蓋州市

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蓋州市（がいしゅうし　拼音：Gaizhou Shi）は遼寧省営口市に含まれる県級市。総面積2928平方km、人口73万人（2004年）。郵便番号115200。漢代に平郭県設置、金、元、明は蓋州を設けた。清の康煕3年（1664年）、「蓋州」、「平郭」の２つ歴史的地名の頭文字を取り蓋平県を設けた。1965年蓋県に改名。1992年蓋県を廃止し蓋州市を設立した。

[編集] 歴史

戦国時代、燕国は遼河流域を開拓して、今蓋州の地区を含む遼東郡を設置した。秦が統一後も依然として遼東郡に属す。漢、魏、晋の時代は、平郭県（今の熊岳城）を設けて、遼東郡が管轄した。五胡十六国時代、前燕、前秦、後燕と国が代わるが、平州に属する。407年、北燕の建国後、高句麗に占領され、建安県を設置し、建安城（今の青石嶺の高麗城）を築く。唐の高宗の総章元年（668年）建安城に建安州都督府を設置。遼が占領した時期は、建安城に辰州を設置、よって蓋州は古くは辰州の別称がある。金の時代になると辰州を蓋州に改名。元代に蓋州路を設置し、管轄拠点は依然として建安城とした。明の洪武4年（1371年）は州から衛に改め、蓋州より蓋州衛とする。金州衛、復州衛、海州衛とともに山東按察司遼海東寧道に属した。翌年新しく市街地を建設（現在の市政府の付近）した。清の康熙3年（1664年）盖州衛を廃止し、蓋平県が置かれ、奉天府に属した。1912年に中華民国が創立し、蓋州は蓋平県となり奉天省に属した。1931年の満州事変後、日本軍が占領し、満州国が建国されたのちも奉天省蓋平県となる。1945年、満州国解体後、蓋平県人民政府が設置され、遼南行政公署により管轄された。1946年冬から1947年春にかけて、蓋州は1度中国国民党が占領するが、1947年6月に人民解放軍は蓋州を取り戻す。1948年10月に遼東省に属す。1954年遼東、遼西の2省は合併して遼寧省となり、同省に属す。後に営口市の市轄県となり、1992年に蓋州市となった。

[編集] 行政区画

6箇所の街道弁事所と18箇所の鎮と3箇所の郷により管轄されている。

街道弁事所：古楼街道、西城街道、東城街道、太陽昇街道、団山街道、西海街道。

鎮：高屯鎮、沙崗鎮、九畦地鎮、九寨鎮、万福鎮、臥龍泉鎮、青石嶺鎮、暖泉鎮、臨州鎮、榜式堡鎮、団甸鎮、双台鎮、楊運鎮、徐屯鎮、什字街鎮、鉱洞溝鎮、陳屯鎮、梁屯鎮。

郷：小石棚郷、果園郷、二台郷。

2004年1月8日に蓋州市の熊岳鎮、芦屯鎮、紅旗鎮を営口市鰆魚圏区へ編入。

[編集] 著名人

耿仲明

[編集] 外部リンク

表・話・編・歴遼寧省の行政区画
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