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阪東自動車 - Wikipedia

阪東自動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

阪東自動車株式会社
bando bus Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 阪東バス
本社所在地 270-1144
千葉県我孫子市東我孫子2丁目36番22号
電話番号 04-7185-2771
設立 1949年11月15日
業種 陸運業
事業内容 一般乗合旅客自動車運送事業,一般貸切旅客自動車運送事業,国内旅行業
外部リンク http://www.bandobus.co.jp/
  



阪東自動車(ばんどうじどうしゃ)は、千葉県我孫子市周辺でバス事業を営む朝日自動車グループの会社である。

目次

[編集] 概要

もともと、今の本埜村(もとのむら)、印旛村(いんばむら)と当時の国鉄線を接続すべく、地元により1949年に設立された。その後、1958年に東武鉄道の傘下に入っている。阪東自動車の社名は、利根川の別名が「坂東太郎」と称されることに因んで名づけられたといわれる。

運行エリアは年を追うごとに西側にシフトしており、現在では本埜村、印旛村では撤退しており、主に柏市我孫子市の2市となっている。特に我孫子市に関しては、一部地域を除きほぼ独占状態となっている。営業所はJR成田線東我孫子駅のやや西側に我孫子営業所(東我孫子車庫と併設、天王台駅そばにも車庫はある)のみ有しており、本社も同住所である。なお、車内放送では「阪東バス」と案内しており、利用客も「阪東自動車」ではなく、「阪東バス」と呼んでいることが多い。

2003年に、東武鉄道グループのバス事業者の再編・株式譲渡が行われ、同グループのバス・タクシー事業者である朝日自動車が地方バス事業者の統括事業者となり、阪東自動車は同社の統括する朝日自動車グループ運行事業者の一つに位置付けられるようになった。なお、バス共通カードは導入していないが、PASMOを導入すると発表した[1]

[編集] 沿革

[編集] 創業

阪東自動車はもともと、今の本埜村、印旛村と国鉄成田線の木下駅を接続すべく、地元により1949年11月に設立され、翌月より路線の運行を開始した。創業当時の区間は木下駅~小林駅~瀬戸~京成佐倉駅~国鉄佐倉駅および木下駅~竜腹寺~大廻(おおば)~岩戸である(師戸まで行っていたと記述されているものもある)。前者の区間は全く新しいものであるが、後者の区間はもともと京成電鉄が1943年に買収により路線免許を有していたものを引き継いでいる。

[編集] 東武グループへ

その後、1958年2月に東武鉄道の傘下となり(本社も木下から押上に移転)、東武が運行していた木下駅~我孫子駅間を引き継ぎ、さらに、西の国立田中療養所(現・市立病院)まで延長を行った。こうして、1962年度までに下表の路線が整備された。これ以降、阪東バスは営業の主体が我孫子市側に移っていき、隣接する東武鉄道バスとの路線の調整を何度も行うこととなる。

  • 1963年3月31日当時の阪東自動車路線(「全国バス路線要覧(昭和39年版)/全国旅客自動車要覧編集室編」に一部加筆)
No. 起点 経過地 終点 粁程 運賃 運行回数 備考
1 木下駅前 瀬戸、仲町 国鉄佐倉駅 23.405 95 7
2 木下駅前 瀬戸 14.00 55 2
3 小林駅 瀬戸、仲町 国鉄佐倉駅 18.205 75 1
4 小林駅 瀬戸 8.80 35 1
5 木下駅前 我孫子 国立田中療養所 19.20 75 9
6 国立田中療養所 我孫子駅 3.60 15 片2
7 我孫子駅 木下駅前 15.400 65 1
8 我孫子駅 県営渡船場 0.70 10 3
9 我孫子駅 柴崎 我孫子駅 8.97 40 右5、 左5
10 木下駅前 大丈 岩戸 11.00 45 5 大丈=大廻
11 岩戸 遠蓮 仲の台 13.85 55 1
12 岩戸 遠蓮 瀬戸 8.658 35 1
13 仲の台 若町 木下駅前 16.85 70 1
14 木下駅前 若町 瀬戸 11.65 50 片1
15 瀬戸 仲の台 5.20 25 1
16 木下駅前 安食 瀬戸 20.40 70 2
17 仲の台 瀬戸 国鉄佐倉駅 14.605 50 2
18 京成佐倉駅 仲町 仲の台 12.24 45 1
19 瀬戸 仲町 国鉄佐倉駅 9.405 40 片1
20 国鉄佐倉駅 仲町 京成佐倉駅 2.365 10 片9
21 京成佐倉駅 市役所上り 国鉄佐倉駅 1.99 10 片8 今の栄町・新町経由
当時の市役所は場所が異なる
22 京成佐倉駅 蕪木町 国鉄佐倉駅 2.79 10 片1 蕪木町=鏑木町
詳細不明

