学校行事

学校行事（がっこうぎょうじ）とは、学校で行われる行事のことであり、おおむね全校若しくは学年又はそれらに準ずる集団を単位として、学校生活に秩序と変化を与え、集団への所属感を深め、学校生活の充実と発展に資する体験的な活動を行う。

特に学習指導要領が適用される初等教育、中等教育諸学校では、特別活動の1分野として正規の教育課程となっている。

[編集] 学校行事の種類

学習指導要領では、次の通り分類されている。

学校生活に有意義な変化や折り目を付け、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機付けとなるような活動である。そのうち、入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものと学習指導要領では定められている。

平素の学習活動の成果を総合的に生かし、その向上の意欲を一層高めるような活動である。

心身の健全な発達や健康の保持増進などについての理解を深め、安全な行動や規律ある集団行動の体得、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵（かん）養、体力の向上などに資するような活動である。

具体例: 運動会（体育祭）、水泳大会、球技大会（クラスマッチ）、強歩大会、持久走大会

平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに、集団生活の在り方や公衆道徳などについての望ましい体験を積むことができるような活動である。

具体例: 修学旅行、遠足、宿泊学習、集団入浴（温泉地に多い。温泉地でなくても浴場が提供する場合あり）

勤労の尊さや創造することの喜びを体得し、職業観の形成や進路の選択決定などに資する体験が得られるようにするとともに、ボランティア活動など社会奉仕の精神を養う体験が得られるような活動である。

具体例: 就業体験、農業体験（田植え、稲刈り、茶摘み等）