延岡駅
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延岡駅(のべおかえき)は、宮崎県延岡市幸町3丁目4420番地に所在する九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)日豊本線の駅。
2005年9月5日までは高千穂鉄道高千穂線が乗り入れていたが、台風14号の被害により運休となり、休止を経て2007年9月6日限りで廃止された。
目次 |
[編集] 駅構造
地上駅。構内の西側にコンクリート造りの駅本屋があり、本屋の東側に接して単式ホーム1面1線、その東側に島式ホーム1面2線が置かれている。
JR九州直営駅。みどりの窓口があり、POS端末機の設備も有する。
延岡中学校(現・宮崎県立延岡高校)に通学した若山牧水の、延岡を想って書いた詩が玄関の大きな柱に書かれている。また、駅名標には、五ヶ瀬川を渡る鮎が描かれている。
駅出口にある高千穂鉄道のりば案内サインは高千穂線休止後、「高千穂方面バス乗場」に書き換えられ、延岡駅前バスセンターの方向を指している。
- のりば
- 市棚・佐伯・大分・別府・小倉方面/日向市・宮崎・宮崎空港方面
- 日向市・宮崎・宮崎空港方面
- 日向市・宮崎・宮崎空港方面
上下双方の発着がある。2007年3月改正より延岡駅停泊する列車(車両)が増加し、以前は延岡駅停泊は2番ホームに鹿児島総合車両所の817系(2本併結4両)が停泊する運用だけだったが、現在は構内留置線を使用している。
旧・高千穂鉄道は、JRの駅舎に接する単式ホームの北延岡(西延岡)方にあった切欠式ホーム1面1線を使用していて、夜間に停泊する運用があった。その南側に接して高千穂鉄道の小さな駅本屋が置かれ、ホームへは駅外部およびJRのホームから駅本屋の改札を通じて出入りするようになっていた。
[編集] 貨物駅
JR貨物の施設は、旅客駅の東側に位置する。1面のコンテナホームと荷役線1本があり、駅着発線と荷役線は南延岡駅方面へ伸びる引上線を介して繋がっている。旅客駅舎の中には、営業窓口のJR貨物延岡営業所が入っている。
かつては駅北側にある旭化成工場への専用線(レーヨン線・火薬線)があり、コンテナ車などが入線していた。
[編集] 取り扱う貨物の種類
- コンテナ貨物 - JR規格12フィートコンテナのみを取り扱う。
- 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
[編集] 貨物列車
貨物列車は、北九州貨物ターミナル駅と南延岡駅を結ぶ1日1往復と、当駅と北九州貨物ターミナル駅を結ぶ1日1往復の高速貨物列車が停車、貨車の連結・解放作業を行う。貨車の連結・解放作業は行わないが、2007年3月改正より、南延岡駅へ向かう専用貨物列車が延岡駅2番線で夜を明かし、翌朝終着駅へ向かうダイヤとなっている。
また、佐土原オフレールステーションとの間に1日23往復のトラック便が設定されている。
[編集] 利用状況
- JR九州
- 1日平均乗車人員は1,390人である(2005年度)
- 高千穂鉄道
- 1日平均乗車人員は331人であった(2005年度)
[編集] バス路線
延岡駅と名のつくバス停は、「延岡駅」、「延岡駅前バスセンター」、「延岡駅前」の3つある。
駅前広場横には古くから郊外線のバスターミナル(延岡駅前バスセンター)があり、1999年に完成した駅前広場には新たに「延岡駅」バス停ができ、市内線が発着するようになった。
それ以前の「市内線」は駅前に入らず、徒歩約1分の旧国道10号線上にある「延岡駅前」バス停が駅の最寄バス停であった。延岡駅前バスセンターと「延岡駅」バス停は統合されず、その上駅最寄でなくなった「延岡駅前」バス停も改称されることなく、「駅」が付くバス停が3つ並存している。
なお南延岡以南土々呂方面からの「郊外線」で「レーヨン前」終着のバスは延岡駅前バスセンターを通らず、延岡駅直前の「幸町」バス停から「延岡駅前」バス停に直行する。また「郊外線」で延岡駅以北から南延岡方面に向かうバスは、「延岡駅前」バス停に停車せず、「延岡駅前バスセンター」に直行する。
[編集] 延岡駅バス停留所
- 文化センター前方面 (中央通2丁目、安賀多2丁目経由)