[編集] 団地路線の拡大

1968年に東我孫子に我孫子営業所を新設した。これに伴い、木下営業所は木下出張所となった。翌年の1969年には湖北駅南側に湖北台団地ができ、同駅からの循環バス(詳細不明、湖北駅~湖北駅か)の運行を開始した。さらに翌年の1970年4月には路線を延長し、湖北駅~(役場前または第一小学校)~我孫子駅入口~(第一小学校または役場前)~東我孫子車庫という路線となり、湖北台団地と我孫子駅がつながった。なお、1969年には柏駅西口~船戸木戸も開通している。従来は我孫子から田中側に至る路線しかなった同社であるが、この線の開通により柏駅方面にも手を広げるようになった。

阪東自動車が以上のような状況だった中、東武鉄道の我孫子へのバスはといえば、栄自動車時代から引き継いだ柏駅~我孫子駅線を1936年の買収後も引き続き運行していた。この線は1970年に廃止されたようであるが、その時期は阪東の船戸木戸線の開通とほぼ一致する。また、1968年には東武により、我孫子駅~並塚~(手賀大橋)~岩井~手賀線が開通したが、わずか3年で廃止となっている。東武鉄道の我孫子市におけるバスは以上の2線だけであるが、いずれも中途半端なままに終わってしまったと言うことができる。ちなみに手賀大橋の開通年は1964年である。

1971年4月20日には常磐線と地下鉄千代田線が相互乗入れを開始し、綾瀬~我孫子間が複々線として使用開始された。同時に天王台駅が開業した。これにより、上野方の電車は快速となり、柏駅、我孫子駅周辺が通勤圏として急速に注目され始めた。阪東自動車が天王台駅に乗り入れた時期は不明であるが、乗り入れることにより、常磐線へのアクセスが飛躍的に便利になった。ただし、天王台駅に乗り入れてからも、しばらくは同駅非経由の便もあったようである。このような経緯により、1971年頃までに阪東自動車は我孫子市内のバス営業をほぼ独占的に行うようになり、また、同市内にて重点的に運行することがしばらく続くこととなる。

[編集] 運行エリアの広域化

前節までのバス路線網の拡張は柏~我孫子~湖北~木下という、どちらかと言えば国道6号線および国道356号線に沿ったものであった。昭和50年代になると、これとは全く独立した地域にも路線が新設されるようになる。

まず、1978年には柏駅東口~大津ヶ丘団地線の運行が始まる。柏駅東口は1955年前後に新京成電鉄が少数便乗り入れていたことを除けば、東武鉄道が独占的に路線を巡らせていたが、この路線の新設で2社の乗り入れとなった。このことは、のちに東武鉄道のバス路線の再編で柏駅東口発着路線のいくつかが移管される布石となったと言える。

その後、1986年には布佐駅南口~スポーツセンター前線の開通、および、つくし野循環線の三井団地への経路延長、1987年の北柏駅~慈恵医大柏病院線、および、天王台駅北口~川村学園女子大学線の開通と、ローカル路線が様々な場所に新設されていった。これらの路線はいずれも運行頻度が高く、同社の路線網は同業他社と同じように鉄道並行輸送から鉄道垂直輸送へと衣替えしていった。

[編集] 印旛地区からの撤退

旧印西出張所バス路線(昭和末期)
旧印西出張所バス路線(昭和末期)

このように、東我孫子営業所が受け持つ我孫子市、沼南町の路線が急速に発展したのに比べて、東側の木下出張所の受け持つ路線はほとんど発展しなかった。これらの路線は中央部て千葉ニュータウンが造成されることが決まり、当初の計画でいけば住宅が多数作られるはずだったため新路線ができる可能性もあった。ところがその後ニュータウンそのものが計画縮小となり、また計画変更後の造成もあまり早くは進まなかった。また、成田線が増発されていったことで、我孫子~木下間の通し運行といった長距離輸送の需要も少なくなってきた。

