四暗刻

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四暗刻（スーアンコウ）とは、麻雀における役のひとつ。役満。暗刻を4つ作って和了した時に成立する。門前役。

目次 1 概要 2 牌姿の例 3 余談 4 関連項目

[編集] 概要

対々和の上位役であるが、対々和が明刻であるか暗刻であるかを問わないのに対し、四暗刻は4面子すべてを暗刻にしなければならない。必然的に門前役となる。しかし、多くの役満役が使う牌を限定しているのに対し、四暗刻は使う牌に関して一切の制限がなく、34種どれを使っても構わない。そのため役満の中では比較的出現しやすく、大三元や国士無双とともに初心者が最初に目撃する、もしくは最初に和了する役満のひとつである。また、役満の中でもっとも狙っていることがバレにくい役でもある。

テンパイ形はシャンポン待ちか単騎待ちになる。シャンポン待ちの場合はツモ和了しなければ四暗刻にならない（俗にツモスーと呼ばれ、ロン和了だと4つ目の刻子が明刻扱いとなり、三暗刻＋対々和となってしまう）。単騎待ちの場合はツモ・ロンかかわらず役満となる。また、単騎待ちの四暗刻を四暗刻単騎（俗にスッタンと呼ばれる）としてダブル役満とするルールもある。

[編集] 牌姿の例

（例）シャンポン待ちのケース

このようなシャンポン待ちのテンパイはツモり四暗刻と呼ばれる。かを自力でツモれば四暗刻となるが、ロン和了では対々和三暗刻となり、残念ながら役満にはならない。

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（例）単騎待ちのケース

待ち牌はだけだが、ツモ・ロンにかかわらず四暗刻が成立する。単騎待ちであればダブル役満とする場合もある。

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（例）注意を要する単騎待ち

このケースのように待ち牌が2種類以上ある場合は、なら四暗刻となるが、では三暗刻のみとなる。特に同順内フリテンには注意すべきで、安目のを見逃した同順内は、高目のが出てもロンできない。四暗刻でしかあがるつもりがないのであれば、四暗刻が確定する単騎に受け変えておいたほうが良い。

[編集] 余談

漫画『じゃりン子チエ』には、登場人物のカルメラ兄弟が「香港では（四暗刻は）役がつかない」と語るシーンがある（『じゃりン子チエ』単行本第5巻181-182ページ）。現在では香港式ルールでも四暗刻を役として認めている。

[編集] 関連項目

• 麻雀の役一覧
• 麻雀用語一覧

表・話・編・歴 麻雀の主な役
一翻	立直X / 一発X / 門前清自摸和X / 平和X / 一盃口X / 断ヤオ九(X) / 役牌 / 嶺上開花 / 槍槓 / 海底撈月 / 河底撈魚 / （ドラ）/ （裏ドラX）
二翻	ダブル立直X / 七対子X / 三色同順↓ / 一気通貫↓ / 混全帯ヤオ九↓ / 三色同刻 / 対々和 / 三暗刻 / 三槓子 / 混老頭 / 小三元
三翻	二盃口X / 純全帯ヤオ九↓ / 混一色↓
六翻	清一色↓
役満貫	四暗刻X / 大三元 / 四喜和 / 字一色 / 緑一色 / 清老頭 / 国士無双X / 九蓮宝燈X / 四槓子 / 天和X / 地和X /（数え役満）
その他	流し満貫
X 門前役/↓喰い下がり役