キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜
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キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜(キンにくマンにせい オールちょうじんだいしんげき)は、日本の漫画家、ゆでたまごによる漫画作品。
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注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 概要
集英社のゲーム雑誌Vジャンプで2001年7月号(5月)から2007年5月号(3月)まで連載。
ゆでたまご代表作『キン肉マン』(週刊少年ジャンプで1979年から1987年まで連載)の続編であるが、同じく続編である『キン肉マンII世』(週刊プレイボーイで連載中)とは別のストーリーで展開された。
[編集] プレイボーイ版との違い
- 超人の格闘大会が超人オリンピックではなく超人一等祭になっている。超人オリンピックが(悪行超人が紛れ込むことがあっても)基本的に正義超人の大会なのに対して超人一等祭は正悪の超人を交えてその中から“一等”を決める大会になっている。
- PB版で主人公であるキン肉万太郎にも敗北しなかったケビンマスクが敗北している。
- OKAN(オカン)、フィオナといった女性超人も戦いに参加している。
- ガゼルマン、セイウチンといった本編で勝ち星のない超人が勝ち星を挙げている。
[編集] 登場人物
※ここでは、VJ版での設定のみ記述する。PB版及び前作に登場しているキャラクターについては、キン肉マンII世の登場人物、キン肉マンの登場人物を参照。
[編集] d.M.p編
[編集] キン肉万太郎
- 種別: 正義超人/新世代超人/覆面超人
- 出身: キン肉星
- 身長体重: 176㎝ 83㎏
- 超人強度: 93万パワー
- 年齢:
- 主な必殺技: キン肉バスター、キン肉ドライバー、マッスル・ミレニアム等
主人公。初代キン肉マン・キン肉スグルの息子。地球の危機にキン肉星から地球に派遣されてきた。性格はアホでスケベかつ風呂嫌い。
詳細はキン肉万太郎を参照。
[編集] アレキサンドリア・ミート
- 種別: 正義超人/頭脳超人
- 出身: キン肉星
- 身長体重: 100㎝ 25㎏
- 超人強度: 50万パワー
- 年齢:
- 主な必殺技:
元は初代キン肉マンに仕えていたが、キン肉マンII世である万太郎に出会い共に暮らすようになった。万太郎をはじめ、新世代超人をサポートする頭脳派超人。通称ミート。
詳細はアレキサンドリア・ミートを参照。
[編集] テリー・ザ・キッド
- 種別: 正義超人/新世代超人
- 出身: アメリカ・テキサス州アマリロ
- 身長体重: 190㎝ 86㎏
- 超人強度: 105万パワー
- 年齢:
- 主な必殺技: スピニング・トーホールド、スリーパーホールド・スープレックス等
伝説超人テリーマンの息子。
詳細はテリー・ザ・キッドを参照。
[編集] ケビンマスク
- 種別: 悪行超人→フリー超人→正義超人/新世代超人/覆面超人
- 出身: イギリス・ロンドン
- 身長体重: 218㎝ 155㎏
- 超人強度: 117万パワー
- 年齢:
- 主な必殺技: タワーブリッジ、ビッグベン・エッジ、ORAP等
伝説超人ロビンマスクの息子。元は悪行超人であったが足を洗い、悪行超人更正留置所から釈放。以後はどこにも属さないフリーの超人になった。
詳細はケビンマスク参照。
[編集] セイウチン
- 種別: 正義超人/新世代超人/覆面超人
- 出身: アイルランド
- 身長体重: 193㎝ 145㎏
- 超人強度: 91万パワー
- 年齢:
- 主な必殺技: サーモンスプラッシュ
万太郎を「アニキ」と呼び慕うセイウチの超人。温厚な性格だが、高い格闘能力を持つ。一人称は「オラ」で、生魚が好物。
超人一等祭ではアイルランド出身として参加するも、予選で脱落してしまった。
[編集] ガゼルマン
