舞-乙HiMEの登場人物
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舞-乙HiMEの登場人物(まいおとめのとうじょうじんぶつ)は、サンライズが中心となって展開するアニメ『舞-乙HiME』に登場する架空の人物の一覧。なお、漫画版の登場人物については舞-乙HiME (漫画)の登場人物を参照。
※ストーリー内容の完全な公開記述であり、順序的にも、最終的に明かされることが始めから書かれていたりしているので、読者にはその注意が必要。
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[編集] ビューネ自治区・ガルデローベ
ヴィントブルーム王国内において、小面積ながらも自治権を持ち、乙HiME(オトメ)養成機関『ガルデローベ』を中心に構成された独立国家。ゆえにヴィントブルーム王国内にありながらガルデローベでは、あらゆる国からやってくる全ての生徒に対して平等の待遇が約束されている。
[編集] コーラルオトメ(Coral乙HiME)
ガルデローベ学園の予科生。制服は赤。
- アリカ・ユメミヤ
- 声:菊地美香
- コーラル51位→29位(卒業記念舞闘コーラル代表)→《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:蒼天の青玉(そうてんのせいぎょく)
- マスター:ヴィントブルーム王国女王、マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム
- 主人公の少女。僻地のド田舎「ガレリア」出身。ヴィントブルーム王国の元乙HiME(オトメ)、レナ・セイヤーズの娘である。赤ん坊の時に生き別れた母の手がかりを求め、ガルデローベへやって来た。かなり脳天気で人懐っこく明るい性格だが、何があっても決して諦めない強い精神力も合わせ持ち、前例の無い中途入学も自らの行動で認められた。母方の祖母の手で育てられ、亡き祖母に教わった事を忠実に守っている。口癖は「ばっちゃが言ってた」。
- コーラルオトメNo.1のニナをも上回る程の運動神経の持ち主だが勉学は不得手。とある事件から、周囲に無断でマシロ女王の乙HiME(オトメ)として『蒼天の青玉』で契約を交わす。セルゲイ・ウォンからは顔が似てるという理由でアリンコと呼ばれてからかわれていたが、次第に彼に強い恋愛感情を抱くようになる。しかしセルゲイとは失恋してしまう。アルタイ公国・シュヴァルツによるヴィントブルームへの武力侵攻に伴う世界的混乱の中、自分の宿命に悩みながらも大きく成長し戦争終結に大きな働きをする。ガルデローべでは、ナオのお部屋係。 誕生日はマシロ、ニナと同じく9月7日。全編を通して胸の成長率がかなり高く、Zweiではマシロがそのことに不満を抱いていた。
- Zweiではマシロの乙HiMEとなり一年が経過したが、マイスターにも関わらず学業の方の単位が足りず未だに卒業できていない。だが乙HiMEとしては確実に成長しており、蒼天ローブはVer1.5と進化し、アリカ固有の能力として「マテリアライズZwei(Ver2.0)」が使える様になり、蒼天ローブ本来の姿をとる事も可能となっている。ちなみに、アリカ特有のVer2.0については、まだ不可解な部分が多い模様。
- プロジェクト展開のため、舞-HiMEアニメ版26話(最終話)のラストシーンの最後、舞衣・なつき・命の後ろに、中等部の女の子(夢宮ありか)としてほんの少しだけ顔を出し、漫画版では最終回に理事長室で風花真白と話をしている高等部への編入生として登場している。
- en:Arika Yumemiya
- ニナ・ウォン
- 声:小清水亜美
- コーラル1位(卒業記念舞闘コーラル代表)→《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:漆黒の金剛石(しっこくのこんごうせき)→海神の翠玉(わだつみのすいぎょく)
- マスター:アルタイ公国大公、ナギ・ダイ・アルタイ・ヴィントブルーム王国王女、マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム
- 現在、コーラルクラスでNo.1の実力を持つオトメ。アルタイ公国出身。常にクールで真面目な努力家。孤児であり、反政府組織に育てられていたが、セルゲイ・ウォンにより保護され養子となる。養父に恋愛感情を抱き養父の為と軍人である彼のそばにいるためにマイスターオトメを目指す。アリカのライバル的存在で、当初はアリカに対して冷たい態度をとっていたが、次第に打ち解けていく。しかし、アルタイ公国・シュヴァルツによるヴィントブルームへの武力侵攻の際、セルゲイの想いがアリカに向けられてるのを知り、その激しい嫉妬心から『漆黒の金剛石』に選ばれアルタイ公国大公・ナギのオトメとなる。しかし、彼女が向けた憎しみの刃が、結果として親友エルスを殺す事となり、アリカとの亀裂を生み、自身を精神的に追い詰めることとなる。これ以降、ナギのオトメとして、その責務を己のセルゲイへの恋心の建前としながら戦いに加担してゆく。終盤ではセルゲイがナギに撃たれ重体となり、セルゲイを助けるために仕方なくナギに利用されるのであった。最終決戦にて宇宙空間でアリカと激突し、そして和解。終戦後はオトメの任から退き髪も短くして、記憶を失くしたセルゲイの看病をして暮らす。また終盤、実はヴィントブルーム王家の14(15)年前に行方知れずとなった王女であることが明かされる。
- 『zwei』では、ナオに呼び出され調査に同行するが、平和ボケのためかすっかり「うっかりキャラ」と化していたものの、惑星エアルの危機に立ち上がり、『海神の翠玉』でマシロと契約する。
- ガルデローべでは、ナオのお部屋係。辛い食べ物が好み。誕生日はセルゲイと初めて出会った日で、マシロ、アリカと同じく9月7日。
- オリジナルは春妹(ちゅん-めい)。転校してきた舞衣の右隣の席にいた女子生徒。前作のエンディングテーマにおいて舞衣が教室で窓を見つめているシーンで背中、2話のモブシーンで顔が確認できる。
- 同じサンライズ制作の『アイドルマスター XENOGLOSSIA』とのコラボレーションの形で実現した『Zwei』のCMにて、同じ声優が演じている高槻やよいがニナをヨイショする場面が見られる。
- en:Nina Wáng
- エルスティン・ホー
- 声:栗林みな実
- コーラル17位→30位→シュヴァルツ構成員
- アンナン出身。内気な性格の為、アリカの外向的な性格に惹かれている。アカネのお部屋係。寮では、アリカ、ニナと同室で、2人の仲を取り持つ役割を果たした。皆からはエルスと呼ばれている。成績は優秀。代々多くのオトメを輩出した名家ホー家の箱入り娘として生まれ、周囲からの思惑でガルデローベに入学しており、本心からオトメになる事を望んではいなかった。またホー家は、代々多くのオトメを輩出したが故に、竜王戦争などの戦乱において多くの身内を失ってきた歴史を持ち、それゆえ何時からかシュヴァルツにとりこまれていった。その中で育った彼女は、シュヴァルツの一員として自身望まぬ戦いを強いられるが友情を捨てきれず、アリカを庇う形でナギのオトメとなったニナの攻撃によりスレイブ共々消滅。これがアリカとニナの亀裂を決定的なものとさせてしまった。自分がいつか死ぬことを覚悟していて、友人を悲しませたくないがために友達を作らなかった。エルスの残した遺留品が戦いの中で大きく働く。
- 彼女の名前は「ホルスタイン」のアナグラムである(「Holstein」→「Elstin Ho」)。
- en:Erstin Ho
- トモエ・マルグリット
- 声:田中理恵
- コーラル2位(卒業記念舞闘コーラル代表補欠)→ワルキューレ部隊
- ヴィントブルーム王国出身。大貴族出身。現在、コーラルクラスでNo.2の実力を持つオトメ。チエのお部屋係。アリカと同じコーラルクラスの星組で、シズルに憧れ入学した。おっとりしっとりした雰囲気の持ち主で、クラス委員として皆をちゃんとまとめようとするしっかり者で頑張り屋。しかし、「嬌嫣の紫水晶」シズル・ヴィオーラに対する崇拝に近い憧れから特別に眼を掛けられているアリカに対し逆恨み的に嫉妬し、ミーヤを使い陰湿なイジメを行う等、自身の望みを邪魔するものに対して屈折した性格も持ち合わせておりアリカに対する憎悪に満ちている。
- アルタイ公国・シュヴァルツによるヴィントブルームへの武力侵攻後、アルタイ(シュヴァルツ)の黒きマイスターオトメ、「ワルキューレ部隊」の一員となり、囚われの身であったシズルを自らのモノとする(その後、第21話でシズルとの間に赤ちゃんプレイがあった模様)。戦争時、ワルキューレの中核として働くが、最後にミドリ、そしてアリカに敗れ、空中から落ち、ビルにぶつかり瓦礫の中に消える。しかし生きておりサコミズに救出された。
- ヴィント事変後は実家での家事手伝いを経て、何故かエアリーズで政治活動をしていたようだが、過去の所業により有権者の反応はすこぶる悪い。
- 舞-乙HiMEシリーズ指折りの名悪役。特に第22話と第25話でのブチ切れ度合いの凄まじさは、スタッフをも脱帽させたほどである(シリーズ構成の吉野弘幸は、当初予定は学園編で退場するのが、作品中で最も予定外に存在感を見せるようになったキャラであると「アニメパーフェクトガイド」で語っている)。
- オリジナルは雛菊巴。ただし、髪の色と形が変わっている。舞衣のクラスメイトで静留の取り巻きの一人として登場する。深優・グリーアの左隣の席。
- en:Tomoe Margurite
- イリーナ・ウッズ
- 声:比嘉久美子
- エアリーズ共和国出身。アリカの同級生。即位式にヨウコ先生の元でテレビ観戦したり、日曜日などには機械整備の手伝いをしているなど、機械技術に興味があり、何よりも機械いじりが大好き。発明が趣味で、いつも奇抜な発明をしており、自らの発明品でアリカを助けようとしたこともあるが、あえなく失敗している。アルタイ公国・シュヴァルツによるヴィントブルームへの武力侵攻後、アリカとエルスの行方を心配していたが、ヨウコの脱出を期にレジスタンス・グループに参加。戦後は無事にパールに進級し、さらに卒業後は学園の研究員としてヨウコの助手を務めている。コーラル時代は、アカネのお部屋係。
- ミーヤ・クロシェット
- 声:伊月ゆい
- コーラル42位(退学時)
- ルーテシア連合王国レムス出身。アリカのクラスメート。花嫁修行の一環として、またオトメになれなくても将来的にも役に立つからとガルデローベに入学したお嬢様育ちの少女。トモエの本性を知っている唯一の人物で、彼女に従っている。トモエの命令で行っていたアリカへの妨害工作がトリアスに露見し、元々成績が伸び悩んでいた事やオトメを取り巻く情勢を心配する両親からの申し出により自主退学し、失意のうちに母国へ帰国する(その後の消息は不明)。在学中はシホのお部屋係であった。
- オリジナルは鈴木美也。瀬能あおいの左隣の女子生徒。前作5話に登場したが22話で転校。
- ヤヨイ・オールター
- 声:こやまきみこ
- ルーテシア連合王国ロムルス出身。リリエがアリカに構うのが気に入らず、アリカにライバル心を抱くが、空回り気味でよくリリエに諭されている。シュヴァルツの襲撃後は、本性を露にしたシホに無理やり連れてかれ、嫌々ながらも強制的にマキマキを手伝わされていた。戦後は無事にパールに進級。コーラル時代はシホのお部屋係。
- オリジナルは太田弥生。瀬能あおいの前の席の女子生徒。前作5話に登場。
- リリエ・アディーン
- 声:木村亜希子
- ルーテシア連合王国ロムルス出身。アリカのクラスメート。前の学校で同級だったヤヨイと一緒にいることが多い。アリカの実力を認めている一人。シュヴァルツの襲撃後、ヤヨイと同じくシホにマキマキを手伝わされた。戦後は無事にパールに進級。コーラル時代はチエのお部屋係。
- オリジナルは市ノ瀬小百合。ただし、髪型が違っている。楯祐一の左後ろの席の女子生徒。前作5話に登場。
- ノブエ/リー・メイ/ジャンヌ
