古代進
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古代 進(こだい すすむ)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの主人公。(声:富山敬→1995年に富山が亡くなった為、以降のゲーム版などでは山寺宏一)
宇宙戦艦ヤマトの戦闘班長、 作品後半からは艦長代理も兼任。さらば宇宙戦艦ヤマトでは死んだ土方竜艦長に代わり新艦長。宇宙戦艦ヤマトIIIでは艦長。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
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[編集] 宇宙戦艦ヤマト
西暦2193年にガミラスの遊星爆弾が三浦半島に落下し、両親が死亡。さらに2199年には、兄の守が冥王星会戦で行方不明となったことから、ガミラスへの復讐を誓う直情型の性格となった。それまでは、昆虫が好きで争いを嫌悪する優しい性格だった。
その後、宇宙戦士訓練学校を経て、ヤマトの戦闘班長に就任。当初は、兄を連れて帰って来なかったということで沖田十三艦長を快く思わなかったり、訓練学校同期生・親友で航海班長の島大介と、戦闘と航海のどちらを優先するかで対立したりといったことが多かった。しかし沖田の人となりに触れたり、仲間たちと共に戦闘・航海を続けるうちに、次第に直情的だった性格も改められて行った。 後に、沖田の病状悪化のため艦長代理も兼任。復讐を誓ったはずのガミラスとの戦いの後には、戦うことよりも大事なことがあったということに思い至った。
西暦2181年、古代武夫、あき子夫妻の二男として神奈川県三浦半島に生まれる。兄は古代守。22世紀末、地球は謎の侵略者ガミラスから、遊星爆弾の攻撃を受け始め、兄守は結成された地球防衛軍に志願した。進が兄を慰問した帰路、横浜駅にて遊星爆弾に被爆。両親は、同爆弾の直撃で死亡。それまでは、昆虫が好きで争いを嫌悪する優しい性格だったが、両親の復讐を誓う直情的な熱血漢に変貌する。
兄の薦めもあり、地球防衛軍に志願、宇宙戦士訓練学校に入学する。卒業を目の前に、訓練の締めくくりも兼ねて、火星の訓練所兼観測所に配属。火星で島大介と共に、特殊任務(地球脱出計画)用の特別訓練に明け暮れていた。地球司令部からの指示を受け、火星に不時着した宇宙船を島と共に調査する。サーシャを発見するが、彼女は死亡していた。イスカンダルの女王、スターシアのメッセージが入った通信カプセルを回収する。
冥王星会戦で守の乗った駆逐艦「ゆきかぜ」が自ら特攻し帰還しなかった事から、兄を見殺しにしたと、地球艦隊司令の沖田十三を責める。その後、新造なった宇宙戦艦ヤマトの戦闘班長に任命され、戦いの中で次第に成長していく中で、反発していた沖田に対する思いは、徐々に一人の老戦士への尊敬へ、更にはそれを超えた敬愛に変わっていった。それと共に直情的だった性格も改められて行く。太陽系から外宇宙に出る時に行われたフェアウェルパーティでは、共に肉親のいない沖田と古代は、艦長室で酒を酌み交わし、故郷の地球に別れを告げた。
航海の途中、宇宙放射線病の再発で倒れた沖田に代わり艦長代理に就任。病身の沖田を補佐しつつ、遂にヤマトは、イスカンダルに到着しようとしていた。しかし、イスカンダル到達直前、イスカンダルと二重惑星を形成していたガミラスによって、ヤマトは濃硫酸の海に引きずり込まれ、苦戦する。古代は、沖田のアドバイスによって、地下の海底火山脈を波動砲で攻撃しガミラス星に地殻変動をもたらすことによって形勢を逆転、勝利を得た。
しかし、その戦いの後、廃墟と化したガミラス星を眼下に古代は、大きな後悔に苛まれる。「自分達は、幼い頃から、学校でも、社会でも、他人と競争して勝つことを要求されてきた。しかし勝つ者もいれば、負ける者もいる。負けた者はどうなる。負けた者は幸せになる権利は無いというのか」と。そして、もともと侵攻してきたとは言え、ガミラスの人々は移住を希望していたのだ。自分達が本来しなければならなかったのは、戦うことではなく、愛しあう事(=相互理解)であったと。
