福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ
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福山雅治のオールナイトニッポン サタデースペシャル・魂のラジオ |
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ジャンル | バラエティ番組 |
放送方式 | 生放送、稀に録音 |
放送時間 | 毎週土曜23:30-25:00(90分) |
企画 | 魂のリクエスト他 |
パーソナリティ | 福山雅治、荘口彰久 |
放送局 | ニッポン放送 |
ネットワーク | NRN(一部を除く) |
放送期間 | 2000年3月25日~ |
公式サイト | |
特記事項: 荘口は2004年1月~2004年3月と9月~の登場、2004年3月まではニッポン放送アナウンサー、9月以降は福山と同じ所属事務所・アミューズ所属 |
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福山雅治のオールナイトニッポン サタデースペシャル・魂のラジオ(ふくやままさはる-たましい-、通称:魂ラジ(たまらじ))は歌手で俳優の福山雅治と、元ニッポン放送アナウンサーで現在フリーアナウンサーの荘口彰久(出演は2004年1月~2004年3月までと同年9月~)がパーソナリティを務めるニッポン放送のラジオ番組である。
目次 |
[編集] 番組概要
- 放送開始は2000年3月25日。北海道から沖縄まで全国34局ネット。福山雅治の冠番組である。
- 番組名に「オールナイトニッポン」の名称は付いているものの、ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!の時間枠の後番組である影響か、オールナイトニッポンの代名詞でもある「BITTERSWEET SAMBA」は使用されていない。代わりに、ラモーンズの「Do You Remember Rock'N'Roll Radio?」が使用されている。エンディング曲はオールナイトニッポン時にも使用していた、エリック・クラプトンの「Tears in HEAVEN」である。
- 福山は1992年から福山雅治のオールナイトニッポンを担当しており、シリーズ全体では福山がもっとも長く担当していることにはなるが、福山の番組は「魂のラジオ」開始までの2年間放送が中断したため、放送期間でいえばナインティナイン(2008年4月現在14年)が一番長く担当していることになる。(福山は2008年4月現在、ナインティナインに次いで13年10ヶ月)因みに、ナインティナインのオールナイトニッポンは、1994年6月まで木曜1部を担当していた福山雅治が音楽活動(全国ツアー)を3ヶ月間するために空いた枠に急遽抜擢されたのがナインティナインだった。途中時間帯の移動はあったが、福山が担当していた木曜1部を引き継いでから現在もオールナイトニッポン木曜を担当し続けている。なお、そのナインティナインは2000年9月2日に岡村隆史がゲスト出演し、2007年8月25日の放送で2人そろってゲスト出演を果たした(ただし、23:30~24:00に日本テレビ系列でレギュラー番組ナイナイサイズ!を担当しているため、24:00からの出演となった。)。
- ちなみに、補足として有楽町のニッポン放送第1期旧社屋時代からお台場旧社屋~現 有楽町ニッポン放送第2期社屋までオールナイトニッポンシリーズを2008年1月現在も担当しているのはナイナイとこの福山の2組のみである。
- インターネット生放送は2000年4月から2004年9月まで行われていた。
- 2000年代になってほとんどの番組は5年以内の短期間で終了してしまっている平日(月曜日~金曜日)の22時台ワイド番組とは違い、土曜日のこの "魂ラジ" はメインターゲットにしている中高生だけではなく、年配リスナーからの投稿も稀にあり、中高生から年配層まで幅広いリスナーに根強い人気を誇っており、聴取率も良く、2000年4月のスペシャルウィークより連続で聴取率トップの座を維持しており、2000年代のニッポン放送を代表する番組となっている。このまま引き続き2010年の春改編にも続いていれば番組は10周年を迎えることができる。
