1×8いこうよ!
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1×8いこうよ! | |
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ジャンル | バラエティ |
放送時間 | 日曜日16:55~17:25(30分) |
放送期間 | 2000年1月9日~ (放送中) |
放送国 | 日本 |
制作局 | 札幌テレビ放送 |
出演者 | 木村洋二、大泉洋 |
音声 | ステレオ放送 |
1×8いこうよ!(いっぱちいこうよ)とは、札幌テレビ放送 (STV)が製作している北海道で放送しているローカルバラエティ番組であり、放送時間は毎週日曜日の夕方4時55分から5時25分(16:55~17:25 JST)まで(番組放送スタート当初の一時期は日曜日昼間の13:00-13:30 JSTに放送していた)で、番組放送開始は2000年1月9日。2006年2月26日放送で放送300回を迎えた。ハイビジョン制作。
目次 |
[編集] 番組概要
- 番組ではYOYO'Sというコンビで大泉洋と札幌テレビ放送の木村洋二アナウンサーが出演している。
- 但し2005年の木村の誕生日に木村が「(大泉と)対決」と言ったことから、YOYO'Sの2人の仲が悪くなり対決企画がたびたび行われた。(もちろん、これはネタである)
- 番組開始当初は「YOYO'Sのピカピカスピカバラエティ・1×8いこうよ!」というタイトルで、1×8とは番組を製作している札幌テレビ放送本社の隣設イベントホール「札幌メディアパークSpica」の所在地が北海道札幌市中央区北1条西8丁目であることに加え、「イチかバチかやってみよう」という意味合いも込められている。
- ナレーターは札幌テレビ放送の永井公彦アナウンサーと急式裕美アナウンサーが務めている。初期の頃は桐田咲智代アナウンサー(現在はフリーアナウンサー)がアシスタントおよびナレーターとして出演していた。また、永井アナの代わりに宮永真幸アナウンサーが勤めることもある。
- 2004年10月2日には「TVおじゃマンボウ」の中でものまねタレントのホリが仕切るコーナー「おじゃま刑事(デカ)」の第1回目でYOYO'Sが取り上げられた。ホリはこの時木村のものまねを習得し、YOYO'Sから天才と称される。
- 2004年12月に行われた「番組5周年記念リクエスト」では、安田顕が唯一出演している、2002年2月に放送されたペーパードライバー木村洋二が冬道ドライブする企画が1位に輝いた。
- ラジオで毒舌キャラクターとして知られている木村が大泉に対してぼやく時には、木村火山噴火とテロップが出る。
- 2000年から2004年まで毎年8月の24時間テレビ 「愛は地球を救う」で大泉がメインを狙っている様子を、大泉とは別目線から放送していたが、2005年以降はドラマ撮影や舞台などのスケジュール多忙により大泉は24時間テレビに出演していない。
- 北海道以外(道外)からも放送する放送局が相次ぎ、2005年10月15日には札幌テレビ放送と東北6県とのブロックネットで特別番組「大泉洋プレゼンツ 地タレ?大集合ふるさと大好き宣言!」が放送された。
- 番組では毎年、オリジナルのカレンダーを製作・販売している。これは1年間のロケ写真から選ばれた画像を使用し、生き生きとした雰囲気が感じられるものとなっている。(50cm×36cm、各月1枚+表紙1枚の計13枚)
- 2007年8月には、同番組の名場面を集めたDVDが発売された(後述)。
[編集] 今まで放送された主な企画
- 「1×8無差別オーディション」
- 開始初期の名物企画。ノンジャンルで無差別オーディションを行い、毎週チャンピオンを決めるという番組スタート当初に行われていた企画。大泉にヤジられて永井アナがナレーターになったきっかけを作り、対決に敗れ大泉がストレートパーマになった事も。
- 「1×8旅の達人」
- 「YOYO'Sオリンピックへの道」
- 「1×8理想の宿」
- 北海道小樽市のホテルの敷地に建設し、夏休み期間中のみの限定営業を行った企画。テーマは「とまどい」で、客がとまどうような仕掛けがあり、虎の皮のカーペットに(実際は豹の皮)、縦方向のツインベッド(シングルベッドを2個縦に並べた)、大泉と木村が互いを書いた肖像画が飾られていたりなどである。
- 「YOYO'Sファーム」
- 「1×8教育研究所」
- 大泉が所長、木村がPTA会長になり、現代の教育とは何か考えた企画。交通安全教育、好き嫌い克服塾に始まり、他企画との連携をするようになる。「1×8街づくり推進室」では札幌ドームでの授業、旧・本安平小学校でのおいわけ林間学校を行う。「YOYO'Sファーム」では食育をテーマにし、夏休みおコメ教室を開く。視聴者からの葉書を読むコーナーでは、木村への質問、目撃談が届き、オチがついた後にはラジオ風に曲紹介をする。遂にはリクエストまで届くようになった。
