ゴルバ型浮遊要塞
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ゴルバ型浮遊要塞(ごるばがたふゆうようさい)は、架空上の要塞でアニメ作品宇宙戦艦ヤマトの劇場用作品「ヤマトよ永遠に」に登場した地球の敵対勢力暗黒星団帝国の堅牢な宇宙要塞である。
形状は自動惑星ゴルバと同じで、「頭部」の光線砲が発射されるところも同じだが、やや大きい仕様で(全長1080m、直径630m)、主砲の代りに巨大な空間重魚雷(全長180m)を発射する直径約50mの魚雷発射砲口を「頸部」にもつのが異なる。装甲はやはりゴルバと同じく堅牢でヤマト主砲がまったく効かないことが作品中で描写されているが、デザリアム星がそうであるようにおそらく波動砲も効かないと推察される。
ただ、大きさについてはヤマトメカにありがちな、‘前作のデータを一切破棄して新たに設定しなおした’感が強い。
要塞司令官はグロータス。黒色銀河内の戦闘で、カザンの指揮する黒色艦隊に追い込まれて小惑星の溝に逃げ込んだヤマトの行く手に複数で待ち構えていた。光線砲の絶え間のない攻撃に対処するため、波動カートリッジ弾をはじめて使用することになるが、浮遊要塞の弱点である魚雷発射砲口に侵入した波動カートリッジ弾は、暗黒星団帝国のエネルギーと過剰に反応して、大爆発を起こし、全ての浮遊要塞が巻き添えになってゴルバ型浮遊要塞群は全滅した。
劇中のグロータスの発言から、暗黒星団帝国では、ゴルバ型をした堅牢な装甲をもつ浮遊要塞を呼称する場合の一般的な名称として「ゴルバ」と呼んでいると推察される。
自動惑星型と浮遊要塞型の違いは、‘プロトタイプと量産型’説、‘長距離移動用と定置防衛用’説などがある。
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