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四日市祭 - Wikipedia

四日市祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

四日市祭(よっかいちまつり)は三重県四日市市で開催される、旧四日市地区の氏神諏訪神社例祭である。祭礼日は9月25日から27日であったが、現在は「秋の四日市祭」として、10月の第一日曜日とその前日の土曜日に行われている。山車や行列などの「黎り」(ネリ)と呼ばれる奉納演技が行なわれる。戦前までは東海の三大祭などと称された華やかな都市祭礼であったが、昭和20年(1945年)の四日市空襲により「黎り物」の殆どが焼失してしまった。戦後いくつかの黎りが復活したものの、昭和49年(1974年)からは黎りや舞獅子などの奉納が途絶えて祭式のみが行われていた。その後平成9年(1997年)に「秋の四日市祭」として奉納行事が再開した。

大四日市まつり(だいよっかいち-)は四日市祭とは異なり、昭和39年(1964年)から始まった市民祭。毎年8月に開催されている。市民参加の踊りなどを中心に、郷土文化財行列として各年ごとにテーマを定めて市内各地の祭礼行事も参加している。

大入道
大入道

目次

[編集] 概要

神輿渡御と舞獅子の奉納を皮切りに、7組の「黎り」が奉納される。「黎り」とは、氏子の各町が、趣向を凝らして神前へ奉納する「風流」のことで、同じ形式の山車などを各氏子町が壮麗さを競い合うことはよくあるが、四日市祭では各町の形式すら異なり、近世の都市祭礼の形式をそのまま残していて面白い。

また、戦後に始まった御諏訪神輿、四日市諏訪太鼓の奉納も行われる。

[編集] 歴史

[編集] 四日市祭

  • 諏訪神社の鎮座は社伝によれば建仁2年(1202年)とされているが、大正8年(1919年)発行の「三重県神社誌」および同13年の「神社明細帳」では、当時の生川鉄忠諏訪神社宮司は建仁2年説は根拠がないとし、「当社は応永年間(1394~1427)、当地濱田城主田原美作守忠秀の勧請せし処」と記している。四日市開拓の歴史と照らし合わせても、室町時代(1470年頃)との見方が有力である。
  • 祭礼がいつ始まったか、また由緒も詳らかではないが、最も古い記録は焼失した北町の大山車に延宝7年(1679年)という記載があったという。また、享保9年(1724年)には、大山車4輌といくつかの黎りがあったことも当時の文書に記されている。
  • これらの記録や、四日市(濱田・四日市)発展の歴史と四日市祭の関係などを考証すると、織豊末期から江戸初期にかけて成立したと考えることができる。
  • 安永年間(1772~1781)には各氏子町の黎り物が出揃い、典型的な都市祭礼の風流が盛んな祭礼行事となった。
  • 江戸時代までは7月25日~27日に開催されていたが、明治時代改暦で8月25日~27日となり、その後疫病の影響などで明治中期には9月25日~27日となる。
  • 昭和20年(1945年)6月18日の四日市空襲で黎り物のほとんどが焼失。、戦後、いくつかの黎りが復活したり新造されたりしたが、昭和49年(1974年)の大水害で奉納行事が途絶えてしまった。

[編集] 大四日市まつりの開始

  • 昭和34年(1959年)に行政や商工組織が企画運営する市民祭「四日市港まつり」が始まり、同じ時期に小口大八氏が創始した信州諏訪太鼓を商店街の有志が学び「四日市諏訪太鼓」が始まる。
  • 昭和39年(1964年)に「大四日市まつり」と名前を変え、市制記念日の8月1日から、四日市港開港記念日の8月4日までの4日間にわたって開催。盆踊り提灯行列、各企業の装飾自動車の行列などが行われ、翌40年に郷土文化財行列が始まる。

[編集] 四日市祭の復活

  • 平成9年(1997年)に奉納行事として四日市祭が復活。10月の第一日曜日とその前日に開催されるようになった。並行して行われている「大四日市まつり」との区別のため、「秋の四日市祭」と称される。

