズムが前面に出されており、それを利用する卑劣な敵役のヤプールに関しても不気味な描写が多い、おどろおどろしい作品に仕上がっている。しかも、後半は前作『帰ってきたウルトラマン』にも引けを取らない重厚な人間ドラマも強化され、それは衝撃的かつ感動的な最終回へと発展していく。
[編集] 番組ができるまで
『帰ってきたウルトラマン』の後続番組として企画された本作は、市川森一、上原正三、田口成光の3人の脚本家による「ウルトラハンター」「ウルトラファイター」「ウルトラV」の3種類の企画を整理・統合したものであると言われる。当初予定されていたタイトルは『ウルトラA』であった。
異次元人ヤプールが送り込んでくる超獣や宇宙人から地球を守るために、銀河連邦によって地球人の男女にウルトラマンAとしての能力が与えられたという設定が導入され、主人公たちは危機において、男女合体によりウルトラマンAに変身する。男女の合体によるヒーローの誕生は、性差を越えた完全な超人の誕生という理念を元にした設定だった。これらの新設定は、『仮面ライダー』等の特撮番組が相次いで制作される中、他の番組との差別化を図る必要があったために試みられたものであった[1]。
また、第1話でA本人が語った「銀河連邦」は円谷プロが制作していた『ミラーマン』など他のヒーロー番組を一つの世界観でまとめるために考案された設定である。
また、『仮面ライダー』との差別化が図られる一方、逆に同作品と同様のプロットが新機軸として導入されることにもなった。例えば、ウルトラマンシリーズにおいては、異次元人ヤプールのようなレギュラーの敵組織という試みは初めてのことであった。この点は、『仮面ライダー』においては「ショッカー」というレギュラーの敵組織が存在することから触発されたもの、としばしば解釈されている[2]。
[編集] 発生した問題
しかし、これらの新機軸はいくつかの佳作を生み出したものの、作品の自由度を制限する面も多く、十二分に生かされたとは言えなかった。結局、シリーズ途中でヤプールは全滅・退場し、主演女優の降板で男女合体変身も行なわれなくなって、従来の路線に戻ることとなった。
また、「銀河連邦」もドラマに登場することはなく、『トリプルファイター』の副主題歌やいくつかの商品展開に使われたのみで終わった[3]。
夕子の退場後、普通の地球人の少年・梅津ダンを「ウルトラ6番目の弟」として登場させ、北斗とダンの交流を軸に物語が展開された。これは視聴者である少年たちに「君もウルトラ兄弟になれる」という親近感を持たせるための施策と考えられ、事実この時期は視聴率が上向いているが、梅津姉弟は第43話を最後に特段説明なども無いまま姿を消している。これは、本来の「ウルトラ6番目の兄弟」であるウルトラマンタロウが近づいたための配慮と伝えられるが、ダンの存在が中途半端に終わった感もある。
[編集] 評価
このように初期設定を生かし切れなかった面は否定できないが、超獣という新キャラクターの設定を生かした第3,6話、本作以降明確化されたウルトラ兄弟の設定を生かした第5話、地球滅亡の危機に立ち向かう二人の主人公のパートナーシップを前面に出した第7,8話の前後編など、初期設定を生かした秀作も作られていた。そして数々の新設定を集大成した第13,14話の前後編はウルトラシリーズ屈指の大作として高く評価するファンも多い。また、初期設定が変更され従来のウルトラシリーズの路線に戻った第29話以降も、印象的な超獣こそ少ないものの、個性の強いエピソードが続出した。そして、ウルトラの父の登場や歴代ヒーローの客演によりウルトラ兄弟という設定が強調されていったことは記憶されてよい。
[編集] タイトルに関して
なお、『ウルトラマンA』は、前作までの「ウルトラシリーズ」『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』の名称の流れに従い、当初は『ウルトラA』と名付けられるはずであった。しかしすでに玩具メーカーのマルサンから同名のフィギュアが発売されており、商標名の問題が起きたため『ウルトラマンA』に改名して番組制作した。『ウルトラA』の名で収録された主題歌の音源も現存しており、さらに小学館の学習雑誌の記事でも、直前まで「ウルトラA」と紹介されていたことからも、かなり切迫した状況の中での名称変更だったと考えられる。
本作以降、ウルトラ・ヒーローは「ウルトラマン~」というネーミングが主体となり、そのためウルトラ・ヒーロー名=「ウルトラマン~」というイメージが定着した。ただ、こうしたイメージの定着は、本作以前の作品である『ウルトラセブン』の名称がしばしば誤って「ウルトラマンセブン」と呼ばれる事態にも繋がっている。
[編集] 「超獣」の概念
それまでのウルトラシリーズでは「怪獣」が主な敵役であったのに対し、この番組に登場する敵は「超獣」(Terrible-monster "怪獣を超えるもの"という意味)と呼ばれる。超獣が怪獣より強力である事を示す為の演出として、第8話「太陽の命 エースの命」では、"超獣"ドラゴリーが、前作にも登場した"怪獣"ムルチを惨殺するという展開が織り込まれている(『タロウ』ではこの逆の演出が見られる。後述)。当初は異次元人ヤプールが地球上の生物と宇宙怪獣を超獣製造機(Terrible-mixer)で融合させて作った合成生物という位置づけであったが、シリーズ途中でヤプール軍が全滅したことによりヤプールとは関係がないと推測される「超獣」が出始めたため、超獣という語の定義は次第に不明確になってしまった(第25話では宇宙人の手下であったり、第35話においては超獣の夢を見た子供がおねしょとして超獣を産みだし、第47話においてはオオサンショウウオが太陽光線を浴びて超獣化する等のケースがあった)。そして、この超獣の設定ゆえに、次作『ウルトラマンタロウ』第1話において、超獣より更に強い大怪獣を出現させることになる。ちなみに後の作品の『ウルトラマンダイナ』にも超獣と言う別名を持つ怪獣トロンガーが登場しているが、これも本作とは無関係の存在である。
- 「超兵器怪獣の略」と表記している資料もある。
[編集] 合体変身と南夕子の退場
本作において設定された男女合体変身は、それまでのヒーロー番組においてほとんど例のない新機軸であり、メインライターの市川森一が原案において当初から設定していたことからも、本作のテーマの軸をなす設定であったといえる。前半のいくつかの話ではこの設定が生かされたエピソードも挿入されていたが、いくつかの要因により、南夕子の設定を生かし切ることが難しくなってきた。「男女合体変身だとヒーローとして弱々しい」「合体変身を子供がまねることが難しい」等の番組の評判としての意見もさることながら、ストーリーを展開する上で、北斗と夕子のドラマをそれぞれ語る必要があるなど、脚本側の要求があったとも言われている[4]。
[編集] キャラクターとしてのウルトラマンA
- 身長:40メートル
- 体重:4万5000トン
- 年齢:1万5千歳
- 飛行速度:マッハ20
- 走行速度:時速580km(放映当時は1000km)
- 水中速度:220ノット
- ジャンプ力:900メートル
- 腕力:14万トンタンカーを持ち上げる
- 戦力:兵力71000人分、艦船190隻分、航空機750機分、アメリカ第7艦隊以上の戦力を持つ。
- 趣味:詩作[5]
- 職業:宇宙警備隊員。地球より帰還後はアンドロメダ星雲方面の任務を経て支部長。('70~'80年代の児童誌設定による)
- 家族構成:孤児で、ウルトラの父とウルトラの母に育てられた。その為、二人の実子であるウルトラマンタロウ、彼の従兄弟であるウルトラセブンとは特に仲が良い。
- 特徴:ウルトラ兄弟の中では一番多くの光線技・超能力を持ち、中でも多様な光のカッターを使った切断技のバリエーションにかけては右に出る者がいない。「光線技のエース」と呼ばれる所以である。児童雑誌の解説では、胸にカラータイマー、額にウルトラスターの2つのエネルギー源があるため、それまでのウルトラ戦士と比べて倍のエネルギーを使えるためという描写がある[6]。また、一般に知られるウルトラマン的な掛け声(よく「シュワッチ」、「ヘア!」と表記される)に加えて、迫力を増すためか納谷悟朗による固有の掛け声が度々用いられている(主に、攻撃を仕掛ける際の「テェーイ!」という気合のこもった叫び、または危機に陥った時に漏らす「フゥーン!」という苦悶の声など)。