- ワルキューレ部隊に所属している、トモエの部下で同じく元コーラルオトメ。戦後、どうなったかは不明。
- オリジナルはいずれも「GEAR戦士電童」から、アブゾルート(ノブエ)、グルメイ(リー・メイ)、ウィッター(ジャンヌ)。
- 舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)
- アヤネ・ハザクラ
- 所有GEM・通称:孤高の紅翡翠(ここうのべにひすい)
- マスター:アンリ・ヴァルド・ヴィントブルーム
- 舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ) の主人公。
- タイユァン王国の7武候家の第三位ハザクラ家の一娘(長女)で王維継承権を持つ王族の姫として、常に自らの地位と責任にふさわしい振る舞いを心がけている。
- わずか6歳の時点で、タイユァン王国宮廷道場に並ぶもののない剣技を習得、タイユァン騎士道を尊ぶが故に、それが軽視されつつある風潮の元凶としてのオトメの存在に嫌悪を感じていたが、8年前、タイユァンに亡命していたアンリと出会い、彼を助ける事を約束し、アンリ暗殺未遂事件に際して、それを防いだシルヴァーナの姿を目の当たりにしたことにより、オトメへの嫌悪を捨て、アンリのためにオトメになることを目指す。
- ガルデローベ入学後は、その立ち居振る舞いから誤解を受ける(本人はなぜ誤解されるのか理解できない)ことも多く、問題児とされており、たびたび問題を起こしてはニコラと口論をしている。そんな彼女にソフィアが目を付け強引にリサと共にソフィアのお部屋係りにされてしまい、ソフィアの良いおもちゃにされてしまう。
- 再び起こったアンリ暗殺未遂事件に際して、「孤高の紅翡翠」によってアンリと仮契約したが、ガルデローベ入学以来のアンリの振る舞いから、本人は未だアンリがかっての約束の少年であることを認められないでいる。
- パール進級後、ガルデローベの自治権拡大の為に設立されたトリアスの初代トリアスの一人に選ばれ、ガルデローベ卒業後は、アンリと正式契約して彼のオトメとなり、オトメの引退後、アンリと結ばれた模様。その後、彼女のGEM『孤高の紅翡翠』はレナ・セイヤーズに受け継がれた。
- ニコラ・レイ・フラン
- コーラルNo.1。
- ヴィントブルームの下級官吏の娘でアヤネのルームメイト。
- ヴィントブルーム流剣術の名手で成績優秀、品行方正の模範生であり、ヴィントブルーム国王と学園長であるルナの推薦で特待生としてガルデローベに入学する。
- 破天荒で無茶な行動をするアヤネとは意見の対立をすることも多いが互いにその才能を認めている。
- コゼットの名目上のお部屋係で、実際には、ソフィアのお部屋係。パール進級後、初代トリアスの一人となる。
- ガルデローベ卒業後は、オトメになってやりたかったことが既にかなえられたため、オトメになる道を選ばず、クラウドと婚約した。
- クラリッサ・ホー
- アヤネのルームメイトでロサージュ連邦指折りの資産家ホー財閥の令嬢。
- 愛称はリサであるが、本人はそう呼んでいいのは兄だけだと主張しているがアヤネからリサと呼ばれている。
- その家名から、エルスティン・ホーの家系に連なるものと考えられ、容姿と性格もエルスティン・ホーと酷似している。
- 争いごとを嫌っており、その為オトメになること拒んでおり、定期試験の結果が4位であったことに対して、点を取りすぎたと呟いて青ざめるなど、本来の能力を見せることを避けている。
- ソフィアのお部屋係。パール進級後、初代トリアスの一人となる。
- ガルデローベ卒業後は、長らく空位であったタイユァン国王のオトメとなった。
- シェーナ・シュタインメッツ
- アヤネたちの後輩でアヤネのお部屋係。
- アヤネに憧れており、ライバルを蹴落として強引にアヤネのお部屋係を勝ち取る。その後はアヤネにべったりで何かにつけてアヤネの部屋に居座るソフィアやリサを邪魔者扱いしている。
- ニコラとは古くからの知り合いでシェーナの父親はニコラの剣の師匠であった。ロサージュ内乱の折りに家族を失っている。
[編集] パールオトメ(Pearl乙HiME)
ガルデローベ学園の本科生。成績上位三名には『トリアス』の称号が与えられ、全生徒の生活指導役を務める。制服は灰色(成績トップ生のみ白色)。
- アカネ・ソワール 『トリアス』(~13話)
- 声:岩男潤子
- パール1位→退学→《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:清恋の孔雀石(せいれんのくじゃくいし)
- マスター:カルデア帝国皇帝、カズヤ・クラウゼク
- フロリンス出身。パールクラスでNo.1の実力を持つオトメ。アリカ達後輩に慕われる面倒見の良い理想の優等生。カルデア帝国の貴族の御曹司であるカズヤ・クラウゼクとは相思相愛であり、 引退したフロリンスのマイスターオトメに代わり『清恋の孔雀石』(せいれんのくじゃくいし)を継がなくてはならない事に苦悩していたが、最後はマイスター認証式の最中乱入してきたカズヤと共に駆け落ち、マイスターGEM『清恋の孔雀石』を持ったまま行方知れずとなった。その後、五柱の一人であるマーヤ・ブライスにより逮捕され、カルデア皇帝となったカズヤのマイスターオトメになる事を条件に、マイスターGEMを持ち逃げした罪状は不問とされたが、本人はカズヤと一線を越えた関係になる事を諦めてはおらず、それを邪魔せんとするマーヤに対しては恨み節満々である。
- オリジナルは日暮あかね(名字はフランス語訳)。オリジナルとの違いは髪を下ろしていること。
- en:Akane Soir
- チエ・ハラード『トリアス』
- 声:斎賀みつき
- パール2位→1位(卒業記念舞闘代表)→ワルキューレ部隊→エアリーズ共和国軍少尉
- エアリーズ共和国出身。パールクラスでNo.2だったが、アカネ退学によりNo.1に繰り上げとなる。宝塚歌劇団の男役のような風貌と言動が特徴で、熱烈なファンが数多く存在する。トリアスの中では一番理性的な性格で、トリアスの立場を利用して好き勝手に振舞うシホをたしなめる事もある。他の生徒達とは違って、彼女のみ黒いタイツを着用している(他の生徒達はみんなニーソックス)。青い薔薇を好み、時々眼鏡を着用することもある。マシロ姫の世話をするアオイとは旧知の仲で親友である。当初は、卒業後、ハルカの元でエアリーズのオトメとして修行をする予定であった。しかし、アルタイのヴィントブルーム侵攻後、アルタイとその裏に暗躍するシュヴァルツの動向を探るため、アルタイが募集するマイスターオトメ「ワルキューレ部隊」の一員となり、その立場を利用した諜報活動を開始する。ワルキューレローブのシステムにより作戦行動以外の事が出来ずにいたが、後にシホのまきまきによってその拘束から逃れることに成功し、アオイを救出する。ヴィント事変後は大尉に昇進。エアリーズのデルタ乙HiME部隊隊長として国に仕えている。
- オリジナルは原田千絵。オリジナルとの違いはメガネの有無。
- en:Chie Hallard
- シホ・ユイット『トリアス』
- 声:野川さくら
- パール3位→2位(卒業記念舞闘代表)→《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:螺旋の蛇紋石(らせんのじゃもんせき)
- マスター:フロリンス国王、シャルル・ギュネール・ロイ・デ・フロリンス八世
- カルデア帝国出身。パールクラスでNo.3だったが、アカネ退学後No.2に繰り上げとなる。カルデア貴族の名家の出身で取り巻きを多く連れている。表向きは清楚を装っているが、本性はわがままかつ陰険で、ユイット家に代々伝わるトラウマキ人形なる呪いアイテムを用いて気に入らない相手をまきまきするえげつない部分も。初対面時よりアリカの事が気に食わないようで、何かにつけてケチをつけることが多い。また、ニナに対してもお部屋係を拒否された事で不快感を隠せないようだ。同じパールのナオとは犬猿の仲で、(主にナオから)「うずまき」と呼ばれると激怒する。シャルル国王たっての願いで、『螺旋の蛇紋石』によりフロリンスのオトメとなる予定であったが、シュヴァルツの侵攻でうやむやになったまま、アルタイ・シュバルツとの戦争に参加。戦後、念願だったフロリンスのオトメに就任したが戦前にシャルル国王と再契約したロザリーも現役を続けており、二重契約となっていて両者の仲はあまりよくない(お互いフロリンスから相手を追い出そうとしている)。
- チエのヴァルキューレローブに付随していた呪縛を解除し、またDVD Vol.4 映像特典では9話での不幸がシホの「まきまき」によるものである事が仄めかされる等、「まきまき」の恐ろしい威力が密かに描かれている。
- オリジナルは宗像詩帆。オリジナルとの違いは二又ツーテールにカールがかかっていること。また、性格は相変わらず時に負のオーラ全開になる事もあるが、決定的な違いは今作においては、それがギャグ要素になっている点である。
- en:Shiho Huit
- ジュリエット・ナオ・チャン『トリアス』(14話~)
- 声:南里侑香
- パール4位→3位→《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・四の柱
- 所有GEM・通称:破絃の尖晶石(はげんのせんしょうせき)
- マスター:真祖
- ニナと同じアルタイ公国出身。夜の街でグレていたところをセルゲイにスカウトされ、アルタイの税金でガルデローベに通うことに。成績は優秀だが、周囲の物事に対し少々ひねくれた現実主義の面があり、ハッキリと実力を見せる事は少ない。パールクラスでNo.4だったが、アカネがカズヤとの駆け落ちで失踪後はNo.3に繰り上げ、トリアスに任命されたが本人は面倒臭いと思っている。シホとは仲が悪く、顔が合うたびに彼女をからかっている。自身の「ジュリエット」というファーストネームを気に入っていない(主に呼んでいるのはシホ)。学園を抜け出しては街に繰り出し、今や愚連隊「しましま団」のリーダーとしてヴィント市の裏社会に悪名を轟かせている不良生徒だが、その世間知ゆえにニナやアリカには何かと頼られており、当人も結構面倒見が良い。シュヴァルツ侵攻以後の働きをナツキに認められ、ナツキからマイスターGEM『破絃の尖晶石』(はげんのせんしょうせき)を与えられる。マイスターにすべてを捧げるというオトメのあり方に反発してはいたが、同時にオトメの存在を「必要悪」として肯定していた。ヴィント事変後はアルタイを中心に北方で活動していたようである(Zwei総集編の追加シーンによるとナツキが権限で左遷させたらしい)。
- オリジナルは結城奈緒。オリジナルは幼少の頃の事件が原因で一匹狼に近いキャラで心を許せる相手が命だけであったが、今作では「しましま団」の頭領となり、アリカたちなどに対して面倒見の良い姉御的キャラとなっている。
- en:Juliet Nao Zhang
- 舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)
- ソフィア・レクタンドール
- パールNo.1(『トリアス』は当時まだなかったため、トリアスではない)。
- そののんびりとした口調とは裏腹に、学園内に強力な情報網をもつ策略家。自称パールのルールブック。
- アヤネ、クラリッサのお姉様であり、ニコラの実質的なお姉様。
- 卒業後は五柱のひとり(Noは不明)として、ガルデローベの教師となり、ルナ・ブルネッリの現役復帰後は、後任として学園長に就任し、学園に在籍中より、彼女が行った多くの改革が、TVシリーズの時代まで引き継がれている(トリアスの設立、ガルデローベの学園長の資格者を五柱の者にする等)。
- ルナ・ブルネッリを敬愛しており、彼女が図った策略の多くは、先の政変以来のルナ・ブルネッリの憂いを取り除き現役復帰を図るためのものであったが、自らが学園長に就任することになったのは、彼女の誤算であった。
- コゼット・デルーチ
- パールNo.2。
