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志賀草津高原線 - Wikipedia

志賀草津高原線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

かつて運用されていた「イエローバス」(エアロクィーンM)S654-88472
かつて運用されていた「イエローバス」(エアロクィーンM)S654-88472

志賀草津高原線しがくさつこうげんせん)は、JRバス関東長野原支店が運行するバス路線である。

なお、「志賀草津高原線」という路線名称は、「花敷線」(長野原草津口駅~花敷温泉~野反湖)を含めた総称としても使用されていたが、本項ではその中の「志賀草津高原本線」について記述する。

目次

[編集] 概説

東日本旅客鉄道(JR東日本)吾妻線長野原草津口駅より草津温泉駅を経由し、白根火山に至る路線。古くは国鉄バス時代より続行便手配の体制には定評がある(後述)。また、観光客の利用が非常に多く、国鉄バス時代から現在に至るまで一般路線では数少ない黒字路線に挙げられる。かつては志賀高原を経由して長野電鉄湯田中駅まで乗り入れており、長野原駅~草津温泉~白根火山~湯田中間を長野電鉄バス(長電バスの前身)と、草津温泉~白根火山~湯田中間を草軽交通共同運行していた。路線名に「志賀」が入っているのは、その名残である。

[編集] 沿革

  • 1935年12月11日 - 省営バス吾妻線として、渋川~真田間・上州大津~草津温泉間を開業。
  • 1961年12月20日 - 白根鉱山口~白根鉱山間の支線(延長2.3km)を運行開始(国鉄分割民営化前に廃止)。
  • 1962年12月25日 - 草津温泉~白根火山間を延伸開業(国道292号の冬季閉鎖により、実際の運行開始は1963年4月)。
  • 1965年7月1日 - 白根火山~渋峠間を延伸開業。
  • 1966年6月20日 - 渋峠~湯田中間を延伸開業。
  • 1990年 - 白根火山~湯田中間廃止(長野電鉄バスも白根火山止まりとなる)
  • 1999年4月 - 国道145号バイパス供用開始に伴い、急行便の経路をバイパス経由に変更(長野原草津口~上州大津間)。
  • 2002年7月 - 西吾妻福祉病院の開業により、病院玄関前に「西吾妻福祉病院」バス停を新設。

[編集] 系統

長野原草津口駅~草津温泉駅の区間について、「草津線」と呼称する。JR時刻表においても「草津線」と表記されている。

  • 長野原草津口駅 - 草津温泉駅(普通便)
  • 長野原草津口駅 - 草津温泉駅(急行便)
  • 長野原草津口駅 - 草津温泉駅~白根火山(急行便)
    • 急行便は長野原草津口駅 - 草津温泉駅間ノンストップ運行。
  • 草津温泉駅~白根火山(西武高原バス草軽交通との相互乗り入れ、共通乗車可能)
    • 4月下旬から11月上旬のみ運行。

[編集] ダイヤ

国鉄バス時代より「鉄道線の培養」として吾妻線との接続を考慮したダイヤが組まれており、特急「草津には急行便が接続される。長野新幹線開通前は草津町と東京を往復できるよう接続便が運行された。

  • 往路は草津温泉駅5:40発の便を設定し、長野原草津口駅6時台の列車に接続。東京駅に9時前後に到着できた。
  • 復路は上野駅20:00発の特急「あさま高崎駅乗り換えの普通列車に接続する便を設定した。

[編集] 続行便体制

志賀草津高原線の長野原草津口駅草津温泉駅間では、鉄道とバスとの乗り継ぎ客をスムーズに乗り換え誘導し、積み残しを出さずに済むように、国鉄時代から利用者数に応じて続行便が設定されている。無線を活用するなど、鉄道とバスの連携体制が整っている例として特筆される。吾妻線に臨時の特急列車が運転される際には臨時の急行バスが運転され、観光客の輸送に対応する。


[編集] 長野原草津口駅

吾妻線の列車接続を受けて長野原草津口駅で待機するJRバス M647-86422他
吾妻線の列車接続を受けて長野原草津口駅で待機するJRバス M647-86422他

長野原支店は長野原草津口駅からおよそ5分のところにあり、支店と駅構内のバスプールでは臨時便用の車両があらかじめ待機している。また、列車が到着した時点で、駅前バスターミナルには既に2~3台のバスが待機している。

