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ATX計画 - Wikipedia

ATX計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パーソナルトルーパー > ATX計画

ATX計画はバンプレストのゲームスーパーロボット大戦シリーズに登場する兵器開発計画。ここでは『無限のフロンティア』に登場するアルトアイゼン・ナハトヴァイスリッター・アーベントについても解説する。

目次

[編集] 概要

マリオン・ラドム博士を中心としたパーソナルトルーパー(PT)開発プロジェクトである。

マリオン博士の意向からEOTは採用されていない。また、開発される機体はどれも極端なコンセプトを持っているため、操縦・製造の困難さから正式採用に至った機体は存在しない。それどころか特定のパイロットに合わせてより極端な改造が施される場合もあり、PTよりも特機に近い設計思想となっている。関係者であるキョウスケ・ナンブはそのコンセプトを「先手必勝」「一撃必殺」と評している。

運用は近接・白兵戦用の機体と遠距離・砲撃戦用の機体の2機セットによるコンビネーション戦闘が基本となっている。そのためパイロットには高いチームワークが求められる。キョウスケとエクセレンのパイロットスーツは赤を基調としたスーツ。

[編集] ATXチーム

ATX計画で開発された機体を運用する部隊(SRX計画の機体も使用しているが…)。初期メンバーはゼンガー・ゾンボルト(アサルト1)、エクセレン・ブロウニング(アサルト2)、ブルックリン・ラックフィールド(アサルト3)、キョウスケ・ナンブ(アサルト4)だが、後にゼンガーはチームを抜けたため、キョウスケがアサルト1としてATXチームを指揮している。インスペクター事件(『OG2』)では新たにラミア・ラヴレスがアサルト4として配属されたものの、事件終結後に教導隊に転向しており、現在はクスハ・ミズハがアサルト4として新たに配属されている(クスハのコールサインは明確にされていないが)。パーソナルマークには交差した銃と剣の上に「」という字が入れられている(これはキョウスケとエクセレンが主人公を務めた『IMPACT』の没タイトルからと思われる)。

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[編集] 開発スタッフ

[編集] キョウスケ・ナンブ

[南部 響介]

声優:森川智之

ATXチームの隊長。コールサインはアサルト1。22歳。階級は曹長→少尉→中尉。 士官学校卒だから少尉スタートのはずだが、なぜ『OG』開始時の階級が曹長なのかはゲーム中で説明されていない。 シリーズ初登場は『スーパーロボット大戦COMPACT2』。声が付いたのはドラマCD「スーパーロボット大戦α オリジナルストーリーD-3」。

普段は無愛想で寡黙な男だが、表面に出ないだけで実際は静かに燃える熱血漢である。 熱しやすい一方でプロ意識は高く、感情を押し殺して目の前の任務に徹するように努めている(エクセレンが目の前で誘拐されても後を追わずにその場で戦闘を続行/洗脳されたエクセレンを殺害も止む無しと判断/人質に取られたラミアが搭乗している機体を破壊する…など)。 とはいえまだ年齢的に若い為、戦士としても指揮官としても青く未熟な面も散見される (エクセレンが敵に回った際諦めかけゼンガーに拳によって激励される/自分のミスでラミアを失った際には長期間に渡り落胆、カイやエクセレン部下のブリットにまできつい言葉で叱咤激励されようやく持ち直す/ラミア救出を焦り判断を誤り指揮官としての未熟さ、ひいては部隊の核としての自覚の無さをアクセルに看破される…など)。 己の熱しやすい性格をよく理解し自戒してはいるが、自分を罠にはめたハンス・ヴィーパーやエクセレンを拉致したイングラムやアルフィミィ、といった一部の人物に対しては例外的に私情で戦った事がある。 つまり度々繰り返される「戦いに私情を持ち込まない」という発言は、感情が昂ぶりやすい己に言い聞かせている意味合いが強いと言える (エクセレンが誘拐された際追おうとしない事を非難するブリットに「黙れ」と怒りの表情を見せる/ラミアがデュミナスに手駒として扱われた際にもエクセレンが「実際は冷静ではないが本人は気が付いていない」など指摘)。

趣味はギャンブルであり、基本的に分の悪い方に賭ける大穴狙い。また、攻撃や戦力をギャンブル用語(「カード」や「ジョーカー」など)に例える癖がある。しかし実際のギャンブルにはめっぽう弱く、愛機アルトアイゼンを担保に取られそうになったこともあり、『OGS』の中断メッセージに至ってはエクセレンに借金すらしている。そのためかエクセレンにはギャンブルを止められている。 戦闘においても大穴を狙った危険な行動を取る事が多いが、ゼンガーらは思い切りのいい判断力と結果を出す実力を高く評価している。 射撃は苦手だがその一方、近接戦闘での操縦技術は量産型ゲシュペンストMk-IIでは追従出来ないとマリオンに評価される程で、元教導隊のゼンガーと真正面からまともに戦える数少ない人物(『OG』の時点では「リシュウとキョウスケだけ」とゼンガー自身が発言)とされている。 またアルトアイゼン・リーゼの改造プランを自分で図面を引いて立案しており、PTに関する工学知識も少なからず有しているようである。『OGS』ではマリオンにアルトの改造プランを見せた際、「まるで子供の発想」と酷評されるがマリオン博士は内心其の改造案を気に入っていたようだった。実際に完成したリーゼはキョウスケが考えていたものとまるで違う機体となったがキョウスケ本人は絶賛し、「素晴らしい」とまで言い切っている。 現在のキョウスケの性格は『IMPACT』がベースになっており、『COMPACT2』では性格や言葉遣いが若干異なる(バリア発動時、語尾に「~するぜ」といったキャラにそぐわないセリフがあるのはその名残り)。 現在キャラクター付けとして強調されている「ギャンブル好き」の一面も『IMPACT』以降に付け加えられたものである。

士官学校時代、搭乗していたスペースシャトルの墜落事故から生還した過去を持つ。これはキョウスケとエクセレンを除く全ての搭乗員が命を落とした大事故である。更にOGにおいてはビルトラプター変形実験事故からも生還しており、悪運は並外れて強いと言える。 (シャトル事故ではエクセレンも生存しているが、彼女は「特殊な事情」により助かったのであり、キョウスケは純粋に本人の持つ強運のおかげで生き残ったという奇跡的な幸運の持ち主であるということが判明する) 命に関わること関連でしか発揮できない強運以外に念動力などの特殊な能力は持たないが、この事故で接触した為かアインストの声を解する事ができる。

相棒であるエクセレンのことは普段は素っ気無く扱うものの、内心では何よりも彼女を大切に思っている。そのため彼女を利用、または傷つけた人間には相応の報復を行っている(典型的な例が『OG』キョウスケ編、『DW』最終戦でのイングラムや『OG2』でのアルフィミィなど)。 自分からエクセレンに対し積極的にアプローチする描写は少ないが、『COMAPCT2』『IMPACT』での度重なる説得や独白、『OG』で救い出したエクセレンを無言で抱き締める、などからその性格通りの静かだが激しい愛情を感じさせる描写がある。 『OG2』エンディングにおいて『もしエクセレンが再びアインストとして覚醒するようなことがあれば、自分が手に掛ける』と彼女に誓い、アインストである自分という存在の正否ひいては生きる事に悩む彼女を励まし、暖かく受け入れた。 エクセレンとの馴れ初めは作品ごとに微妙に異なり、『IMPACT』や『COMPACT2』では物語が始まる前から2人は恋人同士であるが、『OG』では士官学校時代には面識はない。後述のシャトル事故時にキョウスケがエクセレンを助けたのも、たまたま隣に座っていたと言うだけの関係であるためうろ覚えの状態であり、ATXチームに入った当初は恋人関係にはない。『OG』ではいつエクセレンと恋人同士になったかは明確にされていない(エクセレンが「オフィス・ラブ」と言う場面がある程度)が、漫画『Record of ATX』では恋仲になった事を示唆する出来事が描かれている(後述のエクセレンの項を参照)。二人が再会した時、エクセレンはキョウスケの事をはっきりと覚えていたが、キョウスケは「どこかで会った事がある」程度にしか思い出せなかった(既に致命傷を負っていた=助かっているはずが無い、ので考えが及ばなかったものと思われる)。しかしキョウスケ自身はイルムから「エクセレンが事故のもう一人の生存者」であることを聞いた時、彼女が「事故の時に自身が庇った女性」であることを思い出している(つまり致命傷を負っていた事も思い出したということになるが、それにもかかわらずエクセレンと恋仲になったということである)。 なお『COMPACT2』『IMPACT』では、共に隠しステージにてエクセレンと戦後結婚したことが判明するが、『OG』シリーズでは未定。

