アクエリアンエイジ
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アクエリアンエイジ(Aquarian Age )は、ブロッコリーから発売されているトレーディングカードゲーム。タイトルは「水瓶座の時代(ニューエイジ)」を意味するとされ、通称はアクエリ。
1999年7月に第一弾となるsaga1(当時は無印)が発売され、現在saga3までが発売されている。
目次 |
[編集] 世界設定
プレイヤーは、人の潜在能力を開花させることの出来る特殊能力を持つマインドブレイカーとなり、仲間のキャラクターと共に敵を倒す。
[編集] 主要キャラクター
アクエリアンエイジエイジには、様々なメディアに共通して登場するキャラクターが存在する。
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- 藤宮真由美(ふじみや まゆみ)
- E.G.O最強のサイキック能力を持つ女子高生エスパー。母親はE.G.O創設者の一人である斎木遊名。
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- 厳島美鈴(いつくしま みすず)
- 阿羅耶識の幹部で厳島神社宗家の娘。多勢力との争いを好まず、共闘を訴える。美晴という名の妹がいる。OVA版(sagaIIの時期)において極星帝国十将軍の1人関羽との戦いで妹をかばい命を落とすが故郷である厳島神社の祭神である「宗像三女神」の命により守護霊として復活し阿羅耶識を見守っている。
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- 厳島美晴
- 厳島美鈴の妹で命を落とした姉に代わり若いながらも現在は阿羅耶識の指導的立場をとっている。
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- ステラ・ブラヴァツキ
- WIZ-DOMの戦闘部門の長を務める最強の黒魔術師。白魔術師のディーナ・ウィザースプーンとは犬猿の仲。
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- 夜羽子・アシュレイ
- 隔世遺伝によりヴァンパイアの血が目覚めた女子高生。東欧と日本人のハーフ。
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- レイナ・アークトゥルス
- 極星帝国幹部である「十将軍」の一席を担う女戦士。部下を束ねる立場にありながら前線で活躍することが多い。帝国初代皇帝マクシミリアン・レムリアース・ベアリスに忠誠を誓う。
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- ラユュー
- イレイザー艦隊の指揮官。極星帝国の十将軍「ラユュー・アルビレオ」とは並行存在にあたる。
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- ィアーリス
- イレイザーの従属種族「ドラグーン族」の唯一の女王。
[編集] 概要
日本国内で発売されるトレーディングカードゲームは少なからずマジック:ザ・ギャザリングの影響を受けていて、同じような要素が少なくない。本作品もまた例外ではないが、萌え美少女の成長過程をモチーフとした物語性のあるルールが異彩を放っている。また、他のゲームに比べてキャラクター同士の戦闘に重点が置かれている。
メインとなるストーリーの特性上、キャラクターやアイテム等のモチーフとして世界各地の神話やオカルト、実在の英雄などから引用されたものが多いのも特徴のひとつといえる。また、E.G.O.の一部の「イニシアチブ(先制攻撃)」を持つキャラクターは新幹線の愛称を名前に付けられている。
発売初期のカードイラストは萌え美少女ばかりだったが、現在では萌え美少年のもの(オリオンの少年など)も存在する。
キャラクターは「E.G.O.」(白)、「阿羅耶識(あらやしき)」(赤)、「WIZ-DOM」(青)、「ダークロア」(緑)、「極星帝国(きょくせいていこく)」(黄)(sagaII, saga3)、「イレイザー」(黒)(sagaI, saga3)の6つのチームのいずれかに属する。
「マルチ対戦型トレーディングカードゲーム」との名称どおり、1対1のプレイだけでなく3人以上でプレイすることも可能。2対2のタッグ戦やソロプレイも出来るなどプレイパターンは多様。
[編集] カードの種類
- キャラクターカード
- プレイヤーが遭遇・支配する人物や怪物・機械など
- ブレイクカード
- 上記のキャラクターが覚醒・成長したもので、キャラクターに比べて能力が向上する。
- ネームレベル
