アヴリル・ラヴィーン
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アヴリル・ラヴィーン | |
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基本情報 | |
出生名 | アヴリル・ラモーナ・ラヴィーン・ウィブリー |
出生日 | 1984年9月27日(23歳) |
出身地 | カナダ オンタリオ州 |
ジャンル | ハードコア・パンク ポップ・パンク パンク・ロック |
担当楽器 | ボーカル ギター ピアノ ベース ドラム |
活動期間 | 2002年~現在 |
レーベル | ソニーBMG |
共同作業者 | Sum 41 デリック・ウィブリー |
公式サイト | www.avrillavigne.com |
アヴリル・ラモーナ・ラヴィーン・ウィブリー(Avril Ramona Lavigne Whibley、1984年9月27日 - )は、カナダ・オンタリオ州の出身のアイドル兼ロックシンガーソングライター、ファッションモデル、声優、女優である。「アブリル・ラビーン」と表記される事もある。
目次 |
[編集] 人物
- 趣味はスケートボード(14歳の頃から)、ホッケー、狩り、キャンプ。また、野球ファンである。
- 身長は公称158cm。ただし実際には公称より低いと言われている。(156cmのクリスティーナ・アギレラと双方靴の無い状態で並んだところ、アブリルのほうが低いという状況が見られている)
- 好きなアーティストは:ロストプロフェッツ、グー・グー・ドールズ 、Sum 41、ブリンク 182、インキュバス、システム・オブ・ア・ダウン、P.O.D.、マッチボックス・トゥエンティ 、アラニス・モリセット、グリーン・デイ、リンキン・パーク。音楽のジャンルはロック。
- 好きな男性のタイプは尖った感じのあるスケーターやパンクロッカー。
- ベジタリアンとしても知られている。好きな食べ物はピザ、得意な料理はパスタ類。
- 「アヴリル」とはフランス語で4月の意味。4月生まれでは無いが、英語で4月を意味する「エイプリル」と同様、女性(ごく稀に男性)の名前として使われる言葉である。苗字は通常英語化されたラヴィーンという読みが用いられるが、フランス語ではラヴィーニュとなる。
- パパラッチが大嫌いである。2006年10月にナイトクラブから出てきて写真を撮るパパラッチに夫婦揃って、唾をかけた。この行動は問題となり、後にアヴリルはパパラッチに謝罪の言葉を述べたが、その後「2年前からやっていることなのに、あの時だけ大事件になった」と発言した。「パパラッチは人間のクズ。」とも言うほどパパラッチを嫌っている。
[編集] 来歴
- 1984年9月27日、カナダ・オンタリオ州にある人口5000人の小さな町、ナパニー (Napanee) に生まれる。両親共にフランス系カナダ人で、父はJohn Lavigne、母はJudy。両親がキリスト教徒だったため、カトリック教育を受ける。[1][2][3]
- 2歳頃には声とキャラクターで周囲の人々を驚かせていたほか、幼少から男子と一緒に野球やサッカー、ホッケー等で遊ぶなど、風変わりで、かつ活発な側面を持っていた。12歳の頃に独学で始めたギターが、音楽の道へ進むきっかけになった。[1][4]
- 1998年、カナダのカントリー・ミュージックの代表的シンガー、シャナイア・トゥエインと競演する。
- オンタリオ州キングストンのChaptersでカントリー・ミュージックのカバーを歌っていたところを、今後デビューアルバム『レット・ゴー』のリリースまで彼女のマネージャーを担当することになる、音楽マネージャーのCliff Fabriに見出される。また、16歳の時にアリスタ・レコードA&R部門代表だったKen Krongardにより、同レコードの社長であるアントニオ・LA・リードに紹介される。2000年、彼女のパフォーマンスを見たLAは、即契約を締結した。[1][5]
- 2002年6月に1stアルバム『レット・ゴー』 (Let Go) リリース。
- 2004年5月に2ndアルバム『アンダー・マイ・スキン』 (Under My Skin) をリリース。アメリカでは初めの週だけで38万枚のセールスを記録。
- 2005年6月28日にカナダのロックバンドSum 41のボーカルデリック・ウィブリーとの婚約を発表。2006年7月15日、ロサンゼルス郊外、サンタバーバラ東隣のモンテチトで挙式。
- トリノオリンピック閉会式において次回開催国、カナダのミュージシャンとしてライブパフォーマンスをした。
- 2007年4月1日にカナダの国営放送であるCBCで新アルバムの発表にあわせてカルガリーで行われた Exclusive コンサートが放送された。
- 2007年4月、3rdアルバム『ベスト・ダム・シング』 (The Best Damn Thing) リリース。
- 2007年4月、プロモーション来日。Yahoo!の独占生中継ライヴやミュージックステーション、Music Loversなどに出演。新宿駅前で極秘コンサートを開いた。観客は4000人集まった。
- 2007年8月、SUMMER SONICで、来日。めざましテレビなどの番組に出演。
[編集] 映画出演
アヴリルの映画初出演は、2004年に公開されたカナダ映画「National Lampoon's Going the Distance」である。この作品では本人役でカメオ出演しており、『Losing Grip』を演奏している。
役者としては2006年のアニメ映画「森のリトル・ギャング」でヘザー役の声優を務めたのち、「Fast Food Nation」のアリス役、「消えた天使」のベアトリス・ベル役などを演じている。
また、出演ではないが、映画「エラゴン」のテーマソングとして『Keep Holding On』を提供している。