- いつもソフィアのわがままに付き合っている苦労人。
- ソフィアのアヤネ、ニコラ、クラリッサの三人をお部屋係にしたいという無理を通すために、ニコラを名目上のお部屋係としたが、ニコラに対しては常に姉として暖かく見守っていた。
- 卒業後はアルゴス(カルデア?)の国王のマイスターオトメとなったが、そのマイスターローブは、後年フロリンスに所有されている「清恋の孔雀石」のローブであった。
[編集] マイスターオトメ(舞☆乙HiME)
ガルデローベ卒業生の通称。プロの乙HiME(オトメ)。本項は、その中でも学園関係者であるマイスターの紹介。
- ナツキ・クルーガー
- 声:千葉紗子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・二の柱
- 所有GEM・通称:氷雪の銀水晶(ひょうせつのぎんずいしょう)
- マスター:真祖
- クルーガー伯辺境領出身。ガルデローベの学園長兼ビューネ自治区国家元首。また、伝説のマイスターオトメ·五柱(ごちゅう)の一人(二の柱)。いつも毅然とした態度であり、マイスターオトメとしても一人の大人としても信頼は厚い優秀な女性だが、学園時代はトリアスの一人に任命される優秀さを持っていたものの、現在のイメージとはかけ離れたドジな部分もあったようだ。現在でも、シズルのセクハラにあうと弱い部分をさらけだしてしまう。公式設定上では、怒らせると手がつけられない程に恐いらしく、また本作中最強クラスの強さを持っていると思われているが、前作同様に不幸体質からは逃げられなかった為か、結局本編ではそれらしき描写はほとんど見られずじまいであった。
- アルタイ・シュバルツ一派によるヴィントルーム占領後はナオと共に国外へ脱出、エアリーズなどの援軍を得て再びヴィント市に潜入すると、最終決戦ではレジスタンスを組織してガルデローべを奪還する。最後には、エレメントでハルモニウムを破壊した。ヴィント事変後は学園の科学技術を段階的に各国へと供与しつつある。
- 最終巻映像特典ではアリカにヘタレ呼ばわりされるなど視聴者側、制作側両方からネタキャラとしての認識が確立していたと見られる。
- Zwei総集編の追加シーンではパターゴルフが趣味のような描写が書かれている。
- オリジナルは玖我なつき。
- en:Natsuki Kruger
- シズル・ヴィオーラ
- 声:進藤尚美
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・三の柱
- 所有GEM・通称:嬌嫣の紫水晶(きょうえんのむらさきすいしょう)
- マスター:真祖
- ヴィントブルーム出身。伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(三の柱)。ナツキの補佐役であり、才色兼備でオトメとしても確かな実力を持ったアリカやトモエ等後輩学生達の憧れの御仁。京都弁をしゃべる。普段はおっとりしているものの、晶の変装を即座に見抜くなど洞察力に優れた知的な面も覗かせるが、時々、ナツキや後輩のオトメ達にセクハラまがいなスキンシップをするのが玉にキズ。ガルデローベ時代はナツキや舞衣の一期上にあたり、トリアスのトップだった。ガルデローベ侵攻時に軟禁状態になり、その間トモエに関係を半ば強要されながらも楽しむ余裕を見せながら、反撃の機会をうかがっていた。その後レジスタンスの蜂起とともに、ナツキたちと合流する。
- Zwei総集編の追加シーンではリボンちゃんに早くも目をつけたようなシーンがある。
- オリジナルは藤乃静留。
- en:Shizuru Viola
- ユカリコ・シュタインベルグ
- 声:井上喜久子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:幻惑の瑠璃(げんわくのるり)
- マスター:真祖
- フロリンス出身。ガルデローベの教師であるマイスターオトメ。かつてのマスターをその色香で惑わせてしまうが、ユカリコ側にはマスターと結ばれる気は無く、契約を解除し学園に出戻ってきた。生徒の教育には熱心で、物腰は穏やかながら時として鬼教官となることもある。オトメとしてあってはならない行為に出た者はマテリアライズして容赦なく制裁を行うが、時としてその理由がずれている事もある。チョーク投げが得意。終盤でレジスタンス組織による反攻で両一派が混乱している隙を突いてマリアと共にガルデローべ奪還作戦に加わる。
- オリジナルは真田紫子。
- en:Yukariko Steinberg
- マリア・グレイスバート
- 声:松岡洋子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:久遠の碧玉(くおんのへきぎょく)
- マスター:真祖
- 旧ルーテシア王国出身。現役最高齢のマイスターオトメで、学園教師兼ナツキのお目付け役。若きオトメの指導係であり、感情に流されない厳格な性格で、生徒からはその厳しい指導ぶりを恐れられている。だが、それはオトメが実際に戦場で戦った動乱の時代を生きた人物ゆえであり、本当は生徒の未来を案じる厳しくも優しい教師であった。
- 学生当時、モニカ・ユーレンのお部屋係をしていた。竜王戦争の一部始終をその目で見ており(従軍したか否かは不明)、オトメの責務が抱える闇を実体験として知る数少ない人物。ガルデローべ奪還時に初めてローブ姿を披露、ローブを装着している間だけ、体が全盛期まで若返る。その姿はアリカやマシロだけでなく、ナツキ、舞衣も驚くほどの美人であった。理想的な歳をとる事を信条としている為、マテリアライズを行なう事を不本意と言わんばかりのセリフまであった。ヴィント事変後は、マイスターではあるものの単位が足りないアリカの補習授業をしているようだ。その厳しい指導ぶりは健在である。
- en:Maria Graceburt
- フミ・ヒメノ(真祖)
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:真白なる金剛石(ましろなるこんごうせき)
- マスター:?
- 真祖と呼ばれる史上最初のマイスターオトメでグランドマイスターとも呼ばれている。十二王戦争時代に突如現れ、戦争に終止符を打ったと言われている、伝説の人物。オトメたちの力の源として、ガルデローベ霊廟の「真祖の間」で眠っており、GEMを生み出す「母体」としての役目を持っていた。現在は、シュヴァルツの攻撃により自閉モードに入り、機能を停止している。彼女のマスターについてはミユの口からわずかしか出てきておらず、どんな人物なのかは不明である(S.ifrでマシロに似た彼女のマスターが一瞬だけ登場していた)。しかし、ハルモニウムとはなんらかの関係があると思われる。かつて真白なる金剛石はこの世に絶望し、黒く染まり漆黒の金剛石になったと伝えられる。
- オリジナルは姫野二三。
- en:Fumi Himeno
- 舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)
- シャリード・ハシュタム
- 100年前の五柱・四の柱にして、ガルデローベの教師。
- 教え子の事を「かわいい子猫ちゃんたち」と呼ぶなど、かなり砕けた性格をしている。
[編集] 学園関係者
- ヨウコ・ヘレネ
- 声:木村亜希子
- ガルデローベの地下研究所に所属。GEMの開発に関わる科学者兼保健医。オトメ達の保護者的な立場。アスワドの村出身で、ミドリ・ラドとは幼馴染であったが、ミドリ・ラド達とは対照的にアスワドの掟に疑問を持ち、(ドラマCD第二弾のストーリーによると)アスワド・シュバルツ連合軍によるヴィントルーム襲撃事件後に村を去ってガルデローベの研究者となった。
- ガルデローベ侵攻時には情報屋のヤマダの助けで脱出。その寸前にイリーナに何か本らしき物を渡した。アスワドの村へと戻り、ミドリ達に協力を要請して再びガルデローベに帰還。ナツキ達が再びマテリアライズ出来るよう、真祖フミを復活させる事に尽力する。ヴィント事変後は学園の研究主任としてガルやイリーナの上司となった。
- オリジナルは鷺沢陽子。
- 舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)
- ルナ・ブルネッリ
- 所有GEM・通称:?
- マスター:ヴィントブルーム王族/ヴィントブルーム国王
- 「舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)」におけるガルデローべの学園長。現役のマイスターオトメでもあり、かってヴィントブルームの王族に仕えていたが、8年前の政変に際して一心同体であるはずのマスターを失うも自らは生き残った。
- その贖罪と称して反国王派から脅迫を受けており、彼らへの協力を強制されている。
- アンリ暗殺未遂事件に端を発する一連の事件において、ソフィアの叱咤を受けて、過去を振り切り、ヴィントブルーム国王と再契約を行い現役復帰した。そのGEMは、銘は不明だが、長く巨大な三叉矛のエレメントと漆黒のローブを展開する。
[編集] 五柱
真祖フミに認められたマイスターオトメで、数多いるオトメ達の中でも最高クラスの力を持つ実力者達。
- サラ・ギャラガー
- 声:沢城みゆき
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・一の柱(表記はIではなくA)
- 所有GEM・通称:銀河の藍玉(ぎんがのらんぎょく)
- マスター:真祖
- エアリーズ共和国出身。伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(一の柱)。学生時代はロザリーと同学年で、舞衣のお部屋係を務めていた模様。生真面目な性格で、ハルカは彼女を苦手に思っている。普段はジパングを始めとする東方諸国にて任務に就いている。
- オリジナルは「GEAR戦士電童」に登場した同姓同名のサブキャラクター及び設定段階で頓挫した「GEAR戦士電童2」の二代目ベガ、及び久行宏和のHPの看板娘より。
- ナツキ・クルーガー
- 声:千葉紗子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・二の柱
- 所有GEM・通称:氷雪の銀水晶(ひょうせつのぎんずいしょう)
- マスター:真祖
- 詳細は、上述の「マイスターオトメ(舞☆乙HiME)」参照。
- シズル・ヴィオーラ
- 声:進藤尚美
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・三の柱
- 所有GEM・通称:嬌嫣の紫水晶(きょうえんのむらさきすいしょう)
- マスター:真祖
- 詳細は、上述の「マイスターオトメ(舞☆乙HiME)」参照。
- ジュリエット・ナオ・チャン
- 声:南里侑香
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・四の柱
- 所有GEM・通称:破絃の尖晶石(はげんのせんしょうせき)
- マスター:真祖
- 詳細は、上述の「パールオトメ(Pearl乙HiME)」参照。
- マーヤ・ブライス
- 声:小林由美子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・五の柱
- 所有GEM・通称:怜踊の蛍石(れいようのほたるいし)
- マスター:真祖
- マウリヤ王国出身。伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(五の柱)。普段はオトメを取り締まる立場にいる模様。カズヤと駆け落ちしていたアカネを逮捕、その免罪の条件としてカズヤのマイスターオトメとして認証させた人物。かなり意地悪な性格をしており、アカネとカズヤの恋路を邪魔する気満々。
- オリジナルはとある没企画からの流用キャラらしいが恐らくはサラと同じかと思われる。久行宏和本人によると、GEAR戦士電童のスバルの先祖を流用しているようだ。