列車が到着すると、乗換え客の人数を見て、駅前に待機しているバスだけでは不足していると思われる場合、直ちに支店へ続行便の手配がされる。また、続行便は全て急行便で運行されるため、各停便と急行便が同時発車の場合、観光客については急行便への誘導が行われる(地元客は誘導しなくても各停便に乗りこんでいる)。また、白根火山方面へ行く便の場合、草津温泉までの観光客は続行便に誘導される。このため、白根火山方面・続行便は並んだバスの先頭(改札口から遠い位置)に近い乗り場にいる場合が多い。待機しているバスが全て乗客で埋まった頃には、車庫から臨時便のバスが到着し、乗客を乗せることになる。バス乗車を待っている観光客がいなくなるまで、続行便手配は続けられる。

長野原草津口のバスホームの通常の使用状況は、改札口に近い順から

  • 【1番線】草津温泉行き各停便(JR)
  • 【2番線】草津温泉行き急行便(JR)
  • 【3番線】草津温泉・白根火山行き急行便(JR)
  • 【4番線】北軽井沢行き(草軽交通)、万座・鹿沢口行き(JR各停便・学校の授業がある平日に限り運転)
  • 【5番線】花敷温泉・野反湖行き(JR)

となっているが、続行便や臨時便が増発されるときはこの限りではなく、全ての乗り場が草津温泉行き急行便で埋まることも珍しくない[1]

なお、車内での運賃収受の簡素化のため、長野原草津口駅バス乗り場には、草津温泉駅までの専用自動券売機が3台設置されている。

[編集] 草津温泉駅

続行便が多く設定されたため、バスで埋まった草津温泉駅
続行便が多く設定されたため、バスで埋まった草津温泉駅

空いている乗り場のほか、近隣のバス待機場にも臨時便のバスがあらかじめ待機しているが、多客期には臨時便が草津温泉駅に到着するとすぐに長野原草津口駅へ回送され、ピストン輸送することも少なくない。

バスはたいていの場合、発車20~30分ほど前から乗り場に待機しているが、満員になり次第、臨時の急行便として発車させてしまう。このため、駅で発車時刻を尋ねると、何分発とは言わずに「満席になったら出発します」という案内がされることが多い。臨時便が発車した後には、別の乗り場に待機していたバスが入線する。同時に、待機場からは別のバスが回送されてくる。このバスも満席になり次第、臨時の急行便として出発させる。これが正規便の発車まで繰り返される。発車時間はほぼ正規便の発車時間に沿っている場合が多いようである。

また、白根火山方面からのバスが渋滞により遅延する場合もあるが、この場合にも、白根火山からの便の出発時刻に臨時便を設定し、大多数を占める草津温泉からの乗客に対して、遅れているバスを待たせないようにしている。2006年10月現在、白根火山からの便は全て草津温泉駅で乗り換えとなっているが、この場合は所定の乗り継ぎ便を定時に発車させ、白根火山発の便の到着を受けた臨時便を設定している[2]

[編集] 使用車両

[編集] 概要

長野原支店の車両のうち、大型車が使用されるが、ごくまれに中型車が運用に入ることがある。

臨時便には、高速車やスーパーハイデッカーの貸切車も動員されることがある。この場合、車内での運賃収受が難しいため、途中無停車の急行便限定運用となる[3]

[編集] イエローバス

「イエローバス」(スーパークルーザー)S671-87401
「イエローバス」(スーパークルーザー)S671-87401
「イエローバス」は車内も全面改装 S671-87401
「イエローバス」は車内も全面改装 S671-87401
「イエローバス」オリジナルTシャツ販売を知らせる看板
「イエローバス」オリジナルTシャツ販売を知らせる看板

1994年から2004年まで、JRバス関東の地域密着型運営の一環として、草津町の全面協力を得て目を惹く黄色(草津町のイメージカラーである)の塗装を施されたバスである。