[編集] エピソード
- パンク・ロックの持つ危険さ・攻撃性と、ポップスの持つ聴きやすさ・親しみやすさを併せ持つ独自のメロディー、個性的な歌声と存在感、美貌で人気を得ている。
- 近年、女性ロック歌手が少なかったため特に異彩を放つ。2001年にミシェル・ブランチがブレイクしたことをきっかけに女性ロックが注目されたことで、その波に乗るかたちで一気に人気に火がついたのが要因である。そして、既にして、シェリル・クロウ、アラニス・モリセット以来の大型女性ロック歌手と位置付けられている。
- アルバム第一作『Let Go』は、全世界で2000万枚、日本で200万枚のベストセラーになる。世界各国での評価も高く、2003年のグラミー賞の最優秀新人賞の有力候補と目されたが、ノラ・ジョーンズに敗れた。
- なおアヴリルは、イギリスのロックバンド、ザ・ダークネスについて「ダークネスは私が一緒にレコーディングしたい世界で唯一のバンドです」と公言している。
- 2004年に行われ自身も参加したロック・フェスティバル、Rock Am Ringの映像でリンキン・パークの演奏をステージ横で観覧している様子が映っている。
- 2007年の新曲「Girlfriend」のPVではダンス・演技(二役)・バンド演奏と今までに見たことが無い姿が見ることができる。またこの曲はドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語、ポルトガル語、英語、スペイン語さらには日本語も含めた8カ国語版もレコーディングされており、レコーディングに悪戦苦闘しながらも着々とこなしている模様がExclusiveコンサートの曲の合間に放送された。[6] この曲の英語、日本語、スペイン語、中国語版はレースゲーム「バーンアウト ドミネーター」に収録されている。
- アルバム「ベスト・ダム・シング」の製作にあわせてピンク色のエクステをしている。
- 身長が低めなので日本のファッションは自分の体型に合っていると好んでいる。(小太りのため更に低く見られがちだが、公称身長(158cm)を事実であるとするならば、同年代ではクリスティーナ・アギレラやニコール・リッチーやヒラリー・ダフなどよりは高く、ジェシカ・シンプソンとほぼ同じ高さである)
- 来日した際にやってみたいことは富士山登山だと明かした。
- Make 5 Wishes.という日本スタイルの漫画のプロデュースを行っている。[6]
- 「ベスト・ダム・シング」には、ドラマーとしてトラヴィス・バーカー(ブリンク 182)、ジョシュ・フリース(ロストプロフェッツのアルバムにも参加)、スティーヴ・ジョクス(SUM 41)が参加している。また、夫デリック・ウィブリーもアルバムの作製に全面的に協力しており、アルバム内の3曲にギターで参加している。ジャケットやブックレットの写真もデリックが撮影したという[7]。
[編集] サポートメンバー
- デヴィン・ブロンソン(Devin Bronson)、リードギター
- Al Berry、ベースギター、バックボーカル
- Rodney Howard、ドラム、パーカッション、バックボーカル
- Stephen Anthony Ferlazzo Jr、電子キーボード、バックボーカル
- Jim McGorman、リズムギター、バックボーカル
- Sofia Toufa、バックボーカル、ダンス
- Lindsey Blaufarb、バックボーカル、ダンス
元サポートメンバー
- エヴァン・デヴィッド・トーベンフェルド(Evan David Taubenfeld)、リードギター、バックボーカル
- ジェシー・アダム・コルバーン(Jesse Adam Colburn)、ギター
- マーク・スパイコラック(Mark Spicoluk)、ベース
- マット(マスュー)・ブラン(Matthew Brann)、ドラム
- クレイグ・ウッド(Craig Wood)、ギター
- チャーリー・モニッツ(Charlie Moniz)、ベース
[編集] ディスコグラフィ
[編集] アルバム
- レット・ゴー - Let Go
初回限定盤や来日記念盤などいくつかのバージョンがある。後述する曲のいくつかが入っていない場合がある。
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- ルージング・グリップ - Losing Grip
- コンプリケイテッド - Complicated
- スケーター・ボーイ - Sk8er Boi
- アイム・ウィズ・ユー - I'm With You
- モバイル - Mobile
- アンウォンテッド - Unwanted
- トゥモロウ - Tomorrow
- エニシング・バット・オーディナリー - Anything But Ordinary
- シングス・アイル・ネヴァー・セイ - Things I'll Never Say
- マイ・ワールド - My World
- ノーバディズ・フール - Nobody's Fool
- トゥー・マッチ・トゥ・アスク - Too Much To Ask
- ネイキッド - Naked
- ホワイ - Why
- コンプリケイテッド(ボーカルレス・バージョン)
- スケーター・ボーイ(ボーカルレス・バージョン)
- アイム・ウィズ・ユー(ボーカルレス・バージョン)
- ルージング・グリップ(ボーカルレス・バージョン)
- アンダー・マイ・スキン - Under My Skin
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- テイク・ミー・アウェイ - Take Me Away
- トゥゲザー - Together
- ドント・テル・ミー - Don't Tell Me
