止め名
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止め名、留め名(とめな)
止め名(とめな)とは、大相撲の四股名のうち、二度と使われないことになっているものを言う。
野球の永久欠番のように、明文化されているものではないが、おそらく現役力士の四股名としてはもう使われないであろうものの中には、以下のようなものが考えられる。
- 現在年寄名跡として使われているもの
- 出羽ノ海(出羽海)、不知火など。現在の日本相撲協会の規約で、年寄名跡と重なる四股名は認められていない。
- 昔は年寄名跡を四股名にすることができたため東関、秀ノ山、阿武松(おうのまつ)といった四股名が存在、主に二枚鑑札の力士が襲名した。また大坂相撲との合併前は大坂年寄と同じ四股名の力士(陣幕、小野川など)が存在したが東西合併の時点で現役だった力士は後に改名した。
- 現役時代の実績によるもの
- 谷風、雷電、常陸山、太刀山、栃木山、玉錦、双葉山など。
- 谷風や雷電についてはいくつかの逸話もある。
- 一代年寄として認められたもの
- 大鵬、北の湖、貴乃花。
- 千代の富士は一代年寄は辞退しているが、その実績を考えれば、同様の扱いと考えられる。
- 現在の制度では一代年寄として認められるのは、ずば抜けた実績を残した力士であり、それを考えれば現役時代の実績による止め名と同列に考えられる。
- 部屋ゆかりの四股名で、部屋の消滅などによって実質の止め名となっているもの
- 梅ヶ谷など。
また、力道山、豊登などプロレスに転向した力士の四股名や双羽黒、南海龍など部屋とトラブルを起こして辞めた力士の四股名は止め名と呼ばれることはないが、実際上再び命名されることはないものである。
[編集] 関連項目
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