- ブレイク、またはごく一部のキャラクターの中には固有の名前を与えられたものが存在する(注:後述のドラマCDに登場する藤宮真由美や厳島美晴、プラチナパック収録のアニメキャラなど)。それらのキャラクターは『ネームレベル』と呼ばれ、各勢力のエースや幹部クラスのキャラクター、あるいは広く名前を知られたものを表す。ルール上、これらのキャラクターは強力な能力を持つものが多く、更なるブレイクの可能性を持つものも存在する。ただし、
- 基本的にフィールド上に同一のネームレベルは1枚しか存在できない(勢力・分類に関係なく『“ ”』内表記が同じ)
- ダメージによって除去された場合または対戦相手にブレイクされた場合、キャラクターであっても捨て札置き場ではなくダメージ置き場に置かれる
- 基本的に、ネームレベルのキャラクターをブレイクすることが出来るのは同じネームを持つブレイクカードだけ
- といった特別なルールが適用される。
- プロジェクトカード
- 場やキャラクターに影響を及ぼす魔法や作戦など。自分の手番のみ使用可能
- ファストカード
- プロジェクトカードとほぼ同じだが、相手の手番でも使用できるもの
- パーマネントカード
- 武器や防具といった装備品を表す。『女教皇の瞳』において、特定のキャラクターに装備させることで追加の効果が得られるカードが登場した。
- パワーカード
- キャラクターの精神力を表す。固有のカードとして存在するものではなく、上記のカードを裏にしてキャラクターの下に配置する。攻撃やプロジェクトカード・ファストカードのコストとして用いられるため、常に運用配分を考慮に入れる必要がある重要な要素。
- メイクアップカード
- 他のカードの上に重ねた状態でカードスリーブ内に入れ、下のカードの絵柄を変える為のカード。試合には何の影響も与えない。メイクアップカードとスペシャルメイクアップカードが有る。キャラクターを売りにしたアクエリアンエイジらしいカード。
[編集] 分類アイコン
キャラクターカード、ならびにそれに影響を及ぼす各カードにはキャラクターの種族や所属、職業を表すものとして分類アイコンが記されている。アイコンは♂と♀の2種類が存在(一部例外あり)し、ブレイクやカードの効果範囲などに影響する。
- スチューデント:学生のキャラクター。図案は詰襟とセーラー服。
- ワーカー:職業を持つキャラクター。図案は男女ともつるはし。
- アスリート:運動能力を持つキャラクター。図案は男女ともスニーカー。
- スカラー:学者や賢者など、専門的な知識を有するキャラクター。図案は男女とも本。
- タレント:カリスマ性を持つキャラクター。図案は男女ともマイク。
- 霊能者:霊能力を持つキャラクター。図案は男女ともお払い棒。
- クリーチャー:ホムンクルスなど、人為的な力で造られたキャラクター。図案は丸底フラスコと三角フラスコ。
- ミスティック:魔力を持つキャラクター。図案はアンクと水晶玉。
- ヴァンパイア:吸血鬼のキャラクター。図案は棺桶とコウモリ。
- 鬼:鬼、または巨人のキャラクター。図案は男女とも金棒。
- モンスター:伝承に登場する怪物のキャラクター。図案は怪物の爪と怪物の足跡。
- 悪魔:悪魔のキャラクター。図案は男女とも槍と悪魔の尻尾。
- ワーウルフ:狼、もしくはイヌ科の特徴を持つキャラクター。図案は男女ともに狼の頭部。
- ワータイガー:虎、もしくはネコ科の特徴を持つキャラクター。図案は豹の尻尾と虎の頭部。
- イレイザー:宇宙人、もしくは天使の羽を持つキャラクター。図案は広げた天使の羽と畳まれた天使の羽。saga1ではサングラスだった。
- ドラグーン:龍もしくは爬虫類の特徴を持つキャラクター。図案は男女とも竜のシルエット。
- サイボーグ:改造手術を施された人間のキャラクター。図案は機械の目と機械の拳。
- ウォーリアー:戦闘に秀でたキャラクター。図案は男性が剣と盾、女性が交差する剣。
- スキャナー:超能力を持つキャラクター。図案は掌から出る渦と目から出る渦。
- トライ:三つ目、もしくはそれに類するキャラクター。図案は男女とも三つ目(ただし男性は三つ目が縦型)
性別の存在しないアイコン
- アンドロイド:人造人間のキャラクター。図案はロボット。
- マーメイド:人魚、もしくは水棲生物のキャラクター。図案は人魚の尻尾。
- ゴースト:霊体や神のように実体を持たない(もしくは憑依している)キャラクター。図案は幽霊。
- マシン:人型ではない機械のキャラクター。図案はネジ。
- アンデッド:何らかの方法で屍体から蘇った(蘇らされた)キャラクター。図案は髑髏。
[編集] 各勢力の特徴
- E.G.O.:超能力者集団。パワーカードの枚数によって影響を受けるキャラクターが多い。メインアイコンはスチューデントやワーカー、カードカラーは白。
- 阿羅耶識:東洋呪術の同盟。防御に長け、精神攻撃に耐性を持つカードに恵まれているが攻撃力が低いのが難点。相手の動きを無効化するカードも多い。霊能者(巫女など)が多め。カードカラーは赤。