- 舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)
- シャリード・ハシュタム
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・四の柱
- 所有GEM・通称:不明
- マスター:真祖
- 詳細は、上述の「マイスターオトメ(舞☆乙HiME)」参照。
- ソフィア・レクタンドール
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・?の柱
- 所有GEM・通称:不明
- マスター:真祖
- 詳細は、上述の「パールオトメ(Pearl乙HiME)」参照。
- 舞-乙HiME 0~S.ifr~
- エリオット・チャンドラー
- 声:三瓶由布子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・一の柱
- 所有GEM・通称:銀河の藍玉(ぎんがのらんぎょく)
- マスター:真祖
- 伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(一の柱)。学生時代はレナ、ラケルと同学年で、レナに思いを寄せていた百合の人。一人称は「僕」でありボク少女である。任務と愛の狭間で葛藤することになる。
- 彼女のGEMの銀河の藍玉は後の五柱であるサラ・ギャラガーに引き継がれた。
- ウーナ・シャムロック
- 声:桑島法子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・二の柱
- 所有GEM・通称:嬌嫣の紫水晶(きょうえんのむらさきすいしょう)
- マスター:真祖
- 伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(二の柱)。ガルデローベの学園長。エリオットにシフルがシュヴァルツの手に落ちるようなら殺すようにと命令する。
- 彼女のGEMの嬌嫣の紫水晶は後の五柱であるシズル・ヴィオーラに引き継がれた。
- レイ・ジャガーノート
- 声:木村亜希子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・三の柱
- 所有GEM・通称:奏凛の橄欖石(そうりんのかんらんせき)
- マスター:真祖
- 伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(三の柱)。ウーナの補佐を務めている。
- キョウコ・ツマブキ
- 声:ささきのぞみ
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・四の柱
- 所有GEM・通称:旋風の紅水晶(せんぷうのべにすいしょう)
- マスター:真祖
- 伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(四の柱)。
- イルマ・バンデベルト
- 声:渡辺明乃
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》五柱・五の柱
- 所有GEM・通称:氷雪の銀水晶(ひょうせつのぎんずいしょう)
- マスター:真祖
- 伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(五の柱)。
- 彼女のGEMの氷雪の銀水晶は後の五柱であるナツキ・クルーガーに引き継がれた。
[編集] ヴィントブルーム王国
周辺諸国の中で、最も地球時代の技術の残っている世界の学問の中心地。王家に代々伝わるGEMは『孤高の紅翡翠』『蒼天の青玉』(列伝によれば、銘は不明ながら、長く巨大な三叉矛のエレメントと漆黒のローブを展開するGEMも存在する模様)。モチーフはイギリス。
- マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム
- 声:ゆかな
- 所有GEM:蒼天の青玉(そうてんのせいぎょく)
- 契約の乙HiME(オトメ):アリカ・ユメミヤ
- 誕生日はアリカ、ニナと同じく9月7日。ヴィントブルーム王国の王女(3話中盤より女王)。15年前の王宮襲撃事件の折、一度行方不明になり、その事から「偽者の王女ではないか?」と臣下や他国の王族の間で噂され続けており、そのことから常に虚勢を張っている。だが、本当は寂しがり屋で、内面はけっこう繊細。ミユも彼女の出生を知らない。アリカの事は体のいいからかい相手だと思っている。城内でスレイブに襲われた際、他に余儀無い状況からアリカと契約を交わし、彼女のマスターとなった。
- 女王就任当初は自分の我が儘と無知のために国民に増税を課す等の悪政を行っていたが、ジパングの次期将軍・タクミの指摘とアリカの励ましにより女王としての責務に目覚める。しかし、その矢先、アルタイ公国とシュヴァルツの謀略にはまって国を奪われ、難民に紛れ国外へ逃亡する。しかしその後、アオイの決死の覚悟の行動とミミとの出会いと永遠の別れ、そしてミドリと舞衣から王として求められる資質を学び、最終決戦にてアリカと共にレジスタンス勢力に加わってナギとシュヴァルツの野望を打ち砕き、再興された城で各国の首脳陣からの祝福を受ける。なお、出自は結局不明のままである。
- 人は生まれによらず意志を持って生き方を貫くことがその人を決めるのだと、マシロがミユから聞かされたことは、ストーリー上アリカやニナにも共通することであり、このときミユが真祖フミを例に出したということは、それがオトメ全体に共通することであると示唆する表現と思われる。
- オリジナルは風花真白。
- en:Mashiro Blan de Windbloom
- ミコト(猫)
- 声:清水愛
- マシロ姫(女王)のペットで幼い頃から一緒にいる為か、殆ど彼女にしか懐くことはなかった。が、マシロと仲良くなったためか、アリカにも懐くようになる。昔は可愛い子猫であったが、彼女の影響によってかワガママで喰っちゃ寝を繰り返すだらしないデブ猫になってしまった。トキハダケというキノコが大好物。まるまるとした外見にかかわらず、本気で走ると信じられないくらいに速く、助走を付けるとかなりの跳躍力を持つ。危機感知能力と生存本能も高く逃げ足が速い。また、ミコトと同じ姿をした猫は一匹だけではなく、正体は猫神様のミコトの目となる存在。どうやら一匹ごとに名前があるらしく、そのうちの一匹は「ジュウベエ」と呼ばれていた。また、Zweiではナオもそのうちの一匹をつれているようである(しましま団の服を着せていた)。DVDvol.7映像特典にてマテリアライズするミコト(猫)の姿が確認されるが真偽は不明である。
- 過去のヴィントブルーム王国の皇太子である、アンリもミコトと言う名のデブ猫をペットにしていた。
- オリジナルは美袋命。
- en:Mikoto
- アオイ・セノー
- 声:新谷良子
- ヴィントブルームの宮殿に仕えるメイドの女性。マシロの事を本当に大切に思い、好きで今の仕事に就いているが彼女の奔放な振る舞いには少々手を焼いており、早くオトメと契約して欲しいと思ったりもする。オトメを志すもガルデローベの入学試験の最終試験を放棄し、断念した。その頃に知り合ったパールオトメのチエとは親友であり、彼女の事を「チエちゃん」と呼ぶ。たまにチエにマシロのことで相談することもあった。
- アルタイの謀略によって難民となった際、怒り狂う難民からマシロを救うために自ら谷へと身を投げるシーンは作中屈指の名場面である。アルタイのマシロ捜索隊によって発見され、辛くも一命を取りとめたが、その後はヴィント城に幽閉される。終戦間際にチエによって救出され、戦後はマシロのメイドに復職する。
- オリジナルは瀬能あおい。
- サコミズ・カージナル
- 声:陶山章央
- 外見からは想像出来ないが、マシロが産まれた時から宮殿に仕えている衛兵長。アオイ同様、マシロの我儘に振り回されている。昔は痩せていたが、マシロの問題行動でのストレスによるものなのか、激太りしてしまっている。気のいい人物である一方で、政治的に評価するなら、女王が無能であったことについての最大の責任者の位置にあるはずでもある。シュヴァルツ襲撃時には降伏していたが、なんとかレジスタンスグループとの合流に成功し、ヴィントブルーム奪還の為に尽力する。
- オリジナルは迫水開治。
- レナ・セイヤーズ
- 声:櫻井智/遠藤綾(舞-乙HiME 0~S.ifr~)
- 《元マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:孤高の紅翡翠(ここうのべにひすい)/蒼天の青玉(そうてんのせいぎょく)
- マスター:ブルース・ヴィントブルーム
- ガルデローベの歴代記録をすべて塗り替えた才媛であり、歴代のマイスター乙HiME(オトメ)の中でも伝説的な人物でオトメとしても女性としても幸せを掴んだ人物と呼ばれている。『蒼天の青玉』の持ち主で、前ヴィントブルーム王のマイスターオトメだった。アリカの母親で、かつてミユが忠誠を誓っていた人物であるアリッサ・シアーズの子孫である(アリカの実父は劇中一切触れられていない)。
- 10年間、ブルースの乙HiMEとして務めたのち、結婚、アリカを出産する。オトメの力を失ってもヴィントブルーム王家に仕え、15年前の王宮襲撃事件の際に、オトメの能力が使えなくなっていたにも係わらずラドと交戦するも力及ばず戦死する。その後遺体はシュヴァルツのジョン・スミスに奪われ(この一件がアスワドとシュヴァルツの決裂の原因となった)、現在の真祖フミ・ヒメノに対抗する新たな真祖として利用される。彼女の亡骸は、ワルキューレGEM(呪詛の黒曜石)を生成する為の媒体にもなっていたが、アリカの手によりようやく逝くことが出来た(そのさいの映像が真であるか、アリカの心の表現かは不明)。殺害される直前に王女の証として、自身のGEMであった蒼天の青玉を王女に託すが、その後なんらかの理由で王女の元から蒼天の青玉は離れ、売りに出されそうになっていたところをミユによって回収されてばっちゃへと渡され、後にアリカに託された。
- 「舞-乙HiME 0~S.ifr~」では、自らの強すぎる力を恐れ悩んでいた彼女の、マイスターオトメとしてのルーキーイヤーに起きたある事件が描かれる。マイスターになった当初は「孤高の紅翡翠」を用いていたが、彼女の力に耐えきれず破損している。
- オリジナルはキャラクターデザインを担当した久行宏和繋がりで『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』シリーズの結城レナ。
- en:Rena Sayers
- 内務大臣
- 15年前のある事件でラドたちと共に国王夫妻殺害現場に立ち会っていた人物。その後、行方不明になっていたマシロ姫を救出し、犯人グループを逮捕したと発表した。その後、謎の急死を遂げた為、事の真相は謎に包まれていた。しかしアスワドのミドリ達の話により、実は国王夫妻暗殺を目論んでいた張本人で、マシロを傀儡として国を自分の思うが侭にしようとした事が判明。何処からマシロを連れて来たかは最後まで不明であった。
- 彼にとっては、マシロが偽物かも知れないという噂の中で育つことは、マシロ女王に対して自らを有利にすることだったはずではある。内政を牛耳ったこの人物が死んで後、内政を見る正式官僚の責任者がいたことはアニメ作品中で描かれず、官僚の存在が希薄である。国家としてはその様な立場を長らく空席のままにしておくとは考えがたく、マシロの即位による親政が始まるまでの間は王権代行者が在職していたと考えるのが通常であるが、即位後、その人物が辞職するとも考えにくく、衛兵長が書類に玉印を求めたり見合い工作をしたりと、事情が不明である。
- 舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)
- アンリ・ヴァルド・ヴィントブルーム
- 所有GEM:孤高の紅翡翠(ここうのべにひすい)