- 「性差を越えた完全な超人」というコンセプトから、その姿は両性具有の観音像をモチーフとしており、他のどのウルトラマンにも似ていない。
- その声と後述する北斗星司の性格設定の影響からか、後年の2次創作漫画「ウルトラマン超闘士激伝」では、短気なキャラクターとして描かれている。
- 倒した超獣の死骸を墓に埋葬したり持って帰ったり、あるいは戦闘中に特に理由もなく相撲の四股を踏むなど、特異な行動も見せる。
- また、北斗や夕子と合体する際に2人を見下すような言い方や、他の兄弟に対しても命令口調で喋るなど大きな態度で接することもあった。
- 第1・2話は上下で分割する事が出来るセパレートタイプのスーツを使用していたが、第3話以降は役者の変更と同時に従来と同様のスーツとなった。[7]なお第1・2話で使用したスーツ自体は後にスチール星人に改造された。
- 弱点:地中に潜れない(第5話の時点。第28話では克服していた)、水中戦に弱い。
[編集] 能力
- メタリウム光線
- Aの最も得意とする必殺光線。両腕を伸ばしつつ上半身を大きく左後方にひねり、投げつけるような感じで素早く正面に向き直ってL字型に組んだ両腕の右側から発射される(第50話では発射までの動作が若干異なる)。当時の円谷プロの光学合成の水準の高さを見せつけるような赤、青、黄色の輝きを持つ美しい光線。発射ポーズはウルトラセブンのワイドショットに似ているが、それ以上の威力があるとされる。決め手として多く使用されていたが、避けられたり通用しなかった事も何度かあった。「ウルトラヒーローの必殺光線を浴びて倒された敵キャラクター(主に超獣・怪獣など)は激しい爆発とともに木っ端微塵に吹き飛ぶ」という演出は本作で確立される。
- パンチレーザー
- 額のウルトラスターから放射される、敵を怯ませる程度の威力があるレーザー。断続的に発射するタイプもあり、こちらはレッドジャックにダメージを与えたが、フブギララには通用しなかった。発射体勢はセブンのエメリウム光線(反磁力線発射時)と同様だが威力は劣り、威力の強弱はつけられない。
- ウルトラスラッシュ
- ウルトラマンの八つ裂き光輪と同様の切断技。バキシムの首を切断して倒した。
- ウルトラギロチン
- 「ウルトラギロチン」と叫んでから、頭部のエネルギーホールから発生させたエネルギーをギザギザの円形にして投げ、3つに拡散させて敵を切り裂く。ウルトラスラッシュの数倍の威力があるためエネルギーを大量消費し、使用にはウルトラの星からの許可が必要。メタリウム光線を軽々と避けたブロッケンに対し、ウルトラ4兄弟からのウルトラサイン「立て!撃て!斬れ!」を受けて使用し倒した。このエネルギーは様々な形に変形可能。
- ヴァーチカル(バーチカル)・ギロチン
- ウルトラギロチンの変形技。ピンと伸ばした右手刀と左手刀の間に大きな三日月型の切断力場を垂直に形成し、敵に発射して真っ二つにする。メトロン星人Jr.、キングカッパー、バッドバアロン、フブギララを倒した。第8話のメトロン星人Jr.戦のナレーションでは「ウルトラギロチン」と呼称され、同時に「エネルギーの消耗が激しい」という解説もされている。
- ホリゾンタル・ギロチン
- ウルトラギロチンの変形技。三日月型の切断力場を垂直ではなく水平に形成したもの。バッドバアロンの首を切断した。
- サーキュラー・ギロチン
- ウルトラギロチンの変形技。三日月型の切断力場を両手でX型を描いて形成する十字型ギロチン。サボテンダーを倒した(別名:サーキュラーナイフ)。
- マルチ・ギロチン
- ウルトラギロチンの変形技。頭部と両腕先から小型の光のナイフを複数放つ。ユニタングをバラバラにしたが、再生した(別名:ギロチンナイフ)。
- ギロチン・ショット
- ウルトラギロチンの変形技(別名:スペースギロチン)。ウルトラギロチンのエネルギーをスペースQの応用で凝縮して放つ最強のカッター光線。最終話でメタリウム光線に耐えたジャンボキングの首を切断してとどめをさした。一部の資料では「連続発射した」と記載されているが、劇中では1発しか発射していない。
- スペースQ
- ウルトラ4兄弟のエネルギーを借りて出した必殺技。頭頂部にエネルギーを集め、球状の光線として敵に放射する。5人分のエネルギーを集中させるため、エースの光線技の中では最強の威力を誇り、メタリウム光線の通じないエースキラーを倒した。脚本段階では、Aの新たなアイテムとして頭部に光の球体が装着されるイメージだったが、完成作品では一度きりの技として処理されている。「Q」とは「五重奏」を意味する「Quintet」から来ていると思われる。
- タイマーショット
- カラータイマーから放射される光線。ガランの腕を焼き切った赤い光線と、スフィンクスの胴体を倒した虹色光線がある。
- アロー光線
- くさび形光弾を連射する。色は赤、白、青の3種類で、主に牽制に使用される。キングカッパー、ヒッポリト星人、サウンドギラー、フブギララに使用。また、当たると電撃になってダメージを与える光輪型もあり、これはカイテイガガンに使用している。
- スラッシュ光線
- 右手から放つ単発の光弾で、バキシムの角ミサイルを破壊した。
- スター光線
- 両手先の間から星型光弾を連射する。マッハレスにダメージを与えた。一部の資料では「スターショット」と表記されている。牽制技であり、威力もあまり高くはないが、ニンテンドウ64ソフト「PDウルトラマンバトルコレクション64」では、なぜかメタリウム光線以上の破壊力を持っている。
- エネルギー光球
- 両手の間に発生させたエネルギーを丸め、赤い弾にして投げつける。当たると爆発する。ザイゴンにダメージを与えた。
- ダブルビーム
- 両手を広げ、両手先から一点を狙って放つ白色光線。サボテンダーの舌を焼き切った。
- ドリル光線
- 右手にドリルのように渦を巻いた光線を発生させる。キングクラブの尻尾をバラバラにした。
- ストレート光線
- 両手を広げ、両手先から一点を狙って断続的に放つ光弾。巨大ヤプールに使用。
- ムーン光線
- 右手から三日月型光弾を連射する。巨大ヤプールに使用するが、通用しなかった。
- ブルーレーザー
- 交差させた両腕を伸ばして放つ青色熱光線。雪山の頂に放ち、雪崩を起こしてアイスロンの死体を埋めた。
- シューティングビーム
- 両手のひらを合わせて連射する青いエネルギー波。スノーギランに使用したが、効果が無かった。
- ハンディシュート
- 両手先から断続的に発射する光の矢。スチール星人に使用。
- ダイヤ光線
- 両手先を合わせて放つ、菱形の光弾。ブラックビジョンを倒し、マッハレスにダメージを与えた(別名:カッタービーム)。
- ハンドビーム
- ジャンプして両手をそろえて放つ青い光線。アングラモンの弱点の胸を撃って倒した。地上でビームを断続的に発射するタイプもあり、こちらはバクタリにダメージを与えた。
- グリップビーム
- 右拳から放つ光線。カイマンダを倒した。
- アタックビーム
- 両手先の間から放つ赤色熱光線で、キングクラブを倒した。
- パンチレーザースペシャル
- 両手を広げて発生させたエネルギーを手先に集中し、3本の赤色光線にして放つ。ガマスを倒した。
- エネルギー光線
- 両手間に発生させたエネルギーを凝縮し、断続的に放つ。ダイダラホーシを倒した。
- タイマーボルト
- カラータイマーから空に電撃エネルギーを放射し、敵に雷を落とす。ブラックサタンに石油を浴びせた後、この技で炎上させた(別名:ウルトラサンダー)。
- フラッシュハンド
- 両腕を熱エネルギーで包み、チョップを叩き込む。コオクス戦ではフラッシュハンドを光輪にして投げつけ、敵の腕を切断した。また、熱エネルギーを炎に変えて放射する「エースファイヤー」という技もあり、スフィンクスにダメージを与えた。
- 透視光線
- 両目から放つ光線。煙等に隠れた敵を発見する。火山の煙に隠れたルナチクスを発見した。
- メディカルレイ
- 両目から放つ治療光線。オニデビルの赤い豆の毒にやられた人々の体内から豆を取り出して回復させた。
- ウルトラシャワー
- 両手を合わせて噴射する溶解液。ユニタングを溶かした。
- 実体化ガス
- 両手を合わせてガスを噴射し、敵の実体を探す。アプラサールに使用。
- 消火フォッグ
