竹内義和
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竹内 義和(たけうち よしかず、1955年2月27日 - )は、作家、コラムニスト、出版プロデューサーである。和歌山県和歌山市出身。
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[編集] 来歴
- 近畿大学中退。同大学に8年間在籍したが大学に顔を出したのは3回。
- 大学在学中から、多くの特撮、オカルト系出版物の編集に携わり、雑誌『BRUTUS』に掲載されたコラムが好評を博す。
- 著述業に入る前はイベント会社(ファミリー企画)に勤務、特撮ヒーローショー、映画の公開イベント、動物を使った催し物などを手がける。竹内の勤務実態を聞かされた盟友の北野誠は、過酷、凄惨を極める内容で絶句する。あるイベントで竹内が北野に声をかけた事から共に仕事をする事になる。初見での竹内の印象は「うさんくさいオッサン」であった。
- 1986年に出版された『大映テレビの研究』では、大映テレビへの取材等を行うことなく大映テレビを一視聴者としての独自の視点から論じ、現在でも大きな共感を得ている。
- アイドルを付け狙うストーカーをリアルに描いた著作『パーフェクトブルー 完全変態』は『パーフェクトブルー』としてアニメ映画化(当初は、実写の予定だった)もされた。
- 2006年4月には、大阪日本橋でんでんタウンに「おたくの殿堂」をプロデュース。
[編集] 人物・エピソード
- 学生時代、下宿先のアパートの部屋で新聞にくるんで寝ている己の境遇に号泣する。
- 執筆活動だけでなく、ラジオパーソナリティやアイドルプロデュース、トークライブ等も積極的に行っている。
- 政治、経済から映画や特撮、アニメ、声優、プロレス、グループサウンズ、心霊現象、オナニー、果てはスカトロまで守備範囲は広く、特に芸能界についてのニュースソースの不明な噂をさも真実であるかのごとく断言するその様から「関西の決め打ちの神様」との異名も持つ。
- 1988年から放送されている『誠のサイキック青年団』では、当日俎上にあがる事象の原因を強引なまでに下半身につなげるその“ゲストーク”(下衆のもじり)っぷりから「兄貴」と呼ばれ、北野誠と共に一部から絶大な支持を得ている。
- 桑名正博、青木雄二(故人)、弘兼憲史、小林よしのりらとは盟友関係にあり、共著も多数。その他の交友関係も広範に及ぶ。
- フォークグループ「かぐや姫」の東京神田共立講堂で行われた解散コンサートを録音したマスターを所有。[1]
- 妻の竹内眠も作家。
- 映画「硫黄島からの手紙」を観て以来、出演していたジャニーズのアイドルグループ嵐に所属する二宮和也の大ファンになってしまったらしく、今現在では自らのブログで毎日のように嵐について語っているくらい熱心な嵐ファンである。
- 音楽関係では吉田拓郎を筆頭にフォークソングや歌謡曲では森進一に造詣が深く、気分が良くギターが傍らにある時は勝手に弾き語りを始める。
- レインボーマンや七色仮面を手がけた川内康範による脚本の根底に流れる仏教的な思想が幼年期における自我を形成させたとその影響を述べており、森進一との確執の最中に川内との対談が行われる予定であったが直前に川内が体調を崩しキャンセルになる。その際に川内が対談が出来なかった事を詫びる旨をスタッフを通じて竹内に伝えられるが、竹内はその応対に恐縮至極で川内の体調を案じていたが、しばらくしてから川内は逝去してしまい訃報に対して対談が果たせなかった無念さをにじませる。(この対談には北野誠も同席する予定であった)
[編集] 近年の活動
放送媒体や公式ブログにおいて、映画化、商品開発、興行、共同執筆等、数々の企画や事業を掲げるも、形になったものは少なく、北野誠曰く「未だにどこから収入を得ているのかわからない」とのこと。
- 発表済みの企画
- お見合いパーティを開催
- 企画・プロデュース
- 2007年にオリジナルのレーベルを立ち上げ、映像作品、出版物を発売[17]
- 2007年より、岡田斗司夫との商品開発、出版事業、イベントを本格展開していく[18]
- 手がけるイベントの情報サイトを立ち上げる[19]