- ヒー・ワズント - He Wasn't
- ハウ・ダズ・イット・フィール - How Does It Feel
- マイ・ハッピー・エンディング - My Happy Ending
- ノーバディーズ・ホーム - Nobody's Home
- フォガットゥン - Forgotten
- フー・ノウズ - Who Knows
- フォール・トゥ・ピーシス - Fall To Pieces
- フリーク・アウト - Freak Out
- スリップト・アウェイ - Slipped Away
- アイ・オールウェイズ・ゲット・ ワット・アイ・ウォント - I Always Get What I Want
- ノーバディーズ・ホーム (ライヴ・アコースティック)
- ベスト・ダム・シング - The Best Damn Thing
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- ガールフレンド - Girlfriend
- アイ・キャン・ドゥ・ベター - I Can Do Better
- ラナウェイ - Runaway
- ベスト・ダム・シング - The Best Damn Thing
- ホエン・ユーアー・ゴーン - When You're Gone
- エヴリシング・バック・バット・ユー - Everything Back But You
- ホット - Hot
- イノセンス - Innocence
- アイ・ドント・ハフ・トゥ・トライ - I Don't Have To Try
- ワン・オブ・ゾーズ・ガールズ - One of Those Girls
- コンテイジャス - Contagious
- キープ・ホールディング・オン - Keep Holding On
- アローン(Japan bonus track) - Alone
- ガールフレンド ビデオクリップ(エンハンスト)
- アイ・ウィル・ビー(iTunes Store にて予約者限定配信)
[編集] シングル
特に記載のない場合、諸外国で発売されたもの。
- Complicated (2002/4)(オリジナル盤)
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- Complicated(Tom Lord-Alge Mix)
- I Don't Give
- Why
- Complicated (ビデオ)
- コンプリケイテッド - Complicated (2002/7/10)(日本盤)
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- コンプリケイテッド - Complicated(The Matrix Mix)
- アイ・ドント・ギヴ - I Don't Give
- Sk8er Boi (2002/8)
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- Sk8er Boi
- Get Over It
- Nobody's Fool(ライブバージョン)
- Sk8er Boi (ビデオ)
- I'm With You (2003/03/13)
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- I'm With You
- I'm With You(Live)
- Unwanted(Live)
- I'm With You (ビデオ)
- Losing Grip (2003)
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- Losing Grip
- I'm With You(Live)
- Unwanted(Live)
- Losing Grip(ビデオ)
- Mobile (2003)
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- (stub)
- I Don't Give (2004)
- (stub)
- ドント・テル・ミー - Don't Tell Me (2004/4/28)(日本盤)
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- ドント・テル・ミー - Don't Tell Me
- テイク・ミー・アウェイ - Take Me Away
- Don't Tell Me (2004)(オリジナル盤)
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- Don't Tell Me
- Don't Tell Me (Acoustic)
- Take Me Away
- Don't Tell Me (Music Video)
- マイ・ハッピー・エンディング - My Happy Ending (2004/7/7)
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- マイ・ハッピー・エンディング(ラジオ・エディット) - My Happy Ending
- マイ・ハッピー・エンディング(アルバム・バージョン)
- ドント・テル・ミー - Don't Tell Me (ライブ・アコースティック・バージョン)
- ノーバディーズ・ホーム (2004/11/4)
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- ノーバディーズ・ホーム - Nobody's Home
- マイ・ハッピー・エンディング (ライブ・アコースティック・バージョン)
- テイク・ミー・アウェイ - Take Me Away (ライブ・アコースティック・バージョン)