- 指先から消化液を噴射する。第10、15話で火災を消し止め、第41話ではカイマンダの後光輪の炎を消火した。
- セット光線
- カウラに鼻輪をかけ、おとなしくさせた。
- ボディスパーク
- 全身から発する高熱。体に巻きついたユニタングの糸を焼き切り、フブギララの冷凍ガスで凍りついた体に熱を取り戻した。
- サークルバリア
- 両手で発生させる円形の光の壁。ブラックサタンの光線を跳ね返した。
- ウルトラネオバリア
- 両手で発生させる長方形の光の壁。バキシムの火炎を防いだ。
- エースバキューム
- 両手からガスや水を吸い取る。ガランの吐くガスや、キングカッパーの頭の皿の水を吸い取った。
- ドライスパーク
- 右腕を頭上に掲げ、2本指から高熱を放ちキングカッパーの皿の水を蒸発させた。
- エーススパーク
- 体から放つ矢尻型の光弾。バキシムの動きを止めた。
- ストップフラッシュ
- 腕を胸の前で交差させて放つ活動停止光線。メトロン星人Jr.とユニタングの動きを止めた。
- エースバリア
- 高速回転するAの体から発せられるエネルギーによって大気のさけめをつくりだし、敵を封じ込める決死の技。一度に2体の敵を封印できるが、エネルギーの半分を消費し、南夕子の体力に大きな負担をかける。しかも効力はわずか一日で消えてしまう。第7話ではドラゴリーを、第8話ではドラゴリーとメトロン星人Jr.の2体を封印した。
- エースバリア
- 上記のエースバリアとは別の技。両腕を体の前に突き出し、敵の光線を無効化する。巨大ヤプールの光線を防いだ。
- エースバリア(太陽光遮断能力)
- 太陽光で超獣化したハンザギランを光の幕で包み、太陽光を遮断して元のサンショウウオに戻した。
- ウルトラナイフ
- 「ウルトラナイフ」と発声しながら敵を切り裂く手刀。ザイゴンの首を切断した。
- エースブレード
- ウルトラ念力で作り出す鋭い刀。ドラゴリーとスフィンクスの首を切断した。
- 電撃キック
- 左足にエネルギーを集中させ、敵の頭を掴んで左足で蹴りこんで電撃を食らわす。アクエリウスを倒した。
- ウルトラパンチ
- 強烈な右ストレートパンチ。ドラゴリーの体を貫いた。
- エースリフター
- 強力な投げ技。敵を担ぎ上げ、上に放り投げてから落下してくるところを受け止め、回転してから再度放り投げる。ギタギタンガとオニデビルを倒した。Aはこの他にも、背負い投げ、首投げ、巴投げ、空中回転落とし、回転足投げ、敵の足を掴んで振り回す「ウルトラスウィング」といった投げ技を持つ。
- エースドリル
- 体を高速スピンさせ、ドリルのように地底を掘り進む技で、第28話で使用した。第5話では地底に潜れなかった(南夕子の台詞より)が、訓練をして克服したようだ。
- 流れ斬り戦法
- 大木を抜いて剣のように使用し、突進してすれ違いざまに斬りつける。ダイダラホーシにダメージを与えた。またファイヤー星人戦では、炎の剣に対して折れた鉄塔で対抗した。
- ウルトラサイン
- 宇宙に光のサインを打ち出し、ウルトラ兄弟と連絡を取る[8]。M78星雲のウルトラマンは全員使用可能だが、Aが最初に使用した。また、ヤプールが偽のウルトラサインでウルトラ兄弟を罠にはめた事もある。『ウルトラマンタロウ』に登場したタイラントはこれを打ち消す光線を放つ。別名:ウルトラシグナル。
- 金縛り光線
- 『ウルトラマンタロウ』にゲスト出演した際、テンペラー星人に使用した技。初代ウルトラマンとAが両腕をL字型にかまえて帯状の光線を同時に放ち、テンペラー星人を縛りつけた。
- ファイナル・クロスシールド
- 『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』においてウルトラマン、セブン、ジャックと共にUキラーザウルスを封印した大技。
他にも、異次元にさらわれた子供達を解放した異次元開放能力、裏宇宙にあるゴルゴダ星へ飛ぶ光速飛行能力、過去に迷い込んだTAC隊員を現代に連れ戻した時間飛行能力、旗を巨大化させてザイゴンを翻弄した物質巨大化念力、ベロクロン二世にダメージを与えたガスタンク爆弾化能力、アプラサールを元のアプラサに戻した異次元エネルギー遮断能力、『ウルトラマンメビウス』に客演した際に使用した瞬間移動能力等、様々な超能力を使用でき、光線技と特殊能力の多さはウルトラ戦士No.1である。
また、ガマスの放った吹き矢ミサイルを受け止めて投げ返したり、ファイヤー星人の炎の剣を奪って返り討ちにする等、相手の武器を用いて攻撃する描写も多かった。
[編集] 主な登場人物
- 北斗星司 隊員(ほくと せいじ)
- 本作の主人公。年齢20歳、7月7日生まれ[9]。血液型B型(第25話より)。元は広島県福山市のパン屋の運転手。超獣ベロクロンの出現によって命を落としたが、南夕子とともにウルトラマンAから新たな命を与えられ復活、変身能力を与えられる。その後、夕子とともに故郷を後にしてTACに入隊するが、血気盛んで猪突猛進する性格のため、他の隊員と対立することが多く、謹慎処分をたびたび受ける[10]。夕子とウルトラリングを合わせることでウルトラマンAに変身していたが、第28話で月星人だった夕子が同胞の元へと去っていったため、一人で変身する事になった。
- 最終回ではヤプール人残党の陰謀により、人を信じる気持ちを失いかけた子供たちの心を救うため、地球から去る覚悟で自分がAである事を明かし、超獣ジャンボキングを倒して地球を後にした。
- 南夕子 隊員(みなみ ゆうこ)
- 年齢18歳。北斗と同じ7月7日生まれ[9]。血液型O型(第5話より)。元は広島県福山市の看護師。北斗とともにウルトラマンAに変身する能力を与えられた後、TACに入隊する。常に冷静に物事を考え、北斗のピンチを救ったことが何度かある。一方では積極性の強い面もあり、星司とのデートでは必ず彼女の方から誘うらしい(劇中では第5話でデートシーンが描かれている)。実は月星人で、故郷である月を滅ぼした超獣ルナチクスを倒した後、自分のウルトラリングを北斗に託し、月星人の世界を再建するため仲間の待つ冥王星に去っていった。その後、第38話、最終話にも再登場する。
- 竜五郎 隊長(りゅう ごろう)
- TAC極東支部の隊長。常に冷静沈着。作戦が特に危険な場合であれば、部下を思い敢えて自分で取りかかる。また、如何なる苦境に陥っても、部下や事件に関わってしまった人達を諭し、勇気づける事を忘れない。ただし、部下のミスに対し謹慎ないし出撃停止処分を乱発する傾向にある。独身で一人暮らしをしており、故郷の秋田県に姉と甥がいる。第1,2話では他の隊員と同じ胸のラインがグレーの隊員服だったが、第3話より胸のラインがブラックに変更されている。エースの正体が北斗であると薄々気付いていた様子が描かれており、本人に「(エースに助けられた時に)助けてくれたのは君だった」と言ったこともある。
- 山中一郎 隊員(やまなか いちろう)
- TAC極東支部の副隊長格。射撃の名手(特に早撃ちが得意)でもあり、タックガンを常に二挺携帯している。少々怒りっぽく、よく北斗と対立するが、根は優しく仲間思いで、自ら危険な任務をかってでることもある。スランプに陥った北斗の特訓に協力するなど面倒見の良い面も描かれた。現実主義者のため、同僚や目撃者の証言を信じないことも多いが、事実を知ると素直に認める潔さがある。(但し、その後に態度を改めたりはしない。)第7話で、メトロン星人Jr.に婚約者を殺害されてしまう。
- 吉村公三 隊員(よしむら こうぞう)
- 宇宙生物の権威で、情報の分析が得意。ギターが趣味で、第2話のパーティシーン等で腕前を披露している。故郷の岡山県牛窓町に母がいる。
- 今野勉 隊員(こんの つとむ)
- ロケット工学のオーソリティ(但しこの設定は殆ど活かされていない)で実家は寺の住職である。巨漢で怪力でもある。鼻をこする癖、並びに危機に陥ると「南無阿弥陀仏」と念仏を唱える癖がある。九州出身で、岡山県に親戚が住んでいる。
- 美川のり子 隊員(みかわ のりこ)
- 通信と副官業務が主な任務だが、実戦に出ることもある。爆弾の取扱いが得意で、ブローチ型の小型爆弾を常に携帯している。男運が悪いらしく、男性が絡む時は、たいてい事件に繋がっている。
- 梶洋一 主任(かじ よういち)
