でっかい青春
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でっかい青春（ - せいしゅん - ）は、東宝制作、テアトル・プロ共同制作によって日本テレビ系で放送された学園ドラマ。「これが青春だ」に引き継ぎ竜雷太主演の東宝青春シリーズの第3弾。ただ、当初は竜雷太の役柄は高校の教員ではなく市役所の体育振興係の職員という設定だった。
| ドラマ | |
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| カテゴリ | |
| テレビドラマ | |
| プロジェクト | |
| テレビドラマ | |
注意：以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 内容
『これが青春だ』に引継ぎ竜雷太が主人公を務めた。本作では巌雷太役で、海東市に新設された体育振興係職員としてやってくるスポーツ万能の青年。町の不良たちを集めてラグビーののら犬チームを作り若者たちを鍛え、海東市の体育振興に尽くしていく。しかし、次第に海東高校の女教師・高見の相談役として高校の生徒たちと交流していくようになり、後半には海東高校の代用教員になり体育の教師として活躍する。
[編集] エピソード
『青春とはなんだ』以来のプロデューサー岡田晋吉の証言（『青春ドラマ夢伝説』日本テレビ、2003年）によれば、学園物を2作続けたためにネタ切れとマンネリを恐れて新規軸としての市役所職員としての設定だったが、中高生を中心とした視聴者には受けず、会社側からも学園物に変更するようにと厳命があり、後半の第21話から海東高校の体育教師となったという。結局、視聴率も回復し手堅いヒット作となった。
後半から高校を主舞台にするようになったために生徒役が増えたために梅田智子、菊容子、中沢治夫（のちの剛たつひと）、大谷直らが参加し、活躍することになる。彼らはその後の『進め!青春』、『炎の青春』などでも引き続き生徒に扮した。特に中沢治夫は『飛び出せ!青春』にも剛達人という芸名に変えて生徒役として活躍した。一説によれば、中沢治夫で出演するつもりでいたところプロデューサーによって剛達人と芸名を付けられていたという。
[編集] 放送データ
[編集] 出演者
- 竜雷太 ‐ 巌雷太
- 広瀬みさ ‐ 高見紀美（国語担当、バレー部顧問）
- 藤田進 ‐ 山村順平校長
- 名古屋章 ‐ 立石大五郎（体育部長→教頭）
- 岡田可愛 ‐ 松葉愛子（市役所職員→高校事務員）
- 寺田農 ‐ 藤本弘
- 十朱久雄 ‐ 田村市長
- 人見明 ‐ 林助役
- 星十郎 ‐ 見所課長
- 宮口精二 ‐ 篠原弥太郎（市議会議長）
- 土屋靖雄 ‐ 猿田小助
- 木村豊幸 ‐ 犬山拳一
- 赤塚真人 ‐ 津田三郎
- 加藤正 ‐ 関口五郎
- 柴田昌宏 ‐ 大崎修二
- 江沢信行 ‐ 林幾太郎
- 中沢治夫 ‐ 三好虎夫
- 大谷直 ‐ 村上大六
- 片岡光雄 ‐ 応援団長
- 大久保みどり ‐ 伊藤麻子（バレー部キャプテン）
- 卯月久美 ‐ バレー部員
- 音無美紀子‐ バレー部員
- 水沢有美 ‐ 柳田春江
- 坂本幸子 ‐ 高見保子（高見先生の妹）
- 和田良子 ‐ 和田蝶子
- 梅田智子 ‐ 西山玲子
- 菊容子 ‐ 丸山しぐれ
- 沢村貞子 ‐ 高見ふみ（高見姉妹の母・料亭の女将）
- 三井弘次 ‐ 源さん（料亭の板前）
- 佐山俊二 ‐ 犬山の父親
- 菅井きん ‐ 猿田の母親
- 三遊亭金馬 (4代目) ‐ 猿田の父親
- 杉山とく子 ‐ 下宿屋（たばこ店）の女将
- 能沢杏子 ‐ 下宿屋の娘・真知子
[編集] スタッフ
[編集] 主題歌
[編集] サブタイトル
| 各話 | 放映日 | サブタイトル | 監督 | 脚本 | ゲスト |
|---|---|---|---|---|---|
| 第 1話 | 1967年 10.29 |
威風堂々 | 高瀬昌弘 | 須崎勝弥 | |
| 第 2話 | 11.5 | チンピラ大集合 | 高瀬昌弘 | 須崎勝弥 | |
| 第 3話 | 11.12 | グランド兵法 | 高瀬昌弘 | 須崎勝弥 | |
| 第 4話 | 11.19 | お山の大将 | 竹林進 | 井手俊郎 鎌田敏夫 |
|
| 第 5話 | 11.26 | くたばれ!優等生 | 竹林進 | 桜井康裕 | |
| 第 6話 | 12.3 | 天まで走れ | 高瀬昌弘 | 上條逸雄 | |
| 第 7話 | 12.10 | どんじりの栄冠 | 高瀬昌弘 | 桜井康裕 | |
| 第 8話 | 12.17 | 不良学入門 | 竹林進 | 鎌田敏夫 | |
| 第 9話 | 12.24 | はくらい剣法 | 竹林進 | 上條逸雄 | ジェリー伊藤 |
| 第10話 | 12.31 | 三百六十五分の一 | 高瀬昌弘 | 須崎勝弥 | 左とん平 |
| 第11話 | 1968年 1.7 |