- WIZ-DOM:西洋魔術の秘密結社。精神攻撃力を持つキャラクターと、相手を直接攻撃・除去するカードが多い。ミスティック・ホムンクルスがメイン。カードカラーは青。
- ダークロア:古のモンスターたちの末裔。攻撃力強化型のカードが豊富。また、パワーカードに影響を及ぼすカードが多い。鬼やワーウルフなど、あまり他の勢力にブレイクされない(逆に言えば他の勢力からブレイクしづらい)アイコンが多め。カードカラーは緑。
- 極星帝国:SagaIIより登場した並行世界の国家。そのためか、他の勢力のキャラクターと双方向ブレイクが出来るネームキャラクターが存在する(伯爵夫人“エルジェベート・バートリ”(ダークロアのヴァンパイア・ミストレス “エルゼベート”)・三眼皇女“ラユュー・アルビレオ”(イレイザーの総司令官“ラユュー”)など)。場全体に影響を及ぼすカードが多いほか、ダメージ置き場にあるカードを活用する傾向がある。ブレイクスルーやバインドを持つキャラクターも多い。全体にウォーリアー・アンデットアイコンなどが多め。カードカラーは黄。
- イレイザー:異星人艦隊。攻撃力に特化し、相手の場が整う前に攻める速攻型キャラが多い。イレイザーアイコン・サイボーグ・天使などが多い。カードカラーは黒。SagaIIではストーリー上使用が不可だった(一部キャラは他勢力に所属という形で登場)が、Saga3から再び使用可能になる。
[編集] 基本ルール
[編集] ゲームの流れ
- ドローフェイズ:自分の手番の最初にデッキからカードを引く。引くことのできるカードの枚数は基本的に1枚だが、自分が支配しているキャラのスキルによって、増減する。
- 勢力フェイズ:まだ支配の及んでいないカード/キャラを行動させる(アグレッシブ判定・詳細は後述)。
- メインフェイズ:手札の中にあるキャラを「勢力エリア」に置いたり、支配しているキャラを行動させる。また、支配しているキャラに相手を攻撃(アタック)させたり、ブレイクカードをセットしてキャラをパワーアップさせる。
- パワーカードフェイズ:勢力エリアに置いたキャラに「パワーカード」をセットして支配する。キャラ固有の精神力分だけパワーカードをセットし、支配できる。
- ディスカードフェイズ:手札の上限以下になるまで手札枚数を調整する。
[編集] バトル(アタックとガード)
自分の支配したキャラで相手を攻撃することを「アタック」といい、逆に相手のアタックに対しては、 自分の支配しているキャラを使って「ガード」も行える。
アタック、ガードともに自分の支配キャラにセットされているパワーカードをコストとして支払う。そのため、1回の手番においては、その時点でセットされているパワーカードの数までしかアタックは行えない。 また、アタック宣言とアタック自体は別(ガードについても同様)であり、宣言が行われても状況によってアタックもしくはガードそのものが成立しない場合(該当するキャラクターが除去された場合など)もある。
各カードの発動条件も「アタック/ガード」と「宣言」は明確に区別されているので注意が必要。
アタックに対してガードが成立するとキャラ同士のバトルとなり、それぞれの攻撃力と防御力で結果が判定され、負けたほうは捨て札になる。
但し、攻撃力の数値が()で囲まれた値は精神攻撃力と呼ばれ、精神攻撃力による攻撃(精神攻撃)の場合は、パワーカード(勢力エリアのキャラクターに対しては精神力)に対する攻撃となる。精神攻撃を受けたキャラクター(勢力エリアのキャラクターを除く)は、精神攻撃力の数だけパワーカードを墓地に送られる(但し、パワーカードを払いきれない場合(致死ダメージ)は負けとなり捨て札になる。致死ダメージを受けた場合はパワーカードを墓地に送られない(キャラクターが捨て札になることで結果として一緒に墓地に送られるが、「バインドX」を使用してキャラクターを場に残した場合にこのルールが意味を持つ)。このため、致死ダメージとなる精神攻撃よりもパワーカードすべてを墓地に送れる精神攻撃の方が効果が大きい場合もある)。
なお、攻撃力と精神攻撃力は明確に区別されており、精神攻撃力を持つキャラクターに攻撃力を上げる効果を使った場合、上がる攻撃力は精神攻撃力に換算されるのではなく、精神攻撃力とは別に攻撃力を持つ(逆のケースでも同様)。例えば、(3)点の精神攻撃力を持つキャラクターに3点の攻撃力アップ効果を使用した場合、(3)点の精神攻撃力+3点の攻撃力を持つ。また、攻撃力及び精神攻撃力が0点であっても、「0点のダメージを与える」とされ、攻撃自体は成立することに注意(特に、マジック・ザ・ギャザリングでは0点の攻撃をした場合攻撃は成立しないため、同じように攻撃が失敗すると勘違いされるケースが散見される)。
バトルの結果捨て札になったネームレベルは、マインドブレーカーへのダメージとなる。
自キャラがガードを選択しない場合、アタックした相手キャラの攻撃力(と、精神攻撃力)の分だけ自デッキからカードをめくり、それがキャラカードなら勢力エリアにセット、キャラ以外ならマインドブレーカーへのダメージとなる。