- 「1×8街づくり推進室」
- 「YOYO'SのOK牧場」
- 「1×8職業訓練所」
- YOYO'sの2人が様々な職業に挑戦し職適性を計る。6回で終了。
- 「YOYO'Sジュニアオーディション」
- 番組出演者を募集する方式は「無差別オーディション」に近いが、お笑いタレントになりたい中学生の兄弟と、20代の女性(当時)が「YOYO'S」の弟分・妹分に選ばれた。
- 「1×8観光組合」
- 大泉が組合長、木村が相談役となり、北海道の各地の地元の隠れた名産・隠れた観光スポットを、現地へ赴き紹介。YOYO'Sジュニアの女性がYOYO'Sの行き切れない場所を巡った。また、河野真也がYOYO'Sジュニアの中学生の兄弟と、オリジナル商品を生産段階から吟味して作り上げていく。また、YOYO'Sや視聴者が全道各地の隠れた名所などの写真を撮り紹介するという企画もあったが、この企画で『木村のヌード』というものが番組内で大問題に。ブロックネットの特別番組として発展。観光組合キャラクターとして、木村が考案した「いっぱち姫」がいる。[1]企画の集大成として東北各県をキャンペーンボーイになった河野がトラックを運転しながら行商をしていくキャンペーンを展開。青森ではりんご娘.、山形ではドンキー佐藤など、東北のローカルタレントが参加し、最後は首都圏・横浜でフィナーレを迎えた。終了後、河野は大泉に解雇された。
- 「1×8映画祭」
- 木村が巨匠・木村ヨウジ監督、大泉が銀幕スター・大泉洋となり、財政難のため映画祭が休止となった夕張市から映画の灯を消さないために立ち上がった。史上初の木村がメインの長期企画。2007年2月12日には「1×8映画祭」が開催された。
- 「1×8シニア野球団」
- 木村が球団の監督、大泉がキャプテンとなり団塊の世代に夢と希望を与えるべくシニア野球チーム「1×8シニア野球団」を結成。秋に全道のシニア野球チームを集めて札幌ドームでマスターズリーグ選抜チームとの試合が行われた。
[編集] ゼントヨーヨーズ
同番組の企画「YOYO'SのOK牧場」により命名された競走馬である。馬名は四字熟語「前途洋々」とYOYO'Sを掛け合わせた。2002年北海道沙流郡門別町生まれ。命名から2004年の競走馬デビューまでの様子がたびたび同番組で取り上げられ、ホッカイドウ競馬でデビュー、その後各地の地方競馬に転戦して83戦2勝、2007年に引退した。
[編集] 現在放送中の企画
- 「1×8サミット~北海道再生プロジェクト~」
- 北海道洞爺湖サミットに対抗して、大泉が総理大臣に、木村が大統領に扮し、さまざまな再生をテーマに北海道を考える企画。
[編集] 「連続ドラマ風ショートコント」
- 木村が何かの職業のマスターに扮装し、大泉が客になり台本無しのフリートークを行うコーナー
- 2006年
- 「木村整骨院」
- 2007年
- 「放浪画家キムラ」
- 大泉が偶然街角で旅の画家・木村に会うのだが、木村は頼まれてもいないのに大泉の顔を勝手にスケッチする事に、暇をこいた大泉は逆に木村の顔をスケッチをはじめ・・・
- 「純喫茶木村」
- 「バーバーきむら」 北海道チョキちゃん賞受賞
- 「占いの館・木村」
- 大泉が占い師の木村に今後の自分の行く末と番組の行く末について占って貰おうとするのだが、何故かいつの間にかに二人とも番組に対する愚痴が・・・
- 「居酒屋 洋二」
- 「木村ハイヤー」
- 「木村不動産」
- 未だに親元に暮らしている大泉がそろそろ一人暮をと考え、そして結婚した場合の事を考えて部屋探しの為に木村不動産に訪れるのだが・・・
- 「木村クリニック」
- 2008年
- 「アナウンサー木村」
- この時のタイトルコール時には、初期の「どさんこワイド」のオープニングテーマが使用されている。
- 「森の妖精 ヨウジ」
- 大泉が札幌市旭山公園を散歩中、突如と彼の前に現れた変な格好をしたオッサン…、オッサンは自分の事を人間ではなくこの森に住む妖精だと言う。
[編集] スタッフ
- 企画・構成:鈴井貴之
- カメラ:安倍伸二、高橋慎
- MA:吉田望
- スタイリスト:小松江里子
- 広報:波環
- AD:畑野正視
- ディレクター:三野宮晃、岸弘、北川智之
- プロデューサー:須藤剛司(2008年4月-)
- 協力:CREATIVE OFFICE CUE
- 製作著作:STV札幌テレビ放送
[編集] 過去のスタッフ
- 広報:小西美幸
- ディレクター:鴨田豊
- プロデューサー:山本雅弘(2代目) → 前田久充(担当は2005年2月6日-2006年1月)→宮野聡
[編集] オープニングテーマ