- 種別: 正義超人/新世代超人
- 出身: タンザニア
- 身長体重: 205㎝ 136㎏
- 超人強度: 100万パワー
- 年齢:
- 主な必殺技: アントラーフィスト、サバンナヒート
H・Fを首席で卒業したエリート。過去のトラウマから仲間を作らない一匹狼だったが、自分を仲間と認めてくれた万太郎達を仲間と認める。
詳細はガゼルマン参照。
[編集] プリプリマン
- カメルーン出身のd.M.pの悪行超人。超人強度97万パワー。若い頃、悪魔超人に憧れて格闘技を始めた。顔が尻である。セイウチン、ガゼルマン、テリー・ザ・キッドを倒すも、万太郎に敗れる。
- 得意技は「ガス・エクスプロージョン」、「オケツ・ドライバー」。
[編集] ザ・犀暴愚(サイボーグ)
- 中央アフリカ出身のd.M.pの悪行超人。超人強度114万パワー。ガゼルマンを倒し、子供を人質に取り東京タワーで万太郎と戦うも敗れる。もとはキン肉マンの募集超人だった。劇場版にも登場。笑い声は「ゴモモモモ」。アニメではケビンマスクと引き分けになっている。
- 得意技は「犀(サイ)クロン・バックブリーカー」。
[編集] シュモクーン
- d.M.pの悪行超人の一人。シュモクザメがモチーフ。タヒチ出身。超人強度74万パワー。凶悪な面構えだが、人情家な一面があり得意技も「喧嘩の仲裁」。万太郎を倒そうとキン肉ハウスに侵入し、ふとしたきっかけで喧嘩になった万太郎とキッドを止めるが、「M&Kコネクション」で撃退される。
[編集] ザ・ファックス
- タンザニア出身。笑い声は「ゲレレレ~ッ」。元ガゼルマンの親友であり、幼少時代に谷底に落ちそうになったガゼルマンを救助せず逃げ出した。その後、正義の水に馴染めず正義超人を倒すためなら、手段を選ばない悪行超人となる。子供達を人質をとりガゼルマンを襲うが、最期はガゼルマンの手によって敗れる。
- 得意技は「ペーパー・シューター」。
[編集] ペーパーミイラ
[編集] ヘナチョコマスク
- 大阪出身。超人強度3万パワー。逃げられた妻のアパートへ毎日謝りに出かけられたところをストーカーと間違えられ悪行超人留置場に入れられていた。妻がケビンのファンだった為、気を引こうとケビンのコスプレをしており、万太郎に出所予定のケビン本人と間違えられ襲われる。
[編集] 屍魔王(しまおう)
- d.M.pの残虐超人首領で、d.M.pの総統を務める。最後は麒麟男と共に、超人刑務所送りに。もとはキン肉マンの募集超人だった。
[編集] 麒麟男(キリンマン)
- d.M.pの完璧超人首領で、d.M.pの副官を務める。最後は屍魔王と共に、超人刑務所送りに。もとはキン肉マンの募集超人だった。
[編集] 夜叉夢(やしゃむ)
- 日本出身。超人強度120万パワー。d.M.p本拠地の「迷宮の手(ダンジョン・ハンド)」の“寝ずの番”の一人。長い髪の毛を生かした戦法を得意とするが、ガゼルマンに敗れる。もとはキン肉マンの募集超人だった。読者応募時の名前は夜叉武。
[編集] レックス・キング
- 「迷宮の手(ダンジョン・ハンド)」の“寝ずの番”の一人。アメリカ出身の恐竜の超人。弱点は寒さ。テリー・ザ・キッド(と万太郎の寒いギャグ)に敗れる。PB版にも登場。
- 得意技は、「ジュラッシック・ハンド」、「キル・ザ・1/2(ハーフ)」。
[編集] チェック・メイト
- 「迷宮の手(ダンジョン・ハンド)」の“寝ずの番”最後の一人。モナコ出身。超人強度121万パワー。d.M.p悪魔超人首領サンシャインの愛弟子。PB版と同様に万太郎と対戦し敗れ、後に正義超人となる。
- 得意技は「馬式誉れ落とし」、「王式絢爛投げ」。
[編集] ジェイド
- H・F二期生。ドイツ・ベルリン出身。超人強度116万パワー。伝説超人のブロッケンJr.を師に持つ。d.M.pに洗脳され、おでんタワーのコンニャクリングで万太郎と対戦、闘いの中、洗脳がとけ万太郎に敗れる。
- 得意技は「ベルリンの赤い雨」とヘルメットをのばして攻撃する「ヘルム・シュヴァンツ」。
[編集] バス・ザ・シャワー