ダメージの蓄積が10になるか、デッキのカードがゼロになり更にカードを引く必要が生じると負けとなる。
[編集] ブレイク
このゲーム最大の特徴がブレイクである。プレイヤーはキャラクターの内なる能力を開花させるという設定で、キャラクターカードをパワーアップさせることができる。これをブレイクと呼び、より多くのキャラクターをブレイクさせたプレイヤーほど相手に勝率が高くなる。
ブレイクカードをセットするには、カードごとに異なるファクターとコストを必要とする。
ファクターとは「その勢力のキャラを何人支配しているか」で、コストとは「支配しているキャラから支払われるパワーカードの数」である(例:E.G.O.の3ファクター、2コストと書かれたカードの場合、自分のエリアにE.G.O.のキャラクターが3人以上存在しており支配しているキャラクターから合計2枚、パワーカードを捨て札置き場に送らなければいけない)。
また、ブレイクする場合は分類アイコンが同じでなくてはいけないというルールもあり(例:スチューデント♀アイコンのカードをブレイクする場合、ブレイク後のカードもスチューデント♀アイコンを持っていなくてはいけない。また、これを利用してドラグーン♀アイコンを持つイレイザーのキャラが、同じドラゴン♀アイコンを持つ阿羅耶識や極星帝国のキャラにブレイクする事も可能)、更にカードによっては2種類の分類アイコンを持つカード(例:スチューデントとタレント)もあり、これらのカードは2種類のタイプにブレイクできる事から、双方向ブレイクと呼ばれる。
ネームレベルのキャラクターをブレイクする場合は同じネームのブレイクカードでなければならないというルールもある(例外については、カードテキストに記載されている。2段、3段ブレイクと呼ばれるカードは、カードテキストにネームだけでなく、それ以外の部分まで含めたカード名称のカードしかブレイクできないと書かれるなど)。
ブレイクは、敵の勢力または支配エリアのパワーカードが付いていないキャラクターに対しても行うことが出来、これを横取りブレイクという。横取りブレイクが成立した場合、素体となったキャラクター及びそれについているカードはすべて捨て札置き場(ブレイクカードとネームレベルキャラクターはダメージ置き場)に置かれ、ブレイクカード自身が素体となる形で場に出る。
何らかの効果でブレイク条件が満たされなかった(ファクターの減少、素体となるキャラクターの除去など)場合、そのカードは捨て札置き場に置かれる(場に配置されていないため、その時点ではブレイクキャラクターではないことに注意)。
[編集] 能力
キャラクターの中には特別な能力を持っているものがおり、それらはアビリティ・エフェクト・スキルの3種類に大別される。ここではスキルについて説明するが、それ以外の能力は簡単に以下の通り。
- アビリティは発動条件に合致した場合に無条件で適用されるもの。
- エフェクトはオーナー(そのキャラクターを支配しているプレイヤー)が任意のタイミングで使用を宣言できる(コストや目標等、条件によっては発動するとは限らない)もの。
これらの能力は、パーマネントや他のキャラクターの能力によって与えられたり無効化されることもある。無効化(効果を発揮しない状態)されても能力自体は失われているわけではなく(『失う』と明記されている場合は例外)、他の能力やカードの発動条件には含まれるため、注意が必要。
[編集] スキルの種類と解説
- ▼(アグレッシブ)
- 各勢力の勢力フェイズに、このスキルを持つキャラクターが各勢力エリアの一番上にいた場合、そのキャラクターはプレイヤーに対して攻撃を行う。通常のアタック同様ガード可能。アグレッシブ判定は白→赤→青→緑→黄→黒の順で行われ、基本的に巻き戻されることはない。判定は段階的に行われるため、判定途中で▼が出た場合も順番どおりに判定が行われる(ある勢力の▼判定時に新たな同色の▼が出ても判定は行われないので注意)。
- ドロー+X/ドロー-X
- ドローフェイズの規定の効果でカードをデッキから手札に加えなければならない枚数が増減する。ただしマイナスにはならない(0にはなる)。使用は強制なので、ドローフェイズにドロー+の効果で増えた枚数分のデッキがなければ直ちに敗北となる。
- チャージX
- パワーカードフェイズに山札から直接パワーカードをセットできる枚数が増加する。使用は任意。山札からカードをセットする際に内容を確認することは出来ない。
- インターセプト
- ガードの際に支払うコストが1減少する。ブーストやアビリティの影響を受けるので注意。
- ブーストX
- アタック宣言の際に追加でコストを支払うことで、相手のガードコストを同数上昇させる。
- ブレイクスルー
- このスキルを持つキャラクターは、ブレイクしていないキャラクターにガードされない(ガード宣言は可能)。
- パーマネント+X/パーマネント-X