部隊での位置はそれぞれの作品・世界ごとに異なる。 『COMPACT2』『IMPACT』ではシャトル事故で生き残ったのがキョウスケとエクセレンだけという事実が軍で疑問視され、結果2人は宇宙と地上の別部隊に配属されており、キョウスケはテストパイロットとして地上の極東支部に配属されている。両作品とも階級は最初から最後まで少尉である。 『OG』ではATXチームに最後のメンバーとしてに配属されアサルト4となったが、ゼンガーがチームから抜けたため隊長に昇格、コールサインもアサルト1となった。その後もアサルト4の人物はラミア→クスハと入れ替えが行われている。イングラム離反後は中尉への昇進と伴に部隊の戦闘指揮官も務めたが『OG2』では早期にカイが味方に入るためか、カイ不在時以外は戦闘指揮官を務めているような描写はない。 『OG』では上官に恵まれない傾向にある。(ハンス・ヴィーパー、リー・リンジュンの裏切り、理由があるとはいえ離反したゼンガーやイングラムなど) 『OG』におけるもう一つの世界(シャドウミラーがいた世界)でのキョウスケは特殊部隊「ベーオウルブズ」の隊長で、階級は大尉。「ベーオウルフ」という異名を持つ。 GBA版の『OG2』作中では直接登場しなかったが、ラミアの発言から垣間見ることが出来る人物像はこちら側のキョウスケと変わりないものであった。 しかし『OGS』における『OG2』にはシナリオ中に登場、こちら側のキョウスケとは似ても似つかぬ衝撃的な姿を現した(この設定変更に伴いベーオウルブズもGBA版とは別物に変えらている)。 シャトル事故でエクセレンが死んだため、代わりにアインストに支配されていると思われるが(急に人が変わったというレモンの証言/人間ではありえないというアクセルの証言/「静寂の世界」「純粋な生命体」「破壊と創造」というアインストの目的とおなじフレーズの発言/アルフィミィと共通の顔のペイントなど)詳細は不明。

名前の由来はニューナンブM60および、「キョウスケ」という元スタッフの愛猫の名前から。[1] 『OGS』で究極!ゲシュペンストキックを使用するときに技名を叫ばなかったが、『OG外伝』では声がとてつもなく裏返るほど叫ぶようになっている。 また主に女性キャラがフィギュア化されているスパロボオリジナルキャラの中で、フィギュア化されたことのある(今のところ)唯一人の男性キャラ。 なお、『COMPACT2』の頃はコロニー出身であるという設定があったが、『OG』シリーズではコロニー統合軍と敵対する事に全く躊躇いを見せていないことや、ビルトラプターテスト時に、機体バランスが取りにくいことを、月の住人と自分達とでは感覚が違うためか、と述べていることなどから、この設定は消滅しているものと推測される。

乗機はアルトアイゼン、アルトアイゼン・リーゼ、アルトアイゼン・ナハトなど。 専用BGMは『鋼鉄の孤狼(ベーオウルフ)』。

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[編集] エクセレン・ブロウニング

声優:水谷優子

ATXチームのメンバー。コールサインはアサルト2。23歳。階級は少尉。 シリーズ初登場は『スーパーロボット大戦COMPACT2』。声が付いたのはドラマCD「スーパーロボット大戦α オリジナルストーリーD-3」。

陽気で楽天的な性格。自己アピールの激しい軽いノリの喋り方に目を欺かれがちだが、その本質は冷静で知的であり頭の回転は非常に速い(「何も考えていないように見えるが」R-2の欠点を則った攻撃を行っていることを指摘される/ゼンガーの戦闘台詞でもキョウスケ以上の読みだと評価…など)。その性格ゆえの明るいノリで、若いパイロットをからかったり苦境に立たされた時にさえ冗談を言ったりと部隊のムードメーカーの役割を担っている。またキャラクター強化の為か『OG』以降特にこの面が強調されるようになっている。ギャグシーンでの活躍の目立つ彼女だが、本来の氷のような鋭さを垣間見せる場面も存在することを忘れてはならない(現実逃避するアヤに厳しい台詞を投げかける/冷静さを失うライをあえて挑発し冷静になるよう促す…など)また、どんな苦境も茶化してみせるその生き方の為か、エクセレン自身が激しく傷付いていたり落ち込んでいても周囲(キョウスケ以外)はその態度に誤魔化され気が付けないことが多い(漫画『Record of ATX』では軽い口調でいつも通りに冗談めかして話しているものの、口元でだけで笑んでいるような非常に痛々しく脆い一面を見せる。その際キョウスケからは「他の人間の前では笑っていろ、自分の前だけではこうしていて構わない」と言われ、恋仲に発展すると思わせる描写が存在する)。戦闘においてはその冷静さと判断力を生かし狙撃・射撃戦で活躍。また高機動戦闘の名手であり愛機ヴァイスリッターとの相性は抜群である(漫画版でも量産型ゲシュペンストMk-IIで両手にM950マシンガンをもって戦い、滞空能力の低いゲシュペンストで滞空戦闘をやってのけるなど操縦技術は非常に高い)。遠距離戦が得意な反面、接近戦は苦手な模様。パートナーのキョウスケとは逆の戦闘スタイルである。『OG』(L5戦役)ではトップエースとして活躍した。

キョウスケの賭け好きという設定に対し、彼女は酒豪で酒好きである。しかし酒はいくら呑んでもほとんど酔わないので周りの酔っ払いを見て楽しんでいる。ハガネのダイテツ・ミナセ艦長とは呑み友達。また性格的に似たところのあるガーネットとはウマが合うらしく、二人してダイテツ達の飲み会に参加したりガーネットの退役後も水着を送ってもらったりといった交友がある。また、なぜか日本の文化にかなり詳しく、ブリットにも(半ばわざと曲解して)吹き込んだりしている。ロボットアニメについてもリュウセイの言動を解説できる程度の知識を持ち、攻撃時に過去のスパロボに登場したキャラ(特にエクセレン役の水谷優子がレイナ・ストール役で出演した「マシンロボ クロノスの大逆襲」のロム・ストールのネタが最近は多い)の決めゼリフをアレンジして叫んだりもする。乗せ変えや武装変更でのネタ台詞が全キャラ中最も多い。

士官学校時代、搭乗していたスペースシャトルの墜落から生還した過去を持つ。これはキョウスケとエクセレンを除く全ての搭乗員が命を落とした大事故だが、実際はエクセレンはこの事故で死亡しており、アインストにより身体を再生されていたことが後に明らかになる(『OG』キョウスケ編で、彼女の肉体の80%以上がバルマーの技術でさえ解析不能な未知の細胞で構成されていることが判明)。以上の経緯からアインストの声が聞こえるが、キョウスケと同じように念動力などの特殊な能力は持たない。その身体の秘密ゆえに、後にアインストの意志に飲み込まれ駒として敵となるが、キョウスケの必死の呼びかけによって自身の意志を取り戻した。