- ジェイドと共に洗脳されたH・F二期生の一人。フィンランド出身。超人強度90万パワー。笑い声は「シャワシャワ」。おでんタワーのダイコンリングでセイウチンと対戦。相手を風呂に入れ、「カブサイシン入浴剤」を使わせ相手を疲れさせる「地獄のクアリゾート殺法」を得意とする。ただし几帳面な性格が災いし、「薬草の湯」を入れ回復したセイウチンの前に敗れる。
[編集] キャプテン・マッコウ
- ジェイドと共に洗脳されたH・F二期生の一人。デンマーク出身。超人強度105万パワー。おでんタワーのゆで玉子リングでチェック・メイトと対戦。一人称「我輩」。笑い声は「グハグハ」。世界七つの海の航海で生け捕った巨大鯨を体に移植したホエールボディを持つ。チェック・メイトの馬式誉れ落としを破り窮地に追い込むが、チェックの起死回生の必殺技により両者失神でKOとなる。
- 得意技は「竜田揚げ落とし」「ホエール・ツイスター」
[編集] 超人一等祭編
[編集] イケメン・マッスル
- ハラボテ星出身。超人一等祭大会委員長で、ハラボテ・マッスルの息子。暑苦しい顔で、良く言えば昔の二枚目。PB版では超人オリンピックの大会委員長も務めた。
[編集] フィオナ
- ルーマニア出身。超人強度87万パワー。超人一等祭に参加し、宇宙で初めての女性超人チャンプを夢見る女性超人。掛け声は「テハーダ」。「地獄の妖精(ディーパ)」の異名を持つ。ドゥームマンと対戦し敗れる。得意技は「ブレイド・センセーション」。
[編集] ザ・ドゥームマン
- ZAN国(ざんこく)出身(雑誌掲載時及びコミックス2巻まではイラク出身となっていた)。笑い声は「ザオザオ」。超人一等祭でフィオナ、ケビンマスクを破り決勝に進み、万太郎との対決では優勢に試合を進めていたが、サタンとファイティングスタイルの事で決別。決別した後、アーマー無しの本来の実力で万太郎を苦しめるも、逆に万太郎のマッスル・グラビティを喰らい敗退。その後正式に正義超人の仲間入りをした。得意技は「メテオ・スライサー」。サタンから受け継いだ地獄のアーマーを着ているため冷酷な超人になっているが、万太郎との試合の前の描写(野良猫にミルクを与える)から、実は心優しい超人であることが伺える。読者応募時の名前はX・BOXER(クロスボクサー)。
[編集] OKAN(オカン)
- ロシア出身。超人強度107万パワー。「シベリアの突風ババア」の異名を持つ主婦超人。万太郎と一回戦で闘い、敗れた後はドゥームマンにおびえながらも戦う、万太郎のセコンドに。かなりの人格者。初登場時は額に「母」の文字があった。 得意技は「OKANシーツ絞り」。読者応募時の名前はオカン。
[編集] ナンキーマン
- スリランカ出身。「灼熱のカレー大使」の異名を持つ。手に持った殺人スプーン、頭部の「地獄のポット」からの具材等で闘う。今まで負けたことがなく負けた相手を見なじり見下すなど冷酷な性格の持ち主であり、ケビンのORAPにより両腕をもがれる。得意技は「レッドチリペッパー・トルネード」。読者応募時の名前はナンキーマ仮面。
[編集] トック
- 韓国出身。その名の通り餅の化身超人。普段は低い物腰で痛がりだが、怒らすと凶暴な性格になる。超人一等祭で天タコルズと対戦するが、天タコルズに惨殺される。語尾に「~ムニカ」と付く。得意技は「トッポキ・プレス」「トッポキ・コイル」。読者応募時の名前はもちもちマン。
[編集] 天タコルズ
- イタリア出身のタコの化身の超人。超人強度120万パワー。頭に蛸壺を被っており身を隠したり、「ミミック・ボディ」により擬態することも可能。超人一等祭でトックを破る。当初は残虐超人だったが、万太郎に敗れ改心した。得意技は「ボンパ・アタッコ」。読者応募時の名前は天タコル。
[編集] 関連項目
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原作 | キン肉マン - キン肉マンII世 - キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜 |
登場人物 | キン肉マンの登場人物(あ/か/さ/た/な/は/ま/やらわ/その他) - キン肉マンII世の登場人物 - タッグチーム一覧 |
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関連項目 | ゆでたまご - 闘将!!拉麺男 |