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仙台市電 - Wikipedia

仙台市電

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

仙台市電(せんだいしでん)は、1926年11月25日から1976年3月31日まで、半世紀に渡って仙台市内を走っていた市電路面電車)である。運行は開業当初から公営であり仙台市交通局が行っていた。

最盛期には、循環線を中心に、長町線、八幡町線、原の町線などの支線が四方に伸び、仙台の動脈として人々に親しまれた。

廃止後は、いくつかの路線系統に沿ってグリーンバスが運行された。使用されなくなった車両は、長崎電気軌道に譲渡されたが、一部の車両は保管され、仙台市太白区富沢にある仙台市電保存館で見学することができる。

目次

[編集] 路線データ

廃止時点のもの

[編集] 循環線

  • 路線距離(営業キロ):6.0km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:16駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:あり(全線複線
  • 電化区間:あり(全線電化

仙台駅前 - 中央三丁目 - 郵政局前 - 一番町郵便局前 - 高等裁判所前 - 片平一丁目検察庁前 - 大町西公園前 - 市民会館前 - 交通局前 - 大学病院前 - 木町通二丁目 - 二日町 - 県庁市役所前 - レジャーセンター前 - 錦町 - 花京院 - 中央一丁目 - 仙台駅前 (1976年4月1日廃止)

長町線と共に、敷設から廃止まで存在した路線。文字通り、仙台駅前から仙台市都心部の主要な場所を循環していた。ただし、循環線内のみを山手線のごとく環状運転する系統はなかった。市電の廃止後は長町~八幡町を結ぶ1, 2系統はグリーンバスとして運行していた。1987年7月地下鉄南北線開業による系統再編で、中央循環に変更され同区間を走っていたが、1997年に廃止されている。現在では仙台駅 - 交通局大学病院 - 川内営業所の路線にその面影を残す。

[編集] 長町線

  • 路線距離(営業キロ):4.2km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:13駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:あり(全線複線
  • 電化区間:あり(全線電化

中央三丁目 - 鉄道管理局前 - 五ツ橋 - 荒町日赤病院前 - 愛宕橋 - 石垣町 - 舟丁 - 河原町 - 広瀬橋 - 長町一丁目 - 長町三丁目 - 長町支所前 - 長町駅前(1976年4月1日廃止)

長町支所前 - 長町車庫(0.3km、単線、非営業線、1976年4月1日廃止)

市電の廃止後は長町~八幡町を結ぶ1,2系統はグリーンバスとして運行していたが、1987年7月、地下鉄南北線によって継承される。

[編集] 芭蕉の辻線

  • 路線距離(営業キロ):0.3km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:2駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:あり(全線複線
  • 電化区間:あり(全線電化

郵政局前 - 東一番丁 - 芭蕉の辻 (1944年廃止)

この路線は芭蕉の辻から、さらに北上して木町通まで延伸する予定だった。南町通から国分町への道路が妙に広いのは、芭蕉の辻線の影響である。

[編集] 北仙台線

  • 路線距離(営業キロ):1.2km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:5駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:あり(全線複線
  • 電化区間:あり(全線電化

二日町 - 北六番丁電波監理局前 - 北八番丁児童相談所前 - 堤通 - 北仙台駅前 (1969年4月1日廃止)

北仙台線の廃止後は既存の市営バス系統に再編されたが、一部が通学対策を兼ねて北仙台駅~川内亀岡線として運行されていた。

[編集] 八幡町線

  • 路線距離(営業キロ):1.5km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:5駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:あり(全線複線
  • 電化区間:あり(全線電化

大学病院前 - 厚生病院前 - 八幡一丁目 - 八幡二丁目 - 八幡神社前 (1976年4月1日廃止)

長町線、循環線の項を参照。

[編集] 原の町線

  • 路線距離(営業キロ):2.9km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:9駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:あり(全線複線
  • 電化区間:あり(全線電化

花京院 - 小田原一丁目 - 常盤木学園前 - 小田原二丁目 - 榴ヶ岡気象台前 - 総合グランド宮城野中学校前 - 五輪一丁目国立病院入口 - 五輪二丁目 - 原町駅前 (1976年4月1日廃止)

市電廃止当初は原の町循環をそのままグリーンバス原の町循環として運行していたが、原町駅前という中途半端さから利用者は低迷し、既存の市営バス燕沢線(東仙台営業所~仙台駅前)と統合、交通局循環線となった。現在は東仙台営業所~仙台駅に戻り、循環運転はしていない。

