垣花正
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かきはな ただし
垣花 正LFクールK |
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プロフィール | |
愛称 | カッキー、LFクールK |
出身地 | 日本 沖縄県宮古島市 |
生年月日 | 1972年1月1日(36歳) |
最終学歴 | 早稲田大学社会科学部卒 |
勤務局 | ニッポン放送 |
活動期間 | 1994年~ |
ジャンル | 報道・情報系 |
公式サイト | www.1242.com |
出演番組・活動 | |
現在 | 『垣花正のあなたとハッピー!』 『アッコのいいかげんに1000回』 『看板娘ホッピー・ミーナの HOPPY HAPPY BAR』 |
過去 | 『垣花正のオールナイトニッポン』 『ゲルゲットショッキングセンター』 『垣花正のニュースわかんない!?』 『HOT'n HOT お気に入りに追加!』 |
備考
LFクールKは夜番組担当時代のマイクネーム。 |
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垣花 正(かきはな ただし、1972年1月1日 - ) はニッポン放送所属のアナウンサーで、アナウンサールーム主任である。沖縄県宮古島市(旧平良市)出身。
早稲田大学社会科学部卒業後の1994年に入社。ちなみに、旧ニッポン放送有楽町社屋で採用された最後のアナウンサーでもある(翌年95年~96年の2年はアナウンサーの募集はされていない)。
目次 |
[編集] プロフィール
名前の由来は正月生まれであるから。以前、夜帯に在籍していた時のマイクネームは「LFクールK」であった(1995年11月~1999年9月)。愛称は「カッキー」、一時期「モアイ垣花」、「ニッポン放送の中継王」とも呼ばれていた。また、カッキーと言われるようになったのは昼番組を担当し始めた1998年頃から。
髪型はソフトモヒカンで、それゆえに同じ沖縄県出身であるガレッジセールのゴリに間違われる。特技は姓名判断。サザンオールスターズのファン。
学生時代、欽ちゃん劇団に1期生として半年間所属していたことがあり、あさりどとは同期、第1回公演に泥棒役で出演した。そのため、遠巻きながら欽ちゃんファミリーの一員に分類されることもある。
『垣花正のオールナイトニッポン』を経て1995年から放送された『ゲルゲットショッキングセンター』のアシスタントを「LF COOL K」(通称クールK、LL Cool Jに由来)として担当。中高生などから絶大な支持を得る。
「冷静」、「堅苦しい」といった、いわゆる「アナウンサー」のステレオタイプなイメージから逸脱したキャラクターを持っており、二十代の頃は感情を表に出す場面も度々あった。前述の『オールナイトニッポン』最終回では号泣をし、夜帯の若年向け番組ではリスナーと口論を繰り広げたこともある(↓「エピソード」にて後述)。
2005年1月、アナウンサールーム主任になる。平日の帯番組のパーソナリティを担当するアナウンサーでもある。
2003年、長寿番組であった『鶴光の噂のゴールデンアワー』の後継番組、『垣花正のニュースわかんない!?』のパーソナリティに抜擢される。2004年春の改編「高嶋・森永・垣花の大移動」で、夜の番組担当に。またその年に3人は「メジャーな笑顔!ニッポン放送」のキャラクターとなった。2005年からは朝の番組に移動、「ニュースわかんない!?」で共演していた森永卓郎とともに『森永卓郎 朝はニッポン一番ノリ!』『森永卓郎と垣花正の朝はニッポン一番ノリ!』のパーソナリティをつとめた。2007年10月1日からは『垣花正のあなたとハッピー!』で、2005年3月以来の単独パーソナリティとなる。
以前フジテレビ『FNNスーパーニュース』の特集コーナーのレポーターとして出演した。そのためか、ライブドアによるニッポン放送買収騒動では、フジテレビの各番組に半ばニッポン放送社員代表のような形でインタビューされたこともあった。