- TACの兵器開発担当で、さまざまな武器を作っている。惑星破壊ミサイル・マリア2号や、異次元突入装置など、地球を救うための重要なアイテムを開発した。第27話を最後に降板したが、第31話にゲスト出演している。第27話では自ら志願し、他のTAC隊員と共にヒッポリト星人との対決に参加した。番組初期は普通の白衣を着ていたが、第7話で専用服に変更されている(他の隊員とはデザインが違う)。
- 一部の書籍では「役に立たない物ばかり作っている」と書かれることがあるが、実際には別項の通り充分「役に立つ」物を作っていることが多い。
[編集] TAC
TACの正式名称は「Terrible-monster Attacking Crew 」。別名「超獣攻撃隊」とも呼ばれる。突如現れたベロクロンによって全滅した地球防衛軍に代わって組織された新たな地球の守備組織である。全世界的な組織で、本部はニューヨークに置かれている。その下位に南太平洋国際本部が存在し、第14話に登場した高倉司令官はここの所属。日本は極東支部とされ、基地は山梨県側の富士山麓の樹海付近にある。また、ウルトラマンAこと北斗星司と南夕子が入隊したのも極東支部である。基地は地形や自然を利用して巧妙にカムフラージュされ(しかし超獣や宇宙人の侵入を許すケースもあった)、常にレーダーで超獣の動きを監視しながら、超獣撃退のための兵器や戦術を日夜研究している。開発した兵器の数は随一で、超獣・宇宙人の撃破数はウルトラ警備隊やZATに準ずる成績を誇る。また、撃破はできずとも超獣に大ダメージを与えることもあり、Aの勝利が彼らの貢献によることも少なくない。
[編集] 装備
[編集] 銃器類・特殊装備
- タックガン
- TACの隊員全員が携帯(山中隊員のみ2挺携帯)している火薬発火式(排莢動作が見られないため無薬莢弾を使っているとも考えられるが、電気発火式と紹介している書籍もある)の拳銃。防水・耐熱加工が施されており、先端にアダプターを付けるとレーザーガンにもなる(第1・6・50話など)。アンチラ星人、宇宙仮面、レボール星人、サイモン星人を倒した。
- ビッグレーザー50(ファイブオー)
- 普通のレーザー砲の50倍の威力を誇る。第2話でカメレキングの卵を焼き払うために初めて使われたが無効で、以後も使われたがレーザーより実弾を撃つ方が多かった。三脚架を付けることも可能で、ユニバーラゲスをレーザーで倒した。
- ウルトラレーザー
- ニセ郷秀樹に化けたアンチラ星人が使ってザイゴンを撃退したレーザー銃で、のちにTACが実戦で使った(第43・47話など)。それ以前の第13話でも、竜隊長の命令でタックアローの機体からバラバにウルトラレーザーが発射されている。ウルトラシリーズ初のオーバーテクノロジー兵器である。
- 超小型銃(仮称)
- 宇宙仮面こと坂井青年が正体を明かして危害を与える危険を考慮して、山中隊員が美川隊員に貸与しようとした掌サイズの小型拳銃。
- グレネードランチャー型の銃(仮称)
- 宇宙仮面の射殺の際に美川隊員が使った銃。
- V09拳銃
- 気球バアロン号に隠れているバッドバアロンをあぶりだすため、ダン少年に貸与されたTACの小型拳銃。
- 小型麻酔銃
- バアロン号を操るヒッピー青年を射撃して眠らせた。
- エレクトロガン
- 大砲並みの砲身を持つ兵器。TAC本部基地を襲撃してきたバキシムに梶隊員が率いる兵器開発研究員数名が担いで使い、地雷原に足止めした。
- U.S.M1カービン
- 第3レーダー基地やTAC基地発電所の歩哨が携行している実在の半自動小銃。
- 催涙ガス弾
- 第19話でアンドロイド夫婦が住む春日邸に踏み込む時に使われた。
- ブローチ爆弾(仮称)
- ダックビルのミサイル発射口が故障した時に美川隊員が使った銀色の星型ブローチ爆弾で、アリブンタに投げつけて炸裂させた。
- ガスブローチ(仮称)
- 美川隊員が南隊員に渡したブローチで、中に強力なガスが詰められている。民子と共にホタルンガに取り込まれた時に使い、脱出した。
- 特殊ペンダント(仮称)
- ブラックサタンを操る宇宙仮面こと坂井青年の正体を探るために梶隊員が製造した。細胞体や血液型、体温などを測定する機械が内蔵され、その結果を電波で送信する。
- 分析器(仮称)
- フブギララの行動分析に用いられた。第45話にも登場している。
- TACヘルメット
- TAC隊員が出動時に被るオレンジ色のヘルメットで、通信機が内蔵されている。隊長用には黒いラインが入っており、昭和ウルトラシリーズに登場した防衛チームで唯一バイザーが付いていない物を採用している。
- TAC宇宙服
- 耐G効果が高い宇宙服で、超光速ミサイルNo.7に乗った時に北斗隊員が着用した。
[編集] 航空機
- タックファルコン
- 全長210m[11]、最高速度M6.6の大型戦闘攻撃機で、乗員は通常5名(最大6名)。「TACの歌」の歌詞に表現されている通り、牧場の牧草地が割れて現れる滑走路を用いて発着するが、発進時は滑走だけではなくブースターロケットやカタパルトを併用しているように見える。垂直離着陸(VTOL)が可能であるが、脚や車輪については不時着時も含めて劇中で明確な描写がない。機内にタックアローを2機搭載して飛行中および着陸静止時に発進させることが出来るが、発進後の収納は出来ない。また、宇宙航行も可能。固有の武装としては機首に固定装備されたレーザー砲があり、他に主翼にロケット弾、胴体内の爆弾倉にも各種兵器を搭載可能。レーザーでガスゲゴンを倒した。
- タックアロー
- 全長18mのTACの主力単座式戦闘攻撃機。主翼両端のジェットエンジン2基に加えて、発進およびVTOL用のロケットも装備しており、最高速度はM7.7。鷲のくちばしのように下方向にとがった機首が外見上の特徴で、主力作戦機なので撃墜される事も多い[12]。固定武装として機首にレーザー砲を装備しているが、ミサイルによる攻撃が多い。また、磁力吸盤や消化液も搭載しており、救助活動も行う。発進時は基地の山腹からロケットブースターとカタパルトを併用して離陸するが、作戦によってはタックファルコンに搭載して空中発進させる場合もある。
- タックスペース
- 全長15mの複座式宇宙超高速戦闘攻撃機。大気圏外の飛行が可能なのでエンジンも強力で、最高速度はM8.8に達する。発進時は富士山麓の湖底から水中発進する場合と基地の山腹から発進する場合の2通りがある(前者が多い)。大気圏外飛行や水中発進に加えてVTOLも可能であることから、外見上、3発装備に見える本機のエンジンはジェットとロケットの高度なハイブリッド・エンジンと推定される。固定武装としては機首にレーザー砲を装備しており、ロケット弾も搭載する。また、普通乗用車程度の物体を機外に吊り下げて飛行する事も可能である。アクエリウスの宇宙船を撃墜した。第8話ではエースバリアを壊す程の破壊力がある事も証明されている。
[編集] 車両・潜航艇
- タックパンサー
- 主にパトロールに使われるTACの専用車両。原型はトヨタ・コロナマークII・2ドアハードトップ2000GSS(X20系)で、武装はしていない。
- タックジープ
- 主に野戦や小~中型兵器の運搬等に用いられる。車両自体は改造されていない。
- ダックビル
- 全長25mのTACの地底探索用戦車で、武器はミサイルとレーザー砲。単独での無人飛行能力もあり、アリブンタ撃滅に使われたが、攻撃を受けて地中で動けなくなった。「タックビル」とする資料が多いが「ダックビル」が正式名称であり、水中航行も可能なことからカモノハシの英名Duckbillからの命名だと思われる。
- ドルフィン
- 設定のみで、本編には未登場。TACの潜航艇で1号と2号があり、富士五湖の湖底に格納庫があるらしい。挿入歌「TACの歌」の2番の歌詞に2号が名前のみ登場。
[編集] その他
- マリア1号・2号
- 第7・8話で登場した妖星ゴラン爆破用の大型ミサイル。1号はメトロン星人Jr.に発射前に破壊され、設計図も焼かれてしまうが、設計者の梶隊員の記憶を基に2号が急造され、ゴランの破壊に成功した。
- RXミサイル
- ガマスに使用。タックファルコンの機底より発射台がスライドして発射された。
- 水分蒸発ミサイル(仮称)
- サボテンダーに使用。梶隊員が開発した、サボテンの弱点を考慮した水分を蒸発させる薬物を含有するロケット弾。
- 超光速ミサイルNo.7