- このスキルを持つキャラクターにセットできるパーマネントの枚数が増減する。ただしマイナスにはならない(0にはなる)。
- イニシアチブ
- このスキルを所有するキャラクターの攻撃力が相手の耐久力を上回った場合、相手のキャラクターだけが一方的に除去される。両者がイニシアチブを持つ場合は通常の処理が行われる。
- ペネトレイト
- このスキルを所有するキャラクターの攻撃力が相手の耐久力を上回った場合、上回った分の値だけ相手プレイヤーへのダメージ判定が適用される。精神攻撃には適用されない(精神攻撃力が相手のパワーを上回っても相手プレイヤーにはダメージ判定は適用されない)。
- ステルス
- このスキルを所有するキャラクターは、同じ勢力のキャラクター以外にガードされない(ガード宣言やそれに伴うアビリティ、エフェクトの対象にはなる)。「勢力なし」は勢力ではないので、「勢力なし」のキャラクターがこのスキルを所有する場合は、「勢力なし」を含めいかなるキャラクターにもガードされない。
- シンクロ
- このスキルを所有するキャラクター以外のキャラクターがアタック宣言し、相手キャラクターがガード宣言した場合、或いは相手のアタック宣言に対してこのスキルを所有するキャラクター以外がガード宣言した場合、スキルを持つキャラクターは味方キャラクターと同時にバトルに参加できる。攻撃力は合計され、勢力やスキルも共有される。ただし耐久力は各自そのままで、バトルによるダメージ処理は通常通り行われる。
- キャパシティ+X/キャパシティ-X
- プレイヤーがターン終了時に所有できる手札の枚数が増減する。ただしマイナスにはならない。
- リムーブX
- このスキルを持つキャラクターが支配エリアにいる場合、プレイヤーはドローフェイズ開始時にそのキャラクターからX枚のパワーカードを支払う。支払えない場合(または支払わないことを選択した場合)、そのキャラクターはただちにオーナーの勢力エリアに移動する。
- レジスト?
- このスキルを持つキャラクターは、?に書かれた勢力もしくは分類のキャラクターとのバトルによるダメージ(バトル以外のダメージは除く)を受けない。
- プロテクト?
- このスキルを所有するキャラクターは、?の勢力のプロジェクトカード(ファストは除く)の効果を受けない。
- インフィニティ
- このスキルを持つキャラクターから支払われたアタック宣言・ガード宣言・エフェクトのコストは、オーナーの手札に戻る。
- オフェンシブ
- このスキルを所有するキャラクターが他のプレイヤーを目標としてアタック宣言した場合、アタックコストはオーナーの手札に戻る(ブースト分も含まれる)。
- ディフェンシブ
- このスキルを所有するキャラクターが支配キャラクターのアタック宣言に対してガード宣言した場合、ガードコストはオーナーの手札に戻る。
- シールド
- このスキルを所有するキャラクターはバトル以外のダメージを受けない(アタック時ではないことに注意)。
- バインドX
- このスキルを持つキャラクターが場から除去される際、Xコストをダメージ置き場に置くことで、このキャラクター及びセットされているカードを場に残すことが出来る。使用は任意。耐久力を0にされた場合、バインドを使用しても耐久力は戻らないので、バインド0以外では耐えることが出来ない。
[編集] シリーズ
※各カードにはそれぞれどのパックに封入されているかを示す記号が描かれている。
[編集] アクエリアンエイジ
- 双方向ブレイク初登場
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- 新スキル「インフィニティ」「キャパシティ」「シンクロ」「ブースト」「ブレイクスルー」「プロテクト」「リムーブ」登場
- 3段ブレイク初登場
- 双児宮・覚醒からの再録カードが多数封入
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- 3段ブレイク追加
- 各勢力に4枚組ブレイク収録
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- 初の独立型エクスパンション
- 男性キャラクター(男性アイコン)初登場
[編集] アクエリアンエイジ SagaII
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- SagaIIの基本セット
- 極星帝国登場。イレイザーが撤退により一時消滅。
- プロジェクト・パーマネントが強化
- キャラクターのみで構成された特別なエクスパンション
- SagaIからの再録キャラ封入
- シンプルスタイル対応エクスパンション
- 4枚組ブレイク再登場
- 3段ブレイク多数封入
[編集] アクエリアンエイジ Saga3
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- Saga3スタイル開始