結局、阪東は同地域のバス路線を整理することとなった。まず昭和末期(年月日不明)に師戸~鎌刈~遠蓮間が廃止された。佐倉線についても乗客があまりなかったため、平成初頭に京成佐倉駅~JR佐倉駅の廃止が先んじて行われ、残りの木下駅~京成佐倉駅、瀬戸三ッ角~竜腹寺、仲の台~六合小学校、飯野入口~湖畔荘も1994年3月に廃止された。このうち仲の台付近においては、付近に学校が無かったため小学生の通学のための路線バスが必須の状況だった。しかし平成初頭に学園台ができ、平賀小学校もできたことで状況が一変した。平賀小学校のできる少し前に京成酒々井駅からの京成電鉄による(現、ちばグリーンバス)路線(学園台線)が新たに運行されたことで役目を終えたと考えられる。

佐倉線、印西出張所廃止後の木下駅付近の路線
佐倉線、印西出張所廃止後の木下駅付近の路線

佐倉線の廃止に伴い、木下出張所と木下駅停留所は廃止され、残存する臼井線のための代替停留所として国道上に木下駅入口停留所が設けられた。臼井線は唯一残った東我孫子車庫担当となった。ただし木下から西側は木下駅入口~布佐駅南口線を運行するようにし、東我孫子車庫と間接的に接続するように変更された。臼井線については、印旛沼より南側については乗客が比較的多くラッシュ時を中心に折返便も運行されていたが、結局存続が難しかったようでついに1997年(月日不明)に廃止された。これに伴い、出入庫線同然の木下駅入口~布佐駅南口線も廃止され、同社の東端は布佐駅南口となった。

なお平成初頭の頃に北総鉄道印西牧の原駅の開業、日医大北総病院の開業もあったためこれらを経由する便も一応開通した。木下を出て印西牧の原駅に寄っただけでなくその後国道に入り、印旛村役場・日医大北総病院を経由してから鎌刈付近の新道を通って渡辺商店(岩戸付近)で合流するという複雑なルートだった。このルートは一往復しか運行されず、利便性にはほとんど寄与していなかったが、どういう経緯で開通したのかは不明である。このルートも臼井線の廃止により、1997年に廃止されている。ちなみに、岩戸~印旛中学校間は東洋バスも走っていたが、同社の路線も1999年に廃止されている。

なお廃止後しばらくたった1998年4月1日に、佐倉交通による臼井駅~八幡台団地線と、大成交通による臼井駅~印西牧の原駅線が運行開始された。その後、印旛日本医大駅の開業にともない、印旛村が自村のコミュニティバスとして同駅を発着するバス路線を整備し、現在では阪東が運行していた頃と似たような路線網になっている。

[編集] 東武との路線の再編

阪東自動車は我孫子市、柏市、沼南町に路線を拡張していったが、その後は東武との路線の再編がいくつか行われた。まず最初に行われたのが三井団地における路線の再編である。

三井団地は柏市布施新町にあり、東端は我孫子市との市境である。全域が柏市ということで、まず1976年に東武鉄道が柏駅西口・北柏駅~三井団地を運行を開始した(のち北柏駅発着便は廃止)。一方、布施新町は我孫子駅にも近かった。当初、阪東は布施新町に隣接する久寺家地区までの路線を運行していたが、数度の路線変更ののち、1986年に三井団地停留所まで達した。結局、布施新町地区から鉄道駅に出るには我孫子の方が良いということになってきた。

一方、阪東は柏駅西口から根戸を経由して船戸木戸までの路線を有していた。しかし、この区間は東武鉄道が頻繁にバスを運行しており、阪東としての独自区間が全く無かったため、必然性は高くなかった。

以上の事情から、1998年4月1日に阪東は我孫子駅北口~三井団地線を布施新町全域まで延長し、増便を行った。これに伴い東武鉄道は柏駅西口~三井団地線と布施線について存続こそしたものの、大幅な減便を行った。一方、船戸木戸方面については全便を東武鉄道が運行することとし、阪東は柏駅西口~船戸木戸線の運行をとりやめた。変則的な路線交換と言えるが、これにより、阪東は北柏駅入口~柏駅西口に路線を持たなくなった。