- マイナス宇宙にあるゴルゴダ星爆破に使われたミサイル。有人飛行で光の速さを超えてマイナス宇宙に突入することができ、ゴルゴダ星目前で操縦ロケットを分離させてミサイルのみを目的地に飛ばす仕組。分離装置に欠陥があり、ゴルゴダ星に到達する前にAのパンチレーザーで破壊された。TAC南太平洋国際本部に設計された。
- 大型空対地ミサイル
- タックスペースからキングクラブに発射されたミサイル。
- 超獣攻撃用大型ミサイル・タックV7(ブイセブン)ミサイル
- Aに善戦したホタルンガを戦意喪失させたほど強力な威力で、直後にメタリウム光線を当てるという連携でAに勝利を齎した。輸送専用の大型コンテナトラックの屋根を開扉してカタパルトから発射した。なお第25話でV9の存在が確認されたが、劇中には登場せず未使用に終わった。
- 細胞破壊ミサイル・細胞破壊銃
- 細胞破壊ミサイルは巨大なヒッポリト星人にタックファルコンから複数投下されたが、立体映像だったので無効だった。名称はミサイルだが、実態は誘導爆弾と呼ぶ方が適切である。細胞破壊銃は細胞破壊ミサイルの携帯用で、エネルギー充填が半分の状態で使われたが、ヒッポリトドームを破壊した。
- アロー空対空ミサイル
- 山中隊員が竜隊長にジャンボキングへの発射を進言したが、下が市街地だったために却下された。
- 窒素爆弾
- 透明化していたキングクラブに投下された。酸素を遮断されたキングクラブを苦しませ、姿を可視化させる戦果をあげた[13]。
- 水中爆弾
- タックアローから湖に潜むドリームギラスに投下した。
- 冷凍弾
- タックスペースからガスゲゴンに投下した。
- シルバーシャーク
- 一度はAを倒したファイヤーモンスを一撃で粉砕した「超獣に対抗する最強の兵器」とされるレーザー砲で、タックジープに搭載して使った。ガスゲゴン戦でも投入したが使わなかった。
- 『ウルトラマンメビウス』では拡大改良型のシルバーシャークGが登場した。
- ゴールデンホーク
- オニデビルに大ダメージを与えたレーザー砲。タックスペースに搭載して使われた。
- 細胞分解ミサイル
- ジャンボキングに対して使われたが無効で、逆に破壊された。ミサイルとあるが実際は巨大なビーム砲台である。
- ガス中和剤
- ガスゲゴンの放つガスが引火するのを防ぐため、タックファルコンとタックアローから散布した。
- 人工太陽光線
- バラバの周囲を守る放射能の雨を浴びて重体になった北斗隊員と南隊員にTAC基地内の施設で照射し、回復させた。
- 異次元突入装置
- 異次元に突入するための装置。梶隊員によると「メビウスの輪の原理を人間に当てはめる」らしい。恐らく、表と裏がつながっているメビウスの輪のように、空間自体を局所的に湾曲させて、三次元空間の裏側にある異次元世界に直結させる理論によるものだと思われる。梶隊員が装置起動中にヘッドギアを装着していることから、異次元世界は精神世界でもあり、脳波や精神波も装置の起動には必要とも解釈できる。北斗隊員がこれで異次元への突入に成功した。
- 投げ網作戦
- タックファルコンの機底から巨大ネットをジャンボキングに射出して絡め、タックアロー2機がワイヤーで輸送しようとしたが失敗した。
- ダイオードSPD
- 親指ほどのサイズでガラス菅に素子が詰まり、トランジスタ1万個分の働きをする。本部にもたった1個しか存在しない。第11話に登場。
これらの他にも劇中では迫撃砲、狙撃銃、オートバイ、雪上車を使ったこともあった。
- 地球防衛軍戦闘機
- 第1話でベロクロンを倒すために20機程が出撃したが全機撃墜された。以後もTACの支援のために度々登場するがすぐ撃墜される。ちなみに外観は明らかにF-4ファントムだが、複座のオリジナルに対して単座であることから改良型だと思われる。
[編集] 施設
- TAC第3研究室
- 兵器開発研究員・梶によれば、その速さは光速に迫り四次元世界も覗ける可能性がある、TACの新型ロケットエンジンの研究を行っているビル施設。第6話で、同ロケットのテストへの参画を打診されていた、日本初の有人宇宙船・新星号のパイロット・小山に憑依していた超獣ブロッケンによって破壊された。
- TAC第3レーダー基地
- 第11話に登場。設備にダイオードSPDを採用して性能向上を図る予定だった。
- TAC第2レーダー基地
- 東湖の湖畔にある。第11話で超獣ユニタングにより破壊された。
- TAC第1レーダー基地
- TAC本部にあるメインレーダーを指す。
- TAC基地発電所
- 第22話に登場。銀星人・宇宙仮面が爆弾を仕掛けた。
- シークレット・ロード№3
- TAC第3レーダー基地にダイオードSPDを輸送する際、タックパンサーで通行したTAC専用地下トンネルの高速道路。空路が危険である可能性があるため使用された。
- 霞峠工場
- TAC兵器工場。第17話でV7ミサイルを開発していた。TAC本部とは、ほたるケ原バイパスで結ばれている。「TAC SR-7 KASUMITOGE CENTER」なる名義の山間のトンネルから車両が出入りできる。
[編集] 放映リスト
※各怪獣(超獣)の別名および、出演者の芸名は放送のテロップ表記に準ずる。各怪獣(超獣)の詳細はウルトラマンAの登場怪獣を参照
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | ゲストウルトラマン | スタッフ |
---|---|---|---|---|---|
1972/4/7 | 1 | 輝け! ウルトラ五兄弟 | ミサイル超獣ベロクロン | ウルトラ4兄弟 | 監督-筧正典、満田かずほ 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972/4/14 | 2 | 大超獣を越えてゆけ! | 古代超獣カメレキング | ― | 監督-筧正典、満田かずほ 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
1972/4/21 | 3 | 燃えろ! 超獣地獄 | 一角超獣バキシム | ― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972/4/28 | 4 | 3億年超獣出現! | 怪魚超獣ガラン | ― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972/5/5 | 5 | 大蟻超獣対ウルトラ兄弟 | 大蟻超獣アリブンタ 地底エージェント ギロン人 |
ゾフィー | 監督-真船禎 特殊技術-大平隆 脚本-上原正三 |
1972/5/12 | 6 | 変身超獣の謎を追え! | 変身超獣ブロッケン | ― | 監督-真船禎 特殊技術-大平隆 脚本-田口成光 |
1972/5/19 | 7 | 怪獣対超獣対宇宙人 | 蛾超獣ドラゴリー 幻覚宇宙人メトロン星人Jr. 巨大魚怪獣ムルチ(二代目) |
― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
1972/5/26 | 8 | 太陽の命 エースの命 | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
|
1972/6/2 | 9 | 超獣10万匹! 奇襲計画 | 忍者超獣ガマス | ― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-市川森一 |
1972/6/9 | 10 | 決戦! エース対郷秀樹 | 一角超獣ザイゴン 変身怪人アンチラ星人 にせ郷秀樹 |
― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-田口成光 |
1972/6/16 | 11 | 超獣は10人の女? | くの一超獣ユニタング | ― | 監督-平野一夫 特殊技術-佐川和夫 脚本-上原正三 |
1972/6/23 | 12 | サボテン地獄の赤い花 | さぼてん超獣サボテンダー | ― | |
1972/6/30 | 13 | 死刑! ウルトラ5兄弟 | 殺し屋超獣バラバ | ウルトラ4兄弟 | 監督-吉野安雄 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972/7/7 | 14 | 銀河に散った5つの星 | 殺し屋超獣バラバ 異次元超人エースキラー 超人ロボット エースロボット |