- 総合文化センター前行き、方財(ほうざい)行き
- 保健福祉大学行き (市役所前経由)
- 西高校前経由、大貫神社前経由(西階(にししな)運動公園経由)
- 南延岡方面 (中央通2丁目、安賀多経由)
- 雷管行き、片田団地行き、南営業所前行き、南一ヶ岡(みなみひとつがおか)行き、一ヶ岡小学校入口経由ロックタウン日向行き(夜間・深夜)
- ベンベルグ経由雷管行き (中央通2丁目経由)
- 桜ケ丘行き
- 今山ニュータウン行き
- 東海(とうみ)行き、川口行き
- 三輪行き(平日)
- 古城町経由ジャスコ延岡行き(土休日1便。カルチャープラザ前、大貫町経由)
[編集] 延岡駅前バスセンター
福岡、熊本、大分、高千穂、行縢(むかばき)山、祝子川(ほうりがわ)温泉、熊田・黒内、浦城・須美江・宮野浦、旭ヶ丘・土々呂・門川・日向市の各方面のバスが発着する。
詳細は延岡駅前バスセンターを参照のこと。
[編集] 駅周辺
城下町延岡の対岸である岡富村にできた同駅であるが、開業後の駅西側は延岡の玄関口・繁華街として現在も延岡市の実質的な中心街の一部となっている(特に駅周辺地区は現在では「川北」地区としている)。また、東側は新興住宅街「日の出町」である。
駅前には定刻になると噴水が舞う、憩いの広場が設けてある。また延岡は旭化成陸上部で知られる陸上競技の町であるため、当地出身のアスリート達の手形や足形などが展示してある。
[編集] 西側(駅舎側)
- 宮崎交通延岡駅前バスセンター
- 駅前広場
- 延岡観光案内所
- 駐車場
- 駐輪場
- 商店街(幸町、栄町など)
- ビジネスホテル延岡
- シティホテルプラザ延岡
- 延岡グリーンホテル
- 延岡駅前郵便局
- 米屋旅館
- 延岡ライトハウス点字図書館
- 今山八幡宮(今山八幡神社)
- 今山公園
- 今山大師
- 国民生活金融公庫
- 延岡市立岡富小学校
- 延岡市立旭小学校
- 延岡市立旭中学校
- 延岡共立病院(同駅からやや北側にあり、発着する列車を医局から見る事が出来る)
[編集] 東側
延岡駅バス停前の跨線橋を渡ると、駅東側へ抜けることができる。
[編集] 歴史
- 1922年(大正11年)5月1日 - 開業。
- 1935年(昭和10年)2月20日 - 高千穂線が日向岡元駅まで開通。
- 1945年(昭和20年)6月29日 - 延岡大空襲により駅本屋構内全焼。
- 1974年(昭和49年)3月13日 - 幸崎~南宮崎駅間電化。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 1989年(昭和63年)4月28日 - 高千穂線が第三セクター化され高千穂鉄道に転換。
- 2005年(平成17年)9月6日 - 台風14号で高千穂線が被災し全線運休。
- 2007年(平成19年)9月6日 - 高千穂線延岡~槇峰間廃線。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
日豊本線(大分 - 宮崎) |
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(小倉方面<<) 大分 - 牧 - 高城 - 鶴崎 - 大在 - 坂ノ市 - 幸崎 - 佐志生 - 下ノ江 - 熊崎 - 上臼杵 - 臼杵 - (徳浦信号場) - 津久見 - 日代 - 浅海井 - 狩生 - 海崎 - 佐伯 - 上岡 - 直見 - 直川 - (川原木信号場) - 重岡 - 宗太郎 - 市棚 - 北川 - 日向長井 - 北延岡 - 延岡 - 南延岡 - 旭ヶ丘 - 土々呂 - 門川 - 日向市 - 財光寺 - 南日向 - 美々津 - 東都農 - 都農 - 川南 - 高鍋 - 日向新富 - 佐土原 - 日向住吉 - 蓮ヶ池 - 宮崎神宮 - 宮崎 (>>鹿児島方面) |
高千穂鉄道高千穂線 |
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2007年廃止区間 : 延岡 - 西延岡 - 行縢 - 細見 - 日向岡元 - 吐合 - 曽木 - 川水流 - 上崎 - 早日渡 - 亀ヶ崎 - 槇峰 休止中区間 : 槇峰 - 日向八戸 - 吾味 - 日之影温泉 - 影待 - 深角 - 天岩戸 - 高千穂 |