- イレイザー復活
- 効果を受ける目標が明文化される
- バーニアエクスパンション第一弾
- 特定キャラに効果を付加するパーマネントが登場
- バーニアエクスパンション第二弾。このエクスパンションより、パックにアクエリアンエイジオルタナティブのカード(アクエリアンエイジでは使用できない)が含まれるようになった。
- バーニアエクスパンション第三弾
- バーニアエクスパンション第四弾
- 極星帝国以外の男性ネームレベルの二段ブレイク、他の勢力のファクターを持つカードが登場。
また、プラチナパックというスペシャルパックがあり主にアニメやゲームなどのキャラがカードとなっている。
[編集] おもなイラストレーター(一部)
※シリーズによって参加しているイラストレーターは異なる
[編集] その他のイラストレーター
[編集] 関連番組
- 温子と隼人のアクエリ放送局(音泉で毎週火曜日に配信中。かつてはラジオ関西でも放送していた)
- 浪川大輔と新谷良子のカオシック×アクエリアンナイト(「温子と隼人のアクエリ放送局」の前番組。かつては音泉・ラジオ関西で放送していた)
- でじこのへや(アクエリアンエイジコーナーにて紹介、ラジオドラマなど)
[編集] 書籍
[編集] ビジュアルブック
- アクエリアンエイジ 覚醒の乙女たち 公式ビジュアルブック 1999年12月発売。発行:角川書店。ISBN 4-04-707038-6
- アクエリアンエイジ 双児宮の鏡 オフィシャルビジュアルブック 2000年3月発売。発行:ソニーマガジンズ。ISBN 4789715248
- アクエリアンエイジ 獅子の戦旗 オフィシャルビジュアルブック 2000年9月発売。発行:ソニーマガジンズ。ISBN 4789715701
- アクエリアンエイジ 天蠍宮の宿命 オフィシャルビジュアルブック 2001年6月発売。発行:ソニーマガジンズ。ISBN 4789717062
[編集] 小説
- アクエリアンエイジ 鬼姫転生 2000年5月発売。発行:角川書店。ISBN 4044238014
- アクエリアンエイジ 宝瓶宮の扉1 2000年5月発売。発行:ソニーマガジンズ。ISBN 4789715639
- アクエリアンエイジ 宝瓶宮の扉2 2001年3月発売。発行:ソニーマガジンズ。ISBN 4789715914
- アクエリアンエイジ 悠久の処女宮 2001年5月発売。発行:角川書店。ISBN 4-04-423802-2
- アクエリアンエイジ Sign for Evolution 2002年3月発売。発行:角川書店。ISBN 4-04-423803-0
[編集] コミック
- アクエリアンエイジ 全2巻 2000年3月、2001年5月発売。発行:ワニブックス。漫画:角井陽一。ISBN 4847033434、ISBN 4847034031
- アクエリアンエイジ 公式コミックアンソロジー 2000年5月発売。発行:ソニーマガジンズ。ISBN 4789715582
- アクエリアンエイジ 公式コミックアンソロジー2 2001年3月発売。発行:ソニーマガジンズ。ISBN 4789716678
- アクエリアンエイジ 翼の記憶 全2巻 2001年6月、12月発売。発行:角川書店。漫画:八重咲馨。ISBN 4-04-712270-X、ISBN 4-04-712288-2
- あくるちゃんブレイク 2002年3月発売。発行:角川書店。漫画:愁☆一樹。ISBN 4-04-712296-3
- あくるちゃんHigh! 2002年11月発売。発行:角川書店。漫画:愁☆一樹。ISBN 4-04-712313-7
- アクエリアンエイジ 星の系譜 2002年11発売。発行:角川書店。漫画:八重咲馨。ISBN 4-04-712312-9
- アクエリアンエイジ Girls a War War! 2004年3月15日発売。発行:学習研究社。ISBN 4-05-603450-8
- 学習研究社発行のメガミマガジン誌上に連載された漫画『アクエリアンエイジ カードマスターへの道』と『アクエリアンエイジ外典 Girls a War War!』をまとめた単行本。各勢力のメインキャラクターが登場しているが、真由美がオヤジ趣味だったりレイナが熱烈なカレー信奉者だったりと、まったくの別人といっていいほど性格が極端にデフォルメされている。脚本:加納新太。漫画:あさぎ桜。
- アクエリアンエイジ オリオンの少年 全5巻 発行:スクウェア・エニックス。漫画:極楽院櫻子。
- アクエリアンエイジ キングスブレイカー 1、2 2005年2月7日、5月7日発売。発行:ジャイブ。漫画:羽々キロ。
- のえる☆evolution 2005年4月7日発売。発行:ジャイブ。漫画:羽々キロ。ISBN 4861761271
[編集] アニメ
[編集] 概要
