Jリーグ中継 (NHK)
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Jリーグ中継(ジェイリーグちゅうけい)は、日本放送協会 (NHK) が日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の試合を中継して放送するテレビ番組(スポーツ中継)である。
NHKにおけるJリーグ中継は1993年の創設当初から毎年行っている。それ以前もNHKは、衛星第1テレビ放送 (BS1) で日本サッカーリーグの実況中継を行っていた実績を持っていることから、Jリーグと毎節1試合(優先権契約を行っていた2006年までは毎節2~3試合)をBS1で、また月1回ペースで総合テレビ(BSハイビジョン (BShi) とNHKワールド・プレミアムでも同時放送の場合あり)での実況契約を行っている。また、これとは別に対戦チームのホームタウン向けに随時ローカル中継が行われている(詳細はJリーグ中継#ローカル放送の項を参照)。
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[編集] テーマ曲
NHKにおけるJリーグの中継では、中継の終了時に流されるテーマ曲が用意されており、曲名とアーチスト名がクレジット入りで紹介されている。NHKのスポーツ中継でこのような形でテーマ曲が用意されるのは、オリンピック中継やサッカーワールドカップ中継を除けば唯一となっている。ただし、クレジット入りのイメージソングが用意される事例はここ数年NHKのほかのスポーツ中継でも見られる。
- 1993年~2001年:PRIME TIME / T-SQUARE(作曲 安藤まさひろ)
- 2001年~2004年:attraction / 小澤正澄(作曲 小澤正澄)
- 2004年~2007年:奇跡 / 倖田來未(作詞 倖田來未・森元康介、作曲 森元康介)
- 2008年~:地図にない場所 / 岡本玲(作詞 岡本玲)
なお、オープニング映像もJリーグ中継オリジナルのもので、通常NHKのスポーツ中継で用いられる「スポーツショー行進曲」(NHKスポーツテーマ)は用いられない。
[編集] 解説者一覧
※2007年現在。五十音順
[編集] 実況担当アナウンサー
- 内山俊哉(NHK福岡放送局)
- 田代純(NHK東京アナウンス室)
- 曽根優(同上)
- 栗田晴行(NHK情報ネットワークへ出向)
- 塚本貴之(NHK名古屋放送局)
- 町田右(NHK札幌放送局)
- 野地俊二(NHK大阪放送局)
- 早瀬雄一(同上)
- 松野靖彦(同上)
- 吉松欣史(NHK松山放送局)
- 泉浩司(NHK水戸放送局)
- 近藤敏之(NHK情報ネットワークへ出向)
- 田中朋樹(NHK静岡放送局)
- 中村泰人(NHK佐賀放送局)
[編集] Jリーグスペシャルデー
2003年と2004年のゴールデンウィークに「Jリーグスペシャルデー」と題し、テレビの放送、並びにキックオフ時間を統一・調整した上で、JリーグのホームタウンにあるNHKの各放送局が地元チームの試合に特化して実況放送を行っている。2004年は11月6日にもスペシャルデーを実施した。2005年以降は行われていないが、全国放送カードが行われる日にローカル差し替えが行われる試合があり、これを生かした多元中継が行われる場合がある。
[編集] 第1回 2003年5月5日
- 全国放送
- 総合テレビ(下記地域放送カード対象地区除く)・衛星ハイビジョンテレビ J1・鹿島アントラーズ-横浜F・マリノス(カシマスタジアム)
- 衛星第1テレビ J1・浦和レッドダイヤモンズ-清水エスパルス(埼玉スタジアム)
- 地域放送(いずれも総合テレビ)
- J1
- J2
- (※)福岡-広島戦は広島県では当日深夜(正式には6日未明)に録画中継され、日中の生中継は鹿島-横浜M戦を中継した
[編集] 第2回 2004年5月5日
- 全国放送
- 総合テレビ(下記地域放送カード対象地区除く)・衛星ハイビジョンテレビ J1・浦和レッドダイヤモンズ-鹿島アントラーズ(埼玉スタジアム)
- 衛星第1テレビ J1・東京ヴェルディ1969-ジェフユナイテッド市原(味の素スタジアム)
- 地域放送(いずれも総合テレビ)
- J1
- J2
[編集] 第3回 2004年11月6日
- 全国放送