- LET'S GET DOWN/JT PLAYAZ[2](番組開始~2000年12月)
- STAY GOLD/Hi-STANDARD(2001年1月~)
[編集] ネット局一覧
北海道のみならず2004年4月から兵庫県のサンテレビでも半年間放送され、2005年1月6日からテレビ埼玉、1月7日からはtvk(神奈川県)、1月11日からはミヤギテレビでも、3ヶ月間限定で放送された。その後も各地で限定放送が行われることになり、2005年5月から福島中央テレビ・7月から南海放送(愛媛県)・8月から青森放送・テレビ信州・チバテレ・秋田放送・10月から西日本放送・2006年4月から群馬テレビで放送されるほか、サンテレビ・tvkでは2005年7月から、ミヤギテレビとテレビ埼玉では2005年10月から、とちぎテレビでは2006年7月から、広島テレビ放送では2007年1月14日放送開始(同年3月24日で打ち切り)するなど各地で相次いで放送が開始されることから、北海道以外でも人気があるといえよう。
尚、公式ホームページには「道外OA情報」があり、現在放送中の企画が載っている。
- 「1×8いこうよ!」を放送している局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送曜日・放送時間 | 遅れ日数 |
---|---|---|---|---|
北海道 | 札幌テレビ(STV) 1×8いこうよ!制作局 |
日本テレビ系列 | 日曜 16:55~17:25 | --- |
青森県 | 青森放送(RAB) | 月曜 15:50~16:20 | 1年遅れ | |
宮城県 | ミヤギテレビ(MMT) | 火曜 25:00~25:30 | 約11ヶ月遅れ | |
秋田県 | 秋田放送(ABS) | 月曜 15:55~16:24 | 約1年1ヶ月遅れ | |
山形県 | 山形放送(YBC) | 木曜 24:34~25:04 | 約1年遅れ | |
福島県 | 福島中央テレビ(FCT) | 木曜 24:29~24:59 | ? | |
栃木県 | とちテレ(GYT) | 独立UHF局 | 月曜 22:30~23:00 | ? |
群馬県 | 群馬テレビ(GTV) | 月曜 19:30~20:00 | 約2年7ヶ月遅れ | |
埼玉県 | テレ玉(TVS) | 水曜 21:00~21:30 | 約1年半遅れ | |
東京都 | TOKYO MX | 日曜 22:00~22:30 | 1年9ヶ月18日遅れ | |
千葉県 | チバテレ(CTC) | 火曜(毎月第1を除く) 23:30~24:00 | 約5年遅れ | |
新潟県 | テレビ新潟(TeNY) | 日本テレビ系列 | 土曜 25:35~26:05 | 1年2ヶ月遅れ |
長野県 | テレビ信州(TSB) | 木曜 24:59~25:29 | 約11ヶ月遅れ | |
石川県 | テレビ金沢(KTK) | 火曜 25:14~25:44 | 1年半遅れ | |
中京広域圏 | 中京テレビ(CTV) | 火曜 26:04~26:34 | 1年遅れ | |
兵庫県 | サンテレビ(SUN) | 独立UHF局 | 水曜 18:00~18:30 | 約1年半遅れ |
山口県 | 山口放送(KRY) | 日本テレビ系列 | 木曜24:59~25:29 | 約1年7ヶ月遅れ |
岡山県 香川県 |
西日本放送(RNC) | 水曜 24:59~25:29 | 約10ヶ月遅れ | |
沖縄県 | 琉球放送(RBC) | TBS系列 | 水曜 25:50~26:20 | ? |
- かつて放送していた局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送曜日・放送時間 | 放送期間 |
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神奈川県 | テレビ神奈川(tvk) | 独立UHF | 日曜 18:30~19:00→木曜 19:00~19:30→土曜 20:25~20:55 | 2005年1月~3月、7月~2007年9月 |
静岡県 | 静岡第一テレビ(SDT) | 日本テレビ系列 | 月曜 25:29~25:59 | 2006年4月~2007年12月 |
広島県 | 広島テレビ(HTV) | 日曜 17:00~17:30 | 2007年1月~3月 | |
愛媛県 | 南海放送(RNB) | ? | 2005年7月~? | |
熊本県 | くまもと県民テレビ(KKT) | 木曜 25:09~25:39→水曜 25:09~25:39 | ?~2008年4月9日 |
- STVでは2007年4月6日から、毎週金曜25:55~26:25に過去の企画の傑作選を放送している。
- 広島テレビは、2007年春の番組改編による打ち切り
