BRUTUS
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BRUTUS(ブルータス)は、1980年5月からマガジンハウスより発行されている雑誌。当初は月刊だったが、同年7月から月2回の刊行となり、現在に至る(毎月1日・15日発売)。
[編集] 概要
創刊当初から、都市で生活し、時にはアウトドア・ライフをも楽しむ大人の男の雑誌を志向しており、創刊号には「男が海に出る この行為に理屈は必要ない」、「男の化粧品には匂いなど必要ない」、「日曜の朝はゆっくり起きシャンパン・ブランチを楽しむ」、「パーティにはタキシードを着て出掛けたい」などの記事が掲載されている。いわば、今日の男性向けクオリティ・マガジンの元祖的な存在である。
創刊には、トゥナイト2(テレビ朝日系)の司会で有名な石川次郎が編集長として関わり、「POPEYE」(同社)、「ESSE」(扶桑社)などのタイトルロゴも手掛けた堀内誠一がアート・ディレクションを務めた。また、ザ・フォーク・クルセダーズの作詞で知られる松山猛、写真家の三好和義らも参加していた。
海外取材費に糸目を付けない等の編集方針が、バブル経済前夜の時代の雰囲気にマッチして成功を収めるが、バブル崩壊とともに低迷。1996年に斎藤和弘が編集長に就任すると、高収入層に焦点を合わせたスノッブな誌面作りによって、ブランドものを中心とした広告からの収入で利益を生む雑誌へと変身を遂げた。現編集長は西田善太(2008年〜)。
次第に編集方針から無骨さが消えたことで批判も浴びたが、独特の切り口からライフ・スタイルを提案する特集は現在も支持を得ている。特に「お取り寄せ」特集は好評である。また、建築に関する特集からは、『CASA BRUTUS』(カーサ・ブルータス、月刊)という兄弟誌も生んでいる。