[編集] 奉納行事

[編集] 神輿

祭礼の初日に、西町の町衆によってご神体を載せた神輿御旅所(西町)まで渡御する。行列は先頭に神官、その後に猿田彦・大榊・幡・楽人、最後に仕丁に担がれた神輿が続く。平成14年(2002年)以来途絶。

  • 西町

[編集] 大山車と舞獅子

各町の奉納演技に先立ち、拝殿神事が執行され、その後4輌の大山車(新田・濱田(北濱田/南濱田)・西町・北町)が社前に曳き揃えられ、花納めの神事を行った後、各大山車から舞獅子が奉納される。大山車は3層構造の巨大な山車で、高さは各町の山車(小山)の2倍は優にあった。(戦禍により大山車は焼失。以後途絶)

  • 新田
  • 濱田(北濱田/南濱田)
  • 西町
  • 北町

現在は、濱田大山車の舞獅子(中浜田町(南濱田十中組の流れを受け継ぐ)・南浜田町(南濱田橋南組の流れを受け継ぐ))が花納めと舞の奉納を継承。花納めは造花を前乗が神官に手渡し、神官は桜花を本殿の大床に捧げ奉り、その後、舞獅子の一行に御神酒が授与されるという儀式。獅子は一頭立ての二人舞、口取りに猿田彦がつく。箕田流の流れを汲み「段緒(だんち)」「起しの舞」「花の舞」「扇の舞」「末の舞」がある。また、大山車の巡行のときに奏でた「道行」「山の囃子」も伝わる。

[編集] 黎り

神輿の還御、花納めと舞獅子の奉納が終わった後、各町の黎りが神前に奉納される。戦前には、からくり人形山車「小山」14輌、豪華な船山車「鯨船」3輌、故事にちなんだ人形を屋台に乗せて行列する「釣り物」5組、仮装行列「人練り」4組、合計26の黎りがあり、

  • 濱田 (新田町・江田町・北濱田・南濱田)
  • 四日市西町組 (西町・比丘尼町・久六町)
  • 四日市北町組 (北町・川原町)
  • 四日市南町組 (南町・上新町)
  • 四日市竪町組 (竪町・魚町)
  • 四日市中町組 (西中町・東中町・中新町・四ツ谷新町)
  • 四日市濱町組 (濱町・新丁・下新町・北條町)
  • 四日市納屋町組 (蔵町・北納屋町・中納屋町・桶之町・西袋町・東袋町・南納屋町)

の順に諏訪神社境内に練り込んだ。(各組内の町の練り込み順は、固定のところ・くじ引きで決めるところなどがあった。)

奉納後、東海道を南進し氏子域最南端の南濱田の前まで巡行。そこで装飾を変えて帰町。「帰り山車(かえりやま)」と称したが、昭和39年(1964年)に四日市祭の祭礼行事としては途絶えた。(帰り山車は、その後、大四日市まつりの企画として取り入れられたことがある。)

[編集] 昭和初期の黎り

小山14輌
  • 「大入道」 (桶之町)
  • 「菅公」 (新丁)
  • 「甕破り」 (西中町)
  • 「岩戸山」 (蔵町)
  • 「倭姫命」 (西袋町)
  • 「唐子遊び」 (中納屋町)
  • 「湯立て神事」 (中新町)
  • 「髪洗い」 (四ツ谷新町)
  • 「唐子遊び」 (竪町)
  • 「橋弁慶」 (下新町)
  • 「八岐大蛇」 (南町)
  • 「紅葉狩り」 (北町)
  • 「天の岩戸」 (新田町)
  • 「大黒天袋破り」 (江田町)
鯨船3輌
  • 「明神丸」 (南納屋町)
  • 「正一丸」 (東袋町)
  • 「勢州組」 (北納屋町)
釣り物5組
  • 「傘鉾・時代人形」 (濱町)
  • 「謡曲人形」 (東中町)
  • 「上代人形」 (上新町)
  • 「武人人形」 (西町)
  • 「和歌三神」 (北濱田)
人練り4組
  • 「大名行列・下り駕籠」 (比丘尼町)
  • 「大名行列・上り馬」 (久六町)
  • 「富士の巻き狩り」 (南濱田)
  • 「魚づくし」 (北條町)