作品によって「シャトル事故」の詳細が微妙に異なり、『COMPACT2』ではエクセレン・キョウスケ共に服すらも無傷で救出されているが、『IMPACT』『OG2』ではキョウスケは「重傷ではないものの病院送りになった」に変更されている。『COMPACT2』『IMPACT』ではシャトル事故で生き残ったのがキョウスケとエクセレンだけという事実が軍でも疑問視され、結果2人は別部隊で活動する事になったが、『OG』シリーズでは事故はメギロートがシャトルに衝突したと推測されたためか、2人と事故との関係は軍では全く疑問視しなかったようである。

キョウスケとは恋人同士。シリーズ初の明確な恋人関係における「年上の彼女」である。キョウスケより年上であることを多少気にしているらしい(『IMPACT』で21とサバを読むシーンも存在する)。彼女としては燃えるような恋がしたいため、普段素っ気なく扱われることに不満を抱いているが、誰よりも彼を愛している。キョウスケのギャンブル癖には半ば呆れているのだが、そんな所にも惚れているようだ。キョウスケとの馴れ初めは作品ごとに微妙に異なる(キョウスケの項参照)。シャトル事故の際キョウスケはエクセレンを庇っており、この時の記憶が強く印象に残っていたのか『OG』でキョウスケと再会した時にエクセレンはキョウスケの事をはっきりと覚えているという描写がある。その軽いノリ故色恋沙汰には大胆に見え、又本人もお姉さんぶって行動するが、漫画版及び『OGS』の『OG2』シナリオで、ハグをキョウスケにギャグでねだった結果「帰ってからにしろ」と(キョウスケからすれば何気ない)予想外の返答をされ照れるという意外と純であることを露呈。『OG2』のエンディングでは、双子の女の子が生まれたらアルフィミィとレモンと名づけるとキョウスケに約束させている。『COMPACT2』『IMPACT』では、共に隠しステージにてキョウスケと戦後結婚したことが判明するが、OGシリーズでは未定。

部隊での位置はそれぞれの作品・世界ごとに異なる。『COMPACT2』『IMPACT』ではシャトル事故で生き残ったのがキョウスケとエクセレンだけという事実が軍で疑問視され、結果2人は宇宙と地上の別部隊に配属されており、エクセレンはテストパイロットとして宇宙の独立遊撃部隊ロンド・ベルに配属されている。また隠しステージの際「エクセレンは戦後前線を退いて後方で任務に当たっている」ということがキョウスケの会話で明らかにされている。『OG』ではATXチームに最初期に配属され(エクセレン曰く「ボスとの付き合いは一番長い」)アサルト2となった。『OG』におけるもう一つの世界(シャドウミラーがいた世界)でのエクセレンはシャトル事故で死亡しておりキョウスケのパートナーとはなっていない。 アインストのアルフィミィ、シャドウミラーのレモン・ブロウニングは共に彼女に非常に近い存在である(それぞれの項参照)

名前の由来はアメリカの銃器メーカーブローニング・アームズから。[1] 『DW』26話ではレフィーナをそそのかしてバニー姿に仕立て上げ、祝勝会に参加していた全員を唖然とさせている。 寺田プロデューサーは彼女を「基本はコメディ&ディープネタ&お色気担当だが、シリアスもこなせる(OGシリーズでは)貴重なキャラ」と表現している。[2] なお、「エクセレンが機動兵器のパイロットになったのは、父親が機動兵器関係に携わる人間でその影響を受けたため」という設定は『COMPACT2』から存在する。『OG2』でも家族は父親のみであると発言し、またレモンが「あちら側のエクセレンの両親は軍の技術者だった」と発言している(ただし、あちら側のエクセレンの両親は機動兵器に携わる人間ではない)ことから、おそらくこの設定は現在も生きていると思われる。

乗機はヴァイスリッター、ライン・ヴァイスリッターなど。

専用BGMは『白銀の堕天使(ルシファー)』、アインストによる洗脳時は『揺れる心の錬金術師(アルケミスト)』

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[編集] マリオン・ラドム

初出は『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』。30歳。天才的ロボットエンジニアであり、特に駆動系の専門家。かつてはマオ社に在籍しており、カーク・ハミルと共にゲシュペンスト開発を手がけたが、その後自分の実力が認められない事に不満を抱き、退社。後に軍のATX計画に参加し、同計画の責任者となった。アルトアイゼンやヴァイスリッターのように、既存の機体を改造して長所と短所をそれぞれ極端に引き伸ばした機体を作り上げることを得意とする。『OGs』では「マ改造(マリオンの改造と魔改造をかけていると思われる)」と名付けられた。頑固な性格だが、発想には柔軟さを持つ。アルトアイゼンとヴァイスリッターを「ゲシュペンストMk-III」「ゲシュペンストMk-II・カスタム」と呼んでいたが、『OG』エンディング以降はその名で呼ばなくなった。オカルト的なものへの興味がなく、ヤルダバオトの解析に興味を示さなかったこともある。

キョウスケの事を高く買っており、彼の格闘戦における操縦技術を見込んでアルトアイゼンに乗せた他、『OGS』版『OG2』では「アルトアイゼンに乗る人間が他の機体に負けて欲しくない」という理由でリーゼへの改造を引き受けている。

カーク・ハミルとは元夫婦で彼からは「マリー」と呼ばれていた。カークへの対抗心からか、PTにEOTを組み込むことに否定的である。しかし『OG』エンディングでカークとのわだかまりがそれなりに解けたようで、『OG2』ではビルトビルガーを共同開発している。

名前の由来はポーランドの銃器メーカー「ラドム」から。[1]

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[編集] その他の関係者

ブルックリン・ラックフィールド
ATXチームのメンバーでアサルト3。バンプレストオリジナルのキャラクター一覧を参照。
クスハ・ミズハ
ATXチームのメンバーでアサルト4(明確にはされていない)。バンプレストオリジナルのキャラクター一覧を参照。
ゼンガー・ゾンボルト
ATXチームの初代隊長で元アサルト1。バンプレストオリジナルのキャラクター一覧を参照。
ラミア・ラヴレス
ATXチームの元メンバーで元アサルト4。シャドウミラーのラミア・ラヴレスを参照。

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[編集] 開発機体

[編集] アルトアイゼン

諸元
アルトアイゼン
ALTEISEN
型式番号 PTX-003C
分類 人型
所属 地球連邦軍ATXチーム
開発 マリオン・ラドム
製造 マオ・インダストリー社
生産形態 試作機
全高 22.2m
重量 85.4t
武装 スプリットミサイル
ヒートホーン
3連マシンキャノン
リボルビング・ステーク
スクエア・クレイモア
必殺技 「切り札」
ランページ・ゴースト
乗員人数 1人
主な搭乗者 キョウスケ・ナンブ
諸元
アルトアイゼン・ナハト
ALTEISEN Nacht
型式番号 不明
分類 人型
所属 オルケストル・アーミー
開発 フォルミッドヘイム
製造 フォルミッドヘイム
生産形態 試作機
全高 約3m
重量 不明
武装 ヒートホーン
5連チェーンガン
リボルビング・ブレイカー
レイヤード・クレイモア
必殺技 ランページ・スペクター
乗員人数 1人
主な搭乗者 自律AI

[編集] 機体概要

「正面突破」のコンセプトの元、ゲシュペンスト試作3号機にマリオン・ラドム博士が極端な改造をして作り上げた機体。博士の意向で、EOTは一切使われていない。

正面からの一点突破をコンセプトに製作されている。破壊力を重視したスクエア・クレイモアとリボルビング・ステークを主武装としている。また、ダッシュ力を重視した高出力のエンジンを搭載。加えて、過剰とも言える装甲にはビームコートまで施されており、突破力・防御力に優れている。漫画版によると、本来は戦闘機などに搭載されるアフターバーナー過給器まで搭載されているとのこと。

突撃機としての特性上、機体出力を消費し、不安定になりがちなビーム兵器は搭載されておらず(OGシリーズの武装変更除く)、武装は実体弾・実体剣(角と杭)のみで構成されている。

