文藝春秋
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 〒102-8008 東京都千代田区紀尾井町3番23号 |
電話番号 | 03-3265-1211(大代表) |
設立 | 1923年1月 |
業種 | 出版業 |
事業内容 |
『文藝春秋』『オール讀物』『文學界』『週刊文春』『諸君!』『別册文藝春秋』『タイトル』『クレア』『クレア トラベラー』『臨時増刊』『本の話』『スポーツ・グラフィック ナンバー』『ナンバープラス』の発行 |
代表者 | 代表取締役社長 上野 徹 |
資本金 | 1億4,400万円 |
従業員数 | 374 |
外部リンク | http://www.bunshun.co.jp/ |
株式会社文藝春秋(かぶしきがいしゃぶんげいしゅんじゅう)は、日本の出版社。
目次 |
[編集] 概要
芥川賞をはじめ、多くの文芸賞を手がけている。
社員の初任給は258,000円(月収)と業界内でも高い給与水準を誇る。なお1968年まで組合は存在しておらず、それまでは社員会であった。 芥川賞や直木賞などの文芸賞は出版界でも伝統と権威ある賞であるが、最近の受賞作品選考には話題作りが見え隠れし、受賞作家が継続してヒットを出しているとは言い難い所がある。
出版業界内においての評判は「プライドだけは高いお坊ちゃん・お嬢ちゃん集団」と言われる。
屋台骨を支えるNumberの部数低迷など、出版界全体を覆う市場の縮小傾向から、社内では紀尾井町本社屋の家賃収入が会社を支えていると冗談めいて言われるが、経費は潤沢である。各作家のエッセイ等では銀座の高級店や料亭で、高額の食事を文春編集者にごちそうになるエピソードが紹介される。 本館が文藝春秋本社であり、新館と西館がテナントビルである。新館はプランテック、日本文藝家協会、シティリビング、三井物産マーケティングなど十社程度が入居、西館は地下1階に文春ホール、1階にグランドプリンスホテル赤坂運営の「ラウンジ春秋館」、6階に談話室・執筆室のほかは日本民間放送連盟が入居している。
現在の代表取締役社長は上野徹であり、北海道大学出身である。
- 所在地 東京都千代田区紀尾井町3番23号
- 組織 社長室、総務、管理、情報事業、経理、編集委員室、月刊文藝春秋、第一編集、第二編集、ナンバー、第三編集、文藝編集、文藝振興事業、出版総務、文庫、新書、第一出版、第二出版、資材製作、営業、宣伝、広告、企画出版
- 資本金 1億4,400万円
- 社員数 372名(2006年1月1日現在)
[編集] 刊行物
[編集] 雑誌
かつて発行していた雑誌
[編集] 文春と表現の自由
文藝春秋では『週刊文春』などを代表に、表現の自由と人権、歴史事実等とがぶつかる事例が数多く見受けられる。
一番代表的なのは1995年のマルコ・ポーロ事件であるが、この時は全誌への広告出稿停止の事態を招いて会社存亡の危機を招いた。
2004年、田中真紀子衆院議員の長女のプライバシーを暴露する記事を掲載、それに対し訴えを受けた東京地裁は出版禁止の仮処分を命じた。出版の自由への国家権力の干渉という論点もあり世間に波紋を投げかけたが、東京高裁において差し止め命令は取り消され、長女側が特別抗告を断念したことにより判決が確定した。
また、2006年6月22日号においてある離婚カウンセラーのビジネスが違法性を問われかねないものであるという内容の記事を掲載。この記事を引用した投稿を受け、アップロードしたウェブサイト論談に対して自社に対する著作権の侵害と、当該離婚カウンセラーへの名誉毀損を理由として知財法務部名義で削除依頼を提出した。
しかしながら裁判になっても構わないという報道姿勢は、深刻な人権侵害を招くこともある。 聖嶽洞穴発掘調査捏造疑惑報道では当事者による抗議の自殺を招いた上に名誉毀損訴訟で敗訴、渡辺恒雄読売新聞主筆、谷垣禎一前財務相などの報道でも、いずれも名誉毀損による敗訴と賠償金の支払いが確定するなど、結果として出版ジャーナリズムの信憑性を低下させる事態を招いている。これは社員編集者や記者ではなく、フリーでネタを持ち込むライターに記事を依存しているという、テレビと似た構造的な問題もある。
[編集] 関係者
[編集] 参考文献
- 塩澤実信「文藝春秋-菊池寛の志に生きる」、同『出版社大全』、論創社、ISBN 4-8460-0543-7
- 文藝春秋『文藝春秋七十年史-本篇』、文藝春秋、1991年12月。ISBN 4-16-999000-5
- 文藝春秋『文藝春秋七十年史-資料篇』、文藝春秋、1994年12月。ISBN 4-16-999001-3