前後駅
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前後駅 | |
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改札口 |
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ぜんご - Zengo | |
◄豊明 (1.7km)
(1.6km) 中京競馬場前►
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所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 名古屋本線 |
キロ程 | 49.8km(豊橋起点) |
所在地 | 愛知県豊明市前後町善江 |
駅構造 | 橋上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
20,559人/日 -2006年度- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)4月1日 |
乗換 | 名鉄バス |
備考 | 終日有人駅 |
前後駅(ぜんごえき)は愛知県豊明市前後町善江1634-2にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。
市の名を冠する隣の豊明駅よりも利用客が多く賑わいがあり、この駅が実質的な豊明市の主要駅・玄関口となっている。また、藤田保健衛生大学病院への最寄駅でもあり、病院行きの名鉄バスがこの駅北側のバスターミナルから頻繁に運行されている。
また、昼間時の津島線直通列車は当駅以西準急となる(当駅以東は普通列車)ほか、緩急接続も行われ(岐阜発着の快速急行と普通)、急行の(快速)特急待避も行われる。
2006年に放送されていた小田和正が歌う名古屋鉄道のイメージCMでこの駅が最後のほうに映っている。
目次 |
[編集] 駅構造
開業当初は島式(単線)1面2線のホームを持つ地上駅だったが、複線化時に相対式2面2線、橋上駅舎化時に上り線に待避線を設けて2面3線となり、現在は下り線にも待避線を持つ島式2面4線の待避可能な駅となっている(下り待避線はホームの一部を削って作られたため、下りホームは上りホームより少し豊橋寄りにある)。自動券売機(2台→3台)・自動改札機(5通路、窓口より1通路は広幅タイプ)・発車案内(改札を入ってすぐの所とホームにLED式)・車椅子対応トイレ・エレベーターは存在するが、エスカレーター(以前は各ホームに上り専用エスカレーターがあったが現在は撤去)・渡り線は存在しない。また行先案内のアナウンスが自動化された。
- のりば
-
- なお、1987年のリニューアル時は知立方面のみ2線利用だったため、名古屋方面を1番線、知立方面を2番線・3番線とした。
- 駅設備に関する事項
- 橋上駅で、駅外郭2階部分がコンビニエンスストア(サンコス)、薬局と一体化している。
- かつては旅行代理店もあったが現在は撤退している。
- また、改札から出た先が上記の店舗以外にアピタ豊明店等を擁するパルネス1号館・2号館の2階部分とも陸続きになっており、アピタ豊明店は事実上の駅ビルとして地元住民たちに親しまれている。
- 駅北・駅東間はバス・ターミナル・ループとなっており、タクシーの停留所もある。
- 駅北・駅東の駅前高架広場には、木をユーモラスにキャラクター化した「きのっぴい」と称するオブジェや大きな豊明市章のオブジェが設置されている。きのっぴいはからくり時計でもあり、定期的に動く。これら広場のオブジェは駅前での待ち合わせ場所によく使われる。
- 橋上駅に改装当時は北東側に改札口があって南西側は未開発であり、学生のための臨時改札のみで利便性も悪かったが、再リニューアル時に現在の位置に改札口が移動、大型の地下駐車場(市営)や高架道路も建設されて、利便性が向上した。名鉄協商が平面のコイン式駐車場を多数展開したこともあって、パークアンドライド型の利用者も多い。
[編集] 利用状況
年 度 | 乗車人員:人/日 | 降車人員:人/日 | 乗降人員:人/日 |
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2002年(平成14年) | 9,491 | 9,515 | 19,006 |