監督-吉野安雄 特殊技術-佐川和夫 脚本-市川森一 |
|
1972/7/14 | 15 | 夏の怪奇シリーズ 黒い蟹の呪い |
大蟹超獣キングクラブ | ― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-田口成光 |
1972/7/21 | 16 | 夏の怪奇シリーズ 怪談・牛神男 |
牛神超獣カウラ 牛神男 |
― | 監督-山際永三 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1972/7/28 | 17 | 夏の怪奇シリーズ 怪談 ほたるケ原の鬼女 |
大蛍超獣ホタルンガ 鬼女 |
― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-上原正三 |
1972/8/4 | 18 | 鳩を返せ! | 大鳩超獣ブラックピジョン | ― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1972/8/11 | 19 | 河童屋敷の謎 | 河童超獣キングカッパー アンドロイド夫婦 |
― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-斎藤正夫 |
1972/8/18 | 20 | 青春の星 ふたりの星 | 大蝉超獣ゼミストラー | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972/8/25 | 21 | 天女の幻を見た! | 天女超獣アプラサール 天女アプラサ |
― | 監督-山際永三 特殊技術-川北紘一 脚本-石堂淑朗 |
1972/9/1 | 22 | 復讐鬼ヤプール | 暗黒超獣ブラックサタン 銀星人 宇宙仮面 |
― | 監督-山際永三 特殊技術-川北紘一 脚本-上原正三 |
1972/9/8 | 23 | 逆転! ゾフィ只今参上 | 異次元超人 巨大ヤプール ヤプール老人 |
ゾフィー | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-真船禎 |
1972/9/15 | 24 | 見よ! 真夜中の大変身 | 地獄超獣マザリュース 異次元人マザロン人 ヤプール老人 妖女 |
― | 監督-真船禎 特殊技術-高野宏一 脚本-平野一夫、真船禎 |
1972/9/22 | 25 | ピラミットは超獣の巣だ! | 古代超獣スフィンクス 古代星人オリオン星人 |
― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-斎藤正夫 |
1972/9/29 | 26 | 全滅! ウルトラ5兄弟 | 地獄星人ヒッポリト星人 | ウルトラ4兄弟 | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-田口光成 |
1972/10/6 | 27 | 奇跡! ウルトラの父 | ウルトラ4兄弟 ウルトラの父 |
||
1972/10/13 | 28 | さようなら夕子よ、月の妹よ | 満月超獣ルナチクス | ― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1972/10/20 | 29 | ウルトラ6番目の弟 | 地底超獣ギタギタンガ 地底超人アングラモン |
― | 監督-山際永三 特殊技術-佐川和夫 脚本-長坂秀佳 |
1972/10/27 | 30 | きみにも見えるウルトラの星 | 黒雲超獣レッドジャック | ― | 監督-岡村精 特殊技術-川北紘一 脚本-田口成光 |
1972/11/3 | 31 | セブンからエースの手に | 獏超獣バクタリ | ウルトラセブン | 監督-岡村精 特殊技術-川北紘一 脚本-山田正弘 |
1972/11/10 | 32 | ウルトラの星に祈りを込めて | 超獣人間コオクス | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-田口成光 |
1972/11/17 | 33 | あの気球船を撃て! | 気球船超獣バッドバアロン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1972/11/24 | 34 | 海の虹に超獣が踊る | 虹超獣カイテイガガン | ― | 監督-志村広 特殊技術-高野宏一 脚本-長坂秀佳 |
1972/12/1 | 35 | ゾフィからの贈りもの | 夢幻超獣ドリームギラス | ゾフィー | 監督-古川卓己 特殊技術-高野宏一 脚本-久保田圭司 |
1972/12/8 | 36 | この超獣10,000ホーン? | 騒音超獣サウンドギラー | ― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-長坂秀佳 |
1972/12/15 | 37 | 友情の星よ永遠に | 鈍足超獣マッハレス | ― | 監督-筧正典 特殊技術-川北紘一 脚本-石森史郎 |
1972/12/22 | 38 | 復活! ウルトラの父 | 雪超獣スノーギラン 伝説怪人ナマハゲ 月星人 南夕子 |
ウルトラの父 | 監督-山際永三 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1972/12/29 | 39 | セブンの命! エースの命! | 火炎超獣ファイヤーモンス 火炎人ファイヤー星人 |
ウルトラセブン | 監督-山際永三 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1973/1/5 | 40 | パンダを返して! | 宇宙超人スチール星人 | ― | 監督-鈴木俊継 特殊技術-川北紘一 脚本-田口成光 |
1973/1/12 | 41 | 冬の怪奇シリーズ 怪談! 獅子太鼓 |
邪神超獣カイマンダ 獅子超獣シシゴラン 邪神カイマ |
― | 監督-鈴木俊継 特殊技術-川北紘一 脚本-石堂淑朗 |
1973/1/19 | 42 | 冬の怪奇シリーズ 神秘! 怪獣ウーの復活 |
氷超獣アイスロン 伝説怪獣ウー(二代目) |
― | 監督-上野英隆 特殊技術-高野宏一 脚本-田口成光 |
1973/1/26 | 43 | 冬の怪奇シリーズ 怪談 雪男の叫び! |
吹雪超獣フブギララ | ― | 監督-上野英隆 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1973/2/2 | 44 | 節分怪談! 光る豆 | 鬼超獣オニデビル | ウルトラセブン | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石森史郎 |
1973/2/9 | 45 | 大ピンチ! エースを救え! | ガス超獣ガスゲゴン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
1973/2/16 | 46 | タイムマシンを乗り越えろ! | タイム超獣ダイダラホーシ | ― | 監督-古川卓己 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1973/2/23 | 47 | 山椒魚の呪い! | 液汁超獣ハンザギラン | ― | 監督-古川卓己 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗、山元清多 |
1973/3/2 | 48 | ベロクロンの復讐 | ミサイル超獣ベロクロン2世 異次元人 女ヤプール |
― | 監督-菊池昭康 特殊技術-田淵吉男 脚本-市川森一 |
1973/3/9 | 49 | 空飛ぶクラゲ | 水瓶超獣アクエリウス 宇宙電気クラゲ ユニバーラゲス 水瓶座第3星人(声のみ) アクエリウス(少女体) |
― | 監督-菊池昭康 特殊技術-田淵吉男 脚本-石堂淑朗 |
1973/3/16 | 50 | 東京大混乱! 狂った信号 | 信号超獣シグナリオン 信号怪人レボール星人(3体) |