チョイオタ.com(Y.C.TOYS LABOと立ち上げたサイト)のことだと思われる。
2008年5月16日に発売された、岡田斗司夫・森永卓郎著『オタクに未来はあるのか!? 「巨大循環経済」の住人たちへ』[20]の奥付では、「構成 竹内義和(ワイ・シー・トイズ・ラボ株式会社)とクレジットされている。
[編集] 著書
- 『都市怪奇伝説』 メタモル出版 ISBN 4895955060
- 『大映テレビの研究』 澪標 ISBN 4860780477
- 『PERFECT BLUE 夢なら醒めて』 主婦と生活社 ISBN 4391126370
- 『テレビ汁』 ぶんか社 ISBN 4821106191
- 『シンプル・レッド』 ぶんか社 ISBN 482110623
- 『格闘耳袋』 ぶんか社 ISBN 4821105357
- 『なんたってウルトラマン』 勁文社 ISBN 4766920384
- 『TV視聴上の御注意とお願い』 メタモル出版 ISBN 4878920173
- 『ほっといたれよ!形而下的決め打ち人物論』 青心社 ISBN 4878920173
- 『長靴を履いた猫の靴下』 青心社 ISBN 491533368X
- 『清純少女歌手の研究』 プラザ
ほか
[編集] 共著
- 『16年目のサイキック讀本 北野誠・竹内義和と愉快な仲間たち』 北野誠/竹内義和 青心社 ISBN 4878923121
- 『楽しむ心を忘れない大人たちの人生娯楽術』 弘兼憲史/竹内義和 ぶんか社 ISBN 482110766X
- 『ナニワ革命道』 青木雄二/竹内義和 徳間書店 ISBN 4198612145
- 『自虐でやんす。』 小林よしのり/竹内義和/日本の戦争冤罪研究センター 幻冬舎 ISBN 4877287655
ほか
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ よしかずちゃんのぼちぼちブログ 呪われたテープ!(2007年3月27日)
- ^ よしかずちゃんのボチボチ日記(2005年1月4日)
- ^ よしかずちゃんのボチボチ日記(2005年3月19日)
- ^ よしかずちゃんのボチボチ日記(2005年4月5日)
- ^ よしかずちゃんのボチボチ日記(2005年6月8日)
- ^ よしかずちゃんのボチボチ日記(2005年8月3日、8月26日)
- ^ よしかずちゃんのボチボチ日記(2005年10月13日)
- ^ よしかずちゃんのボチボチ日記(2005年12月21日)
- ^ a b c ウイングエンターテイメント Blog(2006年2月15日)
- ^ よしかずちゃんのぼちぼちブログ まもなく、始動!(2006年11月29日)
- ^ a b c よしかずちゃんのぼちぼちブログ 猫の目の温度!(2006年12月28日)
- ^ よしかずちゃんのぼちぼちブログ 今日は、忙しかった!(2007年5月24日)
- ^ 竹内義和のどきどきブログ 出版告知!(2008年5月21日)
- ^ よしかずちゃんのぼちぼちブログ やっぱ、嵐だね!(2008年5月6日)
- ^ 竹内義和のどきどきブログ 岡田式ダイエットは、凄い!(2007年10月13日)
- ^ ときどき航宙日誌 1月19日、竹内・北野のサイキックお見合いパーティ(2008年1月10日)
- ^ よしかずちゃんのぼちぼちブログ レーベル、創ります!(2007年1月4日)
- ^ よしかずちゃんのぼちぼちブログ 岡田斗司夫とのコラボ!(2007年3月3日)
- ^ よしかずちゃんのぼちぼちブログ イベント情報サイト、近々発信!(2007年3月16日)
- ^ オタクに未来はあるのか!? | 書籍 | PHP研究所
[編集] 外部リンク
- 猫の靴下 竹内義和公式サイト
- 竹内義和のどきどきブログ(日々の雑感をつづるブログ)
- よしかずちゃんのぼちぼちブログ(アイドルグループ嵐への想いをつづるブログ)
- チョイオタ.com(Y.C.TOYS LABOと立ち上げたサイト)
- 誠のサイキック青年団
- ABCアシッド映画館
- 未確認思考物隊
- 新感覚Webマガジン・コラム・エッセイ・関西・大阪・情報 GO2K(連載コラム「くわんさい観測」)
- おたくの殿堂