- 契約の乙HiME(オトメ):アヤネ・ハザクラ
- ヴィントブルーム王国皇太子。前国王の息子で、現国王の甥にあたる。
- 8年前のロサージュ連邦内乱に呼応したヴィントブルーム政変時、タイユァンに亡命、アヤネと運命的な出会い(ただし、自らの素性は明らかにしなかった)をし、将来アヤネを自分のオトメとする事を約束(半ばアヤネが強要)し、その証として「孤高の紅翡翠」をアヤネに託した。
- かつての約束を果たすためガルデローベに入学したアヤネに対しては、8年前と何ら変わることのない王宮の現状に彼女を巻き込むことを恐れ、自分を探す彼女に正体を明かすこともなく、彼女の前では殊更軽薄に振る舞って彼女を近づけないようにしていたが、再び起こった自らの暗殺未遂事件に際して、彼女と孤高の紅翡翠によって仮契約(半ばアヤネが強要)し、彼女のマスターとなった。
- その成長後の容姿は、ネタバレになるので未公開になっていた。
- 暗殺未遂事件に端を発する一連の事件の解決後、アヤネと正式に契約しオトメとした。その後、アヤネと結ばれた模様。
- クラウド・エイルダーフ・マキネン
- 8年前のロサージュ連邦内乱に呼応したヴィントブルーム政変時の反国王側の貴族の子息。
- 名を変えて、ヴィントブルームへの帰国を許された後、近衛にまで抜擢されるが、王宮内ではいまだ彼を白眼視するものも多い。
- ヴィントブルーム流剣術の名手であり、アンリの腹心として、アンリの指示により陰ながらアヤネを見守り、後、アヤネのヴィントブルーム流剣術の師となる。
- 暗殺未遂事件に端を発する一連の事件の解決後、ニコラと婚約した。
- 舞-乙HiME 0~S.ifr~
- ブルース・バニング・ヴィントブルームⅡ世
- 声:置鮎龍太郎
- 所有GEM:孤高の紅翡翠(ここうのべにひすい)
- 契約の乙HiME(オトメ):レナ・セイヤーズ
- レナのマスターでヴィントブルーム王国の王子。
- シュヴァルツに誘拐されそうになったシフルを助け出す。シフルに自分の名を名乗る際にブルース・ワレスという偽名を使っていた(レナもレナ・ユメミヤと名乗っていた)。
- レナと王家の守護石である「孤高の紅翡翠」を用いて契約していることから、現国王の直系筋に当たる人物であり後のアスワド襲撃時(舞-乙HiMEの時代の15年前)の国王だと推察される。
[編集] アルタイ公国
ヴィントブルーム王国の北方に位置する寒く、貧しい巨大軍事国家。ナギ大公はシュヴァルツと手を組み、ハルモニウムの力を得て世界秩序を破壊することを目論むも、レジスタンス勢力の反撃により敗北する。なお、ナギ失脚後の同国のその後に関しては本編では描かれていない。モチーフはロシア連邦。
- ナギ・ダイ・アルタイ
- 声:石田彰
- 所有GEM:漆黒の金剛石(しっこくのこんごうせき)
- 契約の乙HiME(オトメ):ニナ・ウォン
- アルタイ公国大公。若齢で普段は飄々としているが、野心を持ち政治力に長けた侮れない性格で、第五王子であったが配下のセルゲイに命じて兄たちを謀殺して今日の地位に上り詰めた。子供の頃から野望に燃え多くの書物などを読み虎視眈々と力を蓄えていた。シュヴァルツと手を組み行った壮大なる自作自演により、ヴィントブルームをシュヴァルツから解放した英雄、女王の代行者としてヴィントブルーム王国を事実上占領する。不要になったり自分に反逆する人物は容赦なく葬る冷酷な性格を持つ。伝説の石と呼ばれる「漆黒の金剛石」でニナと契約し、ニナのマスターとなった。
- 彼の真の狙いは各国の抑止力であるオトメの存在自体を抹消し、国民同士が痛みを分け合わない代理戦争に決着をつけることにあり、オトメシステム崩壊後にはハルモニウムの力を背景に世界を自らの管理下に置くことを目論んでいた。だが、世界中のオトメ達が団結した結果殆どの戦力を失い、切り札であったハルモニウムも消滅。生き残ったシュヴァルツのメンバー共々逮捕される。最終的には舞衣とミコト(猫神様)の二人に監視された状態で黒い谷で重労働を課されていたが、その後は裁判の為にエアリーズ共和国内のデスパレート刑務所に移送されたようである。
- ちなみに、性懲りも無く脱走を企てたがミコトによって阻止されている。またユナの攻略の策を教える代わりにナツキに釈放を申し付けるが、一方的に話を打ち切られている。
- オリジナルは炎凪。
- en:Nagi Dài Artai
- セルゲイ・ウォン
- 声:小西克幸
- アルタイ公国大使館・駐在武官で大公ナギの側近。審議会メンバーの一人。アルタイ公国陸軍少佐。ニナの養父。額の傷は反政府組織の鎮圧任務の際に、その組織に拘束されていた幼少の頃のニナが発砲した銃弾が当たった場所から飛んで来た破片によるものである。かつては「ノースハウンド」と呼ばれ怖れられたスナイパーで、ナギの兄達の謀殺や裏の汚い任務に関わっていた。ナギの側近中の側近。冷静で端正な容姿から女性にもて、本人も女性に一声かけるのを好むプレイボーイな性格。終盤にワルキューレシステムとハルモニウムを破壊してナギを止めようとする。それを阻止しようとしたジョン・スミスを返り討ちにするが、背を向けたところをナギに頭部を撃たれ、昏睡状態に陥る。彼を助けるために負荷を承知でハルモニウムを使ったニナにより、記憶は失うものの一命は取り留める。その後はニナの介護の下で静養生活を送っている。好きな果物はグレープフルーツ。
- オリジナルは声優が違うものの、楯祐一(関智一がドラえもんなど多数のレギュラーを抱えていてスケジュールが合わず、代役として関智一が主宰する劇団のメンバーである小西が関智一によって推薦され、演じている)。ただし製作者側は、髪の色が同じだけで、祐一ではないと言っている。この隠されていた裏設定は、後に漫画版の方で起用されている。
- en:Sergay Wáng
- タツヒコ・ゴロビッチ・ザイツェフIV世
- 声:小田久史
- ナギとセルゲイが乗っている公用車の運転手。アルタイ公国の士官でセルゲイ直属の部下。ナギの思わぬ行動にセルゲイと共に振り回されるのもしばしばだが、文句一つ言わずに働く人間として、セルゲイからの評価は高い。
- オリジナルは財前達彦。
- ヤマダ
- 声:小谷津央典
- 情報屋。セルゲイの依頼で、真のヴィントブルームの王女に関する情報を探したり、アリカとの手紙のやり取りを仲介していたりした。ヴィントブルーム襲撃時、ナオと共にナツキを介抱したり、2人にヴィントブルームの情勢を教えたりした。ナオと顔見知りらしい。その後、ヨーコのガルデローベ脱出を手助けし、自らはレジスタンス・グループに協力する。数少ないセルゲイの過去を知る人物。ヴィント事変後もしましま団との腐れ縁は続いているようだ。
- オリジナルはヤマダ。
[編集] エアリーズ共和国
惑星の中では最も経済力に富み、惑星エアルで唯一(議会)君主制ではなく共和制を敷いている経済大国。アルタイによるガルデローべ制圧以後は、反アルタイ陣営の中心となっていく。モチーフはアメリカ合衆国。
- ユキノ・クリサント
- 声:能登麻美子
- 所有GEM:珠洲の黄玉(すずのこうぎょく)
- 契約の乙HiME(オトメ):ハルカ・アーミテージ
- エアリーズ共和国大統領。契約しているマイスターオトメはハルカ。そのおっとりとした外見と大人しい性格とは裏腹に、一国の代表に相応しい判断力と交渉力の持ち主でもある。よく言い間違いをするハルカに訂正のツッコミをいれる(その時は「ハルカちゃん」と呼んでしまう)。ハルカとは幼馴染の間柄で、彼女の暴走気味な行動には手を焼いているが、時には暴力的手段を講じてでも彼女を止めようとする。アルタイのヴィントブルーム侵攻後、ナツキの協力要請を受け自国議会や世界各国と協議を重ねた末に、各国の首脳にオトメ拡散防止条約を発令、ヴィントルーム奪還作戦に参戦する。
- エアリーズの国民からはハルカと共に非常に慕われており、二人はエアリーズの知恵と魂だと断言されている。
- オリジナルは菊川雪之。
- en:Yukino Chrysant
- ハルカ・アーミテージ
- 声:柚木涼香
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:珠洲の黄玉(すずのこうぎょく)
- マスター:エアリーズ共和国大統領、ユキノ・クリサント
- エアリーズ共和国軍准将兼ユキノ大統領のマイスターオトメ。超弩級潜砂艦空母スズシロの艦長。「力」「技」「根性」を己の信条としており、アリカの潜在能力を認めている人物の一人。ガルデローベ時代はシズルの同期でトリアスの一人、そしてナツキや舞衣より一期上の先輩でもある。何だかんだと理由をつけたがるが面倒見は良く、ガルデロー時代の試験時には、パートナーのシズルに雑用係を押し付けられても、しぶしぶと引き受けてしまっていたようである。現在もシズルのライバルで、ある意味でシズルよりも常識人である。よく言葉の言い間違いをして、それをユキノに横から訂正を入れられている。 自身と契約しているユキノとは幼馴染の間柄。物事を力任せに解決しようとする傾向にあり、ユキノに何とかなだめられている。ヴィントブルームがシュヴァルツに占拠された後、レジスタンスグループに協力。超弩級戦艦「スズシロ」に乗艦し、指揮を執る。「デストロイヤー・アーミテージ」の異名を持ち、その筋の方々から恐れられている。
- 本国では非常に慕われており、ユキノと合わせて二人はエアリーズの知恵と魂だと称されている。また幼児に結婚を申し込まれ本気で照れるなどの一面も持っている。
- オリジナルは珠洲城遥(更に元ネタは「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の菅生チームのレースクイーン)。愛称はやっぱりでぼちん(京都弁で額が広いこと)。
- en:Haruka Armitage
- ジジ
- 声:?
- デルタ乙HiMEの一員でガルデローベ時代はアリカとニナの同級生だった。
- ドロシー
- 声:小清水亜美
- デルタ乙HiMEの一員。
- ジェシカ
- 声:?
- デルタ乙HiMEの一員。
- ワッタール・イシガーミン
- 声:三木眞一郎
- 共和国大統領選挙に立候補した元似顔絵描き。特にアーミテージ准将の強硬路線を批判しているが准将の国民的人気から逆に有権者の受けはよくない。出馬の背景にはトモエ・マルグリットの存在があった。
- オリジナルは石上亘。
[編集] カルデア帝国
フロリンスとは古くから対立している国家。失われた古代科学技術の取得を狙い、アスワドと密かに手を組むなど行動していた。後に彼らの科学技術をも狙わんと裏切り、黒い谷(アスワド)を襲撃する。そのアスワドの報復攻撃により、皇帝アルゴス十四世とそのマイスターオトメ他、帝国内の皇家一族を皆殺しにされ一時壊滅寸前となった。オトメ拡散防止条約発令後、三大選帝侯家唯一の生き残りであるカズヤ・クラウゼクを新皇帝に擁立し、反アルタイ陣営に参加する。終戦後、アスワドとの関係がどうなったかは不明である。モチーフは神聖ローマ帝国と思われる。
- アルゴス十四世
- 声:池田知聡
- 所有GEM:塊麗の縞瑪瑙(けんれいのしまめのう)
- 契約の乙HiME(オトメ):フィア・グロス
- カルデア帝国皇帝。アスワドにエアリーズ領内の古代遺跡の調査を依頼する。ハルモニウムの鳴響に反応し、世界の激動を予告し積極的に事を起こさんとする。ガルデローベが秘匿する技術だけでなく、アスワド、シュヴァルツの技術も奪おうと目論んでいた。その後ミドリ達の不在の隙を狙い自身のオトメ『塊麗の縞瑪瑙』フィア・グロスに黒い谷(アスワド)を襲撃させる。だがこの裏切り行為に対するアスワドの報復攻撃をうけた際、フィアが敗北したため共に消滅する。
- フィア・グロス
- 声:田中理恵
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:塊麗の縞瑪瑙(けんれいのしまめのう)
- マスター:カルデア帝国皇帝、アルゴス十四世