しかし反面、機動性を始めとして機体バランスが著しく損なわれた操縦し辛い機体でもある。直線以外の機動が困難で、同じような接近戦用の機体に乗っているリュウセイでも「扱いが難しく、リーチも短い」と評しており、パイロットのキョウスケでさえ、初めて見たときは「ばかげた機体」と評していた程。エクセレン曰く「キワモノ」。また、空の敵に対して有効な攻撃手段を持たない(固定武装の空適応が低い事が多い)ため、実戦での運用には、ヴァイスリッターとの連携が不可欠となっている。[3] なお、操縦時にはパイロットにかなりのGがかかるらしく、『Record of ATX』ではブリットがシミュレーターでアルトアイゼンを操縦した際には実際の操縦ではないにも関わらず、シミュレーション後は体調を崩していた(しかしキョウスケに言わせれば「シミュレーションではGが軽すぎて参考にならない」との事)。

ゲシュペンストMk-IIIとしての正式採用を目指していたが実現せず、試作段階でのコードネームであった「アルトアイゼン」(ドイツ語で「古い鉄」の意味)がそのまま正式名称となった(リュウセイからは「古鉄」と直訳した名称で呼ばれた事もある)。なお、『OG2』でシャドウミラーが元いた世界では、細かな仕様こそ異なるものの、ゲシュペンストMk-IIIとして採用され、ベーオウルブズ隊長機としてキョウスケが使用していた模様。

なお、夜間迷彩仕様で青く塗られた事もあり、この状態はエクセレンによってアルトアイゼン・ナハト(ナハトはドイツ語で「夜」の意味)と命名されている。アルトアイゼン・ナハトの初出はGBA版OG2の没データであった。また、『無限のフロンティア』にも同名称の機体が登場する。

[編集] 武装

ヒートホーン
頭部に装備されたヒートブレード。頭部をぶつけるようにして敵を切り裂く。キョウスケ曰く、「伊達や酔狂でこんな頭をしているわけじゃない」とのこと。プラモデルの説明書によれば、本来は腕部が破損した場合等に使う、緊急用の武器らしい。また、寺田Pによると『IMPACT』での切り払いもこれで行っているらしい。
3連マシンキャノン
ゲシュペンストのプラズマカッター搭載部に装備されている。キョウスケが射撃を苦手としている点と、威力の面から主に牽制に使われる。バルトール戦で確認できるように、使い方によっては近距離の発射で高威力を発揮する様で、AMやゲシュタルト程度なら一撃で葬ることは可能。
リボルビング・ステーク
右腕に装備されている杭打ち機(いわゆるパイルバンカー)。根元にリボルバー拳銃のような回転式弾倉があり、装弾数は6発。杭を目標に打ち込んだ後、弾倉内の火薬を炸裂させて杭を高速で前方に撃ち出し、標的を破壊する。弾倉に炸薬が残っている限り、機体本体の出力とは関係なく運用できる。なお、コトブキヤから発売されたアルトアイゼンのプラモデルの説明書に記載されている内容によると、キョウスケはこの武器を好んで使用するという。
スクエア・クレイモア
両肩に装備されている特殊武器。正式名称は「近距離指向性・近接戦闘用炸裂弾M180A3」。クレイモア地雷を大型化したもので、チタン合金製・平均直径120mmの炸裂鋼球弾を大量に発射し、目標を粉砕する。外見的にも重量バランスの点でも、さらには誘爆の危険性の意味でも、この機体の本質を体現した武器と言える。

[編集] 必殺技

「切り札」
アルトアイゼンの必殺技。アルトの持つ武装を、連続して相手に叩き込む。モーションは作品によって異なるが、大まかにはマシンキャノンやクレイモアで牽制後ヒートホーンで突撃、相手が怯んだところにステークを打ち込むという流れとなっている。いずれの作品でも射程が1しかないうえに移動後に使うことができず、さらに1発で弾切れになるなど威力だけでなく癖も非常に強いが、精神コマンド、強化パーツ、補給装置などを用いることでカバーすることが可能(射程は伸ばせない)。『IMPACT』から登場。
ランページ・ゴースト
ヴァイスリッターとの連係攻撃。OG、OG2、OGS、IMPACTで使用可能。直訳すると「暴れ回る幽霊」。アルトアイゼンとヴァイスリッターの両機が突撃し、敵機を前後から挟み込み、互いの必殺武器を零距離から叩き込む。バンプレストオリジナルの機体が使用する合体技では歴史が一番古い技である(初出を超えた合体技ではアカシックブレイカーの方が古い)。なお、台詞等からプログラムやモードなどではなく「完全なマニュアル操縦」であると予測される。

[編集] デザイン

赤を基調としたデザインで、要所要所に白と黒が使われている。

ゲシュペンストの改造機ということで、足のラインや腕の突起などにゲシュペンストらしさを残しているが、肥大した両肩や額の角などシルエットは大幅に変わっている。また、突進力を高めるために背部に相当数のブースターが装備されており、OGSの『切り札』カットイン時にそれを見る事ができる。

元々立体化を全く意識せずデザインされたため、肩や腕の可動領域が考慮されておらず、商品化の際にはこれらをどう処理するかが問題となっている。またスクエア・クレイモアのシャッター部分も、独自解釈で処理される事が多くなっている。

[編集] 劇中での活躍

COMPACT2
ゲシュペンストMk-IIIの試作1号機(形式番号は「PTX-003-001」)。正式量産には至らず、極東基地送りになっていた。5つある武装のうち、半数以上が射撃武器(スクエア・クレイモアも射撃武器扱いだった)だが、本作ではワンダースワン本体のパーソナルデータによってキョウスケの能力が変化し、時には射撃主体のキャラにもなることがあるので、決してパイロットとのバランスが悪いというわけではなかった(「射撃は苦手」の設定や台詞はまだない)。全体的に武装のパンチ力に欠けるが、当時はスーパー系の必殺技のほとんどが射程1だったこと(射程1同士での援護は出来ない)や、スクエア・クレイモアのクリティカル値の高さもあって、強敵相手の援護攻撃要員として優れていた。なお、第3部終盤で強化されるが、かなり遅いために中盤での戦闘で苦戦が強いられる(「IMPACT」では強化イベントの前倒しと能力底上げ、「切り札」の追加などで改善された)。
A
アクセル/ラミアが正式に味方に迎えられた際の会話で、並行世界でシャドウミラーを撃退した部隊の隊長機がゲシュペンストMk-IIIであると語られている。
リアルロボットレジメント
未完成のままだったフリッケライ・ガイストを急遽出撃させるため、ゲシュペンストMk-IIIの四肢が流用された。武装などはほぼアルトアイゼンと共通である。
IMPACT
『α』の設定にあわせ、後の設定と同じゲシュペンスト試作3号機の改造機(形式番号は「PTX-003C」)となった。スクエア・クレイモアを格闘射撃武器に変更、武装に「切り札」が追加されるなど攻撃面で強化されている。本作からスプリットミサイルの設定が多弾頭型に変更された。
OG / OG2 / OGS
OG2でスプリットミサイルが武装から無くなった(多弾頭形式では装着箇所が存在しないため)。またOGではバリアがビームコート→ABフィールドと中盤で強化されたはずなのだがOG2では何故かビームコートにパワーダウンしていた。
「クロニクル」ではアフリカ戦線にアルトアイゼン風に偽装されたゲシュペンストが投入されているが、居合わせたアクセルのソウルゲインによって破壊されている。ゲームでのイベント再現はされていないが、OGSでアクセルがシャドウミラーに合流する際にちらりと語られている。
α外伝
設定のみ存在。量産型ゲシュペンストMk-IIのカスタムメイド機。
第3次α
直接存在は明かされていないが、タカヤ・ノリコの私室にアルトアイゼン・ナハト(当時はまだ公式にナハトの設定は発表されていなかったが、ナハトカラーのフィギュアがプライズの景品で存在した)のフィギュアが飾ってあるのを確認出来る。
無限のフロンティア
「アルトアイゼン・ナハト」として登場。基本的な外見はOGシリーズのナハトと酷似しているが、3連マシンガンがリーゼが装備した5連チェーンガンになっており、ステークとクレイモアがそれぞれ「リボルビング・ブレイカー」「レイヤード・クレイモア」という名称になっている。また左腕部には新たに小型のシールドを設け、その内部に更にクレイモアを増設している。出力が上昇すると青い塗装の部分が赤熱化し、通常のアルトアイゼンと同カラーとなる。エンドレスフロンティアに墜落したネバーランドに記録されていたデータをもとに現地の技術で開発されており、それに伴いダウンサイジングされ全長は3m程度となっている。もちろんヴァイスとの合体攻撃パターンもあり、こちらは「ランページ・スペクター」と呼ばれる。
ゲシュペンストの上位機と言われていたり、雑誌のインタビューでは「OGSのOG2シナリオの最初に出てきた機体」と言及されている上に、前述の通り「向こう側」の世界のデータを元に開発されているため、元となった機体は特殊鎮圧部隊ベーオウルブズ所属機であるゲシュペンストMk-IIIとみて間違いない。