― | 監督-深沢清澄 特殊技術-神沢信一 脚本-石堂淑朗 |
1973/3/23 | 51 | 命を吸う音 | バイオリン超獣ギーゴン | ― | 監督-筧正典 特殊技術-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
1973/3/30 | 52 | 明日のエースは君だ! | 最強超獣ジャンボキング 遊牧星人サイモン星人 月星人 南夕子 |
― | 監督-筧正典 特殊技術-高野宏一 脚本-市川森一 |
[編集] スタッフ
- プロデューサー:熊谷健、伊藤久夫(円谷プロダクション)、橋本洋二(TBS)
- 監督(本編)
- 脚本
- 監督(特殊技術):高野宏一、佐川和夫、川北紘一、田渕吉男、大平隆、神澤信一
- 撮影(本編):小泉一、逢沢譲、椎塚彰、中町武、長谷川元吉、内山五郎
- 撮影(特撮):山本武、鶴見孝夫、長谷川光広、向井賢哉
- 照明(本編):北沢保夫、上島忠宣
- 照明(特撮):森本正邦、広沢賢次、大口良雄、宮川清
- 美術(本編):鈴木儀雄
- 美術(特撮):高橋(井口)昭彦、青木利郎
- OPにはクレジットされないが、着ぐるみ造形は主に開米プロが担当
- 光学撮影:宮西武史、真野田嘉一、土井三郎
- 編集:小倉昭夫、船沢昌介、白江隆夫、小川信夫、田村嘉男、小堀治郎
- 助監督(本編):岡村精、菊池昭康、大内健二、石黒力
- 助監督(特撮):川北紘一、田渕吉男、神澤信一
- 音楽:冬木透
[編集] 出演者
[編集] レギュラー出演者
- 北斗星司隊員:高峰圭二(第1~52話)
- 南夕子隊員:星光子(第1~28・38・52話)
- 元々関かおりが南夕子を演じるはずであったが、クランクイン直後、関の所属する劇団のリハーサル中に足を骨折をしたため撮影できなくなり降板。急遽代役のオーディションを実施して星が選ばれた。番組は関の骨折前に第2話までの撮影は殆ど撮り終えていて、第2話までの南隊員登場シーン部分を星の演技で改めて撮り直した。円谷プロには関が南を演じたAのフィルムや番宣用のスチール写真が残されている。なお、関は回復後、第7・8話(第8話は回想シーンのみ)で山中隊員の恋人役で出演している。
- 星はこの番組に出演する前は、本名の堤光子の名前で子供向けミュージカル(劇団四季時代)や舞台を中心にして活躍していて、テレビドラマの出演経験は無く、初出演でいきなり主役という大抜擢だった。因みに、芸名の星光子は、ウルトラマンAの作品内容にちなんだもので、円谷プロ側の意向でつけられた芸名である。
- 役作りの為(これも円谷プロ側の意向だった)、山野愛子デザインのオカッパを伸ばしたような髪型(通称「夕子カット」)に変えた。
- 竜五郎隊長:瑳川哲朗(第1~52話)
- 今野隊員役の山本によれば、瑳川は自分の出番がなくても現場で隊員役の演技チェックをして、撮影後のアドバイスをしていたとのこと。
- 山中一郎隊員:沖田駿一(第1~52話)
- 今野勉隊員:山本正明(第1~52話)
- 美川のり子隊員:西恵子(第1~52話)
- 美川隊員が私服で登場するシーンの衣装は全て西の私服で、いずれも縫製の仕事をしていた西の父親が作ったものとのこと。
- 吉村公三隊員:佐野光洋(第1~52話)
- 梶洋一主任:中山克己(第1~27・31話)
- 梅津ダン:梅津昭典(第29~43話)
- 梅津香代子:宮野リエ(第29~43話)
- ウルトラマンA(スーツアクター):中西正(第1・2話)、武内正治(第3~52話)
- ナレーター:岸田森
[編集] ゲスト出演者
- 地球防衛軍・隊長(第1話):幸田宗丸
- TAC通信隊員(第2話):鹿島信哉
- 作業員(第2話):畠山麦
- バキシムが化けた少年・中森四郎(第3話):高橋仁
- 漫画家・久里虫太郎(第4話):清水紘治
- 新星号パイロット・小山彰(第6話):小林昭二
- 小山の息子・敦(第6話):斎藤信也
- 山中の婚約者・高階マヤ(第7話):関かおり
- 「月刊ボーイズ」写真部カメラマン・鮫島純子(第9話):江夏夕子
- 「月刊ボーイズ」編集長・早瀬(第9話):草野大悟
- ニセ郷秀樹/アンチラ星人(第10話):団次郎
- 坂田次郎(第10話):川口英樹
- 村野ルミ子(第10話):岩崎和子
- 佐田刑事(第12話):桜木健一
- 岸田博士(第12話):近藤正臣
※桜木と近藤は高峰と同一事務所で友人。高峰の応援で出演した。当時人気絶頂だった2人に正規のギャラを支払うと製作費に大幅にアシが出てしまうため、事実上ノーギャラの友情出演であった。
- 荒谷三郎の父(第12話):高品格
- 小学校の用務員(第12話):大村千吉
- 高倉長官(第14話):山形勲
- 夢二(第15話):及一元次郎
- 今野隊員の姪・ユミコ(第15話):宇野三都子
- ヒッピー青年・高井/牛神男(第16話):蟹江敬三
- 吉村隊員の母・タツ(第16話):磯村千花子
- 自動車を憎む少女・民子(第17話):野島ちかえ
- 伝書鳩の飼い主・三郎(第18話):藤原規晃
- 春山夫妻/アンドロイド夫妻(第19話):細川俊夫、坂田純子
- 篠田一郎(第20話):篠田三郎
- 天女アプラサ(第21話):三景順子
- 金持ちの坊ちゃん・シンイチ(第21話):松坂雅治
- 青年彫刻家・坂井/宇宙仮面(第22話):富川激夫
- ヤプール老人(第23・24話):大木正司 ※役者として
- 早川よし子(第24話):岩本多代
- よし子の息子・早川健太(第24話):紺野英樹
- オリオン星人ミチル(第25話):田所陽子
- ヒロシ(第26・27話):西脇政敏
- ヒロシの姉(第26・27話):小早川純
- 巡査(第30話):大泉滉
- ミオ(第31話):戸川京子
- バクおじさん・貘山(第31話):本郷淳
- TAC本部司令(第31話):増田順司
- 飼育係(第31話):樋浦勉
- 星野アキラ/コオクス(第32話):高橋仁
- 教育ママ(第33話):塩沢とき
- 浜ユウジ(第34話):佐藤健司
- ユウジの姉・浜波子(第34話):山田圭子(丘野かおり)
- おねしょ少年・浅倉雪夫(第35話):西脇政敏
- 暴走族・俊平(第36話):小沢直平
- 北斗の幼馴染・鹿島(第37話):まいえ宏満
- 鹿島の恋人・真弓(第37話):三笠すみれ
- サンタクロース/ウルトラの父(第38話):玉川伊佐男
- 春風園の先生・ユカリ(第38話):八代順子
- 梅津姉弟の叔父・三郎/ファイヤー星人(第39話):片岡五郎
- 黒マントの男/スチール星人(第40話):大村千吉
- パンダ堂店長(第40話):青空あきお
- 新太(第41話):野島千照
- 新太の父(第41話):堺左千夫
- 小雪(第42話):雨宮由美
- 乞食仙人(第43話):大泉滉
- 青年空手家・一郎(第44話):小池正史
- 敬愛園の先生(第44話):中田喜子
- 天体マニア・ユタカ少年(第45話):石井秀人
- 坂上小百合(第47話):西村ひろみ
- 坂上老人(第47話):巌金四郎
- 女ヤプール(第48話):高毬子
- アクエリウスが化けた神の使い(第49話):広瀬隆子
- 村人(第49話):畠山麦
- 小川ユキ(第50話):荒牧啓子
- 警察官(第50話):辻村真人 ※役者として
- 北沢春男(第51話):田中秀門
- 春男の母(第51話):蔵悦子
- バイオリンの先生(第51話):冬木透
[編集] 声の出演
- ウルトラマンA:中曽根雅夫(過去作品から流用)、納谷悟朗
- ヤプール人:西川幾雄(第1~23話)
- ギロン人:沢りつお(第5話)
- ゾフィー:阪脩(第5・35話)、市川治(第13・14話)、山下啓介(第23話)
- アンチラ星人:西川幾雄(第10話)
- ウルトラマン:辻村真人(第13・14話)
- ウルトラセブン:池水通洋(第13・14・39・44話)、阪脩(第31話)
- ウルトラマン二世(帰ってきたウルトラマン):山下啓介(第13・14話)
- カブトガニ:辻村真人
- マザロン人:沢りつお(第24話)
- オリオン星人:辻村真人(第25話)
- ヒッポリト星人:谷津勲(第26・27話)
- アングラモン:阪脩(第29話)
- ナマハゲ:沢りつお(第38話)
- アクエリウス:市川治(第49話)
- サイモン星人の子供:西川幾雄(第52話)
- ※全てノンクレジット
[編集] 主題歌、挿入歌
- 主題歌:「ウルトラマンエース」
