鷺沼駅
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鷺沼駅 | |
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改札 |
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さぎぬま - Saginuma | |
◄宮前平 (1.0km)
(1.4km) たまプラーザ►
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所属事業者 | 東京急行電鉄(東急) |
所属路線 | ■田園都市線 |
キロ程 | 15.7km(渋谷起点) |
所在地 | 川崎市宮前区鷺沼 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 島式 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
62,760人/日 -2007年- |
開業年月日 | 1966年(昭和41年)4月1日 |
鷺沼駅(さぎぬまえき)は、神奈川県川崎市宮前区鷺沼にある東京急行電鉄田園都市線の駅である。
東京地下鉄鷺沼検車区・東京急行電鉄長津田検車区鷺沼車庫が隣接するため、一部列車は当駅を始発・終着駅としている。
川崎市宮前区の商業の中心となる駅だが、区役所は隣の宮前平駅が最寄りである。
目次 |
[編集] 駅構造
島式ホーム2面4線の地上駅である。ホーム部分は山を切り崩して作られたため、堀割構造となっている。
両側の1・4番線は主に待避線として使用。緩急接続時に各駅停車が使用する。
- 平日朝上り以外は当駅で緩急接続を行う。1、4番線に各停が入線し、急行は2、3番線に入線する(緩急接続をしない各停は2、3番線に入線)。
- 但し、平日朝上りのみ当駅では緩急接続をしない。これは準急・急行の混雑を防ぐためである。代わりに、朝の各停は江田駅および梶が谷駅で準急・急行の通過待ちを行う。また、朝の一部時間帯については列車の効率的な発着のために上り列車は各停が3番線を、準急・急行が4番線を使用する。
- のりば
1 待避線 2 本線 |
■田園都市線 | 長津田・中央林間方面 |
3 本線 4 待避線 |
■田園都市線 | 二子玉川・渋谷・○半蔵門線直通 押上 ■東武伊勢崎線直通 春日部方面 |
- 駅舎
駅舎は掘割を上がった地上部分にあり、約2階分の高低差がある。改札口は一箇所。
駅舎とホームを結ぶ通路は2ヶ所ある。宮前平方の通路は階段の他、跨線橋から上半分のみ上りエスカレータが設置されている。たまプラーザ方の通路には階段はなく、上下エスカレーターおよびエレベーターのみ設置されている。
- 以前は宮前平方の通路のみであり、また跨線橋からホームへは両側に階段が降りていた。当駅のバリアフリー化にあたり、たまプラーザ方の新通路が設置された。
トイレは宮前平方通路上に設置されているほか、多機能トイレが改札前に設置されている。
[編集] 鷺沼車庫・鷺沼検車区
当駅の宮前平駅方(東側)には、田園都市線の両側に車庫が広がる。車庫は坂の途中に作られているため、当駅に近い側が地上、宮前平駅方は高架となっている。当駅から田園都市線は宮前平駅まで両側を車庫の高架に挟まれた急な下り坂を下っていく。
車庫を併設するため、朝に上り始発列車が数本設定され、また夕方から深夜にかけては下り当駅止まりの列車がある。田園都市線渋谷方面の始発列車は主に3番線を使用し、終着列車は1番線を使用する。大井町線直通の始発列車は主に4番線から発車し、終着列車は2番線に到着する。
- 朝は当駅始発の各駅停車の設定が数本あり、ホームには着席目的の客で列が出来る。ただし、ホームの渋谷側が狭いため、3番線の始発電車待ちの人が向かい側4番線の回送電車に接触しそうになっている。いつ事故が起こってもおかしくない、非常に危険な状態である。
- 以前は、当駅始発の急行(鷺沼急行とも呼ばれた)が朝に3本設定されていたが、中央林間~鷺沼までの区間で混雑がすでに激しく輸送力の増強が望まれたため、中央林間・長津田始発に変更された。
- 以前は東京メトロ鷺沼検車区から3番線へ直接出庫することができず、上り始発列車が駅に入線する際にはスイッチバックが必要であった。ダイヤ上の制約になっていたため、3番線に直接出庫するためのポイントが後になって設けられた。
- 大井町線からの鷺沼行き電車は下り2番線に到着し、車庫へは上り本線を跨ぐようにして入庫する。
また、東京メトロの車庫を有するため、車両交換を行うことがある。
- 下り列車の場合は出庫電車を1番線、入庫電車を2番線として使用する。
- 上り列車の場合は出庫電車を4番線、入庫電車を3番線に使用させる。
- 車庫から直接4番線に出庫させることはできないため、車庫から一度1番線に出庫させたのち、宮前平側本線を経由してスイッチバックを行い、4番線に入線させる。
[編集] 利用状況
- 1日平均乗降者数 62,760人(2007年度、田園都市線内第12位)
- 朝ラッシュ時の上り電車は当駅付近から、特に激しい混雑となる。
[編集] 駅周辺
- さぎ沼とうきゅう(4階建てで、東急ストアの他に衣料品・本屋等の専門店を有する。)
- 鷺沼公園
- 宮前郵便局
- TSUTAYA
- じれっ亭
- とうふ屋うかい
- 川崎市立鷺沼小学校
- スポーツ・スパ アスリエ鷺沼
- カッパーク鷺沼(旧・鷺沼プール)
- タレントの木村拓哉の両親が経営するレストランが駅近くにある。
- ワイプ鷺沼駅前店(川崎市宮前区で唯一のネットカフェ)
- マクドナルド鷺沼店
[編集] 路線バス
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- 深夜バス「鷺21」は平日の当駅止まりの下り終電車と接続するため、長津田行き下り終電車後の当駅以遠の駅への足として機能している。
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- 深夜バス「鷺22」は平日の当駅止まりの下り終電車と接続するため、長津田行き下り終電車後の当駅以遠の駅への足として機能している。
- 4番乗り場: 鷺01、03、04系統:すみれが丘、センター北駅、センター南駅方面
[編集] 最寄り幹線道路
- 尻手黒川道路
- 国道246号
- 東名高速道路東名川崎インターチェンジ
- 日吉元石川道路
[編集] 歴史
[編集] 駅名の由来
「鷺沼」は同名の沼がありかつての駅周辺地の水源になっていたという説と、大山街道沿いに伸びる谷戸を「鷺沼」と呼んでいた説など諸説ある。田園都市線が開業するまでは「鷺沼」という町は無く、駅周辺は川崎市大字有馬字鷺沼耕地といっていた。
東急バスが大山街道上を溝の口駅から長津田駅まで運行していたが、途中鷺沼折返しが多く設定されており、交通の要所となっていた。駅名はこのバス停から採ったものと思われる。地名は田園都市線開業と同じ1966年に向ヶ丘、宮崎、有馬の一部が合併して鷺沼となっている。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
東急田園都市線 |
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