- アルゴス十四世の命令により、黒い谷(アスワド)を襲撃して彼らが持つREMに関する科学技術を強奪する。しかしこの一件がアスワドの報復を招き、ミドリ率いるサイボーグ四人衆と交戦することとなる。その戦いの際一時はミドリを追い詰めるも、逆に愕天王に串刺しにされ消滅する。襲撃の際アリカにその理由をとがめられた時「オトメは命を預けたマスターに絶対服従、どの様な非道な命令にも従うのが本望」であると語る。最後までマスターのアルゴス十四世への忠誠を貫き、オトメの非情な掟を端的に描いたキャラと言える。
- カズヤ・クラウゼク
- 声:堀江一眞
- カルデア帝国からヴィントブルームの大学に留学している大学生。皇帝筋にあたるカルデア三大選帝侯家の嫡男。パールオトメのアカネ・ソワールとは相思相愛の仲だったが、オトメは恋愛を全体的に禁止されている事やお互いの祖国が古くから敵対関係にあるため正式に交際する事が出来ずにいた。だがアカネがマイスターオトメへの就任が決定した時、家柄も夢もかなぐり捨てて自らの恋を取るべくマイスターオトメ認証式最中に乱入、二人で駆け落ちし行方をくらます。ところがその後アスワドによるカルデア皇宮への報復攻撃により選帝侯家唯一の生き残りとなってしまったためにカルデア国皇帝選出会議審査機構によって拘束、選択の余地無く新皇帝に即位することとなる。そして同じく五柱のマーヤによって拘束されたアカネを自身のマイスターオトメとし、反アルタイ陣営に参加する
- マーヤの監視が厳しく、アカネとは3メートル以上の接近を禁止されており、Zweiにおける水着姿の際には、水着の上に貞操帯をガッチリとはめられてしまっている。
- オリジナルは倉内和也。
- アルゴス十二世
- 所有GEM:流水の透輝石(りゅうすいのとうきせき)
- 契約の乙HiME(オトメ):モニカ・ユーレン
- 竜王戦争勃発時のカルデア帝国皇帝。まだ幼い少年だったが、モニカが戦死したため共に消滅する。
- モニカ・ユーレン
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:流水の透輝石(るすいのとうきせき)
- マスター:カルデア帝国皇帝、アルゴス十二世
- 『流水の透輝石』(るすいのとうきせき)を持つマイスターオトメ。アルゴス十二世に仕えていた。マリア・グレイスバートがコーラルオトメの時、お世話係として仕えていたトリアスNo.1。竜王戦争勃発時にガルデローベの卒業を待たずにマイスターオトメとして出陣、かつて親友であったトリアスNo.2、フロリンス側のマイスターオトメと対戦して戦死。
- 彼女の容姿は同じサンライズ作品、機動戦士ガンダムSEEDの登場キャラクター、イザーク・ジュールに酷似している。その上、かつての親友であり敵となったフロリンスのオトメも同作品のキャラクター、ディアッカ・エルスマンに容姿が酷似している。スタッフが遊び心で彼らの性別を女性に変え、デザインし直したものと思われる。
[編集] フロリンス
カルデア帝国とは犬猿の仲。王家に代々伝わるGEMは『清恋の孔雀石』『螺旋の蛇紋石』『深淵の翡翠』。ハルモニウムの力を見せ付けられ、ナギに屈し、アルタイと同盟条約を結ぶ。モチーフはフランス。
- シャルル・ギュネール・ロイ・デ・フロリンス八世
- 声:岩尾万太郎
- 所有GEM:清恋の孔雀石(せいれんのくじゃくいし)→深淵の翡翠(しんえんのひすい)→螺旋の蛇紋石(らせんのじゃもんせき)
- 契約の乙HiME(オトメ):ロザリー・クローデル、後にシホ・ユイット
- フロリンス王。この国出身であるアカネ・ソワールをオトメに指名したが、オトメの認証式の最中にアカネに逃げられた。その認証式の際、アカネに対して「これからはかわいがってあげるよ」とセクハラまがいの発言もあった。その後アカネの代わりにシホ・ユイットをオトメとして選ぶが、今度は「螺旋の蛇紋石」(らせんのじゃもんせき)を持ち逃げされ、ロザリーと「深淵の翡翠」(しんえんのひすい)で再契約を結ぶ 。己の保身を優先してアルタイと同盟条約を結んでいる。どうやら認証式の際、カズヤがアカネを連れて行ったためか、カズヤのことをあまり良く思っていないと見える。
- ロザリー・クローデル
- 声:高橋美佳子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:清恋の孔雀石(せいれんのくじゃくいし)・深淵の翡翠(しんえんのひすい)
- マスター:シャルル・ギュネール・ロイ・デ・フロリンス八世
- フロリンス王に仕えるマイスターオトメ。ガルデローベ時代は、舞衣やナツキの後輩にあたる。元々は「清恋の孔雀石」を持って国王に仕えており、(政略)結婚に伴い引退…する予定であったが、後任のアカネ(清恋の孔雀石所持のまま)、シホが共に失踪したことにより、急遽結婚を破談とし「深淵の翡翠」で国王と再度契約、エアリーズ陣営と戦いを繰り広げる事となる。後、戦争終結に向けアリカらに協力する。Zweiでも冒頭の隕石撃墜作戦に、深淵の翡翠のローブ姿で各国マイスターたちと共に出撃しているため、引退せずにシャルル国王付きのオトメを続けているようである。新たにフロリンスのマイスターオトメとなったシホとの二重契約の可能性があり、そのせいか彼女から「出戻り」と呼ばれるなど仲はあまりよくない。
[編集] ルーテシア連合王国
ロルムス、レムスの2国からなる連合国家。かつては単一の王家により統治されていた。連合王国とはいえ、良好な関係というわけではない。
当代のマイスターオトメは、両名とも、シズル、ハルカの一年後輩、ナツキ、舞衣の同期であり、竜王戦争以来半世紀ぶりに直接戦闘を行ったオトメとなった。その後、ロムルスはエアリーズ陣営、レムスはアルタイ陣営につく。モチーフはオランダ、ベルギーと思われる。またロムルスとレムスは古代ローマを建設したという伝説の双子の名前。兄弟間でいさかいが起こり、レムスはロムルスに殺された。
[編集] ロムルス
- ルーテシア・ロムルス王
- 所有GEM:雷鳴の柘榴石(らいめいのざくろいし)
- 契約の乙HiME(オトメ):カーラ・ベリーニ
- ロムルス国の王。長髪の男性。カーラ・ベリーニのマスター。
- カーラ・ベリーニ
- 声:浅井清己
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:雷鳴の柘榴石(らいめいのざくろいし)
- マスター:ロムルス・国王
- ガルデローベ卒業生であり、シズルとハルカの後輩、ナツキと舞衣の同期にあたる。シュバルツ侵攻時には、ナツキ率いるレジスタンスと合流し、ハルカが指揮を務める超弩級戦艦「スズシロ」に乗艦する。
[編集] レムス
- ルーテシア・レムス女王
- 所有GEM:絢爛の頑火輝石(けんらんのがんかきせき)
- 契約の乙HiME(オトメ):ラウラ・ビアンキ
- レムス国を治める女王。中年の女性。ナギの振るうハルモニウムの力に屈し、シュヴァルツと手を組んだナギに協力することになる。ラウラ・ビアンキのマスター。
- ラウラ・ビアンキ
- 声:井上喜久子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:絢爛の頑火輝石(けんらんのがんかきせき)
- マスター:レムス国、女王
- レムス女王に仕えるマイスターオトメ。ガルデローベ卒業生で、シズルとハルカの後輩、ナツキと舞衣の同期に当たる。彼女とカーラの衝突は、世界情勢を揺るがす引き金となる。ハルモニウムの力によって、レムスの町に大被害を与えたニナの事は快く思っていない。再びハルモニウムが起動した際、マシロの旗の下に加わり、他のオトメたちとハルモニウムを食い止める。
[編集] アンナン
エルスティン・ホーの母国。ホー家がシュヴァルツに与したことへの罪悪感からか、早い時期からエアリーズ支持を打ち出し、ナツキにも協力する。 モチーフは安南(旧ベトナム王朝)と思われる。
- グエン・バオ
- 声:宮下栄治
- 所有GEM:慧命の藍銅鉱(えみょうのらんどうこう)
- 契約の乙HiME(オトメ):アイン・ルー
- アンナン王。「ご老公」と呼ばれる。ガルデローベを支援し、シュヴァルツと手を組むアルタイと敵対する。ホー家がシュヴァルツに与した事をナツキらに謝罪をする一方、ホー家の事情にも理解を示した。
- アイン・ルー
- 声:新谷良子
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:慧命の藍銅鉱(えみょうのらんどうこう)
- マスター:アンナン国王、グエン・バオ
- アンナン王のオトメで、「慧命の藍銅鉱」(えみょうのらんどうこう)を持つマイスターオトメ。ハルカ、カーラと共に「スズシロ」に乗り込む。
- ガルデローベではパール時代ナンバーワン。シズルとハルカの先輩で、シズルのお姉さまであった。
- 普段は穏やかでいて時には生真面目な性格。だが、酒乱でアルコールが入ると開放的な性格になる(チエ曰く、あのシズルお姉様のお姉様。)。
- グエンの実娘との情報もあったが詳細は不明。
[編集] ジパング
東方の果てに在る辺境の島国。礼節を重んじ主に恥をかかせたら腹を切るなど独自の文化や技術を持っており、現在将軍家の姫君で、『炎綬の紅玉』と呼ばれるマイスターオトメでもある舞衣姫が行方不明になった事で、舞衣姫の弟君である鴇羽巧海頭忠頼をはじめ、オトメ制度に懐疑的になっている者もいる。ヴィントブルームをはじめ、西方諸国に対して一切の不干渉を宣言した。ハルモニウム発動後も表向きは中立の姿勢をとっているが、エアリーズに戦艦スズシロの建設用資材を提供するなどレジスタンス陣営を支援した。別名「日の本の国」。モチーフは日本。
- 鴇羽巧海頭忠頼(ときは たくみのかみ ただより)
- 声:高橋裕吾
- ジパングの将軍家の嫡男。先天性の胃弱を患っており、常に一日三回の薬が欠かせない病気がちの体となっている。ジパングの嫡男として帝王学を学んでいた。マシロの見合い相手でもあり、マシロが淡い恋愛感情を抱くも、彼と晶とのディープキスを目の前で見せつけられて玉砕してしまう。真面目で誠実な性格をしているが、昔は甘えん坊で、姉の舞衣姫から離れる事が出来なかったらしい。また、極度のお人好しで、舞衣によくしかられていた。ヴィントブルーム来訪の際は街の内情を視察し、マシロ(二ナと名乗っていた)にこの国の女王はやるべきことがある、と告げた。行方不明となってしまった姉を捜しており、姉の失踪の原因となったオトメ制度そのものに否定的な見解を示すが、ハルモニウム起動後には、エアリーズに戦艦スズシロ建設用の資材を提供するなど、陰ながらナツキ達レジスタンスに協力している。戦後は、無事であった舞衣と再会し、晴れた笑顔でマシロの演説を聞いていた。
- オリジナルは鴇羽巧海。
- en:Tokiha Takumi no Kami Tadayori
- 尾久崎晶(おくざき あきら)
- 声:小林沙苗
- 巧海を守護するくノ一であり、巧海が最も信頼する側近。生身の身体でありながらオトメにも匹敵する戦闘能力の持ち主。巧海がヴィントブルーム来訪の際、ヴィントブルームの状勢を知る為街に出た時には、影武者として巧海の代わりを務める。だが、シズルにだけその正体を見破られていた。アリカ、二ナ、マシロの三人に男と思われたまま巧海にディープキスをしてしまったため、そっち系の疑いがかけられてしまう(その後誤解が解けたかどうか不明)。常に巧海の傍で仕えており、その信頼関係は主従以上に強く深いが、彼が姉である舞衣姫にベッタリであった事には色々な意味での不満があったようだ。戦後は、巧海と共に演説を聞いていたが、舞衣が一時的に戻って来た事(または巧海と巧海の見合い相手でもあったマシロが視線を合わせた事)にはやはり不満な様で、舞衣の隣りに座りマシロの演説を満面の笑顔で聴いている巧海の横で、ふくれっ面であった。
- オリジナルは尾久崎晶。
- en:Akira Okuzaki
- 伊織(いおり)
- 声:勝杏里
- 晶のお目付け役で、彼女と共に巧海を守護する。僧侶の様な姿をした青年で、冷静沈着かつ職務に忠実な人物。
- オリジナルは舞-HiMEに晶の連絡役として登場する伊織。また、小説版にも尾久崎家家臣として登場する。声は違うものの、外見は『GEAR戦士電童』に登場するキャラクター、ゼロに酷似している。