[編集] 沿革

  • 1926年11月25日 - 仙台市電気部電車課設置、市電開通(仙台駅前~大町一丁目2.1キロ、東五番丁~荒町1.2キロ)、モハ1型10両導入、電車開通記念式典挙行(西公園)
  • 1927年4月1日 - 大町一丁目~大学病院前(1.2キロ)開通
  • 1927年11月24日 - 仙台駅前~光禅寺通(0.7キロ)開通
  • 1927年12月25日 - 光禅寺通~県庁前(0.9キロ)開通
  • 1928年3月28日 - 県庁前~大学病院前(1.7キロ)開通、循環線全線開通
  • 1928年3月31日 - モハ1型車7両購入
  • 1928年4月8日 - 芭蕉の辻線(南町~芭蕉の辻0.3キロ)開通
  • 1928年5月6日 - 電車北二番丁車庫及び電車営業所竣工
  • 1930年4月1日 - 電気部電車課を電気水道事業部電車事業部に改める
  • 1930年5月30日 - 長町・北仙台・八幡町・原の町線敷設の特許降りる
  • 1932年11月26日 - 第二期軌道建設工事に着手(長町線)
  • 1933年2月12日 - 荒町~愛宕橋(0.3キロ)開通
  • 1933年7月5日 - 愛宕橋~誓願寺通(0.2キロ)開通
  • 1933年12月14日 - 誓願寺通~舟丁(0.4キロ)開通
  • 1934年4月 - モハ30型6両購入
  • 1934年12月2日 - 舟丁~河原町(0.6キロ)開通
  • 1935年8月21日 - 河原町~新河原町(0.2キロ)開通
  • 1935年10月 - モハ30型6両購入
  • 1936年1月16日 - 新河原町~長町北町(0.3キロ)開通
  • 1936年8月6日 - 長町北町~長町南町(0.5キロ)開通
  • 1936年12月11日 - 長町南町~長町駅前(0.5キロ)開通、長町線全線開通
  • 1937年10月26日 - 北四番丁~北仙台駅前(1.2キロ)開通、北仙台線全線開通
  • 1938年8月 - モハ45型3両購入
  • 1939年7月14日 - 大学病院前~土橋通(0.6キロ)開通
  • 1940年12月28日 - 土橋通~八幡町一丁目(0.4キロ)開通
  • 1940年12月30日 - 八幡町一丁目~八幡町二丁目(0.2キロ)開通
  • 1941年10月10日 - 八幡町二丁目~滝前丁(0.4キロ)開通、八幡町線全線開通
  • 1942年4月1日 - 電気水道事業部電車事業部を事業部電車課に改める、モハ60型2両江ノ島電鉄より譲受
  • 1942年6月 - モハ60型3両東京都より譲受
  • 1942年7月1日 - 仙台市街自動車を買収
  • 1942年8月21日 - 事業部に自動車部新設、市営バス営業開始
  • 1942年10月 - モハ60型2両名古屋鉄道より譲受
  • 1943年4月1日 - 戦時下輸送確保のため停留所15ヶ所廃止、機構を交通課電車営業所とする
  • 1944年3月31日 - 芭蕉の辻線廃止
  • 1945年7月10日 - 空襲により循環線、長町線の一部が被害
  • 1945年7月19日 - 交通課を交通部に改め事業部から独立
  • 1945年8月20日 - 軌道復旧工事作業完了、全線運転再開
  • 1946年12月25日 - 花京院~榴ヶ岡(1.6キロ)開通
  • 1948年5月5日 - 榴ヶ岡~原町駅前(1.4キロ)開通、原の町線全線開通
  • 1948年12月 - モハ100型電車5両購入(初のボギー車)
  • 1950年12月 - 長町車庫開設
  • 1952年10月1日 - 機構改革、交通部を交通事業局に改組
  • 1954年7月25日 - モハ200型5両購入
  • 1954年8月1日 - 全線複線化完成
  • 1955年9月16日 - 機構改革、交通事業局を交通局に改組。電車部、自動車部設置
  • 1959年3月 - モハ400型4両購入
  • 1964年8月 - モハ180型、琴平参宮電鉄より譲受
  • 1965年8月 - モハ130型、茨城交通より譲受
  • 1967年11月7日 - 電車ワンマンカー運行開始
  • 1968年4月 - モハ2000型、モハ3000型、呉市交通局より譲受
  • 1968年9月18日 - 北仙台線廃止に関する議案を市議会で可決
  • 1969年4月1日 - 北仙台線廃止
  • 1971年5月1日 - 機構改革、電車北二番丁営業所と長町営業所を統合して電車営業所とする
  • 1973年3月8日 - 市電廃止方針を市議会で市長表明
  • 1974年4月1日 - 運行経費節減のため、運行終了時刻を21時に繰り上げ。
  • 1975年10月4日 - 市電全線廃止に関する議案を市議会で可決
  • 1975年10月 - 運輸局に軌道事業廃止許可申請書提出
  • 1976年3月22日 - 軌道事業廃止許可おりる
  • 1976年3月25日 - 市電廃止記念お別れ電車運転(31日まで)
  • 1976年3月31日 - 市電運行最終日、終業記念式典挙行
  • 1976年4月1日 - 市電廃止
  • 1991年4月25日 - 地下鉄富沢車両基地内に仙台市電保存館開館