- 2008年2月9日、福山によるギター講座「masha's gitter camp」(ビリーズ・ブート・キャンプのパロディ)が開始され、番組内ユニットSOH+(ソウプラス。福山プロデュース、KOH+のパロディ)結成。以降、荘口の生歌付で、ラジオなのに福山がギターコードを教えている。
- 毎年1月ごろから今年のコーナー(企画)を決めて4月ごろまで放送するが、その後は一切やらなくなる傾向にある。2003年度はAMラジオ普及企画(その当時AMラジオ離れに関するメールが多かったため。)、2005年度はマシャの英会話教室、2006年度は魂のオリジナルコンドーム(略称:オリコン)、2007年度は東京タワー~ボクとラジオと時々オカン~など。
- 同番組内で使用される「初ぶっかけ」と言う言葉は、自身の新曲初披露を意味する。また、類似語として「初ぶっかけ」前にCMなどでその楽曲が流れていた場合は「ガマン汁」という。そのほかにも番組随所で福山は下ネタともとれる表現や発言をしている。
- 番組放送中に24時になるが、そのときに時報が流れるところと流れないところがある。番組ではニッポン放送の時報に合わせ、話の途中であっても福山が「12時!」とコールしている。2006年10月7日から2008年3月29日までの間は、ニッポン放送では通常編成の場合放送時間が翌日に跨る唯一の番組となっていた。
[編集] 記念回
- 2002年2月16日の放送をもって、放送100回を突破。
- 2004年1月17日の放送をもって、放送200回を突破。
- 2005年12月17日の放送をもって、放送300回を突破。
- 2007年11月24日の放送をもって、放送400回を突破。
2007年11月24日の放送に関しては、前述の2007年7月7日の地方局での裏送りの回(福山が出演しなかったため、放送回にはカウントせず)があったため、前の週の11月17日に「今日で放送400回ではないか?」や、「来週で400回ですね」というメールが届いた。実は番組側で400回がいつか把握していなかったため、リスナーから実際のところ11月17日の放送は何回目なのかを問うことになった。
[編集] 特別番組などの関連
- 2005年12月31日~2006年1月1日のニッポン放送「福山雅治のオールナイトニッポン 年越しスペシャル・魂のラジオ」で年越し番組を担当した。
- 2005年と2006年の1月の福山雅治のSUZUKI TALKING FM(TOKYO FM)(但し、「福山雅治のSUZUKI TALKING FM」自体は録音)で、それぞれの番組のスタッフ(荘口彰久・川島カヨ・小原信治)がゲストとして登場しAMとFMの垣根を越えた共演をした。
- 2005年8月19日の22:00~23:00にYahoo!Japanのサイト内で映像つきのインターネット限定生放送「福山雅治のYahoo!ナイトニッポン」がテレビ朝日社内から生放送された。(この番組とは無関係)
- 特別番組等により番組が休止になることはないが、2007年7月7日はLive Earth特番(パーソナリティーは荘口)のため、放送開始8年目にして初めて放送休止となった。Live Earthの番組をネットしていなかった北海道放送等では裏送り番組「魂ラジコレクション」として飯田浩司アナウンサーが福山の楽曲ヒストリーを紹介した。
- 2008年2月23日、俺たちのオールナイトニッポン40時間スペシャル内での放送と言うこともあり、オープニングにフジテレビの取材カメラ(めざましテレビ、情報プレゼンター とくダネ!)が入り、エンディングには2~3週にわたって福山にネタにされ続けた加藤晴彦も乱入。かつて福山雅治のオールナイトニッポンのリスナーだった有名人(市川亀治郎、玉木宏)もテープコメントで登場した。
[編集] スポンサー
現在放送されているオールナイトニッポン(25:00~27:00)と違い、番組前半はローカルセールス枠である。このため、番組中盤まで放送局によってコマーシャルが流れたり、放送局の番組宣伝が流れたり、フィラー音楽が流れたりしている。
放送開始時からニッポン放送ではメインスポンサーがついており、タイトルの頭にスポンサー名を称した冠タイトルがついて正式名称となっていた。なお、ニッポン放送のみ23:30の番組開始時に福山が冠タイトルをコールしているが、2005年12月17日放送分までは地方局でも流れている所はあった(現在地方局では冒頭の数秒間無音になっているところがほとんどである)。なお、メインスポンサー単独の提供ではなく、そのスポンサーを含む複数社の提供である。