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[編集] アルトアイゼン・リーゼ

諸元
アルトアイゼン・リーゼ
ALTEISEN RIESE
型式番号 PTX-003-SP1
分類 人型
所属 地球連邦軍ATXチーム
開発 マリオン・ラドム
キョウスケ・ナンブ
製造 マオ・インダストリー社
生産形態 改良機
全高 23.8m
重量 99.7t
武装 5連チェーンガン
プラズマ・ホーン
リボルビング・バンカー
アヴァランチ・クレイモア
必殺技 エリアル・クレイモア
ランページ・ゴースト
乗員人数 1人
主な搭乗者 キョウスケ・ナンブ

[編集] 機体概要

アルトアイゼンを強化改造した機体。

キョウスケの提出した改造案を基に(『COMPACT2』『IMPACT』ではキョウスケの改造案がほぼ取り入れられているが、『OG2』ではキョウスケの改造案にマリオンがさらに改良を加えたものとなっており、『OGS』に至ってはキョウスケの改造案は「参考程度」にしかなっていない)、ヴァイスリッターの予備パーツなどを利用して大幅な改造を施されている。右腕のリボルビング・ステークを、大型すぎるためお蔵入りになっていた試作型「リボルビング・バンカー」に変更。またクレイモアを更に大型化したため、機体バランスは更に悪化している。そのためバランスを適正化するためにテスラ・ドライブまで搭載されているが、飛行用ではなくあくまでバランサーであるため、長時間は飛び続けることはできない(逆に言えば、短時間の飛行能力は得たとも受け取れる。OVAでは長時間飛び続けており、一部のプレイヤーから批判が出た)。武装が強化されたためPTとしては破格の火力を実現している。

ドイツ語で「巨人」を表すリーゼの名は、その巨大さから「リーゼタイプ」と呼ばれていたリボルビング・バンカーに由来している。

なお、「リーゼ」の名が加わった事で名前の意味が「(いにしえ)の鉄の巨人」となった。 また、「真の価値は装甲」という意見もあるほど硬い機体で、キョウスケが鉄壁の精神コマンドを持つ事もあり、運動性を犠牲にしてでも装甲アップパーツを取り付ける価値がある数少ない機体の一つともいえる。

[編集] 武装

5連チェーンガン
アルトアイゼンの3連マシンキャノンに代わる射撃武器。牽制用。
プラズマ・ホーン
ヒートホーンに代わる武器。始動時に電撃がホーンに発生する。
リボルビング・バンカー
リボルビング・ステークに代わる武器。本来アルトアイゼン用に開発されていた武装だが、機体バランスを崩してしまうためお蔵入りになっていた。OVA以降は、出撃時には予備のカートリッジを装備し、弾薬を撃ち切るとカートリッジを交換する描写が見られる。作品によってモーションが異なる(杭を一発だけ叩き込む場合と、一度に全弾を叩き込む場合)。『IMPACT』ではバリア貫通機能が搭載されていた。
アヴァランチ・クレイモア
スクエア・クレイモアをさらに強化した武器。火薬入りのチタン弾を使用する。さらに、搭載量が倍に増やされている。アヴァランチは英語で「雪崩」という意味。

[編集] 必殺技

エリアル・クレイモア
「切り札」とほぼ同じだが、弾数や射程が増えている。何故か名称が「切り札」から変更されているため、一部のファンからは不満の声も上がっている。
モーションは作品によって異なるが、武装を次々に用いて敵機を空中に打ち上げ、クレイモアで叩き落すというのが共通の流れである。「IMPACT」ではこの機体の象徴的な武装であるバンカーを用いないため、特に評判が悪い。そのためか「OG2」、「OGS」ではバンカーを全弾叩き込んだ後にクレイモアで締める演出となっている。撃墜時のカイのセリフから「キョウスケの組んだモーションパターン」と考えられる。
ランページ・ゴースト
ヴァイスリッター、またはライン・ヴァイスリッターとの合体技。モーションが作品によって異なる。「暴れ回る幽霊」という名称は、2機がゲシュペンスト(幽霊)の改造機であるため。なお、『OG2』における使用時の台詞から攻撃内容は事前にエクセレンと打ち合わせたようである。『OGS』ではバンカーを敵機に突き刺したリーゼが上空にいるライン・ヴァイスリッターの発射するXモードのビームに向かって敵機を盾に突進する、という無茶極まりない攻撃方法をする。

[編集] デザイン

基本はアルトアイゼンと変わらないが各部がさらに大型化している。ヴァイスリッターのパーツを使用しているためか、等身が上がりアルトアイゼンより細く見える。 アクセルによれば、シャドウミラーのいた世界ではアルトアイゼンよりもこの機体の方がゲシュペンストMk-Ⅲに似ているらしい。あちらではカラーリングが青いようである。

[編集] 劇中での活躍

COMPACT2
ライン・ヴァイスリッターに対抗すべくキョウスケが提案した改造プランを基に、ニナ・パープルトンが仕上げた機体。性能面は純粋にアルトアイゼンのパワーアップ版となっており、使い勝手などの変化はない。当時は戦闘アニメも地味だったので、やや面白みの薄いパワーアップではあった。なお、本作でのみ、継続してスプリットミサイルが装備されている。
IMPACT
アルトアイゼン同様、アヴァランチ・クレイモアが格闘武器となっている。また、スプリットミサイルが削除され(ただし、エリアル・クレイモアの演出で残っている)五連チェーンガンの射程が延長されるなど、元々のアルトアイゼンとは使い勝手が異なる面が生まれた。本作では他作品にない、アヴァランチ・クレイモアのマップ兵器版が装備されている。
OG2
激化するシャドウミラーとの戦局に対応すべくキョウスケが提案した改造プランを基に、マリオン・ラドム博士が強化を施した機体。アクセル・アルマーとの戦いによって大破させられたのを機に改修された。スプリットミサイルはアルトアイゼン同様削除され、またリボルビング・バンカーはバリア貫通が不可能となっている。ラドム博士が「どうせやるなら徹底的に」としたため、完成した機体はキョウスケのプランとはやや異なっている(『OGS』に至っては前述の通りキョウスケの改造プランは参考程度にしか使われていないため、キョウスケが想像していたものと全く異なる機体となった)。改造プランの時点でそのあまりの極端さに(似たコンセプトのビルトビルガーを乗りこなしている)アラドにすら「イチバチどころかイチジューの機体」と言われている。

