佐藤祥万
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佐藤 祥万 横浜ベイスターズ No.60 |
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基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 栃木県日光市 |
生年月日 | 1989年8月18日(18歳) |
身長 体重 |
172cm 74kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2007年 高校生ドラフト4巡目 |
初出場 | 2008年4月9日 |
年俸 | 480万円(2008年) |
経歴 | |
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佐藤 祥万(さとう しょうま、1989年8月18日 - )は、横浜ベイスターズに所属するプロ野球選手(投手)。
目次 |
[編集] 来歴・人物
[編集] プロ入り前
小学3年生の時に少年野球の所野ブラックパンサーズで野球を始める。最初は外野手だったが、監督に出した年賀状にピッチャーをやりたいと書いて[1]、以来ポジションは投手一筋。日光東中では軟式野球部に所属し、4番打者兼投手として栃木県大会に出場。進学した文星芸大附高では1年生の夏季県大会からベンチ入り。
2年次の夏季県大会では背番号10の2番手投手として4回戦では宇都宮清陵を相手に5回参考記録ながら完全試合を達成。チームを甲子園出場に導いた。第88回全国高等学校野球選手権大会では初戦でダース・ローマシュ匡、上田剛史を擁する関西に逆転勝ち。しかし続く今治西との2回戦では3-12という大敗を喫する。
新チームでは結成当初からエースナンバーを堅守。2年連続での夏の甲子園となった第89回全国高等学校野球選手権大会では、調子が良い時には投球と同時に野球帽が頭部から落下することが話題になった。3回戦まで進出するも、2年連続で熊代聖人擁する今治西の前に敗れた。奇しくも当日は佐藤の誕生日であり、勝利で花を添えることはできなかった。しかし、打者の内角を鋭く突く切れのある速球と多彩な変化球、マウンド度胸の良さが一気に関係者の注目を集め、同年の全日本高校選抜の代表メンバーに選出される。
[編集] プロ時代
2007年10月3日のドラフト会議(高校生ドラフト)で横浜ベイスターズから4巡目指名を受け、10月26日に契約金3500万円・年俸480万円の条件で正式に入団契約を交わした。
2008年3月、1軍キャンプに合流。オープン戦に登板するなど、佐藤由規、中田翔ら高卒ルーキーが相次いで2軍落ちするなか、開幕一軍の期待がかかる。しかし、開幕は2軍スタートとなる。
2008年4月8日、小林太志と共に1軍に選手登録され、翌9日にプロ初登板。ちなみに小林もこの日が初登板であった。
[編集] エピソード
- マウンドでは常に強気な姿勢を保ち感情を露にするタイプで、投球の際には帽子が脱げることもある。涙もろい一面もあり、高校2年次夏季の関西戦では、自身の乱調により敗退寸前まで追い込まれながらチームメイトが驚異的な粘りで逆転サヨナラ勝ちを収め、選手整列の際に号泣した。またその後に敗退した時はチームで最も悔しさを表情に出した。プロ入り後も対巨人戦で阿部慎之助に本塁打を浴びた後や後述するプロ初先発試合での4与死球での降板後にベンチ裏で悔し涙を流す一幕もあった。
- 絶叫マシーンが苦手。2007年日米親善高校野球大会の代表メンバーとして遠征中、カリフォルニアのディズニーランドでチームメイトらとジェットコースターに乗るのを嫌がる様子が記録されている。
- 2007年12月のベイスターズ入団会見で、自分を「ハマの○○」と喩えるならという質問に、日光出身なので「ハマの世界遺産」でお願いしますと答えた。
- オープン戦で二軍落ちを宣告された際、ロッカールームで悔し泣きしたという。この時工藤公康から激励された。
- プロ初先発したヤクルト戦ではセ・リーグ記録タイとなる1試合与死球4の内容で、プロ初先発初勝利とはならなかった。
- 左投であるが、筆記具は右手で持つ。
- 投げる時に左足を擦る癖があり、通常のシューズではすぐ穴が空いてしまうため、キャッチボールには耐久性のある特注シューズを使用している。またピッチングやランニング、ノックで違うシューズを使い分けている。
[編集] 個人記録
- 初登板 - 2008年4月9日、対読売ジャイアンツ戦。8回から3番手で登板。
- 初奪三振 - 同上、李承燁から。
- 初先発 - 2008年5月8日、対東京ヤクルトスワローズ戦。4つの死球を与えるなど、4回2失点で降板。
[編集] 脚注
- ^ 雑誌「週刊ベースボール」(ベースボールマガジン社刊)2008年6月23日号63-65ページ『Let's Talk about Baseball 佐藤祥万』
監督 |
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85大矢明彦 |
コーチ |
72弘田澄男(ヘッド兼打撃)|71波留敏夫(打撃)|77斉藤明夫(投手チーフ)|75野村弘樹(投手)| 79水谷新太郎(内野守備)|73青山道雄(外野守備)|82高橋雅裕(走塁)|86中村武志(バッテリー)| 98片平保彦(バッテリー補佐)|87塚原賢治(ストレングス&コンディショニング)|70ジョン・ターニー(S&C) |
湘南シーレックス |
76田代富雄(監督)|78高木由一(チーフ)|80中根仁(打撃)|74吉田篤史(投手)| 83武藤潤一郎(投手)|81万永貴司(内野守備走塁)|90井上純(外野守備走塁)|84秋元宏作(バッテリー)| 93三浦正行(バッテリー)|89谷川哲也(S&Cチーフ)|95平野元章(S&C)|96杉村繁(育成総合) |
投手 |
10ウッド|11山口俊|12吉川輝昭|13那須野巧|14小林太志|15高宮和也|16川村丈夫|17加藤武治| 18三浦大輔|19染田賢作|20木塚敦志|21吉見祐治|22高崎健太郎|24寺原隼人|27山北茂利| 28秦裕二|30土肥義弘|32松家卓弘|34三橋直樹|35牛田成樹|36入来祐作|37岡本直也| 38桑原謙太朗|41小山田保裕|42ヒューズ|43北篤|44石井裕也|45吉原道臣|46田中健二朗|47工藤公康| 48ウィリアムス|54橋本太郎|57真田裕貴|58阿斗里|60佐藤祥万|64マットホワイト|99横山道哉 |
捕手 |
8相川亮二|29新沼慎二|49斉藤俊雄|59黒羽根利規|61武山真吾|62高森勇気 |
内野手 |
3ジェイジェイ|4北川利之|5石井琢朗|7仁志敏久|23藤田一也|25村田修一| 26佐伯貴弘|52石川雄洋|53野中信吾|55呉本成徳|56斉藤秀光|63梶谷隆幸 |
外野手 |
00河野友軌|0小関竜也|1金城龍彦|2内川聖一|6ビグビー|9下窪陽介|31吉村裕基| 33大西宏明|39内藤雄太|40桑原義行|50下園辰哉|51鈴木尚典|65西崎伸洋|67坂本大空也 |
育成選手 |
111関口雄大(外野手)|112杉本昌都(捕手) |
横浜ベイスターズ 2007年ドラフト指名選手 |
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大学生・社会人 - 1巡目:小林太志 / 3巡目:桑原謙太朗 |
高校生 - 1巡目:田中健二朗 / 3巡目:大田阿斗里 / 4巡目:佐藤祥万 / 5巡目:坂本大空也 |
育成選手 - 1巡目:関口雄大 / 2巡目:杉本昌都 |