[編集] 現在の黎り

大入道
【中納屋町】
地元の人々から「おにゅーどーさん」と親しまれている、四日市祭の代表的存在。日本一大きいからくり人形を載せた山車で、首を伸ばした高さは7.6mに及ぶ。文化2年(1805年)制作と伝えられ、からくりの主要部分は疎開で戦災を免れ、昭和26年(1951年)に山車が復興した。
鯨船(明神丸)
【南納屋町】
金箔張りの彫刻で飾られた船山車とハリボテの捕鯨の様子を表す鯨船行事。安永年間(1772~1781)の記録に見える。戦災により裸船は焼失したが、飾り物一式が戦災を免れて昭和22年(1947年)再建された。同組の東袋町と北納屋町にも鯨船は存在したが、戦災で消失。しかし、明治末期~大正年間に古くなった裸船や飾り物類を南納屋町は楠町(現市内)へ、東袋町は磯津町(現市内)へ、北納屋町は七つ屋町(現市内)へ譲り渡し、現在もそれぞれの地域で鯨船行事が伝承されている。(磯津町、七つ屋町は休止中。)
菅公
【新丁】
文字書きのからくり人形山車。子どもがに文字を書き、それを道真公に見せるとほめられ、子どもたちは喜び踊りだす。初代は明治初期に建造されが、戦災で焼失。昭和28年(1953年)にからくり人形再建。七代目玉屋庄兵衛作。
岩戸山
【本町通り】
天宇受賣命に化けていたが正体を現し、腹鼓を打ちながら睾丸が膨れだすというユニークなからくり人形山車。初代は幕末から明治にかけて作られたとされ、大入道と同じ人形師の作という。昭和61年(1986年)再建。天宇受賣命の頭は八代目玉屋庄兵衛作。
甕破り
【四日市商店連合会】
水瓶に落ちた子どもをを割って救い出したという司馬温公故事に因んだはなれからくり人形山車。初代は明治27年(1894年)に建造。平成2年(1990年)再建。からくり人形は八代目玉屋庄兵衛作。
大名行列
【元町一区(旧比丘尼町)】
東海道四日市宿で大名行列に加勢した人たちの技術を受け継ぎ、江戸の昔のままに奉納行事に取り入れた「人練り」。下りの行列をあらわし最後尾は駕籠がつく。戦前の道具類は菰野藩から拝領したものであったが、戦災で焼失し戦後復興。
富士の巻き狩り
【南浜田町】
四日市祭の古い形式をとどめる「人練り」のひとつ。安永年間(1772~1781)の記録にも見え、江戸時代の画家・司馬江漢の日記の天明8年(1788年)に「富士の巻き狩りを見物す」と記されている。 ハリボテの大を煌びやかな衣装をつけた子ども武者(馬上の源頼朝北条時政曽我五郎ら)が射止める仮装行列。戦災を免れる。

[編集] その他の奉納行事

四日市諏訪太鼓
戦後寂しくなった四日市祭を盛り上げようと、昭和35年(1960年)に信州諏訪の小口大八氏に手ほどきを受け始まった。「四日市諏訪太鼓」保存会が起源だと唱える、信州諏訪大社の御分霊を四日市に勧請したときに道中で囃した神楽太鼓というのは、現代の創作話であるが、すでに50年近い歴史を刻み四日市の郷土芸能として定着し、多くのグループが活動している。
御諏訪神輿
市街地の商店街が大四日市まつりの出し物として大小の江戸風神輿を製作。「御諏訪神輿」と名付け市内を練る。

[編集] 文化財

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

四日市市ホームページ(大四日市まつり)


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