- サンテレビの放送は、プロ野球中継「サンテレビボックス席」がある場合は放送中止される(主に阪神戦・オリックス戦)。試合が雨天中止された場合は、時間が変わり17:55からの放送となる(18:00からの場合もあるので注意)。雨天中止になったときの放送は、通常のシリーズと異なる企画が放送される場合がある。なお、通常野球中継の無い月曜日に、振り替えで試合が行われた場合、月曜の同時刻に放送されている「saku saku」がこの「1×8」の枠に放送される場合があり、その結果、プロ野球シーズンでは、ひどいときには1ヶ月に1回の放送になってしまう場合がある。実際に2007年3月21日の放送から約2ヶ月間放送がなくその次の放送は2007年5月16日だったことがある。
- このほか、特番として単発放送される局もある(2007年6月のTOKYO MXや山口放送での放送など。なお、山口放送では2007年11月8日放送分からレギュラー化)。
- 尚、青森放送のエリアである青森県の一部地域では札幌テレビとの2度視聴可能な地域がある。
- ちなみに番組中、画面右上または左上部に「この番組は200X年○月に放送されたものです」という札幌テレビ出しのテロップが表示されている。
[編集] 書籍
北海道のおいしいカレー108店(イエローページ総務部刊、ISBN 4900835234、2004年1月24日発売)
[編集] DVD
- 第一弾:DVDの1×8いこうよ!(1)これが北海道のYOYO’Sだ!の巻(札幌テレビ放送、2007年7月18日発売・STVC-1801)
- 第二弾:DVDの1×8いこうよ!(2)YOYO’S、北の大地でコメ作り!の巻(札幌テレビ放送、2008年1月18日発売・STVC-1802)
- 第三弾:DVDの1×8いこうよ!(3)YOYO’Sが映画祭!?in夕張の巻(札幌テレビ放送、2008年9月18日発売予定)
[編集] 携帯サイト案内
エンディングの最後に大泉と木村による「1×8-」の携帯サイトが紹介される。(一時は木村のみ。)ただし、Vodafonelive!がYahoo!ケータイに移行した直後はテロップでの紹介となった。 (サンテレビの場合)
現在は、最初のCM明けとエンディングの最後に急式アナによる携帯サイト告知と「1×8グッズ」プレゼントの案内がされている。その中ではキーワードとして放送日と視聴したネット局名を明記して携帯サイトに応募すると全国の毎月10名に「1×8グッズ」が当たるというもの。遅れネットでも応募できるように配慮がなされている。
[編集] 関連項目
- 「大泉洋のサンサンサンデー」(大泉がメインMCを務める北海道放送のラジオ番組)
- 「おにぎりあたためますか」(大泉がレギュラー出演している北海道テレビ放送の深夜番組)
- 「水曜どうでしょう」(大泉がレギュラー出演している北海道テレビ放送のバラエティー番組)
- 「どさんこワイド」(木村がメインキャスターを務める札幌テレビ放送製作の北海道大型情報夕方ワイド番組)
- 「ハナタレナックス」(大泉がレギュラー出演している北海道テレビ放送の深夜番組)
- 鈴井貴之(この番組の構成作家で大泉が所属する事務所の社長)
- 桐田咲智代(この番組にレギュラー出演していた元STVアナウンサー。現在はフリーで活動中)
- 宮永真幸(この番組の初代ナレーターのSTVアナウンサー。現在はラジオとスポーツ中継を中心に活動中。なお、現在は永井のピンチヒッターとしてナレーションを不定期に担当)
[編集] 脚注
- ^ いっぱち姫の着ぐるみの製作には160万円をかけている。
- ^ クール&ザ・ギャングのカバーでDance Dance Revolution(以下DDR)の収録曲。これ以外にも番組内では「MY FIRE」「I believe in miracles」などDDRの収録曲がBGMとして使われている。以前対決企画でDDRが使われた際に、大泉が「I believe in miracles」を聞いて「(オーディション)出場者登場の曲だ」と発言したことがある。
[編集] 外部リンク
- 1×8いこうよ!公式サイト(STV札幌テレビ放送ホームページ内のサイト)
- CREATIVE OFFICE CUEオフィシャルサイト(大泉洋の所属事務所)
- 1×8いこうよ!ハイライト動画サイト(DOGATCH内のサイト)
STVテレビ 日曜16:55~17:25 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
釣~りんぐ北海道
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1×8いこうよ!
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