ヒス
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ヒスは、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場する、架空の人物。ガミラス帝国の副総統。声優は山下啓介。名前はルドルフ・ヘスに由来。
ガミラス帝国のNo.2として、デスラー総統を補佐する。性格は神経質で、デスラー総統の顔色を窺い、新型機雷に総統の名を取って、デスラー機雷と名づけたりするなど、巧言令色を使うようなところもあった。また、ヤマトを葬るためにバラン星基地を失ったドメル将軍を軍事法廷の裁判長として死刑判決を下すなど、下僚に対しては、デスラー総統の威を借りて厳しく振舞う面もあった。しかし、ガミラスの首脳部で早くからヤマトの危険性を感じていたのも彼であった。
彼の職務が、ガミラスの内政面を主に担当していた事もあり、作戦計画に関しては、意向が反映されず、デスラー総統の命令により、ガミラス本星にヤマトを迎え入れることになった。当初はガミラス軍優勢に進んでいた本土決戦。ヒスはデスラーに『総統、戦況は有利です。一息入れては?』と飲み物を差し出すが、はね除けられ『ヒス副総統、私は戦争をしているのだよ。私の一番楽しい時間をつまらぬ飲み物で邪魔をしないでくれたまえ』と退けられる。その後ヤマトの濃硫酸の海に潜水して地殻内部の海底火山脈を波動砲で打ち抜くという乾坤一擲の戦法により逆転された際、これ以上の戦いをガミラスの自殺行為と理解したヒスはデスラー総統にヤマトとの和平交渉を進言した。だが戦いに酔いしれるデスラー総統はそれを退けたばかりでなく、自らの手でヒスを射殺した。最後までデスラーには忠実だったが、彼の真意を理解出来なかった為、報われない最後を迎える。
前期は紫色の肌、出っ張り気味で血走った目と、やや狂気じみた表情に短剣を胸に挿した褐色の軍服(漫画版ではこの服装のみ)であったが、後期では表情からやや険が取れ、他の将軍達と同じく、青い肌に暗緑色の軍服を着用している。
デスラーから公式の席で「ヒス将軍」と呼ばれている所から現役の将官でもあるらしい。作中では語られて居ないが、ドメル将軍を被告とした軍事法廷で議長を務めた事や、作中の席次、序列から見て最高位の階級である大将、若しくは上級大将に相当する地位にあると見られる。
デスラーに追従を交えた報告作業ばかりしており、殆ど執務らしい事をしている描写が無いが、シュルツからヤマトのワープ記録が無いかとの問い合わせに「ワープの報告など無いわ!」と即答していたり、上記、軍事法廷で満場一致でドメル処刑の評決を取っている所、ガミラス本星決戦で自軍の敗北をいち早く悟った事等から鑑みると、決して無能な人物では無いらしい。
後年、ガルマン・ガミラス帝国に副総統職が登場せず、股肱の臣であるタランですらこの地位を与えられていない点から見て、恐らくデスラーは副総統職を廃止したものと考えられる。
ひおあきらの漫画版ではデスラーに面従腹背する野心家で、バラン星陥落の責任をロメル(アニメ版のドメルに相当)になすりつけて更迭し、腹心のゲル(アニメ版のゲールに相当)と共にデスラーを暗殺して総統の地位に着こうとするが失敗し、ゲル共々に銃殺される。
このドメル失脚+総統暗殺未遂事件のエピソードは元々52話予定だったアニメ版の後半に登場する予定だったが26話に短縮された為、ハーロック(=古代守)登場シーンと同じく漫画版でのみ採用されている。
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総合 | 宇宙戦艦ヤマトシリーズ |
テレビアニメ | 宇宙戦艦ヤマト - 宇宙戦艦ヤマト2 - 新たなる旅立ち - 宇宙戦艦ヤマトIII |
劇場映画 | 第1作 宇宙戦艦ヤマト - 第2作 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち -第3作 ヤマトよ永遠に - 第4作 宇宙戦艦ヤマト 完結編 -第5作 宇宙戦艦ヤマト復活編(製作中止) |
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登場人物 | 登場人物一覧 - 古代進 - 森雪 - 沖田十三 - デスラー |
登場国家・惑星 | 登場勢力一覧 - 地球 - イスカンダル - ガミラス帝国(ガミラス)- 白色彗星帝国 - テレザート星 - 暗黒星団帝国(デザリアム星) - ガルマン・ガミラス帝国 -ボラー連邦(バース星) -シャルバート - 惑星ファンタム - ディンギル帝国 |
登場艦船 | 艦船一覧 - ヤマト - 沖田艦 - デスラー艦 - ガミラス艦 |
登場兵器 | 登場兵器一覧 - 波動砲 - デスラー砲 - 火炎直撃砲 - 重核子爆弾 - 惑星破壊プロトンミサイル - ブラックホール砲 - ハイドロコスモジェン砲 - ハイパー放射ミサイル |
用語 | 宇宙放射線病 - 英雄の丘 - コスモクリーナーD - デスラー戦法 - 波動エンジン |
関連人物・企業 | 西崎義展 - 松本零士 - 豊田有恒 - 舛田利雄 - 阿久悠 - 羽田健太郎 - 宮川泰 - 東北新社 - バンダイビジュアル |