また当時の東武鉄道はバス路線について抜本的な改革を行っており、鉄道会社が運行していたバス路線は新たに新設する東武バスおよび運行4事業者に移管し、かつ、その移管する路線は東京に近く人口の多い地域に限定することとなった。また、いわゆる地方部については関連バス事業者に路線を移管することとした。東武バスおよび運行4事業者は2003年に設立されるが、その少し前の2002年2月28日には東武鉄道グループの貸切専業会社、キング観光バス(千葉県船橋市)が貸切事業廃止の上、当社と合併(事実上のキング観光解散)、従業員を引き受けている。4月1日には、東武鉄道が運行していた柏駅東口~戸張線と、北柏駅~パークシティ守谷線が阪東に移管された(北柏駅~パークシティ守谷線は2005年10月31日で撤退)。2003年に阪東自動車は東武グループのバス事業者である朝日自動車に統括される朝日自動車グループの運行事業者と位置付けられ、今に至っている。

[編集] ニュー東豊との競合と深夜帯の運行拡大

車内掲示
車内掲示

それまで我孫子市内のバス路線は阪東バスの独占状態であったが、2006年9月よりタクシー会社のニュー東豊が阪東バスが運行していない深夜帯に、さらに翌月には日中帯にも参入、天王台駅~川村学園・湖北駅間で競合するようになった。また、夜間の運行は駅発22~23時代までであったが、2008年5月26日より、我孫子駅、天王台駅発23~24時代が積極的に運行されるようになった。運賃の深夜上乗せはないため、ニュー東豊深夜バスに比べた場合、割安になっている。

[編集] 本社、営業所

本社はJR成田線東我孫子駅のやや西側(我孫子市東我孫子)にある。同位置に「我孫子営業所(東我孫子車庫)」がある。

また、2007年、JR常磐線電留線(松戸車両センター我孫子派出所)の北側に「柴崎車庫」が設置された。主に中型・小型車の滞泊に使用され、青山方面、市民バスの基地として機能している。

[編集] 現行路線

[編集] 車庫我孫子線

我孫子駅から東側に至る路線は、もともと我孫子駅~木下駅を筆頭に我孫子駅~湖北駅南口、我孫子駅~布佐駅西口といった東我孫子以東に直通するものが比較的多くあった。しかし、現在は天王台駅をまたいで乗車する乗客がほとんどなく、我孫子駅発着便はほとんどが東我孫子車庫で折返しとなっている。我孫子駅入口~並塚間は市役所経由と第一小学校経由の2ルートがある。第一小学校経由は、以前のように湖北や木下にまで至っていれば、ルートの短さに意味があったのだが、現在では需要がほとんどなく、専ら出入庫線のようになっている。本数が多いのは市役所経由であり、第一小学校経由は、かつての関東鉄道バス我孫子取手線との競合を避けたようである。

[編集] 湖北我孫子線、車庫湖北線、天王台湖北線

湖北駅という鉄道駅の目の前の団地なのに、わざわざ遠く離れたJR常磐線の駅まで足を伸ばす路線である。JR成田線が単線であり運行頻度が30分間隔と少ないために、成り立っているようなところがある。天王台駅を始終点とするものと東我孫子車庫を発着するものがある。実質的には天王台駅が始終点のようになっており、天王台駅~東我孫子車庫間は出入庫に近い雰囲気がある。現在でも我孫子駅に至るものが存在するが、かなり少なくなってしまった。湖北駅付近は、湖北台団地を一巡りする外回りと、短絡ルートをとる内回りとの2経路がある。外回りの方が乗客が多く、本数に圧倒的な差がある。2つのルートがあり、運賃区界が湖北台十丁目となっている。

[編集] 布佐我孫子線、布佐車庫線、布佐天王台線

阪東自動車にはもともと我孫子駅~木下駅線があったが、別節で紹介する布佐スポーツ線が開通した際に布佐消防署から分岐して布佐駅南口に乗り入れるようになったのがこの線である。木下への乗り入れをとりやめた現在、布佐駅南口は阪東自動車の最東端の停留所となっている。開通当初は我孫子駅からの直通が多く、1時間に1本程度あったようだが、湖北我孫子線等と同様に我孫子~湖北・新木・布佐というバスの利用はほとんどないため、天王台駅または東我孫子車庫での折返しが多い。それにしても、成田線の運行頻度より少ないため、独自区間の乗客は少なく、徐々に減便されており、今は布佐スポーツ線の出入庫線の意味合いが強いと言える。