ニッポン放送のアナウンサーでありながらも、民放各局が協賛した映画にレポーター役で出演したり(1998年)、TBSで放送される和田アキ子主演の複数のドラマに端役で出演する等、本業以外でも活躍している。
[編集] エピソード
- 学生時代には、友人とともにフジテレビのクイズ番組『クイズ!早くイッてよ』に出演したことがある(結果はチャンピオンゲームまで残ったものの、海外旅行は獲得ならず)。
- 大学4年の就職活動時に、東京に残りたいがために両親に内緒でニッポン放送を受験。内定して東京に残る既成事実を作った。両親は沖縄に帰って来ることを望んでおり、本人も両親には沖縄に戻るつもりでいるふりをしていた。
- 新入社員時代の日誌に、新人指導の担当の那須恵理子(現在は同局アナウンサールーム長)を呼び捨てで記入し、上司に叱られた。
- この事から、担当していた『ゲルゲットショッキングセンター』のネタとしても使われ「那須アナウンサーの垣花死んじゃえ」というネタも存在した。
- 番組共演者の森永卓郎いわく、「垣花アナのおばさんマネは日本一」。
- 本人いわく「ニュースも読めない、ラジオカーレポートも出来なかったので、仕方なくオールナイトニッポンがデビュー番組になった」とのこと。通常泊まりアナウンサーと呼ばれる、深夜帯に緊急ニュースがおきた際にニュースを読むアナウンサーは早朝の番組のニュースコーナーを担当することになっているが、本人いわく「上層部からのお達し」で、垣花が当番の日は違うアナウンサーがニュースを読んでいた。これは当時在籍していた荘口彰久も同様。
- 担当番組は聴取率こそ好調ながらも、長期にわたっての番組はなく、いずれも短命で番組を終了している。ただし、パーソナリティとして、アシスタントとしての評価は高い。
- ニッポン放送では下から2番目の若手アナウンサーが深夜帯番組のパーソナリティを務めることが慣例となっている。しかし、垣花はパーソナリティ時代にリスナーと口論になり暴言を吐いたため前任の荘口が再び務めることになった。
- 実は非常に口が悪い。そのため若手時代は、生放送でリスナーとケンカをしたこともあった。現在は口調を柔らかくし、発言に必ず自虐ネタをはさんで毒を中和することで克服した。
- この独特の謙譲トークは目上に受けがよく、特に和田アキ子にはいろいろな意味でかわいがられている。また『テリーとうえちゃんのってけラジオ』で、石原慎太郎にインタビューした際、番組スタッフの心配に反して気に入られてしまい、周囲を不思議がらせた。
- かつては社会人としてのマナーに反する行動が多かったため、パーソナリティを選ばない番組、目立たない短時間番組を担当するなどの不遇の時期もあった。しかし1998年4月頃の『テリーとうえちゃんのってけラジオ』の外回りレポーター、2001年4月の『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』のアシスタント起用後、両番組でリスナーやパーソナリティから頻繁に指摘されたことをきっかけに、問題行動は改善されていった。これを契機に、中高年向け番組も担当できるオールラウンドなアナウンサーとしての才能を開花させ、看板アナウンサーの一人と呼ばれるまでに成長した。
- 『HOT'n HOT お気に入りに追加!』でゲストとして訪れた五木寛之が垣花を気に入って、五木が出演するTBSラジオの『五木寛之の夜』に出演を頼まれたことがあった。
- 今も宮古島に住む母は高校で家庭科の教師をしており、2006年3月をもって定年退職となった。また、かつて垣花アナが出演していた『テリー伊藤のってけラジオ』には頻繁に電話出演をしていた。
- 豊島区在住。2000年代前半頃(2007年10月6日放送の「アッコのいいかげんに1000回」では「10年いかなかったですけどね」と垣花が発言していたことからおそらくこの頃と推測される)から2004年まで前彼女と同棲生活をしていたことがあり(その後、2004年に垣花がふり破局。その代わりに後に妻となる西田裕美と交際を始める)、『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』の中で2003年に罰ゲーム(垣花の問題行動の罰)として、生放送で彼女に電話を掛けさせられた。