- 挿入歌:「TACの歌」
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:ハニー・ナイツ、少年少女合唱団みずうみ
- 本編中ではカラオケに金管メロディーとワンダバコーラス(男声スキャット)を被せたものや、弦がメロディを奏でる間奏部分を編集したものが使用された。
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:ハニー・ナイツ、少年少女合唱団みずうみ
- 「TACのワンダバ一週間」(「TACの一週間」)
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:エース・メンネン・コール
- BGMと同時に録音されていたが、商品化は1979年になってからであった。
- 作詞:東京一 作曲:冬木透 歌:エース・メンネン・コール
- 他に第5話のための挿入歌として上原正三が台本に記した歌詞をもとに「ゾフィのバラード」が作曲され、BGM録音の際にレコード化を前提にステレオでコーラス入りのカラオケが用意されたが、ボーカルの録音は行われなかった。同時に録音されたメロディー入りの音源のみが第5話のゾフィ帰還シーンや第28話で夕子が月に還るシーンなどで使用されている。またエースの戦闘テーマも歌唱を想定して編成を変えた音源が本篇使用曲とは別にステレオで録音されている。いずれも1992年に水木一郎の歌唱が新規に録音され、ようやく完成を見た。
[編集] 劇場版
1989「ウルトラマンA 大蟻怪獣対ウルトラ兄弟」
- テレビシリーズ第5話を「ウルトラマンUSA」と「ウルトラマン 恐怖のルート87」の伴映で公開。
[編集] 漫画連載
- 別冊少年サンデー
- 1972年6月号-1973年3月号 蛭田充
- よいこ
- 1972年5月号-8月号 久松文雄
- 幼稚園
- 1972年5月号-9月号 久松文雄
- 小学一年生
- 小学二年生
- 1972年5月号-1973年3月号 内山まもる
- 小学三年生
- 1972年5月号-1973年3月号 林ひさお
- 小学四年生
- 1972年5月号-1973年3月号 斉藤ゆずる
- 小学五年生
- 1972年5月号-1973年3月号 森藤よしひろ
- 小学六年生
- 1972年5月号-1973年3月号 森藤よしひろ
- 小学館BOOK
- 1972年5月号-1973年3月号 林ひさお
[編集] ウルトラシリーズへの客演
- ウルトラマンタロウ
- 第1話、第25話、第33話、第34話、第40話に登場。第33話・第34話では北斗星司としても登場。第39話には南夕子も登場。
- ウルトラマンレオ
- 第38話、第39話で登場。なお、この時のエースの声を演じたのが古谷徹だと言われていたが、確かに似ているものの、クレジットには表記されておらず、また古谷自身が演じた記憶が無いと答えている。(古谷がウルトラシリーズに出演したのは、後のアニメ・ウルトラマンUSAからである)
- ウルトラマンメビウス
- 劇場版、第44話、最終話に登場。該当全話に北斗星司としても登場、劇場版では地球で神戸市のホテルのコックとして生活していた設定となる。第44話には南夕子も登場。
- ウルトラマンボーイのウルころ
- 第25話、第45話、第90話に登場。
[編集] 脚注
- ^ ただし、同じく1972年4月から放送が開始されたバロム・1でも、二人の登場人物が合体してヒーローが出現するというパターンが採用されている。何故別の番組で同時期に合体変身のパターンが採用されたかについては、両制作側ともコメントしていない。また同じ円谷作品の『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の後半に登場するアイゼンボーも二人の男女が合体して誕生する。
- ^ それとは逆に、2008年現在放送されている『平成仮面ライダーシリーズ』ではウルトラマンシリーズのように敵が組織化されていない作品が目立つ
- ^ 2006年公開の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の台詞の中にも「銀河連邦」の名が出ているが、その実体は未だ不明である
- ^ 後年、雑誌(『ウルトラマンDNA』)インタビューにおいて「どうしても『南夕子』になりきれなかった」事を理由に降板させてもらったと、演じた星光子が述懐している。しかし、星光子の公式サイトでは降板する気はまったくなかった、台本を渡されるまで知らされてなかったと述懐している。こうして、最終的に第28話をもって南夕子は番組から退場することとなった
- ^ 小学館コロタン文庫(円谷プロ監修)に記載。
- ^ 後継戦士のウルトラマンタロウにも額と胸にエネルギーを示すカラータイマーがある。
- ^ 撮影中にホックが外れるなどのアクシデントがあったため(朝日ソノラマ 「ファンタスティックコレクション №10 空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマンPart2」「不滅のヒーロー ウルトラマン白書」)
- ^ 本作では、ウルトラサインに使われる文字(通称:ウルトラ文字)を用いた各ウルトラマンの名前の表記も設定され、ゴルゴダ星で4兄弟を磔にした十字架等に登場した。本作以後の作品でも設定上の接点のないものも含め、ほとんど全てのウルトラマンに「ウルトラ文字」での名前表記が設定されている。これは演出面よりはアトラクションショー等の営業面での配慮によるものである。
- ^ a b 北斗と夕子は第14話で誕生日を迎えているが、この回で北斗は20歳、夕子は18歳になったのか、それとも物語開始時での年齢がこれなのかは不明。
- ^ そのためTACはファンの間で「謹慎TAC」の異名を戴いている。
- ^ ただし劇中のAや超獣との対比では40~50m程度にしか見えない。
- ^ そのため、ファンの間では脱出TACという不名誉な愛称も奉られている。
- ^ 書籍「ウルトラ超兵器大図鑑」での「色素爆弾」の記述は間違い。
[編集] 関連項目
TBS系 金曜19時台前半 |
||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ウルトラマンA
|
|
|
---|---|
昭和 | Q - 初代マン(映画・映画2) - セブン - 帰マン - A - タロウ - レオ - ザ☆マン - 80 |
平成・20世紀 | ティガ(映画・映画2・OV) - ダイナ(映画・OV) - ガイア(映画・OV) |
平成・21世紀 | コスモス(映画・映画2・映画3) - N PROJECT(ULTRAMAN・ネクサス・ノア) - マックス - メビウス(映画) |
OV・TVSP | VS仮面ライダー - スーパーファイト - ネオス - 平成セブン(TVSP・TVSP2・30周年3部作・最終章6部作・35周年5部作) |
海外 | USA - G - パワード |
映画 | VS怪獣軍団 - 怪獣大決戦 - ZOFFY - 物語 - ゼアス - 甦れ - 伝説 - 03伝説 |
深夜・BSデジタル | Q dark fantasy - SEVEN X - ギャラクシー |
他TV媒体 | ファイト - メロス - M715(M730) - ナイス - ウルころ |
SDアニメ | キッズ(ことわざ物語・母をたずねて3000万光年・ゆかいな仲間) - グラフィティ - カンパニー |
漫画 | ザ・マン - 兄弟物語 - 決戦!兄弟 - 超伝説 - 忍法帖 - 超闘士激伝 - ネクサス - THE FIRST - STORY 0 - 出光人 |
ゲーム | 怪獣帝国の逆襲 - 倶楽部 - 91年版 - セブン - パワード - Fighting Evolution - PS2版 - 大怪獣バトル |
キャラクター | ゾフィー - セブン - ウルトラの父 - ウルトラの母 - キング |
パチンコ・パチスロ | CRぱちんこマン - CRぱちんこセブン - 倶楽部3 - 倶楽部ST |
関連項目 | ウルトラマン一覧 - 必殺光線一覧 - 怪獣一覧 - マシン一覧 - ウルトラ兄弟 - 情報局 - 怪獣・ヒーローソフビ - ワンダバ - 円谷プロ |