本土
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本土(ほんど)とは、ある国において本国を意味する、あるいは離島からみた中心となる地域や島を指す言葉である。
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[編集] 日本における用法
日本語の「本土」は英語の"mainland"(オーストラリアのタスマニア以外の部分、ハワイやアラスカから見た米国本土等)の直訳と考えられる[要出典]。英語の"mainland"は「国の領土のうち(島嶼部分や半島部分あるいは飛び地ではなく)主たる(大陸)部分」の意味であるので、日本のように島のみで領土が構成される国で言うのはおかしい、とする意見もあるが、「本土」は"mainland"の訳ではなく、もっと古くからの言葉だという説もある[要出典]。
国土交通省では、北海道・本州・四国・九州・沖縄本島を除く島を離島と定義している[1][2]。このことから、日本では北海道・本州・四国・九州・沖縄本島の5島を本土と考えるのが一般的である。
また、「内地」という言葉もあり、「(占領地や海外領土などの)『外地』に対して、その国の本国の部分」という意味で使われる場合は同義といえる。いずれも本国(内地)と住民構成や行政などが異なる植民地を区別する際の用いられ方は共通である。
その他、更に、本州に居住する住人の中には本州のみを「本土」と誤って呼ぶ者もいるので注意が必要である。[要出典]
[編集] 沖縄と「本土」
1945年〜1972年の26年間、米国の占領下に置かれた沖縄において「本土」といえば、米国の「本土」(ハワイやアラスカ以外の部分)を指す場合も往々にしてあったという。[要出典]
また、沖縄県は1972年に本土復帰したが、内閣府の資料にも沖縄県を本土に含めない表記をしているものもある[3]。沖縄でも、他都道府県のことを「本土」または「内地」と呼ぶことがある。
[編集] 脚注
- ^ 離島とは(島の基礎知識)
- ^ 一般には、これらの5島と砂州や橋梁等で繋がっている島は離島から除かれる。
- ^ 沖縄の振興 11 沖縄政策の基本的枠組み(pdf) - 内閣府沖縄担当部局、2007年