名鉄一宮駅
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名鉄一宮駅* | |
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名鉄一宮駅および併設の名鉄百貨店(2008年1月) |
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めいてついちのみや - MEITETSU-ICHINOMIYA - |
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所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所在地 | 愛知県一宮市新生 |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 島式 2面4線 |
開業年月日 | 1900年(明治33年)1月24日 |
乗入路線 2路線 | |
所属路線 | 名古屋本線 |
キロ程 | 86.4km (豊橋起点) |
◄妙興寺(1.7km)
(1.9km)今伊勢►
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所属路線 | 尾西線 |
キロ程 | 25.3km (弥富起点) |
◄観音寺(2.1km)
(0.7km)西一宮►
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乗換 | JR 東海道本線(尾張一宮駅) |
* 改称 : 一ノ宮 → 新一宮(1928年)
* 改称 : 新一宮 → 名鉄一宮(2005年) |
名鉄一宮駅(めいてついちのみやえき)は、愛知県一宮市新生にある、名古屋鉄道の駅である。
行き先の表示・駅や車内での放送では単に一宮(For Ichinomiya)と略表記される。2005年1月28日までは長らく新一宮駅の名称であったが、中部国際空港開港・愛知万博開催を期に翌29日から改称されている。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- JR東海
- 東海道本線(尾張一宮駅)
[編集] 駅構造
島式2面4線ホーム(19m車10両分)を持つ高架駅である。1番線を尾西線、2~4番線を名古屋本線が使用する。
- 尾西線は、上下線の列車でホームに停車する位置を分けている。1番線の中央付近(場内・入換信号機)を境に、名古屋寄りに津島方面行きの、岐阜寄りに玉ノ井方面行きの列車が発着する。これは列車の編成が短いことや尾西線の運転系統が当駅で分割されているため。
改札は駅北側コンコース前に有人改札、駅南側と駅上(名鉄百貨店)に無人改札(ともに自動改札装備)がある。駅上の改札口は、駅集中管理システムに対応されている無人駅のような感じである。
- のりば
1 | ■尾西線 | 森上・津島方面 |
■尾西線 | 奥町・玉ノ井方面 | |
2 | ■名古屋本線 | 笠松・岐阜方面 |
3 | ■名古屋本線 | 名古屋・岐阜方面(岐阜方面行きは一部列車のみ) |
4 | ■名古屋本線 | 名古屋・豊橋・中部国際空港方面 |
- 昼間はこの駅で緩急接続を行わない。昼間時に3番線は車両の留置に使われている。
- 3番線には、岐阜方面用の電光掲示板もあるが"2番線から発車します。"とのみ表示される。
- 昼間時の当駅は、名古屋本線は上下線とも西側から乗降する珍しい駅でもある。
- 地上駅時代は隣接しているJR尾張一宮駅と共同使用駅で改札口も共通だったが、1993年2月21日の名古屋本線高架化時に改札口が別々になっている。
- 駅北の東邦ガスの西隣当たりに留置線が1本あり、車両の留置に使われている。その場所の直下はかつての地上駅時代にも留置線があった。
- 地上駅時代には名鉄起線が当駅に乗り入れていた時期もあった。ただし同線廃線時以前に同線の乗り入れは終了していた。
[編集] 利用状況
1日平均の乗客人員は平成16年度は16,310人、平成17年度は17,192人(バスとの連絡乗車人員を含んだ数値)である。名鉄の駅の中では7番目に利用客が多い。名古屋本線の駅では6番目に多く、尾西線の駅の中では、最も利用客が多い。
もっとも、名古屋までの所要時間や朝ラッシュ時の本数格差から、隣接するJR尾張一宮駅との競争では劣勢に立たされている。
[編集] 駅周辺
- 名鉄百貨店一宮店
- 尾張一宮駅 - 東海旅客鉄道東海道本線
- 名鉄一宮駅バスターミナル(駅建物に隣接。自由通路から直接行ける)
- 国道155号
- 真清田神社
- 一宮七夕祭り(三大七夕祭りの一つ。毎年7月下旬開催)
かつて名鉄・JRともに地平駅だったころは、名古屋本線・尾西線・東海道本線それぞれが並走しており、朝のラッシュ時には、ひっきりなしに電車が走りこの辺りの踏切は開かずの踏切だったが、高架化されたことにより解消されている。
[編集] 歴史
元々は、尾西線の前身である尾西鉄道が1900年に開業した駅である。
その後、尾西鉄道を合併した名古屋鉄道が名岐線(現在の名古屋本線)を建設し、1928年に名古屋方向から新一宮駅までが開業、その後1935年に新一宮駅から岐阜までが開業した。
なお、名古屋鉄道の直系母体となる名古屋電気鉄道は、1913年に名古屋と一宮を岩倉駅経由で結ぶ一宮線を開業させているが、同線の一宮側の終端駅は当駅の東方の市街地に設けられた東一宮駅である。
- 1900年1月24日 - 尾西鉄道一ノ宮駅(いちのみやえき)として開業。
- 1928年 - 名古屋方面から名岐線が開通、新一宮駅(しんいちのみやえき)に改称。
- 1993年2月21日 - 名古屋本線高架化。
- 1994年11月27日 - 尾西線津島方面高架化。
- 1995年7月29日 - 尾西線玉ノ井方面高架化。
- 1996年3月 - 連続立体交差事業完成。
- 2005年1月29日 - 名鉄一宮駅に駅名変更。
[編集] 隣の駅
- 名古屋鉄道
- 名古屋本線
- 尾西線
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
名鉄名古屋本線・豊川線 |
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名古屋本線:豊橋 - (平井信号場) - 伊奈 - 小田渕 - 国府 - 御油 - 名電赤坂 - 名電長沢 - 本宿 - 名電山中 - (舞木信号場) - 藤川 - 美合 - 男川 - 東岡崎 - 岡崎公園前 - 矢作橋 - 宇頭 - 新安城 - 牛田 - 知立 - 一ツ木 - 富士松 - 豊明 - 前後 - 中京競馬場前 - 有松 - 左京山 - 鳴海 - 本星崎 - 本笠寺 - 桜 - 呼続 - 堀田 - 神宮前 - 金山 - 山王 - 名鉄名古屋 - 栄生 - 東枇杷島 - (枇杷島分岐点) - 西枇杷島 - 二ツ杁 - 新川橋 - 須ヶ口 - 丸ノ内 - 新清洲 - 大里 - 奥田 - 国府宮 - 島氏永 - 妙興寺 - 名鉄一宮 - 今伊勢 - 石刀 - 新木曽川 - 黒田 - 木曽川堤 - 笠松 - 岐南 - 茶所 - 加納 - 名鉄岐阜 豊川線:国府 - 八幡 - (諏訪新道信号場) - 諏訪町 - 稲荷口 - 豊川稲荷 |
名鉄津島線・尾西線 |
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津島線:須ヶ口 - 甚目寺 - 七宝 - 木田 - 青塚 - 勝幡 - 藤浪 - 津島 尾西線:弥富 - 五ノ三 - 佐屋 - 日比野 - 津島 - 町方 - 六輪 - 渕高 - 丸渕 - 上丸渕 - 森上 - 山崎 - 玉野 - 萩原 - 二子 - 苅安賀 - 観音寺 - 名鉄一宮 - 西一宮 - 開明 - 奥町 - 玉ノ井 (尾西線廃線区間)玉ノ井 - 里小牧 - 木曽川橋 - 木曽川港 |