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長島昭久 - Wikipedia

長島昭久

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

長島 昭久(ながしま あきひさ、1962年2月17日 - )は、日本政治家民主党所属の衆議院議員国家基本問題研究所理事。

座右の銘は、「命もいらず、名もいらず、官位も金も望まぬ者ほど御し難きものはなし。しかれども、この御し難き者にあらざれば、国家の大業を計るべからず」。

衆議院議員 長島 昭久
生年月日 1962年2月17日
出生地 出生地:神奈川県横浜市
本籍地:東京都立川市
出身校 慶應義塾大学大学院
米国ジョンズ・ホプキンス大学-
学位・資格 法学修士
国際関係論修士
前職 (米・ヴァンダービルト大学客員研究員→)
米国外交問題評議会上席研究員
所属委員会
内閣役職
衆議院外務委員会理事
安全保障委員会委員
世襲 世襲ではない
選出選挙区 比例東京ブロック
当選回数 2回
所属党派 民主党
党役職 政策調査副会長(外交・安全保障担当)
国会対策副委員長
会館部屋番号 衆・第二議員会館714号室
ウェブサイト 長島フォーラム21

目次

概要

神奈川県横浜市に生まれる(東京都立川市在籍)。幼稚舎から慶應義塾に学び、慶應義塾大学法学部法律学科および政治学科を経て、1990年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程を単位取得中退。大学院の指導教授は小林節。大学院博士課程在学中に石原伸晃衆議院議員事務所に入り公設秘書となる。第一秘書のかたわら、東京文化短期大学憲法の講義を行う。1992年大前研一平成維新の会創設に参加する。1993年アメリカに渡り、テネシー州ヴァンダービルト大学客員研究員となる。1995年ワシントンD.C.に移り、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院SAISに学び、国際関係論修士号を取得する。1996年、第3回読売論壇新人賞に応募。応募論文の「安全保障のビッグバン」で同賞の最優秀賞を受賞する。1997年、米国外交問題評議会研究員(アジア政策担当)に就任し、朝鮮半島和平構想プロジェクトに参画する。

その後、2000年に上席研究員に昇任し、ジョンズ・ホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所の客員研究員を兼務。東京財団主任研究員として「アジアにおける米軍前方プレゼンスの将来像」研究プロジェクトを主宰し、2002年にその研究成果を著書『日米同盟の新しい設計図―変貌するアジアの米軍を見据えて』(日本評論社)として上梓、その後の米軍再編論議に大きな影響を与える。

2000年帰国し、衆議院補欠選挙に立候補するが落選。2003年第43回衆議院議員総選挙東京21区から民主党公認で立候補し、当選する。民主党では「次の内閣」の防衛庁副長官、衆議院安全保障委員会理事、拉致問題特別委員会理事となる。また、イラク復興特別委員会、武力攻撃事態対処特別委員会、文部科学委員会に所属し、野党政治家ながら是々非々の立場で、建設的な提案を織り交ぜた質疑が持ち味。2005年9月11日第44回衆議院議員総選挙では小選挙区で敗れるも比例復活当選。選挙後の代表選挙では前原誠司の推薦人に名を連ねる。前原新代表の下で「次の内閣」の防衛庁長官に抜擢されるとともに、安全保障委員会の野党側筆頭理事に就任、党内の安全保障政策の取りまとめにあたる。また、2003年より慶應義塾大学大学院で非常勤講師(国家安全保障政策担当)、2006年より中央大学大学院公共政策研究科で客員教授を務める。その後、前原誠司に代わり代表に就任した小沢一郎の「次の内閣」でも防衛庁長官として留任した。2006年9月より、外務委員会理事、外交・安全保障担当の政策調査副会長および国会対策副委員長に就任した。防衛庁の省昇格法案の審議では、法案賛成に向け党内論議をリードし防衛省内の信頼を確固としたものにする。

保守の立場から、一貫して共産社民との野党共闘に反対。「生活者の利益に軸足を置きつつ、さらに徹底した改革を標榜する保守層へ食い込むような政策立案や運動を展開すべき」としている。2006年の沖縄県知事選では、民主党も含む野党統一候補となった糸数慶子が米軍基地反対派であるため「共産党と変わらない」と批判し、党執行部に対抗して糸数候補の信頼性を損ねる発言をした。糸数が落選すると「野党共闘路線は破綻した」として、教育基本法全部改正案などの審議拒否を止め、「面舵いっぱい」に右転換するよう主張。

かつて石原伸晃の秘書を務め、現在も外交などでは石原に近いと思われるが、その父、石原慎太郎が3選を目指して出馬した都知事選では、浅野史郎出馬に自身のブログで期待を寄せたことから、石原都政に対して批判的であると当初受け取られた。しかし、結局選挙戦を通じて浅野支援の表立った行動は一切せず、民主党内でも松沢成文神奈川県知事、上田清司埼玉県知事に連なる保守系の立場を堅持した。

2007年4月の温家宝中華人民共和国国務院総理訪日の際に行われた国会演説についての辛口のコメントが産経抄で絶賛され、光華寮訴訟に関する国会質問が櫻井よしこ週刊新潮コラムで取り上げられるなど、親台湾派の論客としての地位を確立しつつある。

一連の言動から、2005年5月9日にビートたけしのTVタックルに出演した際に、三宅久之から「あなた民主党にしては随分マトモだねぇ」などと評されたこともある。

第21回参議院議員通常選挙に際して鈴木寛候補の選対事務局長を務め当選を果たすが、直後に行われた立川市長選挙では応援した弁護士を当選させることができなかった。

政策

著書

  • 『日米同盟の新しい設計図 -- 変貌するアジアの米軍を見据えて』(政策研究シリーズ) 日本評論社 2002年3月 199p ISBN 4-535-58320-X
    • 『日米同盟の新しい設計図 -- 変貌するアジアの米軍を見据えて 第2版』 日本評論社 2004年11月 199p ISBN 4-535-58419-2

関連項目

外部リンク

他の言語


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