- 総合テレビ(下記地域放送カード対象地区除く)、衛星ハイビジョンテレビ J1・浦和レッドダイヤモンズ-清水エスパルス(埼玉スタジアム)
- 衛星第1テレビ J1・ガンバ大阪-アルビレックス新潟(※1 万博記念競技場)
- 地域放送(いずれも総合テレビ)
- J1
- 東海地方、広島県 名古屋グランパスエイト-サンフレッチェ広島(※2 瑞穂陸上競技場)
- 近畿地方、新潟県 ガンバ大阪-アルビレックス新潟(※1、2 万博記念競技場)
- J2
- (※1)G大阪-新潟戦は衛星第1テレビと近畿地方、新潟県の総合テレビでの同時サイマル中継。
- (※2)G大阪-新潟、名古屋-広島の2試合の総合テレビでの中継はアナログ放送のみ。地上デジタル放送では浦和-清水戦を中継した。
- (※3)水戸-仙台戦の茨城県での放送は地上デジタル放送のみ。
[編集] その他
- 2005年12月3日に行われたJ1最終節(第34節)では、優勝の可能性のあった5チームがそれぞれ同時刻に別のチームと戦い、これら5試合の結果次第で優勝が左右されることから、放映権を持たない試合を含む以下の5試合すべてに中継車・アナウンサーを派遣し、平行して随時ゴールシーンを流すなどして同時中継を行った(太字が優勝の可能性のあったチーム)。なお、放映権を持たない試合では、ゴールシーン以外は試合前・ハーフタイム時のみ中継を行った。試合結果等の詳細は2005年J1最終節を参照のこと。
- チーム名アナウンスに関しては、初期の頃は各チームのフルネーム(但し浦和レッドダイヤモンズは「浦和レッズ」)をアナウンスしていたが、現在は一般的な呼称(ジェフユナイテッド市原・千葉は「ジェフ千葉」、名古屋グランパスエイトは「名古屋グランパス」など)を使用が基本となっている。なお、試合中には愛称のみ、あるいは地域名のみでアナウンスされることもある。
- Jリーグ中継として全国中継されるのは基本的にJ1のリーグ戦のみであるが、浦和レッズがJ2に降格していた2000年は、J2のリーグ戦のうち、浦和の絡む数試合をBS1で放送したことがある。また、2003年は当時J2のアルビレックス新潟の昇格決定試合をBS1で放送している。
- 事件・事故等の報道特別番組を放送する場合や、その他の重要なスポーツイベント(プロ野球の優勝決定戦など)を中継する場合には、そちらの放送を優先させ、Jリーグ中継は放送中止または放送時間等の変更を行う場合がある。
- 2003年の開幕カードのうち、3月21日のジュビロ磐田vs横浜F・マリノス(静岡スタジアム エコパ)は当所総合テレビで、3月22日のセレッソ大阪vsヴィッセル神戸(長居スタジアム)は当初BS1でそれぞれ放送予定だったが、直前に勃発したイラク戦争関連報道を優先させるため、2試合ともBS2での放送となった。
- 2004年10月23日は16時から総合テレビで鹿島アントラーズvs浦和レッドダイヤモンズ(茨城県立カシマサッカースタジアム)の生中継を行っていたが、試合終了とほぼ同時に新潟県中越地震が発生。中継を打ち切り、報道特別番組に切り替えとなった。
- 2007年9月29日は、19時からガンバ大阪vs大分トリニータ戦(万博記念競技場)を生中継する予定だったが、北海道日本ハムファイターズのリーグ優勝がかかる千葉ロッテマリーンズ戦(千葉マリンスタジアム、18時試合開始)の生放送を優先し、Jリーグ中継(直後放送予定だったJリーグタイムを含む)は当日夜の中継録画とした。
- ハーフタイムに当日のベンチレポーターのアナウンサーが監督に前半戦を振り返ってインタビューをする。インタビューが後半開始直後にかかる場合もある。
- 毎年開幕節の試合の中から1試合を総合テレビで全国中継している。原則開幕初日に放送されるが、2008年は開幕初日の3月8日には全国放送がされず、翌3月9日に川崎フロンターレvs東京ヴェルディ(等々力陸上競技場)を放映した。なお、開幕カードでも一部の試合で地域向け放送として地元J2クラブの試合の差し替え放送(生中継)が行われている。
[編集] 関連項目
- サッカー解説者一覧
- Jリーグタイム - BS1で試合直後に放送されるダイジェスト番組。2003年~2005年は「速報Jリーグ」として放送。
- 茨城Jリーグアワー - NHK水戸放送局デジタル総合テレビでの茨城県域中継
- Jリーグ中継(民放での中継)
- J-LEAGUE WIDE - ビーエス・アイ (BS-i) およびJNN(TBS系)による全国中継