[編集] 車庫

  • 北二番丁車庫
    • 現・市営バス木町通駐車場
  • 長町車庫
    • 現・市営バス長町営業所

[編集] 系統

  • 1 長町駅前 - 中央三丁目 - 仙台駅前 - 県庁市役所前 - 大学病院前 - 八幡神社前
  • 2 長町駅前 - 中央三丁目 - 一番町郵便局前 - 交通局前 - 大学病院前 - 八幡神社前
  • 3 北仙台駅前 - 二日町 - 県庁市役所前 - 仙台駅前 - 一番町郵便局前 - 交通局前 - 大学病院前 - 二日町 -北仙台駅前
  • 4 北仙台駅前 - 二日町 - 交通局前 - 一番町郵便局前 - 仙台駅前 - 県庁市役所前 - 二日町 -北仙台駅前
  • 5 広瀬橋 - 中央三丁目 - 仙台駅前 - 県庁市役所前 - 大学病院前 - 八幡神社前
  • 6 広瀬橋 - 中央三丁目 - 一番町郵便局前 - 交通局前 - 大学病院前 - 八幡神社前
  • 7 愛宕橋 - 中央三丁目 - 仙台駅前 - 県庁市役所前 - 大学病院前 - 交通局前
  • 8 愛宕橋 - 中央三丁目 - 一番町郵便局前 - 交通局前
  • 9 原町駅前 - 花京院 - 県庁市役所前 - 大学病院前 - 交通局前(10系統へ)
  • 10 原町駅前 - 花京院 - 仙台駅前 - 中央三丁目 - 一番町郵便局前 - 交通局前(9系統へ)
  • 11 原町駅前 - 花京院 - 県庁市役所前 - 大学病院前 - 八幡神社前
  • 12 原町駅前 - 花京院 - 仙台駅前 - 中央三丁目 - 長町駅前
  • 13 広瀬橋 - 中央三丁目 - 仙台駅前 - 県庁市役所前 - 大学病院前 - 交通局前
  • 14 広瀬橋 - 中央三丁目 - 一番町郵便局前 - 交通局前
  • 15 北仙台駅前 - 二日町 - 県庁市役所前 - 仙台駅前 - 中央三丁目 - 広瀬橋
  • 16 (欠番)
  • 17 北仙台駅前 - 二日町 - 県庁市役所前 - 仙台駅前 - 中央三丁目 - 長町駅前
    • 3、4、15、17系統の北仙台駅前以外の停留所名は全線廃止時点のもの

[編集] 車両

仙台市電保存館に保存中の1号車(2008年5月31日撮影)
仙台市電保存館に保存中の1号車(2008年5月31日撮影)
  • モハ1 
    • 1925年製、単車、1962年まで運用。1号が仙台市電保存館で保存。
  • モハ30 
    • 1934年製、単車、1965年まで運用。39号が燕沢の善応寺に保存されたが後に解体。
  • モハ45 
    • 1938年製、単車、1965年まで運用。3両しか製造されなかった。
  • モハ70 
  • モハ60 
モハ100形117号(現・長崎電気軌道1050形1051号)
モハ100形117号(現・長崎電気軌道1050形1051号)
  • モハ100
    • 1948~1951年製、初のボギー車。当初は前面は3枚窓、前後扉、ポール集電だったが、1965年にワンマン改造されて非対称の2枚窓、前中扉、Zパンタになった。全線廃止まで活躍し、123号が仙台市電保存館で保存、5両が長崎電気軌道に譲渡、うち121号がオーストラリアのシドニー路面電車博物館に再譲渡、もう1両が仙台に戻り、旧秋保電鉄の秋保温泉駅跡に保存。
  • モハ130
    • ボギー車、前後扉。1965年に茨城交通から譲受。ワンマン改造されることなく1974年まで運用。
  • モハ180
    • ボギー車、前後扉。1964年に琴平参宮電鉄から譲受。ワンマン改造されることなく1974年まで運用。
  • モハ200
    • 1954~1957年製、ボギー車、前中扉。当時流行した流線型の車体で前面2枚窓、1968年にワンマン改造されて全線廃止まで運用。当初はビューゲル集電だったが、Zパンタと菱形パンタに交換されている。当初208号も仙台市電保存館で保存される予定だったが、保管状態の悪さから屋根が腐食したため、解体された。
  • モハ300
    • 連接車。1955年にモハ1を2両1編成に改造して1965年まで運用された。
  • モハ400
    • 1959~1963年製、ボギー車。当初からワンマン化する目的の前6枚窓配置、前中扉で製造。全線廃止まで運用されて、415号は仙台市電保存館で保存されている。同タイプの電車として函館市電710形800形東京都電8000形がある。
  • モハ2000
    • ボギー車、前中扉。1968年に呉市交通局から譲受、全線廃止まで運用。同タイプの電車は伊予鉄道にも譲渡された。
  • モハ3000
    • ボギー車、前中扉。1968年に呉市交通局から譲受、全線廃止まで運用。前頭部が狭く絞られていない車体で、カーブでは対向車と接触する恐れがあったため、運行には気を使ったという。
  • モミ1 
    • 1926年製造、散水車。

[編集] その他

  • 木町通北四番丁角にあった木町通交番は、旧仙台市電の信号所であった。
  • 廃止後のレール軌道は、撤去されずアスファルト下に埋設されたため、アスファルトの磨耗により軌道が露出し、スリップ事故が発生したりしていた。後に軌道は撤去された。

[編集] 外部リンク



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