[編集] アスワド
「黒き谷よりの使い」と名乗り、十二王戦争の頃から暗躍する武侠集団。世界各国より、「呪われた民」と忌み嫌われており砂漠(黒い谷)で隠棲している。主要構成員として頭領のミドリとサイボーグの4人(サイボーグ四人衆)が確認されている。『古の機械技術等のテクノロジーの再興』を掲げ、各国で科学技術の略奪を行っているが、その真の目的は「黒き谷に蔓延している子々孫々へと遺伝する伝染病」の治療にナノマシン技術が必要であるため。よって科学技術の譲渡等、条件付きで他国から非合法的な依頼を引き受ける事もある。惑星エアルで数少ない高度な科学技術を有しているが、小さな民族集団であるがゆえにその自衛策として厳しい掟を作り冷酷非情に徹する事で他国に威圧感を与え、自分たちへの侵略行為を牽制していた。
- 武力には武力による報復を行う
- この掟により、実際に契約を裏切り黒い谷を襲撃したカルデア帝国に対し皇家一族を皆殺しにする(当時アカネと駆け落ちして行方をくらましていたカズヤを除く)という報復を行った。
- 戦いを尊び、自らの使命に殉じた死者は敵味方に関係なく手厚く葬る
- かつてシュヴァルツとは協力関係にあったが、この掟を無視したシュヴァルツ側がレナ・セイヤーズの遺体を持ち去った行為に憤慨し、それ以来彼らと絶縁している。
- 黒い谷への侵入者は関係者以外容赦なく抹殺する
- この掟によりヴィントブルームからの難民に対しても当初は皆殺しにする態度であったが、マシロとヴィントブルームの「女王」としての契約(姫が復権した暁にはアスワド側にガルデローベのナノマシン技術を提供させる)から、一転して難民の受け入れを認めるに至った。その後はアリカとマシロらとともにガルデローベ奪還作戦に加わることとなる。戦後にマシロ姫と公式な会談が行われ、以降はヴィントブルームと協力関係にある。
- 特定の国をモチーフにしているわけではないが、「アスワド」はアラビア語で「黒」の意である。
- ミドリ
- 声:田村ゆかり
- アスワドの頭領=首領。黒い谷の末裔。REMの力により、生身のままオトメと互角以上の実力を発揮する。武器は太刀の二刀と専用スレイブ「愕天王(がくてんおう)」。先代の頭領の血を引くが、的確な判断と指示で民を導き、自力で民の信頼を勝ち得た強き女性。アルタイ・シュヴァルツ一派の陰謀で国を追われて難民状態となった末に流れ着いたマシロに多大な影響を与える。17歳の時に300年前からアスワドに蔓延する伝染病に侵され、延命策としてREMを移植。それが理由で「永遠の17歳」となった。自分たちを裏切ったカルデア帝国に対してサイボーグ四人衆を率い、皇帝のマイスターオトメ、フィア・グロス他皇族を皆殺しにする報復行為を行った。ヴィントルーム奪還作戦においては、ナツキ達の援護としてワルキューレ隊、スレイブ群と交戦した。援護として来た際、ミドリの左手の甲のナノマシン活性化時間が∞表示になっていたので、ヨウコによって完全なナノマシンに交換(?)されたようである(どんな方法で治されたか、詳細は不明)。戦後はアスワド側の大使として、ヴィントブルームと会談を行った。ちなみに、性格、偉大さなどからファンから結構人気のあるキャラである。
- オリジナルは杉浦碧。
- en:Midori
- ラド
- 声:関俊彦
- アスワドが組織した特殊部隊の一人で、アスワドのサイボーグの中ではリーダー格にあたる槍術使い。二つの頭をもつ獣型のスレイブを従える。マシロ姫の戴冠式の際にヴィントブルーム城に侵入し、「五柱」マイスターオトメの一人シズル・ヴィオーラと互角以上に戦う実力者。15年前にもヴィントブルーム王国を襲い、GEMのないレナ・セイヤーズと交戦し、倒している。体に「スペード」をモチーフにしたマークがある。カルデア帝国との戦いで、体がボロボロになったが、ミドリ達に救援を要請しに来たヨウコに直された模様(ミドリと同じく詳細不明)。アルタイ公国・シュヴァルツとの戦争においては、ナツキ達の援護としてワルキューレ隊、スレイブ群と交戦した。前名(人間だった頃の名前)は「レイト」。元は人間であったが、ミドリ同様、アスワドに蔓延する伝染病に侵され、自身をサイボーク化した。
- オリジナルは神崎黎人。
- en:Rad
- ルーメン
- 声:内田直哉
- アスワドの一人。ラド同様、サイボーグである。見た目は女性型だが声は男で、女言葉で話すオカマキャラ。性格は冷酷だが、アスワドの民に対しては優しい一面を持つ。武器は頭部に装着された2本のムチ。体に「ハート」をモチーフにしたマークがある。魚型スレイブ「ケートス」を操る。カルデアへの報復攻撃の際に戦死。
- ガル
- 声:井上喜久子
- アスワドの一人。ラド同様、サイボーグである。小柄な体型で、英語交じりの妙な話し方をする。情報処理に秀でている。ノリが軽いように見えるが冷静沈着で慎重な性格。頭のリングを武器にして戦う。他にも、両手から光弾を発射する事が出来る。体に「ダイヤ」をモチーフにしたマークがある。クワガタのようなスレイブを操る。アルタイ公国・シュヴァルツとの戦争においては、ナツキ達の援護としてワルキューレ隊、スレイブ群と交戦した。
- ヴィント事変後はヨウコと共に研究者としてガルデローベに滞在し、ガル教授と呼ばれている。
- ダイン
- 声:宮下栄治
- アスワドの一人。ラド同様、サイボーグである。怪力の持ち主で、アスワドのサイボーグの中では最も口数が少ない。戦闘時には巨大なハンマーを武器とするが持ち前の体と4人衆随一のパワーを活かした肉弾戦を得意とする。黒き谷では力仕事を担当している。体に「クラブ」をモチーフにしたマークがある。頭部が斧のような型をした獣型のスレイブを操る。アルタイ公国・シュヴァルツとの戦争においては、ナツキ達の援護としてワルキューレ隊、スレイブ群と交戦した。
- 舞-乙HiME 0~S.ifr~
- ブランキン
- 声:うえだゆうじ
- アスワドのサイボーグで大将と呼ばれている。シュバルツと共にシフルを狙っている。背中に装備した斧が武器である。
- アスワドの首領であるミドリの愕天王と外見や名称が似ており関連があると思われる専用のスレイヴ、『爆天王(バクテンオー)』を所有する。
- ランボス
- 声:杉山大
- ブランキンの部下のサイボーグ。
- カッツェー
- 声:四宮豪
- ブランキンの部下のサイボーグ。
[編集] 黒い谷
かつて、アスワドの民やシュヴァルツ達の故郷であり、神籬(ヒモロギ)の森と呼ばれる霧の森に入り口がある、今はなきテクノロジーの聖地とも呼べる場所。岩が刺の様に聳え立つ谷で周りは霧に包まれ緑豊かな草木に恵まれて豊富な自然が存在する。十二王戦争の時にハルモニウムの力によって、空間の狭間に封じられてしまっていた失われた世界。オトメの技術もハルモニウムもこの場所で造られた。招き猫の置物が沢山安置された部屋があり、世界中の様子を見ることが出来る。 後に現世に復帰して、「国立公園・猫神山」と改名し、ヴィントブルーム近くの砂漠地帯の新たなオアシス(観光地)となる。ある意味高野山のようなもの。巨大なチャイルドである可能性も否定できない。
- 鴇羽舞衣(ときは まい)
- 声:中原麻衣
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:炎綬の紅玉(えんじゅのこうぎょく)
- マスター:猫神様・ミコト
- ジパングの将軍家の姫君であり、次期将軍である弟の力になる為に家出をし、オトメを目指していた。真祖から五柱に任命されるが、学園卒業直前に謎の失踪をしていたため、実際に名を連ねることは無かった。ナツキの同期生で自身が将軍家の姫であることは隠していた(ナツキは薄々気づいていた)。パール時代にはトリアスNo.1、サラ・ギャラガーとロザリー・クローデルがお部屋係だった模様。
- 数年前の出来事ながら既に伝説的存在で、オトメの責務と恋の狭間で揺れ、悩んだ末に自らの行く末を求めた悲劇のオトメ(オトメ列伝第109話にはこのように掲載されている)として、アリカ達オトメの卵にとって憧れの存在になっている。
- しかし実際の所は、そのことに悩んだ末に気分転換の旅行へ行った際神籬の森で霧に巻き込まれ、ミコト(猫神様)の仕掛けた罠に捕まり黒い谷に連れて行かれ、更にその時にミコトに持っていた紅玉を飲み込まれてしまった事から、事実上彼女に仕えるオトメとなっている、と言うのが真実であった。終戦後弟の巧海と再会、ミコトと共に黒い谷で囚人(シュヴァルツ信徒)の監視と食事係をしている。その後国立公園となった後はラーメン屋を経営しておりそれなりに繁盛しているようで、チェーン店を出すなら本店はエアリーズに出しておけとハルカから言われていたようだ。
- 前作と同じレベルの事情の深刻さはこの作では現されていない。
- なおDVD8巻の初回特典では、家出をした後にスポンサーとなった家のオトメになるとうっかり返事をし、真祖からも五柱に任命されてしまい(五柱は辞退不可)、どうするかと悩み、解決策を見つけるべく散歩へ行った際に神籬の森で霧に巻き込まれ、ミコト(猫神様)の仕掛けた罠に捕まり黒い谷に連れて行かれてしまう。この時、持っていた紅玉をミコトに飲み込まれ、逃げ出せないままミコトとなじんでしまった、という会話が湯でなされている。
- しかし予告や他の初回特典、また本編での会話との違いから単なるおまけ的な内容である可能性もかなり高い。ただ、夢でも愛でもなく萌えキャラとして家庭的母性的な女性像を示すようで、相手と場に合わせて出てくる回答の側面がずれることはあり得ることであり、さらに本編でも特典でもナツキにジパングの姫だと明かしていないなど、ほのぼのとした中での性格の厚みの表現とも読める。また、相手の心配や悩みに合わせて語る、出家した尼さんの態度に似せているとも読みうる。
- ちなみに舞衣の語るその話では、本編の伝説でセルゲイと似た影の人物はそのスポンサーの息子(前作アニメ版の楯祐一とは目つきが違う別人のようである)で、舞衣は2、3度ほどしか会っていないらしい。
- オリジナルは鴇羽舞衣。
- en:Mai Tokiha
- ミコト(猫神様)
- 声:清水愛
- 契約の乙HiME(オトメ):鴇羽舞衣
- 黒い谷に住んでおり未来を見通すと言われる「猫神様」と呼ばれる少女。アリカに似たやんちゃな性格で、常に舞衣にベッタリである。実は、『水晶の姫』と呼ばれる、世界を維持する為厳重な制約を付けて生み出された乙HiME(乙式高次物質化能力)の元になった純粋な高次物質化能力者の最後の生き残り。数年前、自身が仕掛けた食料を獲る罠で偶然舞衣を捕まえ、その際に舞衣が持っていた『炎綬の紅玉』を飲み込んでしまった事から、事実上舞衣のマスターになっている。なぜかマスターGEMがお腹の中にある状態のまま認証が出来る。マシロの飼っているミコトを始めとする全ての黒いデブ猫達の視点を、自分の視点とつなげる事が出来るらしく、マシロの事も彼女が幼い頃からずっと見ていたようである。ハルモニウムの謎の影を操っていた。外見からは想像のつかない程の戦闘力の持ち主で、マイスターローブを身に着けたアリカや舞衣でもまったく歯が立たない。武器は錫杖。
- 後にアリカから勝手に師匠と呼ばれているが、本人は喜んでいるようである。錫杖を持ち僧衣のくせに罠を仕掛けて肉食を好む、生臭坊主風。舞衣の作ったご飯が何よりも好き。終戦後は、舞衣と共に黒い谷で元シュヴァルツ構成員達の監督をしつつ、猫神様として多くの人に親しまれている。
- オリジナルは美袋命だが、ミユの言葉によればHiMEであり、同一人物か血縁者の可能性もある。
- en:The Cat Goddess
- リボンちゃん
- 声:栗林みな実
- 舞衣のラーメン店のお手伝いをしているシュヴァルツの女の子。ピンク色の大きなリボンをつけている。まだ幼いが、シュヴァルツの証であるスレイヴGEMを所有しており、黒い谷が危機に陥った際にはこの力で戦おうとし、ニナのオトメとしての再起の後押しをする事になる。
