仙台市立上杉山中学校
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仙台市立上杉山中学校 | |
過去の名称 | 仙台市立第四中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 仙台市 |
設立年月日 | 1947年4月1日 |
開校記念日 | 4月17日 (土曜・日曜と被る年は振替休日なし) |
分校 | なし |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒980-0011 |
宮城県仙台市青葉区上杉6丁目7番1号 | |
電話番号 | 022-234-1241 |
FAX番号 | 022-301-9633 |
外部リンク | 仙台市立上杉山中学校ホームページ |
仙台市立上杉山中学校(せんだいしりつかみすぎやまちゅうがっこう)は、宮城県仙台市青葉区にある中学校。略称は上中(かみちゅう)。
目次 |
[編集] 概要
仙台市内で最も古い中学校の一つである。本校がある上杉地区は、仙台駅、一番町などの市内中心部に近く、県庁、市役所などの官公署も近いため、他校に比べて転勤による転入・転校が多い。また、学区外から地下鉄・バスなどを利用して登下校している生徒も何人かいる。
時間割は巻紙方式を採用している。2003年度から2005年度は学力向上フロンティアスクールの指定校になった。北緯38度16分44秒,東経140度52分25秒に位置する。
スローガンは「さらなる飛躍 上中」で、屋上に看板が設置されている。
地元では古くから文武両道の公立中学校として知られ、ナンバースクールへの進学率も高く、中総体の成績も良好であったが、近年はほとんどが市大会出場で、一部が県大会に出場するだけに甘んじていた。しかし、2006年県大会において陸上400mリレーで優勝し、全国大会への出場を決め、翌2007年には剣道部員が中総体県大会個人戦で準優勝し全中へ出場したほか、吹奏楽部が宮城県代表として青森で行われる東北大会出場を決めた。その他、吹奏楽・陸上において東北大会へ出場する者もいる。
[編集] 沿革
- 1947年4月1日 学制改革により仙台市立第四中学校として開校。
- 1949年10月1日 校名を仙台市立上杉山中学校に変更。
- 1949年12月18日 校歌制定。
- 1961年12月14日 上杉山中学校分校(現在の台原中学校)着工。
- 1962年10月1日 上杉山中学校分校を「仙台市立台原中学校」として独立開校。
- 1973年7月7日 25メートルプール完成。プール開き。
- 1974年6月26日 生徒会が赤十字に加盟。
- 1991年8月2日 北海道白老町立白老中学校と姉妹校調印。
- 1992年7月6日 新体育館・武道館着工。
- 1993年7月3日 新体育館・武道館落成。今日まで使用されている。
- 1997年10月18日 創立50周年記念式典。
- 2003年 学力向上フロンティアスクールに指定される。
- 2004年5月 NHK教育テレビ「金曜かきこみTV」の収録を実施、6月に全国の教育テレビで放送。
- 2005年11月 上中YOSAKOI魂樹(後述)が第8回みちのくYOSAKOIまつりの人気投票で7位を獲得。11月25日まで動画が配信される。
[編集] 交通アクセス
- 北仙台駅より徒歩7分
- 宮城交通バス利用
- 仙台駅より「上杉山通経由宮城学院」行き乗車、「上杉山中学校前」下車、徒歩2分
[編集] 校地周辺
上杉山中学校は中心部から少し北側の上杉地区にある中学校である。校地がある「上杉6丁目」は教育施設が密集しているため、市内有数の文教地区となっている。また、北仙台駅周辺の地域は総称して「北仙台」と呼ばれるが、本校は「北仙台」地区の南部に属する。校地の西側は市内有数の幹線道路「愛宕上杉通」である。本校は毎日交通渋滞に伴う排気ガスなどの影響を良く受ける。また、東側は閑静な住宅街と梅田川が流れ、東側に関しては勉強するには最適の環境である。校地の西側は東北大学農学部、南側は東北大学明善寮をはさんで宮城教育大学附属小・中学校、南西部には宮城県立盲学校、宮城県点字図書館などが存在し、教育施設が密集した地域である。
[編集] 部活動