- 2000年3月から2002年9月までは、ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!のスポンサーだったベネッセコーポレーションがスポンサーであり、ニッポン放送での正式タイトルは「進研ゼミチャレンジトークタイム 福山雅治の-」となっていた。
- 2002年10月から2007年9月までは大手製菓会社のカルビーがスポンサーについており、ニッポン放送での正式タイトルは「カルビー ミッドナイトブレイク 福山雅治の-」となっていた(ただし、番組後半でカルビーが全国スポンサーとなり、ネット局でもカルビーのCMが流れていた。)。
- 2007年10月から1ヵ月間はメインスポンサーはなく、ニッポン放送ではDHC・東京ガスの複数社による提供となっていた。この期間に限り、ニッポン放送でも冒頭の数秒間は無音になっていた。
- 2007年11月より大手製菓会社の江崎グリコが冠スポンサーになり、ニッポン放送での正式タイトルは「オトナノグリコ precious time 福山雅治の-」となっている。これは福山がグリコの「アーモンドプレミオ」のCMに出演しているためと思われる。
- なお、ホームページ上では冠タイトルが「オトナノグリコ-」となっているが、放送では「オトナグリコ-」とアナウンスされている。これは、グリコのテレビコマーシャルと同じく、テロップに「オトナノグリコ」となっていてもナレーションは「オトナグリコ」としているためと思われる。
- 最近では12時の時報とともに福山が「12時!」と言っている。(ナインティナインの岡村隆史も『ナインティナインのオールナイトニッポン』で2時の時報とともに「2時!」と言っている。)
- CMおよびフィラー後のジングルでは、正式タイトルバージョンと、短縮バージョン(「福山雅治(の)・魂のラジオ 」のみ)が存在する。ジングル内のタイトル読みは福山本人。
[編集] 現在のニッポン放送におけるスポンサー
[編集] 放送時間
- 毎週土曜日 23:30-25:00(正確には23:30-24:58)
[編集] 主なコーナー
番組は福山と荘口がリスナーからよせられたその週のテーマに沿ったメールを紹介しながらフリートークを展開していくため、オールナイトニッポンやトーキングFMにみられるような投稿コーナーは存在しない。
[編集] 魂のリクエスト
- 通称:たまリク。
- 福山に歌ってほしい曲をリクエストするコーナー。曲名と、それにまつわるエピソードなども書くことになっている。
- 福山自身の曲がリクエストされる場合の他に、福山が影響を受けたアーティスト浜田省吾、泉谷しげる 、中島みゆき、SION、事務所の先輩であるサザンオールスターズといったアーティストから、福山と同世代のスピッツ、山崎まさよしといったアーティストまでリクエストされる曲は幅広い。また普段ではあまり耳にしない洋楽のカバーが歌われることもあり、新鮮な印象を受けるファンも多い。
- キーの高い曲も、アーティスト福山の特徴の一つである色気すら感じさせる程の低音な声と、ここ数年で自信をつけたというギターの弾き語りがAMラジオのノイズにマッチしており心地よい。
- カルビーがメインスポンサーだった2002年10月~2007年9月の間は採用されたリスナーには「カルビーの魂の福袋」(カルビー商品の詰め合わせ)がプレゼントされていた。また、2007年11月以降は採用されたリスナーには「オトナノグリコ魂の袋詰め」(江崎グリコ商品の詰め合わせ)がプレゼントされている。
- 2002年10月~2008年4月12日放送までは福山本人が予告を担当していたが(ただし数回、録りなおしは行っていた)、2008年4月19日より、アシスタントの荘口彰久が予告を担当している。交代の理由は不明。
[編集] 魂の電話
- 最近はほとんどなくなったが、番組内でリスナーと直接電話をつなぐことがある。他の番組でもリスナーに電話をつなぐこともあるが、この番組ほど多くない。福山とリスナーが直接話せるのでファンには必見である。ただし、応募しても希望者が多く採用されにくいので注意。
- 電話がつながると「マシャマシャ」や「マシャ、電話。」というジングルが流れる。
- なお、電話では福山が「もしも?」と言ったら、リスナーは「マシャマシャ」と答えるのだが、最近はそれが分らず、リスナーは「もしも」あるいは「もしもし」と答えてしまう人もいる。たまに、「こんバイク」と答える人もいる。(ちなみに、福山はトーキングF.M.でも電話に出るときは「もしも?」と声をかけるが、リスナーは「マシャマシャ」と答えない。)