[編集] 柏大津線、柏入口大津線、柏車庫線、柏入口車庫線

柏駅東口を発着するようになった最初の路線で、ほとんどの区間が国道16号線上にある。16号線を走るようになったのは、旧道に東武が路線を有しており、これと乗客を分離するための措置というのもあるが、結果的には高速に走行することができるようになり、利便性が高くなっている。2006年度より、国土交通省千葉国道事務所「道路見える化計画」により、16号線区間の停留所においてバス停車帯が整備されてきている。

出入庫線は東我孫子車庫発着(一部入庫のみ沼南庁舎バス乗継場止まり)となり、大津ヶ丘団地経由で運行するが運行本数は多くないうえ、入出庫車両の運用であるため、ダイヤがいびつである。大津ヶ丘団地~大津ヶ丘1丁目は大津ヶ丘団地発だと初乗り区間で整理券は不要だが、東我孫子車庫発のバスだと途中区間になるため整理券を取らなくてはならないので注意が必要。沼南庁舎バス乗継場は、時間帯によって庁舎構内乗入れ便と非乗入れ便がある。東我孫子車庫~大津ヶ丘団地の折返便はない。

[編集] 北口あけぼの線、我孫子あけぼの線

我孫子駅北口から真北のつくし野地区に向かい、柏市と我孫子市の境の三井団地停留所、布施新町地区を通り、柏市布施のあけぼの山公園入口まで至る路線である。つくし野付近については、我孫子ビレジを経由するものと、つくし野入口を経由するものがあるが、前者の方が本数が多い。

この線はもともと我孫子駅北東部のみを通る路線だったものが、幾度かの路線変更を経て西側にシフトして今に至っている。一番最初の路線は、開通年月日こそ不明であるが、我孫子駅(南口)から寿一丁目、久寺家道を経由して二階堂高校に至る線である。この線については、我孫子市基本構想第1次5ヶ年計画書(1975年)の中の1973年の阪東バス運行状況から存在を確認できる。ただし、本数は少なかったようである。

その後、つくし野地区の街開きにより、二階堂高校線は我孫子駅【南口】~あきにれ並木通り~中央学院大学~我孫子駅【南口】にルートを変更し、つくし野循環線となった。つくし野循環線となった年月日、も不明であるが、つくし野の街開きは1976年頃であり、これと同時と考えられる。また、1976年には布施新町の三井団地も街開きし、これは東武により路線が運行された。当初は柏駅西口と北柏駅の双方から路線が出ていた(北柏発着便はのちに廃止)。

1986年3月1日に、つくし野循環線を三井団地停留所まで延長された。これは、三井団地側にも営業権を確保したかったというより、つくし野・久寺家地区の全域に路線を張り巡らせたかったという意味合いが大きいように見られる。循環線の停留所を廃止せずに延長したため、南まわりのつくし野入口経由便と北まわりの中央学院大学経由便の2ルートとなった。(ただし、後者の本数は非常に少なく、のち廃止。)

その後、1999年4月1日に、我孫子駅北口にバスターミナルが整備されたことに伴い、阪東の線は同ターミナルを始発とし、大部分の便が三井団地方面により短いルートとなる我孫子ビレジ経由となった。また、三井団地よりさらに西の布施新町地区を経由してあけぼの山公園入口停留所まで延長された。また、本数も5割増しになった。三井団地への乗り入れをきっかけに、同停留所以西の布施新町全域とも、(呼塚地区の大渋滞で到着時間が読めない)柏駅や(布施入口・根戸十字路の渋滞で時間がかかり、かつ、緩行線電車しか停まらない)北柏駅よりは(渋滞の危険が少なく、また、快速線電車が停まり、かつ、快速・緩行とも始発電車があって着席機会の高い)我孫子駅に抜けるルートの方がよいという声が高まったと推定される。なお、このルート延伸により東武の並行路線である。柏駅西口~布施・三井団地線は大幅に減便された。

[編集] 布佐スポーツ線、布佐新木線、新木スポーツ線

阪東自動車で最も東側を走る路線で、布佐駅から新木駅の間を成田線の南側に沿って走る。平和不動産による宅地開発の先行していた布佐駅南口~スポーツセンター前間が1986年10月1日に先に開通し、その後新木駅南側土地区画整理の進展に合わせて新木駅側に到達したのは2002年3月11日である。現在でも布佐駅側の運行に比重が置かれ、スポーツセンター前を境に便数比がほぼ2:1となっている。