2003年(平成15年) | 9,544 | 9,579 | 19,123 |
2004年(平成16年) | 9,798 | 9,798 | 19,596 |
2005年(平成17年) | 10,240 | 10,278 | 20,518 |
2006年(平成18年) | 10,270 | 10,289 | 20,559 |
以前は鳴海駅より利用者が少なかったが、現在は名古屋本線の快速急行停車駅では最も多く、特急停車駅の新安城や国府をも上回る。
[編集] 駅周辺
- パルネス1号館(アピタ豊明店食品館と専門店舗、4F以上は賃貸住宅)
- パルネス2号館(三菱東京UFJ銀行豊明支店(旧UFJ銀行店舗)等の複合施設)
- 豊明市立南部公民館(パルネス2号館4F)
- 愛知銀行ATMコーナー(パルネス1号館2F)
- 国道1号
- 旧国道1号(旧東海道)
- ホウザンドウ跡地
- セブン-イレブン豊明栄町店
- 碧海信用金庫豊明支店
- 西尾信用金庫豊明支店
- 豊明市子育て支援センター
- 豊明郵便局
- 豊明前後郵便局
- 私立星城中学校・高等学校
- 当駅はかつて一部急行停車駅だったが、星城高等学校の入学試験日には朝に急行が臨時停車していた。
- 豊明市立栄中学校
- 豊明市立栄小学校
- 豊明市立豊明小学校
[編集] 利用可能なバス路線
- 名鉄バス
- 1番乗り場 - 豊明団地、藤田保健衛生大学病院、勅使台方面(毎時4~7本程度)
- 2番乗り場 - 吉池団地、祐福寺、赤池駅方面(毎時2~3本程度)
- 豊明市コミュニティバス(ひまわりバス)は2番乗り場に発着する。運行は名鉄バスに委託されている。
[編集] 歴史
- 1923年4月1日 開業。
- 1987年12月16日 再開発事業で駅舎と改札口と切符売り場を橋上へと新規移転。上り副本線(島式ホーム)が完成して、一部の急行列車(主に豊川稲荷・西尾方面行き)が停車するようになる。後に自動券売機や自動改札機を設置。
- 1989年10月5日 前後駅周辺にパルネス1号館(アピタ豊明店)がオープン。
- 1993年 西尾方面の急行に代わって本線急行が停車するようになる。(豊川稲荷行きは停車のまま)
- 2000年8月 前後駅の再リニューアル工事が始まる。
- 2003年3月27日 前後駅の再リニューアル工事が完了。下り副本線が完成して、全ての急行が停車するようになった。また上下線ともに待避が可能になったことで、豊明~東岡崎間の普通列車が毎時4本に増発された。
- 2004年9月15日 トランパス導入。
- 2005年1月29日 ダイヤ改正により、快速急行停車駅になる。弥富行準急列車が当駅始発となる。(実際は一旦知立まで行った後当駅まで折り返し回送されてからの始発)
- 2006年4月29日 ダイヤ改正で、東岡崎~弥富間の列車で当駅より種別が変更(名古屋方面は準急、東岡崎方面は普通)になる。
- 2008年3月 自動放送導入。また、発車案内がLED化された。
- 2008年6月29日 西尾線特急の快速急行への格下げに伴い、日中以降当駅に停車する列車が毎時1本増加する予定。
[編集] 隣の駅
- 名古屋鉄道
- 名古屋本線
[編集] 関連項目
名鉄名古屋本線・豊川線 |
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名古屋本線:豊橋 - (平井信号場) - 伊奈 - 小田渕 - 国府 - 御油 - 名電赤坂 - 名電長沢 - 本宿 - 名電山中 - (舞木信号場) - 藤川 - 美合 - 男川 - 東岡崎 - 岡崎公園前 - 矢作橋 - 宇頭 - 新安城 - 牛田 - 知立 - 一ツ木 - 富士松 - 豊明 - 前後 - 中京競馬場前 - 有松 - 左京山 - 鳴海 - 本星崎 - 本笠寺 - 桜 - 呼続 - 堀田 - 神宮前 - 金山 - 山王 - 名鉄名古屋 - 栄生 - 東枇杷島 - (枇杷島分岐点) - 西枇杷島 - 二ツ杁 - 新川橋 - 須ヶ口 - 丸ノ内 - 新清洲 - 大里 - 奥田 - 国府宮 - 島氏永 - 妙興寺 - 名鉄一宮 - 今伊勢 - 石刀 - 新木曽川 - 黒田 - 木曽川堤 - 笠松 - 岐南 - 茶所 - 加納 - 名鉄岐阜 豊川線:国府 - 八幡 - (諏訪新道信号場) - 諏訪町 - 稲荷口 - 豊川稲荷 |