惑星破壊プロトンミサイル
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惑星破壊プロトンミサイル(わくせいはかいプロトンミサイル)は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する架空の兵器。
敵の惑星を破壊、またその爆発力で敵を粉砕するという乱暴な発想の兵器。惑星そのものを破壊する兵器としては彗星帝国でゴーランド提督が使用した破滅ミサイルがあるが、惑星自体に急激な重力崩壊を起こさせ極超新星化した後、一気に爆発四散させる点[要出典]が大きく異なる。惑星そのものの爆発片ではなく、この爆発の際に生じる強烈なガンマ線放射で周囲の敵軍をも焼き尽くす兵器である。破壊する惑星の質量数と破壊力が比例するらしく、第1話でアステロイドベルト防衛線の小惑星に衝突して爆発した際は小惑星のみを破壊するに留まった。
『宇宙戦艦ヤマトIII』では、23世紀初頭、ガルマン・ガミラス帝国とボラー連邦が星間戦争でしばしば用いているようで、ガルマン・ガミラス東部方面軍のダゴン将軍が、苦戦した場合に安易に用い、しかも流れ弾を放置したために、バース星戦役の流れ弾が水星上空で土門竜介の両親の乗った太陽系観光船を叩き潰し、太陽系の太陽に命中して核融合の異常増進を引き起こした。
弾体そのものの耐久力が非常に高く、迎撃するには戦艦の主砲クラスの火器を連射で叩き込むか、波動砲級の武器でなければ破壊できない。第4話「あの火星を撃て!」ではほぼ同形のミサイルが3基太陽系内に侵入、ヤマトの主砲連射によって全てを破壊した。
その他、ベムラーゼ首相がバース星を、グスタフ中将が惑星ファンタムを「爆死」させるために用いている。ガルマン・ガミラス帝国のものは機体色が黒色で、ボラー連邦のものの方がやや小型で赤色である。17話では超大型のワープミサイルタイプも登場した。
ガルマン・ガミラスとボラーの戦争は当時の米ソ冷戦をモデルとしており、惑星破壊プロトンミサイルも両陣営の核ミサイルを基としていると思われる。
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総合 | 宇宙戦艦ヤマトシリーズ |
テレビアニメ | 宇宙戦艦ヤマト - 宇宙戦艦ヤマト2 - 新たなる旅立ち - 宇宙戦艦ヤマトIII |
劇場映画 | 第1作 宇宙戦艦ヤマト - 第2作 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち -第3作 ヤマトよ永遠に - 第4作 宇宙戦艦ヤマト 完結編 -第5作 宇宙戦艦ヤマト復活編(製作中止) |
他のメディア | YAMATO2520(OVA) - 新宇宙戦艦ヤマト(漫画) |
登場人物 | 登場人物一覧 - 古代進 - 森雪 - 沖田十三 - デスラー |
登場国家・惑星 | 登場勢力一覧 - 地球 - イスカンダル - ガミラス帝国(ガミラス)- 白色彗星帝国 - テレザート星 - 暗黒星団帝国(デザリアム星) - ガルマン・ガミラス帝国 -ボラー連邦(バース星) -シャルバート - 惑星ファンタム - ディンギル帝国 |
登場艦船 | 艦船一覧 - ヤマト - 沖田艦 - デスラー艦 - ガミラス艦 |
登場兵器 | 登場兵器一覧 - 波動砲 - デスラー砲 - 火炎直撃砲 - 重核子爆弾 - 惑星破壊プロトンミサイル - ブラックホール砲 - ハイドロコスモジェン砲 - ハイパー放射ミサイル |
用語 | 宇宙放射線病 - 英雄の丘 - コスモクリーナーD - デスラー戦法 - 波動エンジン |
関連人物・企業 | 西崎義展 - 松本零士 - 豊田有恒 - 舛田利雄 - 阿久悠 - 羽田健太郎 - 宮川泰 - 東北新社 - バンダイビジュアル |