[編集] 北柏慈恵線、車庫慈恵線

北柏慈恵線は北柏駅と慈恵医大柏病院との間に一つの停留所もなく、ノンストップで運行する。目的ももっぱら通院が多いと思われる。1km強の区間だが、歩くには多少きついものがあり、主力路線の一つとなっている。車庫慈恵線は東我孫子車庫~慈恵医大の通し運行で、出入目的だけのようである。

[編集] 川村学園線、大和団地線、南青山循環線

天王台駅北口を発車し、途中で常磐線と交差して川村学園に至る。大部分の便が川村学園での折返便である。川村学園とNECの事業所への通学・通勤需要もあり、またその手前には新住宅も多数あるということで、朝の運行本数が大変多い。 南青山線は、2006年2月に新設された。途中狭い道を通ることから、小型のバスを使用している。

[編集] 柏戸張線、柏入口戸張線

戸張線は柏駅の真東の戸張に至る路線である。独自区間の道路が狭隘なのが特徴である。終点の戸張停留所は三叉路上に設けられており、印象的な折返場になっている。

もともと東武鉄道により1965年に開設されたが、2002年4月1日より阪東が引き継いで運行している。途中の文化会館入口停留所は昔の東武柏営業所のあったところであり、お膝元と言っても良い路線であった。その後、阪東が大津ヶ丘団地線を開通し、東武の営業所が沼南に移ったことで、東武からすれば外れの方を走る路線になってしまった。そんなことで、エリアを明確に分けるために東武が阪東に移すことにしたのだろう。

なお、阪東に移管したことによりバス共通カードが使用できなくなったが、その見返りとして運賃が値下げされた。

[編集] 柏慈恵線、柏入口慈恵線

2003年10月1日に柏ふるさと大橋の途中から橋下の柏下地区へ下る市道が開通したことに伴い、同年10月11日から柏駅東口と慈恵医大柏病院を結ぶ路線として開通したものである。柏下地区には同病院の他に、柏市民文化会館、柏市中央体育館、柏健康管理センター、柏保健センター、柏市保健勤労会館、柏ふるさと公園等、公共施設が多数並んでいる。これらの施設に市の中心駅である柏駅から直接行けるようになった意義は大きい。ただし、今のところ運行時間帯は昼間に限られており、慈恵医大柏病院で接続する北柏慈恵線との通し運行もない。

[編集] 湖南台線

手賀大橋南側に位置する手賀の杜プラザと我孫子駅を結ぶ路線で、2005年7月1日に開通した。全便が第一小学校経由となっている。手賀の杜プラザ付近にはもともと東武バスが走っていたが、この路線の開通時点では特に変化が無かった。 2007年6月18日には手賀の杜ニュータウンまで延伸した。終点「手賀の杜ニュータウン」は、東武バス「小野塚台」と隣接している。

[編集] 博物館線

我孫子駅から若松・鳥の博物館を経由して天王台駅に至る路線。高野山新田地区には「我孫子市鳥の博物館」、「手賀沼親水広場」、「水の館」といった施設があるが、従来バス路線がなかったことから利用者は不便をかこっていた。このため、我孫子市らの路線開設要請を受け、2007年8月から、従来の車庫我孫子線(市役所経由)の一部便を差し替える形で運行を開始した。土曜・休日の日中帯に、おおむね毎時1本運行されている。南青山線と同様の小型バスを使用。

[編集] 市民バス

あびバス車両(2008年4月、天王台駅にて撮影)
あびバス車両(2008年4月、天王台駅にて撮影)

現在我孫子市からの委託を受け、新木地区、並木・栄地区、台田・船戸地区の三路線で市民バス(あびバス)を運行しており、全線100円の均一料金である。 車両は、同社としては珍しい三菱製である。当時、7m級のノンステップバスが三菱「エアロミディ」しかなかったため(いすず、日野、日産ディーゼルの7m仕様車は、あびバス拡充の前年までに生産中止となっていた。)である。

[編集] 車両

路線車は創業以来日野が主流であり、俗に日野富士と呼ばれる日野のシャーシに富士重工のボディを乗せた車両が有名で、また関東では珍しい前後扉車が多く在籍していたが、現在は東武系列では珍しく、日野、いすゞ、三菱ふそう、日産ディーゼルの四メーカーが揃っており、ボディ形状も多岐にわたり、ジャーニータイプの顔をつけたキュービックのノンステ車など珍しい車両も在籍している。また、以前は東武の旧塗色に似た車体色であったが、ワンステップ車の導入を契機に現在の塗装となった。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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