イスカンダル到達後、古代はスターシアによって保護され奇跡的に一命を取りとめた兄守と再会する。そして、出航を前に愛し合う守とスターシアの姿を目の当たりにし、自分と森雪の愛に思いをはせ、そして、地球の復興を決意するのであった。地球到達直前、復讐に駆られるデスラー総統はヤマトへ突入、白兵戦を仕掛け攻撃をかけてくる(この時がデスラーとの最初の対面である)。艦内にまかれた放射能ガスに、雪は必死で放射能除去装置を始動しガミラス兵を撃退する。しかし同時に、生じてしまった空気毒性により仮死に陥ってしまう。古代は愛する人の喪失によって悲しみに暮れる。雪を抱え、第一艦橋から地球を望んだそのとき、奇跡が起こった。蘇生した雪を力強く抱き、古代は、ヤマトは地球に帰っていった。
[編集] さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち
西暦2201年、地球は復興を遂げ、古代は護衛艦艦長として第15資源輸送艦隊の護衛についていた。森雪との関係は進展し、結婚式が間近に近づいていた。そして勤務が明けてちょうど地球帰還の途中に、不思議な謎のメッセージを受信することになる。地球で真田志郎らと解析を進め、それが何かの救援メッセージではないかと突き止めると、地球防衛軍に調査を進言。しかし、内容不正確という理由から一蹴されてしまう。古代達はこれに抗議し、ヤマトで旅立っていく。デスラーとの戦いで自分を守るため森雪を負傷させてしまう。ラストシーンでは戦死した森雪と2人、ズォーダー大帝の超巨大戦艦への特攻をかける。テレサもこれに随行し、閃光一閃。
[編集] 宇宙戦艦ヤマト2
「さらば」に並行する物語展開の中、エンディング近くでテレサから行方不明となっていた島大介を預かる。テレサの説得を受けてズォーダー大帝の超巨大戦艦には特攻せず、古代、森雪、島の3名はヤマトと共に地球に帰還する。
[編集] 宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち
艦長代理として、新人乗組員に時には手を焼きながらも、鍛えまくり一人前の戦士に育て上げる。デスラーとの共同戦線の中で友情のような物が芽生えてくる。
[編集] ヤマトよ永遠に
山南艦長の下、戦闘班長としてヤマトに乗り組む。人工惑星デサリアム星にて山南艦長が戦死、指揮をひきつぐ。
[編集] 宇宙戦艦ヤマトIII
ヤマト艦長に任命される。 ヤマトとともに第二の地球探しに出発する。
[編集] 宇宙戦艦ヤマト完結編
ハイパー放射ミサイルにより多くの犠牲者を出した責任を感じ自ら艦長を辞任するも、出航前のヤマトに戻る。 沖田十三艦長の下、ヤマト戦闘班長を命じられる。 ラストシーンにて森雪と結ばれる。
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総合 | 宇宙戦艦ヤマトシリーズ |
テレビアニメ | 宇宙戦艦ヤマト - 宇宙戦艦ヤマト2 - 新たなる旅立ち - 宇宙戦艦ヤマトIII |
劇場映画 | 第1作 宇宙戦艦ヤマト - 第2作 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち -第3作 ヤマトよ永遠に - 第4作 宇宙戦艦ヤマト 完結編 -第5作 宇宙戦艦ヤマト復活編(製作中止) |
他のメディア | YAMATO2520(OVA) - 新宇宙戦艦ヤマト(漫画) |
登場人物 | 登場人物一覧 - 古代進 - 森雪 - 沖田十三 - デスラー |
登場国家・惑星 | 登場勢力一覧 - 地球 - イスカンダル - ガミラス帝国(ガミラス)- 白色彗星帝国 - テレザート星 - 暗黒星団帝国(デザリアム星) - ガルマン・ガミラス帝国 -ボラー連邦(バース星) -シャルバート - 惑星ファンタム - ディンギル帝国 |
登場艦船 | 艦船一覧 - ヤマト - 沖田艦 - デスラー艦 - ガミラス艦 |
登場兵器 | 登場兵器一覧 - 波動砲 - デスラー砲 - 火炎直撃砲 - 重核子爆弾 - 惑星破壊プロトンミサイル - ブラックホール砲 - ハイドロコスモジェン砲 - ハイパー放射ミサイル |
用語 | 宇宙放射線病 - 英雄の丘 - コスモクリーナーD - デスラー戦法 - 波動エンジン |
関連人物・企業 | 西崎義展 - 松本零士 - 豊田有恒 - 舛田利雄 - 阿久悠 - 羽田健太郎 - 宮川泰 - 東北新社 - バンダイビジュアル |