本校における放課後の課外活動として、部活動及び愛好会がある。任意加入制で、1年ごとに部活動の所属の有無を確認するプリントが配布される。部活動は1つしか加入できないが、愛好会は部活動と掛け持ちすることが可能である。
部活動及び愛好会の加入に男女別の制限はないが、2005年現在、サッカー部は男子部員のみ、バドミントン部、合唱愛好会は女子部員のみとなっている。野球部は嘗ては男子部員だけであったが昨今の女子野球の広がりにより現在では男女混合である。剣道部は以前は男女混合であったが現在は部員が20名ほどいるため形式上男子部と女子部に分割した。 2006年度は陸上部が全国大会に出場した。また吹奏楽部が8年振りに県大会で金賞を受賞した。
[編集] 運動部
- 野球部(男女混合、軟式)
- サッカー部(男子)
- 陸上競技部(男女混合)
- テニス部(男子部・女子部、軟式)
- バスケットボール部(男子部・女子部)
- バドミントン部(男女混合)
- 剣道部(男子部・女子部)
- 卓球部(男子部・女子部)
- 杉の子卓球部(特殊学級)
[編集] 文化部
[編集] 愛好会
- 茶道愛好会
[編集] 季節部
上杉山中学校は、年間を通して活動する以上の部活動の他に、季節部と呼ばれる期間限定の部活動がある。これらは正式な部活動ではなく、大会間近に出場するために結成されるため、他の部活動との掛け持ちが可能である。
[編集] 廃止・休止された部
- 演劇部
- バレーボール部
[編集] 杉の樹タイム
本校における総合学習時間は、「杉の樹タイム」と呼ばれ、週1~2時間程設定されている。内容は、課外活動(野活・修学旅行・職場体験学習など)の計画や進路学習、防煙教室など、多種多様な内容となっている。杉の樹とは、本校は杉の樹が学校のシンボルであることから名称設定された。
[編集] 個人研究
本校は、夏休みの自由研究がない。その代わりに、個人研究と呼ばれる総合課題学習がある。個人研究は自由研究の一種のように思えるが、以下の点で異なる。
- 個人研究は杉の樹タイムとして行う。
- オリエンテーションで自分が希望する分野(9教科+α)を選択し、6月から9月までの3ヶ月間、分野ごとのテーマで研究を行う。
- テーマに合った研究は夏休みを中心として行うが、夏休みはあくまでも各自が個人的に研究を進める期間であって、夏休みの自由研究とは趣旨が根本的に異なる。
- 9月に全作品が審査され、優秀な研究作品には金賞,銀賞,銅賞が与えられ、その中でも特に優秀な作品には上中賞が与えられる。
- 大樹祭(後述)において上中賞受賞の生徒の中から一人、上中大賞が与えられる。
上中の生徒は上中大賞を最大の目標として、個人研究を行っている。
[編集] イベント
[編集] 校外活動(遠足・野活・修学旅行)
毎年5月中旬に、各学年で以下の校外活動がある。2004年のみ2年野外活動が8月下旬に行われる予定である。
[編集] 1年校外活動(遠足)
遠足は、新入生にとって初めてのクラス行事であり、クラスでの結びつきを強くする絶好の機会である。2003年までは岩手・平泉の自主研修であったが、2004年より山寺での自主研修となっていた。ところが2006年は山寺どころか平泉さえも越え盛岡で行われた。因みに、盛岡は2004年度の2年野外活動3日目の自主研修が行われた場所である。
[編集] 2年野外活動
中学校に入って初めての宿泊学習である野外活動は、2泊3日で行われる。活動する方面は毎年異なり、2004年は岩手・安比高原(3日目盛岡市内自主研修)であった。2005年は気仙沼方面にて2泊3日で活動を行った。2006年は秋田・角館方面で活動を行った。2007年はここ数年ない山形県での活動となった。
[編集] 修学旅行
最終学年である3年の最大の学校行事である修学旅行は、毎年目的地、宿泊日数などが異なる。本校の修学旅行は下述する姉妹校提携以後、東京方面、北海道方面を1年交代で行くという形式であったが、2005年度よりこれを廃止し、生徒が多数決で決定した目的地へ行くという形式に変更された。しかし、2005年は横浜・東京方面(横浜メインの活動)の希望者が多数だったため、横浜・東京方面となった。2006年度は京都・奈良方面へ向かった。2007年度は北海道方面に向かう予定になっており、市内の公立中学校では唯一3泊4日の日程で実施された。
[編集] 校内合唱祭
