マーチン メリーランド
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マーチン メリーランドはアメリカ合衆国のマーチン社が開発した双発爆撃機。社内呼称はモデル167。アメリカ陸軍によりXA-22と名付けられてテストされたが不採用となった。その後、「メリーランド」の名でイギリスに輸出され、第二次世界大戦前半に活躍した。
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[編集] 概要
アメリカ軍に不採用となったモデル167に最初に目を付けたのはフランスで、167Fの名で215機を発注した。しかし1940年5月のフランスの降服までに引き渡された機体は少数に過ぎず、残りのうち75機は「メリーランド Mk1」の名でイギリス向けに引き渡された。Mk1のエンジンを2段2速式過給器付きのものに換装したものがMk2で、イギリス軍はこれを150機発注した。メリーランドは主に偵察爆撃機として使用された。
[編集] 戦歴
メリーランドは主に中東・北アフリカ・イタリアを含む東地中海地域を舞台に活動した。最初に配属された部隊はマルタ島の偵察部隊で、1940年10月のことだった。その後、1940年11月11日のイギリス海軍航空隊によるイタリアのタラント軍港空襲の際に、それに先立ってイタリア艦隊の偵察を行っている。
また、1941年5月に、ドイツの戦艦ビスマルクと重巡洋艦プリンツ・オイゲンがノルウェーを出港したのを発見し、ビスマルク追撃戦の幕を切って落としたのもイギリス海軍所属のメリーランド偵察機であった。
[編集] スペック
- 全長:18.70 m
- 全幅:14.22 m
- 全高:4.51 m
- 翼面積:50 m²
- 全備重量:7,625 kg
- エンジン:P&W R-1830-S3C 空冷星型14気筒 1,200 hp ×2
- 最大速度:447 km/h
- 実用上限高度:7,930 m
- 航続距離:1,950 km
- 武装
- 爆弾 907 kg
- 7.7 mm機銃 ×4 12.7 mm機銃 ×2
- 乗員 3名
[編集] 関連項目
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ミサイル | B-61 - B-62 - XB-63 - B-64 - B-65 - B-67 - B-68 - B-70 - XB-71 - B-72 - XB-73 - B-75 - B-76 - B-77 - B-78 - B-79 - B-80 - B-81 - XB-82 - B-83 - XB-84 - XB-85 - XB-86 - XB-87 |
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