XB-30 (航空機)
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XB-30とは、アメリカ合衆国の航空機メーカーであったロッキードが、アメリカ陸軍航空隊が開発を要請した超大型爆撃機（このコンセプトで開発されたのがボーイングのB-29とコンベアのB-32である）の設計案として提出したものである。
[編集] 概要
1938年ごろ、アメリカ軍部は欧州および太平洋において戦争の可能性があるとして、来るべき戦いのための次期爆撃機の必要を認識していた。1939年の委員会報告は新型長距離重爆撃機の開発を答申し、アメリカ国内のメーカーに対しVery Long-Range爆撃機案を検討するように要請した。承認は12月2日に与えらた。
この要請で開発され大きな戦果を上げたのがボーイングが開発したB-29であった。一方のXB-30は設計案から先にほとんど進行せず、スケールモデルだけが造られた。しかし、この設計案はロッキード・コンステレーション（軍用制式名：C-69）輸送機の基礎設計になった。
[編集] スペック
（以下は設計目標値）
- 全長： 31.91 m
- 全幅： 37.50 m
- 全高： 7.25 m
- 翼面積： 153 m²
- 空虚重量： 23,462kg
- 全備重量： 39,020kg
- エンジン：P&W R-3350-13 空冷レシプロ 2200hp×4
- 最大速度： 615km/h
- 実用上限高度：5,440m
- 航続距離： 8,583km
- 武装
- 爆弾1,497kg
- 20mmキャノン砲×1
- 12.70mm機銃×10
- 乗員 12名
[編集] 外部リンク
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