クラス対抗である最初の学校行事として、毎年夏休み前の7月中旬に「合唱祭」が行われる。合唱祭とはいわゆる合唱コンクールで、学年ごとに課題曲、クラスごとに自由曲が設定され、合唱祭にて各学級ごとに演奏して、毎年閉会時に各学年の最優秀賞を表彰している。更に最優秀賞の中から最も良い歌声を響かせたクラスには「グランプリ」賞が贈られる。例年3学年の学級が受賞しているが、2004年は1学年の学級が受賞した。このほかにも指揮者賞,伴奏者賞の表彰がある。
会場はその年によって異なり、2003年までは仙台市民会館、2004年は広瀬文化センター、2005年からは太白区の楽楽楽(ららら)ホールにて行われた。
[編集] 大樹祭
本校の文化祭として、大樹祭が毎年9月に開催される。大樹祭は本校の生徒の1年間の成果を発揮すると共に、得意分野を発展させたものを公開、ステージ発表するものである。一般公開されており、OBを始め他校の生徒、地域住民などが本校へ来校し、大樹祭を楽しむ。例年アカデミックな内容になっており、同時に内容の濃いものになっている。
[編集] 校内球技大会
毎年11月に行われる球技大会はバレーボールで、クラス対抗方式となっている。本校は体育祭・運動会がないため、球技大会がその代役を担っている。クラス対抗であるため、毎年白熱した試合が展開されている。これまでは学校の体育館を借り切って行っていたが、2003年からは青葉体育館を借り切って開催している。
[編集] 予賤式
予賤とは、卒業証書授与式の数日前に予め卒業生に感謝の意を述べ、餞別するという意味である。名前だけ聞くと堅苦しそうなイメージがもたれがちだが、実際はそうではない。1・2年生から選抜された「予賤式実行委員」が先生方の助言を聞きながらも自分たちで3年生を楽しませ、感謝の気持ちを送るために計画する。所謂、3年生を送る会に近い。
[編集] 上中YOSAKOI魂樹
上中は授業(選択体育)の一環としてYOSAKOIを行っており、毎年有志によってチームがつくられる。このチームは「上中YOSAKOI魂樹」というチーム名で大樹祭、萩野中との交流会などの校内行事にて演舞を披露している。また、校内活動に限らず、校外でも活動しており、他校の文化祭に友情出演の形で参加した事もある。みちのくYOSAKOIまつりには2004年より参加しており、2005年はNTT東日本が実施した「みちのくYOSAKOIまつり 感動!投票!再感動!Web YOSAKOI Best 10」というランキングの第7位にランクインした。
[編集] 学区
- 仙台市立上杉山通小学校(一部地域を除く全学区、大多数が上杉山通小学校出身)
- 仙台市立通町小学校(堤通雨宮町の一部)
- 仙台市立北六番丁小学校(上杉、宮町、台原南東部の一部)
- 仙台市立台原小学校(台原南部の一部)
上杉山中学区は、以上4小学区から構成されているが、中学区全体の90%以上が上杉山通小学区であり、入学生のほとんどは同小学校の卒業生である。それ以外の小学区からの進学者は学区が極めて狭いことから例年数名程度となっている。また、中学校入学時に他地域から転入していく入学生も多いことが特徴である。
[編集] 姉妹校
- 白老町立萩野中学校
- 仙台市と白老町の姉妹都市提携10周年を記念し、1991年、本校と萩野中が姉妹校になった。以降、本校と白老中では交互に記念品の交換をしたり、本校が修学旅行で萩野中を訪問したりといった積極的な交流活動を行っている。これまでの交流活動の経緯や記念品などは本校2階の「交流室」にて展示されている。また、同教室には姉妹校盟約宣言が掲げられている。
また、姉妹校ではないが、宮城教育大学附属中学校をはさんで隣に位置する宮城県立盲学校とは古くから交流があり、盲学校の生徒が本校に来校したり本校の生徒が盲学校の運動会に参加するなど、両校の関係は親密である。
[編集] 交流室
上述の通り、記念品や資料を展示している特別教室であるが、普段は3年の数学の時間にも使用されている。3年の数学は入試演習があるため12月までに終わらせなければいけなく、授業の進度が異なる習熟度別では入試指導の上でバラつきが出るので、1つのクラスを2つに分割して少人数授業を展開する。その際にこの教室が使用されている。また、昼休みには交流室を「心の教室」として生徒に開放している。
[編集] 近隣施設
[編集] 北
- 川村内科クリニック(校医)
- 仙台市武道館・青葉体育館
[編集] 西
- 東北大学農学部
- 東北大学大学院農学研究科
[編集] 東
[編集] 南
[編集] 出身者
- 滝田薫