大戸屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
種類 | 株式会社 | ||
---|---|---|---|
市場情報 |
|
||
本社所在地 | 本部:東京都新宿区岩戸町4 | ||
設立 | 1983年5月20日 | ||
業種 | 飲食業 | ||
代表者 | 三森久美 | ||
資本金 | 4億6,720万円 | ||
売上高 | 15,700百万円(2007年3月期) | ||
従業員数 | 3,300名(2007年3月・単体) | ||
外部リンク | http://www.ootoya.com/ | ||
大戸屋(おおとや)は、和定食を中心とする外食チェーンストア。
目次 |
[編集] 概要
家庭的な和定食を中心とした「大戸屋ごはん処」の全国チェーン展開を行っている。店舗数は2007年3月現在で直営126店舗、フランチャイズ65店舗である。セントラルキッチンを持たず、店舗で調理して提供するシステムで、他の外食チェーンとの差別化に成功している。大戸屋の他に、カウンター造りで内装が料亭風でありながらリーゾナブルな価格設定の「おとや」、「オオトヤキッチン」、弁当やお惣菜店の「おおとや厨房」など別業態の店も展開している。
[編集] 沿革
[編集] メニュー・店舗の特徴
- 出店地域
ショッピングセンター内店舗や、郊外のファミリーレストランタイプの店舗を除いて、地下や2階への出店が多く、1階にはあまりない。これは賃料の節減のためと行列に並ぶ女性客を配慮しているためと言われている。また、店舗網は東日本が主体で西日本には少なく、特に関西圏は味の趣向の違いや同業他社(特にフジオフードシステム)との競合などで数は少ない。
- オーダー、付加サービス
○○定食とつくメニューには、メインの惣菜の他にご飯と味噌汁、お新香、メニューによっては小鉢がセットされるが、惣菜だけでの注文も可能である。その場合200円前後値引きされる。丼ものとうどん、またはそばのセットも、それぞれ丼のみ、うどん、そばのみの注文が可能である。テーブルには、白飯にふり掛ける胡麻塩などが置かれている。追加料金で、ドリンクバー、エスプレッソコーヒー(おかわり自由)などのサービスも利用できる。 また2008年5月16日のメニュー改定よりご飯の大盛料金が無料(大盛のできないせいろご飯は除く)に変更となった。
- メニュー
提供される料理は、日本の所謂家庭料理風のものが多いが、中には、家庭で供される機会は少ないであろう、独自に創作された、凝ったメニューもある。季節の旬の素材が提供される。長年の看板メニューが「特選大戸屋ランチ」である。キャベツスライスにマカロニのバジルあえ(2007年7月現在。キャベツスライスは基本なので変わらないが、付け合せは時期によって異なる)を土台にかぼちゃコロッケと鶏肉の竜田揚げを並べ、中央に目玉焼きを盛り合わせたもの。なお現在(2007年11月)はかぼちゃではなくじゃがいもコロッケに変更されている。結構なボリュームがありながら、価格は609円(税込み、2008年5月現在)とかなりリーズナブルであり、根強い人気を誇っている。ちなみに鶏肉の竜田揚げに使用されている肉は、2000年頃までは胸肉であったが、その後腿肉に変更されている。他に息の長い人気メニューとしては、「チキンかあさん煮定食」がある。鶏肉のカツレツを醤油ベースのタレに大根おろしを加えて煮たもので、ひろく一般には「みぞれ煮」と呼ばれるものである。大戸屋のものは、煮込み終わって皿に盛り付ける際、さらに大根おろしをのせ、その上からなめたけをかけているのが特徴。
- デザート
和のテイストの季節のデザートが用意されている。
- 調理法 ”炭火”
2002年頃より炭火での調理を一部店舗で試験的に開始、1年あまりの過渡期を経て、順次全店に導入され、全店舗の標準となった。それと同時に従来、炭火調理可能店舗でのみ炭火で調理されていたメニュー(それ以外の店舗ではグリル、鉄板などで調理していた)が「○○の炭火焼き定食」というふうに「炭火焼き」を挿入する形で改称されている。
[編集] 店舗がある都道府県
- 北海道
- 東北地方:青森県、岩手県、宮城県
- 関東地方:東京都、千葉県、神奈川県、栃木県、茨城県、群馬県、埼玉県
- 中部地方:静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、山梨県、長野県、新潟県、石川県、富山県
- 近畿地方:大阪府、奈良県、兵庫県
- 中国地方:広島県、山口県
- 四国地方:香川県
- 九州・沖縄地方:福岡県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県