ティム・サーモン

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ティム・サーモン（Timothy James "Tim" Salmon , 1968年8月24日 - ）はアメリカ・メジャーリーグで活躍した野球選手。 外野手（主に右翼手）及び指名打者。右投右打。 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ出身。 ニックネームは「ミスターエンゼル（Mr.Angel）」「King Fish」。

目次 1 人物・来歴 2 受賞歴・記録 3 通算打撃成績 4 エピソード 5 外部リンク

[編集] 人物・来歴

1992年に「ベースボール・アメリカ」誌、スポーティング・ニューズ紙がそれぞれ選出するマイナーリーグMVPに選出され、同年8月21日にカリフォルニア・エンゼルスでメジャーデビュー。 以後、2006年シーズンを最後に現役を引退するまで15シーズンをエンゼルス一筋で活躍する。 （フランチャイズに変更はないが、1997年に「アナハイム・エンゼルス」、2005年に現在の「ロサンゼルス・エンゼルス（・オブ・アナハイム）」と球団名が変わっている。ここでは便宜上「エンゼルス」で通す。）

初のフルシーズンとなった1993年には142試合に出場し、打率.283、本塁打31、打点95の活躍でア・リーグ新人王に選ばれた。 その後も、選球眼の良い強打者として活躍。 ストライキで開幕が遅れ、144試合で行われた1995年には143試合に出場し、打率.330、34本塁打（自己最多タイ）、105打点をあげる。 1997年にも打率.296、33本塁打、129打点（自己最多）の活躍。 2000年の打率.290、34本塁打、97打点を境に下降線をたどるが、2002年には打率.286、22本塁打、88打点の活躍で球団史上初のワールドシリーズ進出、そして優勝に貢献。 この年、カムバック賞を受賞した。

2004年には故障で60試合の出場に終わり、さらに2005年は1シーズンを棒に振るが、2006年に復帰。 76試合に出場し、打率.265、9本塁打、27打点を残し、この年限りで現役を引退した。

背番号「15」は、現時点で正式な永久欠番となってはいないが、準永久欠番扱いとなり、将来永久欠番となる可能性がある。 また、2006年終了時点で、通算299本塁打、得点983、四球965、長打率.499はエンゼルスの球団記録で、打点1,012もギャレット・アンダーソンに次ぐ史上2位と、1960年に誕生したエンゼルス史上最強打者の一人である。

女優のホリー・ハンターはいとこにあたる。

[編集] 受賞歴・記録

• 新人王（1993年）
• カムバック賞1回（2002年）
• ハッチ賞1回（2002年）
• 月間MVP1回（1997年7月）

[編集] 通算打撃成績

年 度	チ 丨 ム	試 合	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	四 球	三 振	打 率	出 塁 率	長 打 率	塁 打	犠 打	犠 飛	敬 遠	死 球	併 殺 打	O P S
1992	CAL	23	79	8	14	1	0	2	6	1	1	11	23	.177	.283	.266	21	0	1	1	1	1	0.549
1993	CAL	142	515	93	146	35	1	31	95	5	6	82	135	.283	.382	.536	276	0	8	5	5	6	0.918
1994	CAL	100	373	67	107	18	2	23	70	1	3	54	102	.287	.382	.531	198	0	3	2	5	3	0.913
1995	CAL	143	537	111	177	34	3	34	105	5	5	91	111	.330	.429	.594	319	0	4	2	6	9	1.023
1996	CAL	156	581	90	166	27	4	30	98	4	2	93	125	.286	.386	.501	291	0	3	7	4	8	0.887
1997	ANA	157	582	95	172	28	1	33	129	9	12	95	142	.296	.394	.517	301	0	11	5	7	7	0.911
1998	ANA	136	463	84	139	28	1	26	88	0	1	90	100	.300	.410	.533	247	0	10	5	3	4	0.943
1999	ANA	98	353	60	94	24	2	17	69	4	1	63	82	.266	.372	.490	173	0	6	2	0	7	0.862
2000	ANA	158	568	108	165	36	2	34	97	0	2	104	139	.290	.404	.540	307	0	2	5	6	14	0.944
2001	ANA	137	475	63	108	21	1	17	49	9	3	96	121	.227	.365	.383	182	0	2	4	8	11	0.748
2002	ANA	138	483	84	138	37	1	22	88	6	3	71	102	.286	.380	.503	243	0	7	3	7	6	0.883
2003	ANA	148	528	78	145	35	4	19	72	3	1	77	93	.275	.374	.464	245	0	6	3	10	12	0.838
2004	ANA	60	186	15	47	7	0	2	23	1	0	14	41	.253	.306	.323	60	0	4	0	2	2	0.629
2005	試合出場なし
2006	LAA	76	211	30	56	8	2	9	27	0	2	29	44	.265	.361	.450	95	0	1	1	3	8	0.811
通算	14年	1672	5934	986	1674	339	24	299	1016	48	42	970	1360	.282	.385	.498	2958	0	68	45	67	98	0.883

[編集] エピソード

• 意外にもオールスターには一度も選ばれていない。
• 通算299本塁打は、第1回オールスターが行われた1933年以後に現役の選手で、オールスターに選ばれていない選手の中では史上2位。ただし1位のロジャース・ホーンスビー（通算301本塁打）は、主に1920年代に活躍した選手で、1933年当時36歳とすでに峠を越えていて、1933年以後は通算5本塁打でしかないため、実質史上1位である。
• 強肩で補殺が多く、1997年の年間15補殺を筆頭に通算100補殺を記録した。

[編集] 外部リンク

• 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference

獲得タイトル・表彰
先代： パット・リスタッチ ア・リーグルーキー・オブ・ザ・イヤー 1993年 次代： ボブ・ハムリン 先代： ルーベン・シエラ ア・リーグカムバック賞 2002年 次代： ギル・メッシュ

表・話・編・歴 アナハイム・エンゼルス 2002年のワールドシリーズ ロースター
1 ベンジー・モリーナ / 2 アダム・ケネディ / 3 オーランド・パルメイロ / 6 ショーン・フィギンズ / 10 ベンジー・ギル / 15 ティム・サーモン / 16 ギャレット・アンダーソン / 17 ダリン・アースタッド / 18 アレックス・オチョア / 20 ブラッド・フルマー / 22 デビッド・エクスタイン / 23 スコット・スピージオ / 25 トロイ・グロース / 27 ケビン・エイピアー / 28 ホセ・モリーナ / 36 ラモン・オルティズ / 40 トロイ・パーシバル / 41 ジョン・ラッキー / 44 ショーン・ウッテン / 53 ブレンダン・ドネリー / 56 ジャロッド・ウォシュバーン / 57 フランシスコ・ロドリゲス / 60 スコット・ショーエンワイス / 62 スコット・シールズ / 77 ベン・ウェーバー 監督 14 マイク・ソーシア