南廻線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 管理者 | 台湾鉄路管理局 |
| 営業距離 | 枋寮＝台東間98.2km |
| 開業日 | 1985年7月開業 1992年10月全線開通 |
| 駅数 | 15 |
| トンネル数 | 35 |
| 電化区間 | 無 |
| 複線区間 | 中央号誌駅 - 古荘駅 |
南廻線（なんかい/ナンフイせん）は、台湾鉄路管理局の鉄道路線。中国語表記は南迴線（注音: ㄋㄢˊ ㄏㄨㄟˊ ㄒㄧㄢˋ、拼音: Nánhúixiàn）。台湾鉄路管理局の路線として台湾一周の環状鉄道として最後に開通した区間。中央山脈を越え険しい海岸線を通過する路線であるため、建設は困難を極めた。全長98.25kmのうち、トンネル区間が38.9kmを占める。
目次 |
[編集] 歴史
- 戦前の日本統治時代から建設の議論はあったが決定には至らず。
- 戦後、1947年～1976年に路線選定および測量が行われる。
- 1980年1月 - 路線決定
- 1980年7月 - 南廻鐵路工程處成立し、建設開始
- 1985年7月 - 卑南(現台東新站)～知本間開通し営業開始
- 1988年1月 - 知本～太麻里間開業
- 1990年12月 - 中央トンネル(8,070m)が貫通
- 1991年12月 - 諸施設が完全に完成していないのに開業式典を挙行し民衆の反発を受ける。数日の無料乗車を経ていったん運転停止
- 1992年1月 - 正式に営業開始
[編集] 使用車両
[編集] 駅一覧
| 駅名 | 駅番号 | 駅間 キロ |
累計 営業 キロ |
等級 | 接続路線 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 枋寮駅 | 203 | 0.0 | 0.0 | 三等 | 屏東線 | 屏東県 | 枋寮郷 |
| 加祿駅 | 204 | 5.3 | 5.3 | 三等 | 枋山郷 | ||
| 内獅駅 | 205 | 3.4 | 8.7 | 三等 | |||
| 枋山駅 | 206 | 4.7 | 13.4 | 簡易 | 獅子郷 | ||
| 枋野信号場 | 207 | 6.8 | 20.2 | 三等 | |||
| 中央信号場 | 208 | 13.2 | 33.4 | 号誌 | |||
| 菩安駅 | 209 | 未供用 | 台東県 | 大武郷 | |||
| 古荘駅 | 210 | 6.8 | 40.2 | 三等 | |||
| 大武駅 | 211 | 3.1 | 43.3 | 三等 | |||
| 富山信号場 | 212 | 51.8 | 未供用 | ||||
| 瀧渓駅 | 213 | 11.1 | 54.4 | 甲簡 | 太麻里郷 | ||
| 多良駅 | 214 | - | 59.8 | 廃止 | |||
| 金崙駅 | 215 | 8.4 | 62.8 | 三等 | |||
| 香蘭駅 | 216 | - | 69.7 | 廃止 | |||
| 太麻里駅 | 217 | 10.9 | 73.7 | 三等 | |||
| 三和駅 | 218 | - | 82.2 | 廃止 | |||
| 知本駅 | 219 | 11.8 | 85.5 | 三等 | 台東市 | ||
| 康楽駅 | 220 | 7.1 | 92.6 | 甲簡 | |||
| 台東駅 | 004 | 4.5 | 97.1 | 一等 | 台東線 | ||
[編集] 関連項目
|
|
|
|---|---|
| 西部幹線 | 縦貫線 (北段) - 海岸線 - 成追線 - 台中線 - 縦貫線 (南段) - 屏東線 |
| 東部幹線 | 宜蘭線 - 北廻線 - 台東線 |
| 南廻線 | 南廻線 |
| 旅客支線 | 平渓線 - 旧山線 - 内湾線 - 集集線 - 林口線 |
| 貨物支線 | 深澳線 - 基隆臨港線 - 台中港線 - 高雄臨港線 - 花蓮臨港線 |
| 建設線 | 沙崙線 - 六家線 - 桃園機場捷運 |
| 計画線 | 恒春線 - 海生館線 - 北宜直線鉄道 - 中横鉄道 |
| 廃止線 | 新店線 - 淡水線 - 新北投線 - 中和線 - 松山飛機場線 - 東勢線 - 神岡線 - 水上機場線 - 東港線 |