親子合宿 | 高瀬昌弘 | 桜井康裕 | |
| 第12話 | 1.14 | ハート・ナイスでいこう | 竹林進 | 上條逸雄 | 久保明 |
| 第13話 | 1.21 | 美しき悪女 | 竹林進 | 鎌田敏夫 | |
| 第14話 | 1.28 | ともだち | 高瀬昌弘 | 馬島満 | |
| 第15話 | 2.4 | 初恋試験 | 高瀬昌弘 | 上條逸雄 | 高橋厚子 |
| 第16話 | 2.11 | ミニ・ミニ ランデブー | 竹林進 | 須崎勝弥 | |
| 第17話 | 2.18 | ミスター親父 | 竹林進 | 桜井康裕 | |
| 第18話 | 2.25 | さよならと言えないで | 高瀬昌弘 | 上條逸雄 | 榊原ルミ |
| 第19話 | 3.3 | 息子一匹 | 高瀬昌弘 | 馬島満 | 玉川良一 |
| 第20話 | 3.10 | 雲になりたい | 竹林進 | 鎌田敏夫 | 大坂志郎 |
| 第21話 | 3.17 | カミナリ先生誕生 | 竹林進 | 須崎勝弥 | |
| 第22話 | 3.24 | 落第に涙あり | 高瀬昌弘 | 須崎勝弥 | |
| 第23話 | 3.31 | かみなり先生一番手柄 | 高瀬昌弘 | 桜井康裕 | |
| 第24話 | 4.7 | ホップステップジャンプ | 竹林進 | 桜井康裕 | 北村総一郎 |
| 第25話 | 4.14 | ゴリラ隊長 | 竹林進 | 鎌田敏夫 | |
| 第26話 | 4.21 | 人のやれないことをやれ | 高瀬昌弘 | 上條逸雄 | |
| 第27話 | 4.28 | あっぱれ君 | 高瀬昌弘 | 桜井康裕 | 東郷晴子 |
| 第28話 | 5.12 | マシマロ・キッス | 竹林進 | 鎌田敏夫 | |
| 第29話 | 5.19 | 好き好き好き | 竹林進 | 須崎勝弥 | 鷲尾真知子 |
| 第30話 | 5.26 | クビになった雷先生 | 高瀬昌弘 | 桜井康裕 | 鈴木えみ子 |
| 第31話 | 6.9 | おふくろの味は苦い味 | 高瀬昌弘 | 上條逸雄 | 頭師孝雄 |
| 第32話 | 6.23 | 二人の雷太 | 竹林進 | 須崎勝弥 | 潮万太郎 |
| 第33話 | 7.7 | 俺たちの敵?試験 | 竹林進 | 鎌田敏夫 | 松山省二 |
| 第34話 | 7.14 | 男のマーチ | 高瀬昌弘 | 須崎勝弥 | |
| 第35話 | 7.28 | 先生の縁談 | 高瀬昌弘 | 上條逸雄 | 島田多恵子 |
| 第36話 | 8.4 | カミナリ先生捕物帖 | 竹林進 | 桜井康裕 馬島満 |
池田秀一 |
| 第37話 | 8.25 | 太陽の下の18才 | 竹林進 | 鎌田敏夫 | 中山麻里 |
| 第38話 | 9.8 | 青春のキャンパス | 高瀬昌弘 | 須崎勝弥 | |
| 第39話 | 9.22 | 花のいのち | 高瀬昌弘 | 上條逸雄 | 徳永礼子 |
| 第40話 | 10.6 | 初恋ひきうけ会社 | 竹林進 | 上條逸雄 | 浅野順子 |
| 第41話 | 10.13 | 青春ばんざい | 竹林進 | 須崎勝弥 | 三遊亭圓生 |
[編集] 書籍
- 須崎勝彌著『でっかい青春』 ルック社 1968年4月20日刊
- 須崎勝彌著『続でっかい青春』 ルック社 1968年6月25日刊
[編集] メディア
- でっかい青春ミュージックファイル（1993年8月1日、vap発売 VPCD-81013）
- 思い出の青春ドラマ音楽全集CDとしてドラマのBGM等76曲（音楽：いずみたく）を収録しており、ビデオ化されていないこのドラマを音で再現している。
[編集] 参考文献
- 岡田可愛著『失敗なんて怖くない』（KSS出版、1998年10月） ISBN 4-87709-289-7
- 岡田晋吉著『青春ドラマ夢伝説-あるプロデューサーのテレビ青春日記』（日本テレビ放送網、2003年9月） ISBN 4-8203-9863-6
- 高瀬昌弘著『昭和千本のドラマたち』（廣済堂出版、2007年11月15日）ISBN 978-4-331-51242-5
[編集] 放送枠
| 日本テレビ系 日曜20：00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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これが青春だ(1966.11.20~1967.10.22)
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でっかい青春(1967.10.29~1968.10.13)
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進め!青春(1968.10.20~12.29)
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