第8代総選挙 (大韓民国)

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第8代総選挙(大韓民国)は、第三共和国時代の大韓民国国会を構成するために行なわれた総選挙である。

目次 1 選挙データ 2 選挙結果 2.1 党派別議席数と地域区得票率 [2][3] 2.2 地域別の選挙結果[4] 3 脚注 4 関連項目

[編集] 選挙データ

• 大統領：朴正熙（民主共和党）.前月の第7代大統領選挙で野党新民党の大統領候補、金大中を僅差で下した。
• 議席数：204議席(地域区153議席＋全国区51議席)前回の第7代総選挙の時より議席数が29増やされた。
• 選挙制度：小選挙区比例代表並立制。有権者は地域区の候補者にのみ投票(記号式)、全国区は地域区で獲得した得票率に応じて各党に配分(詳細は第6代総選挙に書いているので、そちらを参照のこと)。無所属の立候補は禁止
• 投票日：1971年5月25日

[編集] 選挙結果

• 投票率　73.2％^[1]

[編集] 党派別議席数と地域区得票率 ^[2][3]

党名	合計	地域区	得票率	全国区
民主共和党	113	86	48.8%	27
新民党	89	65	44.4%	24
国民党	1	1	4.0%	0
民衆党	1	1	1.4%	0

[編集] 地域別の選挙結果^[4]

市・道	合計	共和	新民	国民	民衆
ソウル特別市	19	1	19	0	0
釜山直轄市	8	2	6	0	0
京畿道	16	11	4	0	1
江原道	9	8	1	0	0
忠清北道	8	6	2	0	0
忠清南道	15	11	4	0	0
全羅北道	12	6	6	0	0
全羅南道	22	15	7	0	0
慶尚北道	24	15	8	1	0
慶尚南道	18	9	9	0	0
済州道	2	2	0	0	0

前回の第7代総選挙で圧勝した民主共和党は、過半数は維持したものの、単独で憲法改正をするための3分の2の議席を確保することが出来なかった。一方の野党新民党は、珍山波動」で党内が混乱したまま挑んだにもかかわらず前回の倍近い躍進を果たした。この結果は、朴大統領の説得によって党副総裁に復帰した金鍾泌が画策したとの分析もある。共和党が立法府を抑えるための過半数の議席は確保し、改憲に必要な3分の2にはあえて至らないように、共和党の選挙不正を金鍾泌が牽制したというものである^[5]。

• 女性当選者5人（全国区5人）、女性議員比率2.5%^[6]

党派	全国区
民主共和党	4
新民党	1

[編集] 脚注

1. ^ (財)自治体国際化協会　clairreport第260号『韓国の国会と第17代総選挙分析について』より引用した。
2. ^ 『世界の議会　9巻　アジア(2)』77頁　第4表歴代国会の院内勢力分布より引用。
3. ^ 得票率は『韓国政治の研究』(三一書房)金浩鎮著、李健雨訳　238頁「(表8-4)第6･7･8代国会議員総選挙」より引用した。
4. ^ 「韓国中央選挙管理委員会歴代選挙検索システム」より引用して作成。
5. ^ 金容権編著『朝鮮韓国近現代史』(日本評論社)470頁　5・25総選挙(第8代総選挙)の解説より
6. ^ 新幹社『現代韓国と女性』春木育美、第5章　158頁 表5-1「歴代女性国会議員数」、170頁。

[編集] 関連項目

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• 韓国の政党
• 韓国の選挙
• 第三共和国 (大韓民国)

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