- ノーバディーズ・ホーム (ビデオ)
- He Wasn't (2005)
- (stub)
- Fall to Pieces (2005)
- (stub)
- ガールフレンド - Girlfriend (2007/3/21)
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- ガールフレンド(ラジオ・エディット) Girlfriend
- ガールフレンド(インストゥルメンタル) - Girlfriend
- ホエン・ユーアー・ゴーン - When You're Gone (2007/6/20)
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- ホエン・ユーアー・ゴーン When You're Gone
- ホエン・ユーアー・ゴーン インストゥメンタル
- ガールフレンド 日本語バージョン
- ホット - Hot (2007/10/10)
-
- ホットHot
- ホエン・ユーアー・ゴーン(アコースティック・バージョン)
- ガールフレンド - Dr. ルーク・リミックス・フィーチャリング・リル・ママ
- ベスト・ダム・シング The Best Damn Thing(2008/4/25)
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- ベスト・ダム・シング アルバムバージョン
- プライスレス
- ベスト・ダム・シング インストゥメンタル
- バッド・レプテイション(ジョーン・ジェットのカヴァー)
[編集] コンピレーション
- Tribute to Avril Lavigne-Master's Collection-(2006年10月25日)
- アヴリルの楽曲を日本のアーティストがカヴァー。
- Complicated(misono)
- Mobile(けちゃっぷmania)
- Losing Grip(yukki)
- Tomorrow(I-lulu)
- He wasn't(THE TIPSIES)
- My Happy Ending(Mi)
- Nobody's home(杏子)
- I'm with you(橘いずみ)
- Anything But Ordinary(ソニン)
- SK8ER BOI(ベッキー)
[編集] 来日公演
- 2002年
- 8月8日(木) - 赤坂BLITZ
- 2003年 Try To Shut Me Up Tour
- 1月28日(火) - 渋谷タワレコ インストアイベント
- 5月29日(日) - 日本武道館(東京)
- 2004年
- 5月15日(土) - お台場 VenusFort内 教会広場
- 8月7日(土) - 千葉マリンスタジアム (千葉)
- 8月8日(日) - WTCオープンエアスタジアム (大阪)
- 2005年 Bonez Tour 2005
- 3月1日(火),2日(水) - 大阪城ホール (大阪)
- 3月4日(金) - 名古屋レインボーホール (名古屋)
- 3月6日(日) - 横浜アリーナ (横浜)
- 3月7日(月) - 広島グリーンアリーナ (広島)
- 3月8日(火) - マリンメッセ福岡 (福岡)
- 3月11日(金) - 浜松アリーナ (浜松)
- 3月12日(土) - 神戸ワールド記念ホール (神戸)
- 3月14日(月),15日(火) - 日本武道館 (東京)
- 3月16日(水) - 愛知県体育館 (名古屋)
- 3月18日(金) - 北海道立総合体育センター きたえーる (札幌)
- 3月20日(日) - Zepp Tokyo (東京)
- 2008年 The Best Damn Tour Japan 2008
- 9月10日(水曜日) 浜松アリーナ(静岡)
- 9月11日(木曜日) 朱鷺メッセ(新潟)
- 9月13日(土曜日) 国立代々木競技場(東京)
- 9月14日(日曜日) 国立代々木競技場(東京)
- 9月16日(火曜日) 東京ドーム(東京)
- 9月17日(水曜日) 日本ガイシホール(旧レインボーホール)(名古屋)
- 9月18日(木曜日) 日本ガイシホール(旧レインボーホール)(名古屋)
- 9月20日(土曜日) インテックス大阪(大阪)
- 9月21日(日曜日) インテックス大阪(大阪)
- 9月23日(火曜日) マリンメッセ福岡(福岡)
- 9月24日(水曜日) 広島サンプラザホール(広島)
[編集] 出典
- ^ a b c bmgjapan.com アヴリル・ラヴィーン | Profile
- ^ IMBd Avril Lavigne Biography
- ^ WomanCelebs Biography
- ^ 音楽サイト BARKS - Avril Lavigne - バイオグラフィー
- ^ Thorley, Joe. Avril Lavigne The Unofficial Book, Virgin Books, [2003]
- ^ a b CTV.ca / Avril Lavigne heavily marketed to Asian fans
- ^ SUM41 Artist News 「デリックが、妻アヴリル・ラヴィーンのニュー・アルバムに全面的に協力」 (2007/04/04)
[編集] 外部リンク
- Avril Lavigne 公式サイト (英語)
- Avril Lavigne 公式MySpace (英語)
- Avril Lavigne 公式サイト (英語)
- BMG JAPAN サイト (日本語)
- Avril Lavigne 公式Virb (英語)
- Avril Lavigne News (英語)
- Avril Lavigne ディスコグラフィー
- Avril Lavigne ファンサイト