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[編集] ヴァイスリッター

諸元
ヴァイスリッター
WEIßRITTER
型式番号 PTX-007-03C
分類 人型
所属 地球連邦軍ATXチーム
開発 マリオン・ラドム
製造 マオ・インダストリー社
生産形態 試作機
全高 21.7m
重量 60.3t
武装 スプリットミサイル
プラズマカッター
3連ビームキャノン
オクスタン・ランチャー
必殺技 ランページ・ゴースト
乗員人数 1人
主な搭乗者 エクセレン・ブロウニング
諸元
ヴァイスリッター・アーベント
WEIßRITTER ABEND
型式番号 不明
分類 人型
所属 オルケストル・アーミー
開発 フォルミッドヘイム
製造 フォルミッドヘイム
生産形態 試作機
全高 約3m
重量 不明
武装 3連ビームキャノン
パルチザン・ランチャー
必殺技 ランページ・スペクター
乗員人数 1人
主な搭乗者 自律AI

[編集] 機体概要

ラドム博士によって製作された、ゲシュペンストMk-II試作型3号機の改良機。高機動性重視の砲撃戦仕様機。しかしコストの高騰と機体の脆弱性(パイロットのエクセレンも『Record of ATX』ではその装甲の薄さから「未完成じゃないのか」とマリオンに確認し、装甲の薄さを気にしている)から量産にはいたらなかった。当初は博士の意向により、EOTを採用せずスラスターとウイングによって飛行する予定だったが、南極事件を経てDC戦争が勃発し、アーマードモジュールに対抗する為、DC側から流出したリオンのデータと、急遽テスラ・ドライブを搭載した結果、PTとしては史上初の「人型のままで空を飛ぶPT」となった(変形をする機体であればビルトラプターが先に存在する)。アルトアイゼン同様、操縦は困難。武器はビームと実弾を発射できるオクスタン・ランチャー。『OGs』におけるシャドウミラーがいた平行世界ではゲシュペンストMk-IVと呼ばれていたが、プランとして存在しただけで実際には作られていなかったようだ。また、『無限のフロンティア』ではヴァイスリッター・アーベントと呼ばれる酷似した機体(赤い塗装となっている)が登場する。

【Weiß Ritter = 独語で「白騎士」】

[編集] 武装

スプリットミサイル
多弾頭ミサイル。
プラズマカッター
ビームサーベルのような近接戦闘用武装。砲撃戦用PTであるヴァイスリッターでは、あまり使われない。そのためか、『OGS』でオミットされた。
3連ビームキャノン
ゲシュペンストMk-IIのプラズマカッター搭載部に装備された3連装のビーム砲。威力はさほど高くなく、牽制用。エクセレン曰く「女の武器」。
オクスタン・ランチャー
槍のように長いヴァイスリッター専用のライフル(「オクスタン」とは突撃用の槍の名前)。銃身が上下背中合わせに2つついており、上段からは貫通力のある特殊徹甲弾(Bモード)を、下段からは射程の長いジェネレーター直結のエネルギー弾(Eモード)を発射でき、状況に応じて使い分けることが出来る。また、両方を同時に撃ち込むWモードもある(Wモードのモーションは作品によって異なり、『OG2』ではアルトの「切り札」のように、ヴァイスすべての固定武装を相手に連続して叩き込む攻撃になっている)。使いまわしが難しいらしく、乗り換え時のキョウスケは「(エクセレンは)よくこんなものを使えるな」と使用時に発言する。なお、同じコンセプトの武器にR-GUNのツイン・マグナライフル、ビルトファルケンのオクスタン・ライフル、ラピエサージュのオーバー・オクスタン・ランチャー、ヴァイスセイヴァーのオーバー・オクスタン・ライフル等がある(後者二つはオクスタン・ランチャーのデータを元に開発されたようだが、強奪されたビルトファルケンのオクスタン・ライフルがベースとなった可能性もある)。

[編集] 必殺技

ランページ・ゴースト
アルトアイゼン(リーゼ)との連携攻撃。

[編集] デザイン

白を基調としたデザインで、要所要所に青と黄色が使われている。

ゲシュペンストの改造機ということで、足のラインや腕の突起などにゲシュペンストらしさを残しているが、全身が細くなり、背中のスタビライザーによってシルエットは大幅に変わっている。

[編集] 劇中での活躍

COMPACT2
量産型ゲシュペンストMk-IIの性能向上を目的とした改良試作機(型式番号はPTX-002-00C)。飛行できない。この時点ではオクスタン・ランチャーのWモードがなかったため攻撃力に欠ける機体だったが、アルトアイゼン同様に援護に特化した戦い方が売りとなる(パイロットのエクセレンの援護技能が極めて高いため、手数の多さが強み)。ただし、装甲は薄いので下手に援護防御させると痛い目を見る(COMPACT2では、援護行動のキャンセルができない上、援護技能は攻撃と防御両方を兼ねている)。
IMPACT
『α』の設定に合わせ、後の設定である「PTX-007-03C」に改められた。さらに飛行可能となった。量産型ゲシュペンストMk-IIを改造して作った「1機だけの量産機」である。ランチャーとの干渉を避ける為に装甲を極限まで削り落とした結果、非常に「脆い」機体となってしまった。なお、相方のアルトアイゼンはCDドラマで使用した「切り札」が追加されたのに対し、同じくCDドラマで登場したオクスタン・ランチャーWモードは、本作では追加されなかった。
OG / OG2
『OG』の中盤でオクスタン・ランチャーのEモードとBモードを連続して使用するWモードが追加された。GBA版の『OG2』ではEDでライン・ヴァイスリッターから元のヴァイスリッターへ戻っている(OGsではライン・ヴァイスリッターのままだった)。
OVA
GBA版ではライン・ヴァイスリッターが元のヴァイスリッターに戻ったため、ヴァイスリッターの状態で登場。しかし、バルトールの機動性の高さに苦戦する場面が多々見られた。なお、装甲が薄いという設定であるにもかかわらず、バルトールの攻撃が直撃しても無傷だったため、一部のファン[要出所明記]からは「装甲がフル改造されている」と批判された(ヴァイスリッターに限った事ではないが)。
DW
南極事件前からエクセレンの愛機として運用されている。
α外伝
設定のみ存在。量産型ゲシュペンストMk-IIのカスタムメイド機。
無限のフロンティア
「ヴァイスリッター・アーベント」として登場。前述の通り赤い塗装となっているが、出力が上昇すると塗装が剥げ落ち、青い塗装が露出して通常のヴァイスリッターとよく似た姿となる。オクスタン・ランチャーにあたる武器として「パルチザン・ランチャー」を装備している。頭部やパルチザン・ランチャー等各所にライン・ヴァイスリッターの意匠が確認できる。背部スタビライザーはファルケンと同じく展開式になっているが、その姿はまさに「悪魔の羽」といったもので、見た目はライン・ヴァイスリッターに近い。エンドレスフロンティアに墜落したネバーランドに記録されていたデータをもとに現地の技術で開発されており、おそらくゲシュペンストMk-IVのデータを解析したものであると思われる。それに伴いダウンサイジングされ全長は3m程度となっている。もちろんおなじみのアルトとの合体攻撃パターンも有している。しかし、ゲシュペンストMk-IVが「向こう側」で実際に完成しておらず、エクセレンも既にいなくなっている以上、「ランページ・スペクター」はキョウスケとエクセレンの打ち合わせで行われていた「ランページ・ゴースト」とは違い、最初からプログラミングされている連携攻撃のモーションパターンと思われる。

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[編集] ライン・ヴァイスリッター

諸元
ライン・ヴァイスリッター
REIN WEIßRITTER
型式番号 PTX-007-UN
分類 人型
所属 地球連邦軍ATXチーム
アインスト
開発 アインスト
製造 アインスト
生産形態 エクセレン・ブロウニング専用機
全高 21.9m
重量 65.5t
武装 スプリットミサイル
3連ビームキャノン
ハウリング・ランチャー
必殺技 ランページ・ゴースト
乗員人数 1人
主な搭乗者 エクセレン・ブロウニング