- 『新型テレビ』でいいかげんに1000回の放送の様子が流れた際、「ニッポン放送のエース」というテロップ付きで紹介された。
- LFクールK時代の挨拶である「はぁ~い、クールKでぇーす」がゲルゲットショッキングセンターの出演者であったミュージシャンのDJ TAKAWO(番組内では「おじいちゃん」)に気に入られ、パーソナリティの井手功二率いるラップグループ「ブランニューモンキーズ」のアルバムに収録された「100%ウソかもね」でサンプリングネタとして使用されている。また、井手が後に組んだ「チャーミースマイル&グリーンヘッド」(チャミグリ!)のベストアルバムに収録されたリミックス音源でも垣花の声を聞くことができる。
- 6ヶ月間家賃を滞納して大家にアパートのドアをはずされた、同棲中に浮気がばれて夏の夜中にアパートの通路に下着姿で正座させられた、後輩男性アナウンサーが挨拶に来たら初対面なのに3万円借りた等の逸話がある。
- 遅刻が多いなど社会人としての自覚に欠ける点が多く、そのため2006年4月のニッポン放送再編の際、フジテレビ側から「垣花だけは絶対に受け入れない」と言われていた。
- 小口絵理子がニッポン放送入社当初(現在はフリーアナウンサー)に、いきなり「千円貸して」とお金をせびられたとのこと。ただし、小口とはとても仲がよく。ニッポン放送携帯サイトでは二人でコーナーを持っており、小口が病気休業する際にはもっとも心配をしていた。
- 『ゆずのオールナイトニッポン』で、ゆずのシークレットライブのチケット販売の詳細説明の際、出番前まで飲酒していたため呂律が回らなくなり、その後の番組で荘口が改めて詳細を説明する事態になった。
- 『ニュースわかんない』で使用していたメールアドレスは現在でも『ショウアップナイタースペシャル・垣花正のサウンドコレクション』で使用されている。
- 2007年4月26日、『森永卓郎と垣花正の朝はニッポン一番ノリ!』のコーナー「森永総研」で丹羽隆志にサイクリングを教わった。それがきっかけで、池袋の東急ハンズ横のサイクリング専門店に行ってエスケープという自転車を買い、ニッポン放送への自転車通勤を始めている(1994年の入社・デビューから2006年まではJR東日本 山手線等で有楽町駅まで(お台場が本社だった時代は山手線から乗り換え、ゆりかもめで台場駅まで)電車通勤していた)。
- 2007年8月、母が宮古島から上京し、垣花、交際相手の西田裕美(後に結婚)と3人で暮らしていた。垣花は、元家庭科教師である母の徹底した栄養管理で3週間ほど肉も米も与えられず、7キロのダイエットに成功、ピーク時から15キロ落として90キロになった。母は西田にレシピを教えて帰って行った。
- 2007年10月1日、『垣花正のあなたとハッピー!』の第1回放送でタイトルコールの前に、『HOT'n HOT お気に入りに追加!』のアシスタント(ナレーターのお姉さん)だった声優の西田裕美と結婚することを発表した。垣花は結婚することを、ニッポン放送の社員や番組スタッフ、『森永卓郎と垣花正の朝はニッポン一番ノリ!』で前の週まで一緒だった森永卓郎、『垣花正のあなたとハッピー!』のアシスタントである徳武樹里などに全く言っていなかったが、和田アキ子にだけは事前に電話で報告していた。2007年12月に入籍、2008年4月6日に結婚披露宴。披露宴の司会は後輩の増田みのりアナウンサー。
- 2008年2月17日、東京マラソンに松本秀夫アナウンサーと共に出場。6時間26分46秒で完走した。その日の夜に焼き肉屋へ行ったものの、疲労のため、生まれて初めて肉を前にして食欲が湧かなかったとのこと。
[編集] 現在の担当番組
- 垣花正のあなたとハッピー!(月曜~金曜8:30~11:30、2007年10月1日~)
- ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回(パーソナリティは和田アキ子)(土曜11:00~13:00)
- 看板娘ホッピー・ミーナの HOPPY HAPPY BAR(パーソナリティは石渡美奈)(火曜~土曜21:57~22:00)
