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待つわ - Wikipedia

待つわ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

待つわ
あみんシングル
リリース 1982年7月21日
ジャンル J-POP
時間 4分24秒
レーベル PHILIPS RECORDS
チャート最高順位
あみん 年表
待つわ
1982年
琥珀色の想い出
1982年

待つわ』は、あみんのデビューシングル。1982年7月21日発売。発売元はPHILIPS RECORDS/日本フォノグラム(現:ユニバーサルミュージック)。

目次

[編集] 解説

  • 「あみん」は岡村孝子・加藤晴子の女子大生デュオ。あみんに関する詳細は「あみん」を参照されたい。
  • 1982年オリコン年間ヒットチャート売上第1位に輝いた、大ヒットソング。
  • オリコン週間ヒットチャートでも6週(8月30日付~10月4日付)にわたり1位を獲得。
  • ポプコン(ポピュラーソング・コンテスト)でグランプリを獲得。華々しくデビューした。
  • 「いつまでも待つわ」と歌う楽曲のインパクトもさることながら、テレビの音楽番組全盛の折、二人が無表情で横揺れのステップを踏みながら歌うビジュアルも視聴者に大きなインパクトを与えた。その様子はモノマネをされる事も多い(例として、当曲ヒットと同時期に放送中だったフジテレビオレたちひょうきん族ひょうきんベストテン』における太平サブロー・シローサブローが岡村役、シローが加藤役)。
  • 音楽番組全盛の象徴ともいえる、TBS系列の『ザ・ベストテン』では、8月26日放送分で第6位に初登場。9月23日から10月14日放送分まで、4週にわたり1位を獲得。合計12週にわたってランクインした。
  • カラオケの定番としても知られる。
  • あみんの解散後、岡村孝子のソロでの活躍は広く知られているが、同楽曲をソロで歌ったことはない。2002年のデビュー20周年記念コンサートツアーでは、最終日9月6日・渋谷公会堂(当時)の公演に加藤晴子がスペシャルゲストとして登場。およそ20年ぶりに生で同曲を披露した。歌う直前の曲紹介で岡村は「それでは封印していたあの曲を…」と発言しており、岡村の中では封印されていたことが明らかになった。解散後、相手を変えて「あみん」を続行する話があったそうだが、加藤以外とやることは全く考えていなかったように、あまりに大きな存在である『待つわ』をひとりで歌う事もありえなかったようである。なお、同公演では岡村と加藤のハーモニーが20年ぶりに新たな形となった『天晴な青空』(2000.7.26)も披露されており、『Encore V 〜20th Anniversary Concert Tour, '02 DO MY BEST〜』としてDVD化されている。
  • 岡村が加藤を誘ったことがきっかけとなり、2007年には活動が再開された。"大人の部活動" 的な感覚であるという。同年6月20日に『ひまわり/待つわ'07』、7月25日には25年ぶりのオリジナルアルバムIn the prime』をリリース。このアルバムには、当シングル盤B面曲のセルフカヴァー『未知標'07』も収録されている。なお、あみん名義ではないが2006年5月24日リリースの岡村のソロ・アルバム『四つ葉のクローバー』でも、加藤がコーラスで参加している。
  • 第33回NHK紅白歌合戦に『待つわ』で出演。この映像は比較的見られる機会が多く、再始動後のあみんが出演したNHKの音楽番組『SONGS』(2007年7月11日放送)でも流れた。なお、この映像はNHK番組公開ライブラリーでも視聴可能。また、再結成した2007年の第58回紅白に『待つわ'07』で出演した。
  • 実際のところ、『待つわ』の印象が強すぎるためにそれだけのイメージを持たれ易いが、一発屋扱いをさほど受けていないのは、楽曲のクオリティの高さもあるが、その後の岡村の活躍によるところが大きいと云える。加藤自身も「(こうしてあみんとして再び歌えるのは)孝子がソロで頑張ってくれたおかげ」と語っている(週刊誌『女性自身』2007.6.26号のインタビューより)。
  • あみんのファーストアルバム『P.S.あなたへ…』には、前奏がオルゴールの音から始まるアルバム・バージョンが収録されている。

[編集] 収録曲

  1. 待つわ (4:24)
    • 作詞・作曲: 岡村孝子 、編曲: 萩田光雄
  2. 未知標(みちしるべ) (4:35)
    • 作詞・作曲: 岡村孝子 、編曲: 萩田光雄

[編集] 収録アルバム

[編集] ヒット当時のエピソード

  • 当時名古屋地区で人気を博していたローカル番組5時SATマガジン」(中京テレビ)の「ローカルスターベストテン」に“陽気なあみん”を名乗る女子大生デュオ(もちろん椙山女学園とは別の大学に在学)が登場し、彼女たちの歌う本曲を名古屋弁に訳した替え歌「待っとるがや」が話題となったことがある。このことに関して本家あみんは黙認をしていたようだが、あまりの反響にレコード発売の話が持ち出されるや、あみんサイドから待ったがかかり、ジャケットのデザインが完成済などリリース寸前までこぎつけながら、レコード化は見送られる結果となってしまった。
  • 本曲ヒットの1982年のセ・リーグペナントレースは中日巨人がし烈な優勝争いを展開しており、巨人は全日程を終了しても順位が確定せず中日の結果待ちとなったが(結果は中日が最終戦で勝ち優勝決定)、当時「週刊朝日」の巻末の人気コーナー「山藤章二のブラックアングル」では、結果待ち状態の当時の巨人監督・藤田元司が、テレビであみんが歌う本曲を聴きながら「今の俺の心境を案じてるような歌だな。ところでこの子たち何者だ? エッ、名古屋の大学に通ってるって? やめてくれ、縁起でもない」とぼやくネタが掲載されている。ちなみに山藤は、あみんが出場した第33回NHK紅白歌合戦の審査員を務めた。
  • また、上記の話題性からか、TBSの「ザ・ベストテン」では当時名古屋市中村区に所在していた中日ドラゴンズ合宿所からの生中継であみんが本曲を歌ったこともある(その際共演していた当時の寮長・坪内道典の項目も参照のこと)。

[編集] 関連項目

オリコン週間シングルチャート第1位
1982年8月30日付~1982年10月4日付(6週連続)
前作:
嶋大輔
『暗闇をぶっとばせ』
あみん
待つわ
次作:
近藤真彦
『ホレたぜ!乾杯』
オリコン年間シングルチャート第1位
1982年
前年:
寺尾聰
ルビーの指環
あみん
待つわ
次年:
大川栄策
さざんかの宿



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