『アクエリアンエイジ Sign for Evolution』のタイトルで、2002年1月から3月までテレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知のそれぞれ深夜帯において放映された。ステレオ放送、ワイドサイズ制作。
ちなみに流水子、カナエ、未郷(カード名はセラフィム"ジョエル")、ユイ、明日見の5人は「夢幻の天秤宮」におけるイメージキャラクターである。
[編集] スタッフ
- 原作:ブロッコリー
- 企画:木谷高明、佐々木史朗、丸山正雄
- ストーリー原案、監督:大橋誉志光
- 監修:中井まれかつ
- 演出:大橋誉志光、上野史博、松尾衡、石倉賢一、畠山茂樹、秦義人、上野史博、山口武志、有冨興二、山内東生雄、小島正士
- シリーズ構成:相馬和彦
- 脚本:相馬和彦、荒西大介、霧海正悟、筆安一幸、杉原研二
- 絵コンテ:大橋誉志光、松尾衡、こでらかつゆき、畠山茂樹、秦義人、上野史博、寺東克己、腰繁男、小島正士
- キャラクターデザイン:阿部恒
- 更科、檸檬キャラクター原案:八重咲馨
- 総作画監督:室井ふみえ
- 作画監督:阿部恒、春日井浩之、柳瀬雄之、北野勝、山本善哉、斉藤和也、小林一三、金子ひらく、関口雅浩、金紀杜、張濠晟、青野厚、今井武士、石川健介、工藤昌史、筱雅律、菅野利之
- OP原画、ED原画:阿部恒、室井ふみえ、松尾衡、石川健朝、井上英紀、平岡剛、門之園恵美、田頭しのぶ、追崎史敏
- 美術監督:小倉宏昌
- 場面設計、美術設定:香月邦夫
- 小物設定、美術設定補:木村雅広
- 音響監督:たなかかずや
- 音楽:梶浦由記
- アニメーション制作:マッドハウス
- アニメーション制作協力:オフィスていくおふ、スタジオ伽藍、スタジオガッツ、プラム、DR MOVIE、アートランド
- 製作:ビクターエンタテインメント
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ『Everlasting Love』
- 作詞:三重野瞳 / 作曲、編曲:原一博 / 歌:SeYUN
- エンディングテーマ
- 『PRISM』(#01~12)
- 作詞:芦原みき / 作曲:Little Love / 編曲:清水武仁
- 歌:T.L.Signal(#01)、芦原みき from Little Voice(#02~12)
- 『Unseen ties ~Everlasting Love』(#13) - 『Everlasting Love』の英語バージョン。
- 歌:SeYUN
- 『PRISM』(#01~12)
[編集] キャスト
括弧内は歌唱シーンの担当者。
- 上倉多響太:田中伸幸(柿島伸次)
- 山王依子:青木麻由子
- 阪元流水子:西村ちなみ
- 広田伸吾:小西克幸
- 小島純一:吉野裕行
- 更夜:ゆかな
- 虻戸啓児:森川智之
- 杜乃カナエ:高橋美佳子
- 宝月明日見:南央美
- 檸檬:伊藤実華
- 平群キリコ:城雅子
- 香野ユイ:氷上恭子
- 雪邑未郷:高島雅羅
- 阿羅耶識東:大原さやか
- 阿羅耶識西:斎賀みつき
- 阿羅耶識南:柚木涼香
- 阿羅耶識北:能登麻美子
- リュウセイ:千葉進歩(REN)
- 上倉多尚之:渡部猛
- 上倉多恵子:岡本嘉子
- 予告ナレーション:ゆかな
[編集] サブタイトル
- 深青の序曲(しんせいのじょきょく)
- 炎緑の予感(えんりょくのよかん)
- 濁赤の憂鬱(だくせきのゆううつ)
- 潜黒の供物(せんこくのくもつ)
- 閃白の必然(せんぱくのひつぜん)
- 幻緑の救済(げんりょくのきゅうさい)
- 深紅の分蘖(しんくのぶんけつ)
- 薄紫の覚醒(はくしのかくせい)
- 烈銀の残影(れつぎんのざんえい)
- 萌黄の此岸(もえぎのしがん)
- 藍碧の渦動(らんぺきのかどう)
- 退紅の葛藤(あらぞめのかっとう)
- 純白の抱擁(じゅんぱくのほうよう)
[編集] OVA版
『アクエリアンエイジSagaII〜Don't forget me…〜』のタイトルで発売されたOVA。登場キャラクターは第1弾から登場しているアクエリの顔役とも言えるメンバーであるがファンからの評価は低い。
スタッフ
- 監督・キャラクターデザイン・総作画監督:室井ふみえ
キャスト
- 藤宮真由美:能登麻美子
- 厳島美鈴:折笠富美子
- 厳島美晴:榎本温子
- ステラ・ブラヴァツキ:朴璐美
- 夜羽子・アシュレイ:横手久美子
- レイナ・アークトゥルス:沢城みゆき
- 東海林光:大原さやか
- ランスロット軍指揮官:保村真
- ハンニバル軍指揮官:志村知幸
- アナウンサー:うすいたかやす
- 少女:竹中愛子
- 少女の弟:後藤沙緒里
- 北斗:冬馬由美
- 斎木遊名:幸田直子
- レイ・アルカード:三木眞一郎
- 関羽:西村知道
[編集] 映画
2008年春に「オリオンの少年」をベースとした実写映画が公開予定である[1]。
[編集] スタッフ
- 監督:田原英孝
- 音楽:アリス九號.
