Brotherhood

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Brotherhood
B'z の アルバム
リリース	1999年7月14日
ジャンル	ヘヴィメタル ハードロック J-POP
時間	47分15秒
レーベル	Rooms RECORDS
プロデュース	松本孝弘
チャート最高順位
最高順位1位（オリコン）
ゴールド等認定
第14回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー
B'z 年表
B'z The Best "Treasure" （1998年）	Brotherhood （1999年）	B'z The "Mixture" （2000年）

『Brotherhood』（ブラザーフッド）は、日本のロックユニットB'zが1999年7月14日にRooms RECORDSからリリースした、10枚目のオリジナルアルバム、およびそのアルバムの3曲目に収録されている楽曲のタイトルである。アルバム未収録シングル曲は「さまよえる蒼い弾丸」、「HOME」。

目次 1 内容 2 売り上げ 3 収録曲 4 参加ミュージシャン 5 関連項目

[編集] 内容

オリジナルアルバムとして初めて、打ち込み無しの全て生音で録音されている。「ロック」をコンセプトに作られたアルバムであるため、まとまりが強いという意見が多い。また、ハードロックの色が濃いアルバムとなっている。他のアルバムに比べて日本語の曲名が割と多いのも特徴である。本人達曰く『RUN』でやろうとしたものの本当の姿であるらしい。また、Mr.Bigのベーシスト、ビリー・シーンと、ドラマー、パット・トーピーが参加したことも話題となった。初回盤はなく、通常盤のみの発売で、スリーブケース仕様である。

[編集] 売り上げ

• 初動売上枚数101.9万枚。
• 1999年年間アルバムチャート17位。

売上はいずれも(株)オリコン調べ。

[編集] 収録曲

曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。

1. F・E・A・R (3:45)

   鋭く激しくヘヴィなギターリフから始まるハードロックナンバー。このリフはレッド・ツェッペリンの「The Wanton Song」（『フィジカル・グラフィティ』に収録）のリフに通じるものがある。歌詞はかなりポジティブな応援歌である。なお、曲名の「F・E・A・R」は普通に「フィアー」と読む。 1999年、2000年のフジテレビF1中継BGMテーマ。

2. ギリギリchop （Version 51） (3:59)

   アルバム先行シングル「ギリギリchop」の別テイク。リズム隊にビリー・シーンとパット・トーピーが加わっている。原曲でさえシングル中最もハードロックな楽曲であるのに、ここでは更に洗練され、濃密なものになっている。ちなみに、「Version 51」とはテイク51のものであるから、ということからきているが、実際に51個ものテイクが存在するわけではないらしい。ヴァージョンをいくつかつくり、何回か録ってみて、その5ヴァージョン目の1テイク目ということでヴァージョン51となったらしい。曲のラストに稲葉の超高音ロングシャウトが聞ける。このヴァージョンはミュージックステーションでも披露され、その際のサポートメンバーもビリー・シーンとパット・トーピーが務めた。

3. Brotherhood (5:46)

   このアルバムの表題曲で、B'zに関わる人たちとの絆を歌っているハードロックバラードである。尚この曲は大阪でのセッションで生まれた曲らしい。当初この曲はアルバムのラストナンバーになる予定だった。ライブでは比較的よく演奏される曲である。　

4. ながい愛 (5:37)

   ストリングスに骨太なロックサウンドが絡むハードロックバラード。飽きっぽい性格の女性への愛を歌っており、歌詞に出て来る単語から、曲が制作された時代が「世紀末」なのだと感じさせられる。もともと松本は「ギリギリchop」ではなくこの曲をシングルとしたかったらしい。当初はアルバムのオープニングナンバーの候補だった。

5. 夢のような日々 (4:53)

   曲の最初の会話はブースにいた松本、黒瀬蛙一、満園庄太郎らが会話しているのを、コンソールにいた稲葉が面白がってこっそり録音したもの。松本が歌詞のあるボーカル部分をソロで歌っている珍しい楽曲。

6. 銀の翼で翔べ (3:55)

   このアルバムでは珍しく、ブラスを使ったポップなハードロックナンバー。ブルースハープを稲葉が担当した。後に松本がライブで演奏するのに苦労したと語っている。近年のアルバム曲では比較的ライブで演奏される機会が多い。

7. その手で触れてごらん (3:23)

   このアルバムの中で最も初期に作られた。ちなみに歌詞に出てくる「リンダ」とは山本リンダのこと。

8. 流れゆく日々 (4:54)

   エンディングでは松本をフィーチャーした、2分ほどある長いギターソロが聞ける。

9. SKIN (3:44)

   ストリングスと太いロックサウンドが絡んでいる。

10. イカせておくれ！ (3:23)

    歌詞は移動中の飛行機の中で書かれた。

11. SHINE (3:49)

    ガットギターの「和風」なイントロから始まるハードロックナンバー。間奏にフラメンコを思わせる掛け声が入る。間奏では松本とビリーによるギターとベースのスピーディなソロの掛け合いが聞ける。

[編集] 参加ミュージシャン

• 松本孝弘：ギター・全曲作曲・編曲
• 稲葉浩志：ボーカル・全曲作詞・編曲、ブルースハープ（#6）
• 小野塚晃：オルガン（#5.8.11）
• ビリー・シーン：ベース（#2.3.6.8.10.11）
• 満園庄太郎：ベース （#1.4-9）
• 黒瀬蛙一：ドラム （#1.3-11）
• パット・トーピー：ドラム （#2）
• 池田大介：ストリングスアレンジ・ブラス （#4.6.9）
• 篠崎Strings：ストリングス （#4.9）
• 佐々木史朗：トランペット（#6）
• 澤野博敬：トランペット（#6）
• 勝田一樹：サクソフォーン（#6）

[編集] 関連項目

• The true meaning of "Brotherhood"?
• once upon a time in 横浜 〜B'z LIVE GYM'99 "Brotherhood"〜
• 1999年の音楽

前作	B'zのオリジナルアルバム	次作
SURVIVE		ELEVEN

オリコン週間アルバムチャート第1位 1999年7月26日付
前作: L'Arc〜en〜Ciel 『ark』	B'z 『Brotherhood』	次作: Dragon Ash 『Viva La Revolution』