機動要塞 (宇宙戦艦ヤマト)
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機動要塞(きどうようさい)は、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場した架空の宇宙要塞。デザイン担当は板橋克己
名称は「ゼスバーデ」[1]、「デスバーデ」[2] 、「ゼスパーゼ」[3]など複数存在する。
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[編集] 概要
ボラー連邦の保有する大型機動要塞。太陽系内における最終決戦の際、同連邦の切り札として、独裁者であるベムラーゼ首相自らが乗り込んだ。
外見は球体を連結させた形態を呈している。中央部の球体は、直径2.5kmに達する。周囲の球体はすべてが同じ大きさではなく、その内の3つは他より一回りほど大きい。
その大きい3つの球体にそれぞれ1門ずつ、決戦兵器であるブラックホール砲が設けられている。これは一時的に小ブラックホールを発生させ、周囲の物質を全て呑み込んでしまうというもので、ヤマトの波動エンジンや3代目デスラー艦と同等のエンジンの出力がないとその引力圏から脱出不可能な武器である。その他にも表面には無数の対空砲を備え、多数の航空機も搭載している。
装甲は、自動惑星ゴルバ[4]と同等の防御力を誇りデスラー砲艦のデスラー砲の斉射をものともしなかった。
揚羽武の献身的な攻撃によりブラックホール砲が破壊され、[5]ハイパーデスラー砲で撃破された。
[編集] 脚注
- ^ 現在の著作権者である東北新社ウェブサイト「宇宙戦艦ヤマト発信!情報班資料室」では、「機動要塞ゼスバーデ」と表記。
- ^ 朝日ソノラマサンコミックス「宇宙戦艦ヤマトⅢ(全2巻)」(絵・増尾隆之)の2巻より。
- ^ スタジオハードMX編『宇宙戦艦ヤマト画報』竹書房,2001年,p.156
- ^ 暗黒星団帝国の自動惑星ゴルバの防御法は特殊なコーティング技術によるものであり、装甲が直撃に耐えているわけではない。
- ^ 東北新社ウェブサイト「宇宙戦艦ヤマト発信!情報班資料室」では特攻との記述もある。
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- サンコミックス 『宇宙戦艦ヤマトⅢ 全2巻』 朝日ソノラマ
- 『宇宙戦艦ヤマト発信!情報班資料室』 東北新社ウェブサイト
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総合 | 宇宙戦艦ヤマトシリーズ |
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