[編集] キャスト
[編集] 主題歌
- 『MIRROR BALL』
- 歌:アリス九號.
[編集] ドラマCD
1999年~2000年。アクエリアンエイジのプロモーションの一角としてSagaⅠより前の時代を物語にしたCDドラマが隔月で全5話発売された。 それぞれに1枚ずつCDドラマオリジナルキャラの限定プロモーションカードを封入。
- 第一話「転校生はマインドブレイカー!」
- 第二話「式神暴走!制服大作戦!?」
- 第三話「満月殺人事件」
- 第四話「Evolutional baby」
- 第五話「イレイザー襲来」
- キャスト
- 斎木遊名:川上とも子
- 水谷凛子(アップル・スター):阪口あや
- 春日梓:茂呂田かおる
- ペレイラ:雪野五月
- サキエル:西沢広香
- 藤宮真吾:一条和矢
- 式神:茶風林
- 厳島美鈴:折笠愛
- 氷上純:平松晶子
- 厳島美優:青柳ミエ
- 飯塚秋緒:笹島かほる
- 雪姫:横奈明美
- ステラ・ブラヴァツキ:壱智村小真
- 藤宮真由美/ルシフェル:浅井晴美
- アンドロイド:三澤恵巨
アクエリアンエイジ生誕7周年を記念したドラマCD。「アクエリアンエイジ7周年記念ドラマCD付限定BOX前編」(2006年8月25日)と「~後編」(2006年11月10日)に封入された。
- キャスト 前編
- キャスト 後編
[編集] コンピュータゲーム
[編集] アクエリアンエイジ ~東京ウォーズ~
- 2000年5月25日に発売されたPS用ゲームソフト。
- Saga1の獅子宮の戦旗が下敷きとなっており、プレイヤーは阿羅耶識の巫女である厳島美鈴とダークロアの妖精ティンカーベルに見初められたマインドブレイカーでイレイザーの侵略から地球を救うために戦う。
- ゲームはいわゆる陣取りシミュレーションになっており、人材発掘をしたり相手陣地に攻め込むなどして、最終的にイレイザーの本陣を落とすという内容。
- パーティモードでは最大5人までの同時プレイが可能。
- 同梱カードとして、ゲームにも登場する獅子宮の戦旗のイメージキャラ5人のキラカードがランダムで3枚封入されている。
[編集] アクエリアンエイジ オンライン
オンライン対戦によりアクエリアンエイジをプレイできるソフト。ルールは「シンプルスタイル」に限られ、「▼」「ドロー+1」以外のスキルやエフェクトを持つカード、プロジェクトカードやファストカードは登場しない(シンプルスタイル対応のカードのみが登場する)。
すでにサービスを終了しており、オンライン対戦は行えず、公式サイトで無料配布されているAquarianAge Beginners Instructorと同等の機能しか使えない。
[編集] アクエリアンエイジ オルタナティブ
詳細はアクエリアンエイジ オルタナティブを参照
2006年6月8日に同ゲームをモチーフとしたアーケードゲーム、『アクエリアンエイジ オルタナティブ』の製作が発表された。キャラクターイラストはTCGと同じものを用いるが、イラスト自体はゲーム用の描き下ろし。また、ルール等は完全にオリジナル。制作・販売はタイトーが行う。2007年3月ごろから、全国のゲームセンターにて稼働中。それに先駆けて2月27日に秋葉原のゲームセンター「Hey」で記念セレモニーが催された。
[編集] サウンド・トラック
[編集] アクエリアンエイジ -ORIGINAL SOUND TRACK-
TVCFソング“Get Peace & Love”と新録のボーカル曲2曲を含む全10曲。
- 作曲・編曲:坂本裕介
- 編曲:新田高史
- 作詞・タイトル考案:森ユキ
- 歌:Hiromi Sudou
- ジャケットイラスト:七瀬葵
[編集] 脚注
- ^ アクエリアンエイジが初の実写映画化!! ブロッコリー 2007年10月26日閲覧
[編集] 外部リンク
テレビ東京 木曜25:15~25:45枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
アクエリアンエイジ
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