- 垣花正のサウンドコレクション(不定期特番、日曜日以外の野球中継がない日の18:03~21:00、日曜日は山本元気が担当)
[編集] 過去の担当番組
- 垣花正のオールナイトニッポン(1994年10月~1995年8月)
- ゲルゲットショッキングセンター(1995年11月~1999年3月)
- 海砂利水魚のディスコ・ザ・ガマ(アシスタント、クールK名義)
- マル金チャレンジランド(1990年代後半頃放送、LFクールK名義)
- 地上波のV6のallnightnippon SUPER!のインターネット放送、ネット局用の差し替え番組。
- LFクールKのフライデーウルトラカウントダウン(1998年4月~1999年3月)
- LFクールKのLF+Rフライングビート(1999年4月~1999年9月)
- テリーとうえちゃんのってけラジオ(1998年3月~2002年9月、レポーター)※パーソナリティはテリー伊藤とうえやなぎまさひこ
- テリー伊藤のってけラジオ(出演期間は2002年10月~2003年3月、初代特捜班キャップ)※パーソナリティはテリー伊藤
- 高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団(2004年3月19日終了、フラッシュジャーナルのみ)※パーソナリティは高嶋秀武
- 垣花正のニュースわかんない!?(2003年3月31日~2004年3月26日)
- HOT'n HOT お気に入りに追加!(2004年3月29日~2005年3月25日)
- HOT'n HOT もうすぐお気に入りに追加!(2004年10月~2005年3月25日)
- Dreamin' Night(2004年10月~2005年3月)
- junieなフライデー (2004年10月~2005年3月)
- 垣花正のブロードバンド!ニッポン(木曜日)
- 浅倉南のオールナイトニッポン(2004年9月29日)
- 朝はニッポン一番ノリ!
- 森永卓郎 朝はニッポン一番ノリ!(2005年3月28日~2006年3月31日、森永卓郎とダブルパーソナリティ)
- 森永卓郎と垣花正の朝はニッポン一番ノリ!(2006年4月3日~2007年9月28日、森永卓郎とダブルパーソナリティ)
- アミューズメントワールド(2005年8月6日~2007年9月29日、地方局向け裏送り)
- 峰竜太と森永卓郎と垣花正の男はつらいよリクエスト(2006年8月21日)
- 小泉里子 恋する時間(2006年10月7日~2007年3月31日、タイトルコール、提供クレジット紹介のみ)
- オールナイトニッポンアゲイン(2006年10月8日~2007年4月1日、提供クレジットの紹介のみ)
[編集] その他の出演番組
[編集] 他局出演
- アンドロイド・アナMAICO2010(オープニングナレーション、WOWOW)
- FNNスーパーニュース(フジテレビ)
- DAIBAッテキ!(フジテレビ)
- WITH LOVE(ニッポン放送社員役、フジテレビ)
- F(松竹映画)
- 和田アキ子 特別企画ドラマ ザ・介護番長(郵便局員役、TBSテレビ)
- 和田アキ子殺人事件(ビデオ編集スタッフ役、TBSテレビ)
- ドラリオンニュースネットワーク (2007年 ナレーション フジテレビ)
- みゅーじん(2008年3月2日、佐々木秀実を特集した回に『あなたとハッピー!』生放送中の風景として登場、テレビ東京)
[編集] 関連項目
- 和田アキ子
- テリー伊藤
- 森永卓郎(経済アナリスト)
- 高嶋ひでたけ(元ニッポン放送アナウンサー)
- 渡辺真理
- 浜田和幸
- 福田和也
- 神浦元彰
- 田尾安志(野球解説者・東北楽天ゴールデンイーグルス初代監督)
- 海砂利水魚(お笑いコンビ、現在のくりぃむしちゅー)
- 井手コウジ
- 西田裕美(妻)
- 久松五勇士
(※以下はニッポン放送アナウンサー)
[編集] 外部リンク
- ニッポン放送アナウンサープロフィール・垣花正
- 垣花正のにっき
- ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回(ニッポン放送)
- ゲルゲットショッキングセンター(チャミグリドット・コム)