この車両は、夜行高速バス「らくちん号」に使用されていた1987年式のいすゞ・スーパークルーザー(P-LV719R・S671-87401とS671-87402)2台を大改造し、一般路線車両として運行させたもので、前代未聞とも言える「一般路線用のスーパーハイデッカー」である。当初は運賃箱と整理券発行器は設置されたものの、構造上運賃表示器の設置が出来なかったため、長野原草津口駅~草津温泉駅間に限定して使用されたが、後に運賃表示器を搭載され、他の路線にも使用されていた。

デザインはJR九州の車両デザインを手がけた水戸岡鋭治が担当、黄色をベースに多くのロゴが配されたカラーリングとなり、内装もJR九州の特急型車両を彷彿させるものに仕上がっている。車体表記の中には数字があるが、これはデザイン上から配したものであり、特に連番などの意図がない(1と4が欠番だった)点についてもJR九州バスと同様である。

1994年2月4日から運用を開始し、初日には草津温泉駅でセレモニーも行われた。運行開始後にはバス雑誌などで地域密着型バスのモデルケースとして扱われたり、TBSテレビそこが知りたい」でも超豪華路線バスとして紹介されるなど、話題をまいた。観光客からは概ね好評だったため、翌年にはさらに2台が増備された。増備車は東名ハイウェイバスで余剰となっていた三菱ふそう・エアロクィーン2台であったが、1台は元「ドリーム号」で使用していた1987年式エアロクィーンW(P-MU525TA改・S654-87477)、もう1台は当時まだ夜行高速バスでも多数が使用されていた1988年式のエアロクィーンM(P-MS729SA・S654-88472)で、いずれも一般路線車に使用するとは思えないような車種であった[4]。東名ハイウェイバス車両には停留所名表示器が設置されていたことから、運賃表示器に交換するだけで対応できた[5]ので、運用線区の限定はなかった。

この時期、長野原草津口駅バス乗り場の売店では、「幸せの黄色バス」と銘打って、イエローバスのイラストをプリントしたTシャツやロゴマークのワッペンなど、オリジナルグッズも販売していた。また、社員向けにネクタイピンも作成され、乗務員が着用しているのを見かけることもあった。長野原支店の力の入れようが伺える。後にJRバス関東ではさまざまなバス関連グッズの販売を行うようになるが、その先鞭をつけたものともいえる。

その後さらに2台が増備されたが、開業当時の「つくば号」で使用された後に長野原支店に転入していた1987年式のハイデッカー車(P-MS715S・H644-87452とH644-87453)のカラーリングを変更したものであった。格落ちとも見られるが、スーパーハイデッカーでは高齢者の乗降にはきついという意見もあったためとされている。

10年間にわたって、志賀草津高原線の名物車両として走り続けたが、スーパーハイデッカーの4台は高速バスからの格下げ車ということで傷みが激しかったため2002年には廃車、残る2台も2004年には全廃された。草津町の町制施行100周年記念サイトにおいてもイエローバス運行開始が記述されるなど、現在に至るまで続く草津町との強固なパートナーシップを象徴する存在であったといえる。

[編集] 注記

  1. ^ 現在売店になっている所は、以前は【0番線】であった。当時のホーム使用状況は、【0番線】草津温泉ゆき各停便(JR)【1番線】草津温泉行き急行便(JR)【2番線】草津温泉・白根火山・湯田中行き急行便(JR・長電)【3番線】万座・鹿沢口駅、鹿沢温泉、新鹿沢温泉行き各停便(JR)【4番線】北軽井沢行き(草軽交通)【5番線】花敷温泉・野反湖行き(JR)となっていた。現在と同じく草津温泉行きの臨時急行便が全てのホームを埋めることも珍しいことではなかった。長電バスの乗り入れが中止された1990年代初頭に0番線は廃止された。
  2. ^ 案内上は「接続しない場合がある」としているが、ある程度以上の乗り継ぎ客がいれば続行便の運行は行なわれる。
  3. ^ 両端駅では乗車券を購入してから乗車するように案内しており、これで問題は起きていない。
  4. ^ エアロクィーンWは3軸スーパーハイデッカーで、路線車では後輪2軸の3軸車の例自体が少ない。また、エアロクィーンMの一般路線への投入事例も極めて少ない。
  5. ^ 運賃箱を路線用に載せかえている他、整理券発行機は東名ハイウェイバス時代に設置されていたスペースを利用した。

[編集] 関連項目


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