坂町
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坂町(さかちょう)は広島県の町。人口は約13,000人。面積15.65km²。
広島市安芸区、呉市に隣接。湾を隔てて、広島市南区、江田島市とも接する。
隣の広島市安芸区矢野地区とは違い、地主が土地を手離さないため山が多い割には大規模な住宅団地の建設が難しい。(人口は最も多い時期で14,963人)
それが影響してか、広島市と呉市に挟まれた場所にありながら数年前までの若者の流出に歯止めがかからない状態によって、高齢者の割合が周辺の市町と比べても高い。
そのため若者の定住を目指して、「住みよいまち坂町」,「広島市、呉市へのアクセスも便利」などのキャッチフレーズで、現在は広島湾を埋め立てた平成ヶ浜地区にマンション・県営住宅を建設中である。(なお、県営住宅は子育て支援住宅を指し、生涯住むことができるものではない。)
これが功を奏してか若者の流出に歯止めがかかり始め、人口はこれまでとは一転増加傾向に転じている。
なお、山を挟んで反対側には、矢野ニュータウン(広島市安芸区)がある。
目次 |
[編集] 地理
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
[編集] 祭事
伝統的祭事の主なものとして亥の子祭り、八幡山八幡神社秋大祭などがある。
亥の子祭りとは家の繁栄を願って行われる行事であり、地域の者が人の頭程の大きさの石に縄をくくって亥の子歌を歌いながら地面を搗いて回る(亥の子餅を搗くと言う)。行事の前には数日間鬼の面を被った子供が地域を回る。また、坂町内でも刎条と中村地区では亥の子神楽が夜に行われ、子供達や大人が古事記の物語を舞う。
八幡神社秋大祭は例年10月の第二土日に行われる。土曜は夜頃であり、本祭りは日曜日に行われる。比較的古くから人が住んでいた各地区から伝統的な奉納が行われる。最も歴史が古いと言われるのは上条地区の獅子舞である。その他、西側の獅子舞、刎条と浜宮の頂載(ちょうさい、太鼓台の一種)、森浜、中村の屋台、横浜の曳舟が奉納される。特に頂載には「乗り子」と呼ばれる稚児と同様の厚化粧をして豪華な衣装を着た4人の少年が乗り込み、太鼓を叩くのだが、担ぎ手は頂載を手の上に持ち上げては地面に落としたり、激しく交互に傾ける(かやす)など、非常に激しく揉むために少年達は涙で化粧が溶けてパンダ目になりながら太鼓を叩く。各々の歴史と格式から奉納の順序や休む位置などが決まっている。秋大祭ではその他、巫女の舞や御湯掛けといった祭事が執り行われる。
[編集] 行政
- 町長 吉田隆行
[編集] 経済
[編集] 主な店舗
etc
- ファインズ・ギガ・モール(小田億系列)
- アングル〈釣具店〉
[編集] 姉妹都市
[編集] 教育
[編集] 大学
- 呉大学坂キャンパス
[編集] 高等学校
- 私立 広島女子商学園高等学校 ※2008年4月 広島翔洋高等学校に校名変更予定。
[編集] 中学校
[編集] 小学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] バス
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