- Zwei第4巻で素顔が明らかになる。外見はエルスに似ており、ホー家の血縁者の可能性がある。騒動のあと、仔猫になったカグツチを連れ(総集編によるとこのときすでに武装解除を受けている)、自分もオトメになる事を誓っており、後の展開を予想させるラストを飾っている。なお、Zweiの総集編DVDでは彼女がこの後マーヤ以外の五柱+ハルカと出会うという追加シーンがある。
- カグツチ
- 黒い谷を襲撃したユナに操られた「チャイルド」とも呼ばれる白い龍。炎を操る力を備えている。舞衣との戦いで、彼女に自らを束縛していた短剣を引き抜かれ、元の姿に戻る。
- その正体は、ミコト(猫)に似た白い仔猫で、背中に羽を生やし空を飛ぶ事が出来る。額には絆創膏をつけている(刺さっていた短剣の傷痕か)。舞衣に開放されてからはリボンちゃんに懐き、彼女と行動を共にする。
[編集] シュヴァルツ
発足時は、アスワドに属する地球時代の技術復興を目指すイデオロギーとして持つ思想集団だったが、次第にその技術の中枢を握るヴィントブルームやオトメ等を怨み敵意を抱き、過激な行動にでるようになった。科学情報の強奪や、オトメないしオトメに関わる対象者の暗殺、その対象施設の破壊を目的に行動。独自の技術解析や研究により生み出した特殊なGEMを用い、高次物質化兵器“スレイブ”を操り、襲い来ることもあるテロリスト集団。構成員は普段は一市民として市井に潜み、“黒い手紙”による指令を受け取ると信念から命を賭して手紙に記された内容どおりの任務、計画を遂行する。かつて、アスワドとは協力体制にあったが、現在は決別している。ハルモニウムを手に入れる為、アルタイのヴィントブルーム掌握の計画に加担し、卒業記念の舞闘の際に大量のスレイブを率いてヴィントブルームを襲撃する。アニメ編では誰がシュヴァルツの首領だったのか等の謎やその全貌が明らかにされる事は最後までなかった。ヴィント事変後は、黒い谷で社会復帰に向け更正すべくミコトの元で暮らしている。「シュヴァルツ」はドイツ語で「黒」の意。
- ジョン・スミス
- 声:内田直哉
- シュヴァルツのネゴシエーター。ジョン・スミスというのは、ネゴシエーターとしてのコードネーム。組織の規模・構成人員・命令系統などの全てが謎に包まれているシュヴァルツで唯一その存在を知られる人物。水面下でナギと手を組んで陰謀をめぐらし、ガルデローベ卒業記念舞闘前に行われたマシロ姫の演説の際に、要塞に改造された風華宮と共に出現、ナギのヴィントブルームの乗っ取りに協力する。15年前にアスワドからレナ・セイヤーズの死体を奪い取り、アスワドとシュヴァルツが決別するきっかけを作った張本人。ヴィントブルーム侵攻後はナギの側近をつとめていたが、ワルキューレシステムを破壊しようとしたセルゲイを射殺しようとするが、返り討ちにあい死亡。現在の世界秩序を破壊し、混沌として戦乱が続いても活力ある世界を創り出すことを目指していた。
- オリジナルはジョン・スミス。
- 舞-乙HiME 0~S.ifr~
- キッド
- 声:柿原徹也
- ジョン・スミスの部下。シフル誘拐を指揮していた。後のジョン・スミス。
- 先代のジョン・スミス
- 声:阪脩
- シュヴァルツのネゴシエイターでキッドの上司。
- M-9
- 声:井口裕香
- シュヴァルツが発掘した、シュヴァルツの切り札の戦闘用アンドロイド。
- シフルに反応し起動する。エリオットやラケルを圧倒し、レナと互角に渡り合うほどの戦闘力を擁している。
- M-9とはミユの9番目という意味であり、彼女と同系列のアンドロイドである。
[編集] その他
- ミユ
- 声:浅井清己
- (Merciful Intelligential Yggdrasil Unit) 《マーシフル・インテリジェンシャル・イグドラシル・ユニット》
- 黒いコートを纏いアリッサという金色の小鳥と共に惑星を旅する謎の女性。アリカがガレリアにいた頃からの知り合い。いかなる時も常にアリカを気遣っており、ガルデローベ関係者ですら知り得ないあらゆる情報に精通する謎多き人物。アリカには優しいが、アリカ以外の人物には少し冷たい。その正体は星に住む人々の行く末を見守る使命を持つ戦闘用アンドロイド。高次物質化能力を完全に無効化するアンチマテリアライザーはこの時代でも健在で、その剣はオトメのエレメントやローブすら容易く切り裂き、果てはハルモニウムによる攻撃すら受け切って見せる。オトメ達にとっては最悪の敵になり得、実際にワルキューレローブを纏ったトモエを一蹴した。それら豊富な装備に加えて、人間離れした運動能力、耐久力、分析能力、そして数百年に及ぶ経験を駆使して活動するため、完全武装のマイスターオトメですら太刀打ちできない程の戦闘力を持つ。名前は本名の頭文字を取ったもので、かつての彼女の主アリッサが愛情を込めて呼んでくれた名前だからという理由で「ミユ」と名乗っている。常にアリカを気にかけている理由は、アリカやレナがかつての主アリッサ・シアーズの子孫である為で、彼女へのそれと同様に心からの愛情を示す。黒い谷から旅立つ際、マシロにアリカの主に相応しい王になるために学べと残し、再び旅立つ。アリカが蒼天の青玉の真の力に目覚めた時、黒い谷の猫神湖の水中にある水晶宮である封印を解く。それは「乙HiME」を「HiME」にして乙式の制約から解放する大規模なシステムであった。ヴィント事変後は今まで通り各地を旅する生活に戻った。
- オリジナルは深優・グリーアだが、同一人物と思われる。
- en:Miyu
- アリッサ
- ミユと共に行動する金色の小鳥。どうやらミユが以前の主人の名前を付けたようである。実は、主人であるアリッサ・シアーズの遺伝情報が組み込まれており、戦闘時にはミユの腕の剣に融合して、必殺の一撃、「アルテミス 黄金の剣」を発動させる。
- オリジナル名はアリッサ・シアーズ。しかし、鳥そのものであることと、当時の宮村優子の事情により声は当てられていない。DVD最終巻映像特典にはオリジナルが出演する。
- en:Alyssa
- ミミ
- 声:清水愛
- ヴィントルームの貧民街に住む少女。かつては小さな時計屋を営む一家であったが、再開発事業で強制的に立ち退かされて以来、家庭崩壊状態に陥り父を失う結果に。それ以来、ヴィントブルーム王家を憎む。初登場時は、ニナがセルゲイから送られた時計を盗むも、アリカとニナに追い詰められて、その時計を川に投げ捨てて逃亡した。後にヴィントルームの混乱から難民状態になり、正体を知らないままマシロと行動を共にしていた時期もあったが、アオイが難民たちに発見されて王家の一員である事に対する憎悪をぶつけられた末にマシロを庇って崖から身を投じた時に発した言葉が、マシロを難民団から分かれて孤独の状態へ追い込むきっかけを作った。その後難民団と共にアスワドの集落に流れ着く直後、怪物ジャバルに襲われて深手を負い、マシロとアリカの必死の看病もむなしく、最後までマシロがヴィントブルームの女王である事を知らないまま息を引き取った。
- ヴィントブルームの社会が抱えていた陰の面をマシロに見せ付けた彼女の死は、マシロを女王としての覚悟を固める決定的な要因となり、アスワドと手を組むことへと繋がった。マシロが復権を果たした後、亡くなったミミに対し国の再建を誓う描写もあり、彼女もまた、この作品のキーキャラの一人とも言える。
- ばっちゃ
- アリカの祖母であり、娘のレナが行方知れず(死亡)となった後、ヴィント市からガレリアへ戻りそこでアリカを育てる。アリカは彼女から様々なことを教えられているが、中には「いけない所に入るために」する服装として頬被りを教えるなど少しずれた所もある。レナがオトメになることを強く反対していた。テレビ・漫画版共に開始時点で既に死亡しているため容姿その他は不明。なお、ミユが彼女に対し敬語を使っていることやその後の描写から、アリッサ・シアーズの血統は女系で続いているよう推測される。
- ちなみに仮面ライダーカブトの天道語録にでてくる“おばあちゃんが言っていた”との類似性を指摘されているが、天道語録は2006年1月のカブト第1話が初出であり、アリカの「ばっちゃが言ってた」は2005年10月の舞-乙HiME第1話が初出である。
- ユナ
- 旧時代の惑星用殲滅兵器。『真白なる金剛石』を奪取し、世界各地の破壊のために動く。瞳からはナノマシンを硬質化し、乙HiMEの体を石化させる光線を放つ。
- 舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)
- 舞-乙HiME 0~S.ifr~
- シフル・フラン
- 声:小清水亜美
- エアリーズのスクールに通う少女。天涯孤独の身だがそれを感じさせない天真爛漫な性格。オトメに憧れており、オトメになる為にガルデローベの入学試験を受けるも失敗している。
- 自身の出生が原因でシュヴァルツやガルデローベからその身を狙われている。
- 天涯孤独の身であったり、天真爛漫な性格をしている等、アリカと共通する設定がいくつか見受けられる。
- ニナ・ウォンの母親。父親は不明(ヴィンドブルーム国王であるのは間違いない)。
- エレナ・フラン
- 声:生天目仁美
- シフルの母親。物語開始時点ですでに死亡している。シフルは母エレナを助けるためオトメになる夢を持っていた。
- エンディングクレジットでは「シフルの母」となっているが、墓碑に「ELENA FRAN A.R 272-305」と記されており、名前が「エレナ」で享年33歳であることがわかる。
[編集] ロサージュ連邦
100年前に存在した西方諸国による連邦国家。 後年の西方諸国の多くが参加していた。
- エドゥアルド・ホー
- ロサージュ連邦指折りの資産家ホー財閥の後継者でクラリッサの兄。
- 極度のシスコンで、バックステージに通ってはリサのグッズを買いあさっている。
- 財閥の後継者としてはかなり優秀であるが、愛する妹とその親友のために危ない橋を渡ったりもする。
[編集] タイユァン
100年前に存在した武と誇りを尊ぶ東方の大国。 王都ラジンは世界で最も栄えた都のひとつに数えられ、十二王戦争以前からの建築物も多く現存する。 国王は、七武候家と呼ばれる七つの家門からの出身者が即位する。 TVシリーズの時代に存続しているかは不明。 モチーフは太原(中国山西省の省都)、または趙か?
- ハザクラ家
- 七武候家の第三位。
- 当代の当主はアヤネの父。
- シルヴァーナ・ゲイル
- ハザクラ家当主に仕えたオトメ。
- アンリ暗殺未遂事件の際に、アヤネの眼前でその実力の片鱗を見せ、彼女にオトメの道を選ばせるきっかけを作った。
- オトメを引退した後も、外交官としてハザクラ家当主に仕えた模様。
- 舞-乙HiME 0~S.ifr~
[編集] エアル教団
惑星エアル最古参の宗教組織。司祭にオトメの所有が認められるなど、国家並みの権力を持っている模様。
詳しい教義は不明だが、恋愛に対しては厳格であるらしく、同性愛は禁止されている。同性愛が発覚すると鞭打ちの刑罰が与えられるようである
- シオン・マーガレット
- 声:喜多村英梨
- 所有GEM:拘龍の薔薇輝石(こうりゅうのばらきせき)
- 契約の乙HiME(オトメ):ラケル・マヨール
- 教団の派遣司祭。若干17歳にして派遣司祭をつとめる才媛。シスター・シオンと呼ばれている。
- オリジナルは天王寺しおん。
- ラケル・マヨール
- 声:茅原実里
- 《マイスター乙HiME(オトメ)》
- 所有GEM・通称:拘龍の薔薇輝石(こうりゅうのばらきせき)
- マスター:シオン・マーガレット
- シオンのオトメで、レナ、エリオットと同期であるマイスターオトメ。
- オリジナルは神楽真夜。
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シリーズ作品 | 舞-HiME - 舞-乙HiME/漫画版 - 舞-HiME★DESTINY |
登場人物 | 舞-HiMEの登場人物 - 舞-乙HiMEの登場人物 - 舞-乙HiME (漫画)の登場人物 |
ラジオ | 乙女ちっくレディオ |
関連作品 | アイドルマスター XENOGLOSSIA |