[編集] 機体概要

ヴァイスリッターがアインストに奪取され彼らによって変異させられた機体。

アインストグリートに似た、植物の蔓のようなものが随所に見られる。ツグミ曰く、元々のヴァイスのパーツが何らかの力で変異させられているらしい。『OGS』ではエクセレンから「超絶マ改造」と呼ばれているが、本機は『改造』と言うよりも、『アインスト化』したと考えた方が妥当であると言える。

エクセレン専用機で他のキャラは乗り換え不可。メイン武装はオクスタン・ランチャーが変化したと思われるハウリング・ランチャー。背中の4枚の翼はテスラ・ドライブが変化したものであり、これを用いることで悪魔のごとき高機動を発揮する(高速すぎて分身しているようにも見えるほど)。よく見ると敵のときと味方のときでは目の色が違い、敵のときは赤、味方のときは緑となっている。アインストと地球の技術が混じって強化された機体が「純白の騎士」とは、何とも皮肉な名前の機体である。  【Rein = 独語で「純粋」 →「純白の騎士」】

[編集] 武装

スプリットミサイル
多弾頭ミサイル。ヴァイスと共通。
3連ビームキャノン
同じくヴァイスリッターと共通の牽制用ビーム砲。
ハウリング・ランチャー
オクスタン・ランチャーが変化したものと思われる実弾・ビーム撃ち分け可能な武器。仕組みは不明だが、Xモードを起動すると銃身が変形し、高出力ビームを撃つことができるようになる。エクセレン曰く「おたけびランチャー」。また、彼女はこの武器を「嘘くさい」とも評したり、「どういう仕組みなのかしら…?」と疑問視したりもしている。

[編集] 必殺技

ランページ・ゴースト
アルトアイゼン・リーゼとの合体攻撃。IMPACTではライン・ヴァイスリッターになると使用できなかったが、OG2以降は可能となった。「OGS」においてのモーションは、アルトアイゼン・リーゼが本機の支援射撃を受けながら突撃、リボルビング・バンカーで敵機を串刺しにし、その敵機を盾代わりにハウリング・ランチャーのビームの中に突っ込んでいくという荒業となっている。

[編集] デザイン

シルエットはヴァイスリッターと変わらないが、テスラ・ドライブは蝙蝠の羽のような形状となり、各部がアインスト特有の爪、蔓、赤い球体などで構成されるなど全く印象の異なる機体となっている。

[編集] 劇中での活躍

COMPACT2
早乙女研究所にゲシュペンストを引きつれ出現した異形のヴァイスリッター。分析の結果、アインストゲミュートに似た構造材が使われている以外、まったく不明。真ゲッターロボとの二者択一だが、仲間に出来る。基本性能が底上げされたヴァイスリッターといった趣で、名称こそ変わったが、装備している武器の癖もほとんど変わらない。わずかに「HP回復」が追加された程度。ただし、入手に要する条件はかなり厳しい。
IMPACT
基本はCOMPACT2と同じで、真ゲッター(&ノーマルのヴァイスリッター)との択一なのも同じ。この機体を入手した場合、アルトアイゼン・リーゼとの合体攻撃は使用できない。また、主要武器の射程の癖も強くなっており、通常のヴァイスリッターに比べて単機での攻撃力、最大射程、機体性能などの点では勝るが、使い易さの点では幾分劣る。プラズマカッターはオミットされた。図鑑登録は敵の機体で済むため、どちらかというとマニア向けの機体。ただし、一度は手に入れないと手に入れた時のみ使われるデモが登録されない。本作から、ハウリングランチャー・Xモードが追加された。
OG2
連れ去られたエクセレンがキョウスケ達の前に再び姿を現した際搭乗していた異形の機体。『IMPACT』と違い、アルトアイゼン・リーゼとの合体攻撃も使用できる他、主要武器の射程の癖も改善され、使いやすくなっている。ただし、この機体でも使えておかしくないはずのWモードは消滅してしまった。改造はXモードへと引き継がれるものの、弾数式→EN消費式への変更やビーム属性化などで完全に今までと同じ使い方というわけにはいかなくなった。本作ではラドム博士によるヴァイスリッターの強化プランがこの機体とは別に存在しているが、ラドム博士本人はエクセレンにその事を聞かれた際に無視している。前述の通り終戦後は元に戻っており、後日談のOVAでも元のヴァイスのまま登場している姿を見ることができる。そのため、プレイヤーからは弱体化が心配されていたが、『OGS』においては元に戻らず、ライン・ヴァイスリッターのままである(これは、消滅した後精神体となり、さらにその後復活したアルフィミィ同様、エクセレンの影響を受けて「アインストではない」存在になったからであると考えられる。このことはアルフィミィが復活することへの伏線だったととることもできる。しかしこれによって、GBA版では「OG3」以降の伏線ととることもできた前述の強化案の登場が絶望的になってしまった)。

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[編集] ビルトビルガー

諸元
ビルトビルガー
WILDWÜRGER
型式番号 PTX-015L/R
分類 人型
所属 地球連邦軍
αナンバーズ
開発 マリオン・ラドム
製造 マオ・インダストリー社
生産形態 試作機
全高 20.6m
重量 56.9t
武装 3連ガトリング砲
M90アサルトマシンガン
コールドメタルソード
スタッグビートルクラッシャー
必殺技 ビクティム・ビーク
ツインバードストライク
乗員人数 1人
主な搭乗者 アラド・バランガ
マイ・コバヤシ
レーツェル・ファインシュメッカー

[編集] 機体概要

開発者はマリオン・ラドム博士。アルトアイゼンのコンセプトを受け継いだ機体で、重装甲、実弾武器中心の設計で、更には機動性も追及された機体。Rタイプ(ロイヤルブルー、アラド機)とLタイプ(レッド、マイ・コバヤシ搭乗機。スタンショック装備、初期装備の武器の換装が不可能だがさらに武器を積載する事が可能)の2機が存在。機体フレームにはゲシュペンスト系のGIIフレームが使用されている。外部装甲(ジャケット・アーマー)をパージ(排除)することによって高機動モードへ移行し、ビルトファルケンと連携した高速戦闘が可能となる。また背部のテスラドライブ周りのアーマーだけをパージ(ハーフパージ)する事も可能。第2次αではアラドが、OG2ではタスクがこの機体を「出たとこ勝負の機体」と評している。さらに『OG外伝』ではアラドが「マ印(マリオン印)の強襲型」で「アルトアイゼンの弟分」と表現している。

ATX計画の関連機では、唯一カトキハジメによってデザインが行われた機体である。

【Wild Würger = 独語で「野生の百舌」】

[編集] 武装

3連ガトリング砲
左マニピュレーターに装備されている実弾兵器。稀にガトリング砲と名がついているのに回転しないのは奇妙だとする意見があるが、これは「ガトリング砲を3基搭載した武装」であるため間違いではない(戦闘アニメーションを見ると弾丸の発射点が砲口先端で円を描いているのが確認できる。仮に3つの砲身が回転するとすれば、その場合はただの「三砲身単装ガトリング砲」にしかならないため)。
M90アサルトマシンガン
携行兵装の一つで、これもビーム兵器ではなく実弾兵器。なお実際には「アサルトマシンガン」と言う銃の分類は存在せず、形状や機体との対比からすればアサルトライフルと呼ぶのが相応しい。銃身下部にはアンダーバレル・グレネードランチャーが取り付けられている。OGシリーズではこの武器と3連ガトリング砲はリュウセイの「ビーム兵器はアラドに向いていない」という意見を参考に装備されたものと思われる。
コールドメタルソード
3連ガトリング砲の銃口と銃口の間に差し込まれている実体剣。R-1に装備されているコールドメタルナイフを大型化したものと推測される。OGシリーズではカチーナの「振り回せる剣(GBA版では「長めの実体剣」)がアラドに向いている」という意見を参考に装備されたものと思われる。光沢がなく木刀に似た形状をしている。
スタッグビートルクラッシャー
右マニピュレーターに装備されている大きな鋏。主な使用法として敵機の関節を切断し戦闘能力を奪う、強固なことを利用して敵機を挟み潰すなどがある。OGシリーズではキョウスケの「破壊力重視の大型の武器(GBA版では「ステークよりもサイズの大きい武器」)を」という意見を参考に装備されたものと思われる。