- 因みに番組開始から数年間は、ひとつの電話で会話が盛り上がってしまい、長電話になったら「マシャ、そろそろおしま~い」というジングルも存在した。(最近は、電話を繋ぐ本数が減ったためなのか皆無といって良いほど使われていない。)
- 現在は数ヶ月に1回程度になっている。最近では2007年12月22日、2008年2月16日放送分であった。
[編集] スタッフ
- 初代ディレクター 神田比呂志(現・フジテレビ製作部、「ナインティナインのオールナイトニッポン」初代ディレクター)
- 2代目ディレクター 森弘(現在はニッポン放送を退社)
- 3代目ディレクター 節丸雅矛(プロデューサー。同局(現在はフジテレビ)の山本まゆ子アナウンサーの夫。後に早朝番組の担当へ異動)
- 4代目ディレクター 金栗英彦
- 5代目ディレクター/プロデューサー 節丸雅矛
- 6代目ディレクター 角銅秀人(※他には「ナインティナインのオールナイトニッポン」のディレクターも担当。担当期間・2005年頃-2008年3月1日)
- 7代目ディレクター 青木(下の名前は不明、公式ホームページでも「青木ディレクター」としか書かれていない。先代ディレクターの角銅ディレクターとは同期。担当期間・2008年3月8日-)
- その他のディレクター 高田陽平(1998年入社、2006年から担当、1974年 - (※他には「テリー伊藤のってけラジオ」のディレクターも担当)。
- 放送作家 小原信治
- AD テイ林佑介(2006年入社、2006年10月から担当)
- ミキサー 若林千真
- 過去の放送作家 石川昭人(石川は嘗て福山や荘口(当時はアナウンサー)と交友あり、オールナイトニッポン火曜1部を担当していたシンガーソングライターの石川よしひろに因んで、福山や荘口から「石川アニキ」と呼ばれている。) 2006年10月をもって引退。
川島カヨ(「ナインティナインのオールナイトニッポン」の作家も兼ねて担当。)2006年10月をもって引退。
[編集] ネット局
- 北海道では、当初STVラジオがネットしていたが、2002年3月でネット中止、2002年4月~2003年9月の間北海道ではネットが中断したが、2003年10月よりHBCラジオでネット再開。[1]
- 福岡県では、KBCではなく番組開始当初からJRN単独のRKBがネットしている。[1]
- また中京広域圏ではNRN加盟局である東海ラジオがネットしている。[1]
- TBCは2000年10月に、YBS・RCCは2002年4月に、ROKは2004年4月に、IBSは同年10月に、KBSは2005年10月に、それぞれネット開始。
- 全国のネット局の詳細について、オールナイトニッポン#各番組ネット局一覧を参照のこと。
[編集] 関連項目
- 福山雅治・西川貴教のオールナイトニッポンTV
- 福山エンヂニアリング
- 福山雅治のSUZUKI TALKING FM…JFN系で放送されている福山雅治がパーソナリティを務めるもう1つのラジオ番組。「エロくない方のマシャの番組」と称される事もある。
- 福山雅治のオールナイトニッポン…この番組の以前に、福山雅治はオールナイトニッポンを担当していた。
- ナインティナインのオールナイトニッポン
- (福山雅治のオールナイトニッポンの後継番組。初代ディレクターの神田比呂志(ナイナイANNでも初代)と現在のディレクター角銅秀人がディレクターを担当している)
- (魂のリクエストのパロディである「有田哲平の魂のリクエスト」というコーナーがある。通称:有魂リク)
- 俺たちのオールナイトニッポン40時間スペシャル2月23日23:30-01:00
[編集] 脚注
- ^ a b c 深夜1時からのオールナイトニッポンは北海道はSTVラジオ、福岡はKBC、中京地区はJRN単独のCBCで放送されており、この結果、当該地域では「オールナイトニッポン」と名がつく番組を2局で分担してネットするという奇妙な現象が起こっている。
[編集] 外部リンク
- 以下3つはニッポン放送公式サイト
[編集] 番組の入れ替わり
ニッポン放送 土曜23:30~25:00 (2000.03.25.~) |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
福山雅治の
オールナイト ニッポン サタデー スペシャル ・ 魂のラジオ |
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