[編集] 必殺技

ビクティム・ビーク
ジャケットアーマーをパージし、折りたたんで格納していた高速飛行用ウィングを展開後、テスラ・ドライブの瞬発力を最大限に活用して敵機に体当たりを仕掛ける突撃戦法。おそらくテスラ・ドライブを利用して、羽の周囲にガーリオンなどと同じくブレイクフィールドを発生させていると推測される。英語でビクティムは犠牲・生贄、ビークはクチバシを指し、百舌の早贄になぞらえた名称となっている。なおOGsではウィングでの連続体当たり後、最後にコールドメタルソードを前方に構えて突撃する。
ツインバードストライク
ビルトファルケンとの高速連携攻撃の名称。略称パターンTBS。キョウスケ、エクセレンによるランページゴーストを参考に考案された連携攻撃である。ビルガーとファルケンはこの連携攻撃をコンセプトに設計されているため、完璧なコンビネーションによるTBSによってこの二機は真価を発揮する。

[編集] デザイン

青と白を基調としたデザイン。ただし青い部分はジャケットアーマーなのでパージすると真っ白な機体になる。目はゴーグルタイプで、一見すると量産機にも見える。デザイン上のコンセプトは「青いクワガタムシ」で、これは基となったアルトアイゼンが「赤いカブトムシ」(byテンザン)と呼ばれたため、それと対になるようにデザインされたかららしい。

[編集] 劇中での活躍

第2次α
アラドを主人公にした際の後継機として登場。設定は『OG2』と基本的に同じだが、武器はアラド用に調整されてはいない。レーツェルが持ってきたものを戦闘中に受け取り、乗り換えた。本人曰く、「出たとこ勝負の機体」。封印戦争の最終局面で取り残されたイルイを助ける為、ガンエデンに突入。辛くもイルイを助け出すことに成功し地球に降り立つがその時点で中破した。
OG2
アラドのクセに合わせて武装を考案したため、事実上のアラド専用機と言える。しかし、マイが搭乗したタイプLもスタンショックを搭載している事を除けばアラドが乗るタイプRと全く同じ仕様になっている。武装考案のアドバイザーはリュウセイ、カチーナ、キョウスケ。データ収集の訓練相手はラミアだった。タイプLは基本武装を取り外すことができないが、その状態でさらに汎用武装の搭載が可能という差がある。
第3次α
封印戦争終結後、パイロットのアラド共々行方不明になっていた。参戦したときは完全に修復されていたために、マオ・インダストリーかテスラ・ライヒ研究所で修理を受けたと推測される。登場はリアル系男主人公選択時のみ。

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[編集] ビルトファルケン

諸元
ビルトファルケン
WILDFALKEN
型式番号 PTX-016L/R
分類 人型
所属 地球連邦軍
ノイエDC
ヤザン隊
αナンバーズ
開発 カーク・ハミル
製造 マオ・インダストリー社
生産形態 試作機
全高 21.7m
重量 50.0t
武装 バルカン砲
スプリットミサイルH
ロシュセイバー
オクスタン・ライフル
必殺技 ツインバードストライク
乗員人数 1人
主な搭乗者 ゼオラ・シュバイツァー
アラド・バランガ
ラトゥーニ・スゥボータ

[編集] 機体概要

カーク・ハミル開発の砲撃戦用PT。堅実な設計。ヴァイスリッターのコンセプトを受け継いでいるほか、同時期に製造されたビルトビルガーとの連携も考慮されている。ヴァイスリッターや、ビルトビルガーと違いゲシュペンスト系のGIIフレームではなく、ヒュッケバイン系のHフレームを採用しており、機体剛性の向上や軽量化が図られている。エクセレンに言わせれば「ヴァイスの腹違いの妹」となる。主兵装はヴァイスリッター同様にビームと実弾の撃ち分けができるオクスタン・ライフル。

ビルガー同様、タイプRとタイプL、2機の存在が確認されている。カラーリングもビルガーに合わせ、タイプRは青、タイプLは赤。

【Wild Falken = 独語で「野生の」】

[編集] 武装

バルカン砲
頭部に内蔵されているバルカン砲。
スプリットミサイルH
両肩と両膝から発射される大型の多弾頭ミサイル。射程距離が長い。MAPWに分類される。
ロシュセイバー
ヒュッケバイン系列の機体に装備されている非実体剣。
オクスタン・ライフル
ヴァイスリッターのオクスタン・ランチャーの発展型。連射力と装弾数の向上に伴いより大型化し、取り回しにくくなった。αシリーズではオクスタン・ライフルで統一され撃ち分けが不可であったが、『OG2』以降はオクスタン・ライフルBとオクスタン・ライフルEの2種が存在するようになった。なお、どちらにもオクスタン・ライフルWは存在する。オクスタン・ランチャーと比べると「連射する」という部分に重点を置いて戦闘アニメーションが作られているようである。特にOGSではどのモードでもテスラ・ドライブによる加速~ライフルの連射という流れになっている。

[編集] 必殺技

ツインバードストライク
ビルトビルガーとの高速連携攻撃の名称。ビルトファルケンはジャケットアーマーを装備していないのでパージはしないが、背部のテスラ・ドライブのウィングを展開しTBSモードと呼ばれる高速飛行形態へ移行する。フィニッシュに体当たりを仕掛けていることから見て、T・ドットアレイによる力場(ブレイクフィールド)で激突部を保護していると考えられる。

[編集] デザイン

ヒュッケバインのフレームを使っているため、足のラインなどに影響が見られる。ヒールが高く全体的に丸みを帯びており、シルエットは女性らしさを感じさせる。また、相方のビルガーとデザイン者が違うため、資料集などで並べてみると細かいラインが描かれていない分、スマートな印象を受ける。

なお、第2次αの機体グラフィックは配色ミスで頭部のカラーリングがデザイン画と異なるものになっている。これはOG2や第3次αでは修正されている。

[編集] 劇中での活躍

第2次α
ビルトビルガーより先にロールアウトしていたが、奪取されてしまう。のちにゼオラがヤザン隊から離反しαナンバーズに参加したことでαナンバーズの戦力として運用されることになる。
OG2
タイプRとタイプLの二機が登場。タイプRはラトゥーニがテスト中、DC残党軍(後のノイエDC)に所属していたゼオラに奪取されるものの、ゼオラが後にハガネ隊に加入したため、ハガネの戦力として運用される。タイプLは月のマオ社に置かれていたが、インスペクターの襲撃時にたまたまアラドが乗り込んで出撃した。その際、アラドが「俺好み」のBMセレクトをしたため、射程が軒並み短縮し、Wモードは移動後使用可能の射程1という本来のものとはまったく異なった性能を持っていた(戦闘アニメーションは変化なし)。ガルガウにより撃墜され大破、そのまま修理されることなく放棄された模様。
第3次α
封印戦争終結後もαナンバーズの機体としてゼオラが運用。リアル系男主人公のシナリオのみ登場。

[編集] 脚注

  1. ^ a b c 「電撃スパロボ! Vol.4」140頁
  2. ^ 「ゲーマガ」'08年5月号「SECRET HANGER」コメントより
  3. ^ 電撃ホビーマガジンで連載中の『Record of ATX』(『DW』をキョウスケの視点で見たコミカライズ作品)第四話では、ラングレー基地を強襲した空戦型のリオンとの対空戦闘で苦戦を強いられるが、敵がICBMを狙撃するために出撃したヴァイスリッターを追撃しようとしたところを狙い、一気に接近。敵機体を掴み、至近距離でのクレイモア掃射で見事に撃墜している。本人曰く「真上にとは言え『一直線なら』追いつけない道理は無い」と語っている。


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